2023年11月1日水曜日

痛風発作の体へのダメージ

 痛風発作というのは、アレルギーの一種でもあるんです。


え?

そんな話、聞いたことない?

でも、本当なのですよ。


アレルギーといっても、

アトピーのようなものとは少し違っていて、

急性関節炎は、狭義の意味ではアレルギー反応といえます。

で、一度、痛風発作が発症すると、クセになりやすく、

また再発しやすくなります。


かといって、痛風発作の原因は、

やはり尿酸が体内の関節などに沈着して

(つまり尿酸値が高い)、

たまり過ぎた尿酸結晶が剥がれおちたとき、

白血球がそれを異物と認識して攻撃する、そのときに

激痛の元になる物質が生じる・・

ということには、変わりはないのですけどね。


で。

実はいったん、痛風発作を起こしてしまうと、

毎回毎回、内臓に対するダメージがあります。

それは個人差があるのでしょうけど、

内臓自体が悪くなってしまうような致命的なものではなく、

内臓に負担がかかってしまうことによる、ダメージです。

少し体調が悪くなる程度です。

本人が気がつかないくらいです。


このダメージは比較的、すぐに回復しますが、

痛風発作が体(内臓)に与える影響は

少なからずある、のです。

わずかとはいえ、確実に体調・体力は落ちます。


あと、私の場合、

痛風発作の激痛が起ると、

消炎鎮痛剤(いわゆる、痛み止め)を服用するので、

余計、内臓にダメージがあるのかもしれません。


消炎鎮痛剤の使用限度は

「3日間が限界」といわれています。


これは、痛み止めという薬の性質が、

血管を収縮させて(細くして)、

血流を悪くさせる作用があるからなのです。


血流が悪くなると、いうことは患部にも

血液が流れにくくなり、

剥がれた尿酸結晶を攻撃する白血球も中々、

行きとどかなくなるので、

痛みも軽くなる、という理屈なのです。


ところが、血液には栄養分を乗せて運ぶ、

という大切な働きがあり、

血管が狭くなり、血流が悪くなる、ということが

健康にとって、体にとって、内臓にとって、

良いワケはありません。


この「3日間が限界」という考え方は、

東洋医学のものです。

西洋医学では、

そんなことは言いません、聞いたことがありません。


ですが、西洋医学では、患者の苦痛を軽減することを

最大限に尊重するので、間違っているとも言えません。

むしろ、大多数の人々はこれが正しいと思うでしょうね。


私自身は、どうなのかというと、

痛み止めは、たいてい、3日間以上飲みます。

痛風発作が極度のときは、

たった3日でピークが治まることは稀だからです。


ですので、知識として

「消炎鎮痛剤の使用は3日が限界説」を知っていても、

そのとおり、あまり守っていません。

なんといっても、痛風発作は痛いですから。

ハンパじゃなく、痛いですから。


でも、なるべくなら、飲みたくない、最小限にしたい、

とは思っています。