2023年9月1日金曜日

この夏、痛風発作が出たら、しようと思うこと

冬も終わり、いつのまにか春がやってきました。

そして、春になると、


あっ   


という間にやってくるのが夏です。


私の場合、夏場の暑い時期がくると、

毎年のように痛風発作で苦しむことになるので

つらい季節となる場合が多いです。


近年ではいろいろ対策を講じているというか、

自分で良いと思うことを試したりしているせいなのか、

発作が出ても昔に比べたら、その痛みや腫れは

比較的軽くするんでいるように思います。


ですが、ラクな痛風発作など有り得ません。

出る以上は、激痛に のたうち苦しむこととなります。


ああ、なんとか ならんものなのでしょうか。


発作が出たときのことなんか 考えるのもイヤですが、

自分が次に痛風発作が出たときに

しようと思うことを考えてみました。


まず、その発作の痛みに泣きじゃくります

・・・じゃなくて。


そうなる前に痛風発作の場合は、自分にしか

わからない“予兆”のようなものが起こると思います。


左足の親指の付け根の関節が、疼いたりムズムズしたり、

なにかしら妙な違和感のようなものがある、そんな感じです。

これは数日、もしくは数週間前に起こる場合もありますが、

痛風発作の当日、直前の数時間前にも起こります。


この発作が起こる予兆の段階(発作が起こる当日の方です。

患部が赤く腫れそうになってきたら)で、

コルヒチンという薬を飲むと発作を

未然に (たいていは) 防げます。


このコルヒチンという薬は、近所のお医者で痛風だといえば

処方してもらえます。

(最近は、処方されない病院が増えたと聞いたことがあります)


もらったら全部飲んでしまわずに、次の発作のときのために

保険がわりじゃないですが、

万が一のために保管しておくと良いです。


この薬は、普通の薬局では売られていないです。

買いに行ったことがないので知りませんけど。

(実は、市販されているそうですね。私が知らなかっただけで)


コルヒチンの原材料は

アルカロイドという麻薬成分の一種でもあります。

麻薬といえば語弊がありますが、モルヒネとかも

痛み止めの一種として医療用に使われていますからね。


私も昔はコルヒチンを飲んでいましたが、今では

もう飲まないようにしています。

(理由は今まで何度も書いているし、長くなるので割愛)


たぶん、将来的には

お医者も痛風患者に この薬を推奨しなくなるのではないか、

と思います。


で。


コルヒチンを飲まない私の場合、

もうすぐ来るな来るな、とわかっていても、

なすすべもなく、まずいなマズイな、と思っているうちに、

たちまちのうちに足 (とは限りませんが) は

腫れあがってきます。

赤黒く腫れた患部は同時に激痛を伴います。

そして、時間の経過とともに、まともに

歩けなくなってきます。


こうなってくると、仕方がないので

痛み止めを飲みます。

私の場合はロキソニン。

これは、いつも行く(痛いときだけですが)

近所のお医者の先生が処方してくださるので、

これを飲むようにしています。


で、あとは なるべく安静にしています。

・・・といっても

翌日には仕事に行かなきゃならないので、

どんなに よろけていても(なんとか)

歩ければ仕事に出かけます。


風呂もやめておいたほうがいいです。

風呂がダメなのではなく、湯船につかって

あたたまり血行を良くすることが

痛風発作の痛みと腫れをひどくするのです。


でも、本当は血行を良くした方が

早く治る、はやく治まるのですよ。

なんだか矛盾するようですが。


痛風発作の痛みは、関節など

体内の比較的冷たい部分に沈着した

尿酸結晶がたまりすぎて剥がれることに

起因しています。

剥がれるのが痛いのではなく、

剥がれるときに血液中の白血球が

それを異物と認識して攻撃するのです。

攻撃のときに痛みに変わる物質を出すためです。


ということは。

血流を良くして患部へ血液がよく巡るようにすると、

同時に白血球もたくさん患部に巡るということ。

すなわち、白血球が多いと痛みも強くなる、

ということになります。


痛みは酷くなりますが、本当は

痛風発作で痛いときこそ、

歩いたり風呂に入ったりして血行を良くした方が

(理屈の上では)望ましいのです。

長引くことが少なく早く治まりますから。

つまり、体内に沈着した尿酸結晶の掃除が進む、

ということ。


だから、本当ならば、痛いときこそ、

なるべく歩くべきなのです。


痛み止めの薬も、しかりです。

痛み止めというのは、血管を収縮させて、

血液の巡りを悪くすることによって、血液があまり

痛いところへ巡らないようにさせて

痛みを緩和させる作用があります。

痛みが和らぐのは、発作の激痛で苦しんでいるときは

本当にありがたいですが、同様の理由で、

これも痛風発作の終焉を遅くする原因となります。


以上のような理由で、痛風発作を早く治めるためには

安静にしているより、歩いたほうが良い、

という結論になります。


でもね。

実際、痛風発作の激痛に苦しんでいるときに、

歩こうという気になれません。

っていうか、ロクに歩けません。


ですので、私の場合、

わかっていても、痛風発作が出ると

やはり安静にして、風呂で温まるのも控えて、

なるべく歩かないようにします。


知っているというのと、自分がそれを実行するのは

また別です。

痛風発作は本当に痛いですらね。


ただ、痛み止め(ロキソニンなど)ですが、前述の理由で

血流が悪くなるので、痛みの程度が少しマシになったら、

飲むのはやめます。

副作用とかは あまり気にしたことはないですが、

できれば、これは飲みたくない薬です。


それから、コーヒーですが、

これは尿酸値を下げる効果がある

(たくさん飲めば)と言われていて、

推奨している お医者もいるそうですが、

これは普段から予防的に飲むもので、

痛風発作の極期に飲んでも

これで痛みが治まったりすることはないと思います。


あと、生タマネギ。

根拠があるのかどうかはわかりませんが、

「水に晒さず、生のまま

玉ネギを食べると痛風発作が緩和される」

という民間療法があります。


ホントですかね?

都市伝説じゃないでしょうね??


でも、痛風発作の真っ最中は、あまりの痛さで

藁にもすがる思いなので、たぶん、

生タマネギも食べてみると思います。


こんなんで、おさまれば いいんですが。