サラダは、おいしくタップリ野菜を食べられる
健康食でもあります。
で、このヘルシーなサラダですが、
サラダを、お腹一杯食べるのは良くないの?
痛風で尿酸値が上がるとか、下がるとか
気にしている人にとっては、
「サラダを、お腹一杯食べるのは“良くない”」のです。
えっ・・!?
サラダが良くないの!?
ですが、
「肉を、お腹一杯食べるのは、もっと良くない」のです。
ええと、優先順位を“おみくじ”ふうに書き表してみます。
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大凶:「肉を、お腹一杯食べる」
凶:「サラダを、お腹一杯食べる」
吉:「肉を、腹八分目に食べる」
大吉:「サラダを、腹八分目に食べる」
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要するに、肉やサラダに関わらず、
「お腹一杯食べる」ということが良くないだけなのです。
肉に含まれるタンパク質も、
野菜に含まれるビタミン・ミネラルも
いずれも体にとって必要なものですが、
だからといって、お腹いっぱい食べるということは、
痛風にとってはあまり望ましくありません。
(たんぱく質は、動物性タンパク質よりも
植物性タンパク質の方が望ましいとも言われています)
食事は、体内に入ると肝臓で分解されますが、
そのときに尿酸が作られます。
食べれば食べるほど、尿酸は多く作られますので、
満腹まで、苦しい、もう食べられないよ~、というまで
食べるよりは、もうちょっと食べられるんだけどな、
もう少し食べたいんだけどなあ、というくらいで
やめておいたほうが、あまり尿酸値を上げずにすみます。
それに、肉・魚などは、尿を少し酸性に傾けますし、
野菜は尿をアルカリ性に傾けます。
この、
尿のアルカリ、酸性というのは何かというと、
尿酸は酸性尿には溶けにくく、アルカリ性には
溶けやすいことから、尿はアルカリ性に傾けるほうが
望ましい、と考えられています。
尿にたくさん溶けたほうが、尿酸も(同時に)たくさん
体外に排泄できますからね。
それには、ライオンのように肉ばかり食べていてはダメだ、
ということです。
(ライオンは肉だけ食べていても痛風にはなりませんが)
だからといって、肉や魚を全く食べないのが
すばらしい痛風改善法ではありません。
野菜だけ食べていても、栄養バランスが偏りすぎて、
他の病気になってしまうかも?
肉も魚も少しなら食べたら良いと思いますし、
野菜が体に良いからといって、野菜だけ食べているのが
良いはずはありません。
バランス良く、いろいろな食品を食べる。
でも、食べ過ぎに要注意!
腹八分目に気をつけるなら、プリン体を多く含む食品とか
そんなに神経質にならなくても大丈夫ですよ。
要は、痛風に苦しんでいるのなら、
満腹まで食べちゃダメ、という話なのです。