2022年5月5日木曜日

アンセリンを含む 食品

アンセリンとはイミダゾールペプチドの一種で、

β-アラニンとメチルヒスチジンが結合している成分です。


イミダゾールペプチドはほかにも、

カルノシンがそうです。

アンセリンは動物の筋肉組織に含まれている成分です。

私たち人間の筋肉にも含まれています。


しかし人間の筋肉の中には、アンセリンよりも

カルノシンが多く含まれています。

豚や牛、馬などもカルノシンの方が

割合としては多いです。

それがうさぎやヒツジなどになると

アンセリンの割合が大きくなって、

筋肉中に含まれる量はほぼ一緒になります。


そして鶏を含めた鳥類になると、

カルノシンの2~3倍のアンセリンが

筋肉中に含まれます。

さらにカツオやマグロの大型回遊魚の魚類では、

筋肉中に含まれるイミダゾールペプチドの大半が

アンセリンとなります。


アンセリンには、疲労物質と呼ばれる乳酸の分解を

スムーズにする働きがあります。

このため疲労が蓄積しにくく、いつまでも

運動し続けることができます。

疲労回復効果にも優れています。

このため、カツオやマグロのような

長距離を移動する回遊魚には多く含まれているわけです。


私たち人間がアンセリンを摂取しても、

抗疲労作用が期待できます。

激しい運動をした後の体のダメージや

酸素消費の高い脳を保護するための効果が

期待されています。


その他にも、抗酸化作用に優れているので

老化を防ぐ作用もあります。

さらに、体内で生成される老廃物である尿酸が

体内に溜まり過ぎないようにする働きもあります。


尿酸が過剰に溜まってしまうと、

激痛をもたらす痛風の発作が起こります。

痛風予防や対策で、アンセリンは注目されているのです。


アンセリンは動物由来の成分です。

このため、アンセリンを含む食料となると

魚や肉ということになります。

先ほども紹介したように、特に

アンセリンを多く含む食品は、

マグロやカツオ、シャケといった魚が代表的です。

肉で摂取したいと思うのであれば、

鶏肉にアンセリンが多く含まれています。


ただし毎日アンセリンを摂取して、

抗疲労作用や抗酸化作用、尿酸値を

抑制する効果を期待するのであれば、

以上の食品を大量に食べないといけません。


これは栄養バランスの側面から見ても、

料理を楽しむという側面から見ても

厳しいものがあります。

カツオとマグロ、シャケ、鶏肉のローテーションで

食事をしていては、さすがに飽きてしまいます。


しかもカツオなどはプリン体を多く含みます。

痛風対策でアンセリンを摂取する人にとって、

その効果が半減してしまいます。


というのも尿酸が生成されるのは、

プリン体を分解するときだからです。

つまりプリン体を多く含む食材を食べ続けることは、

尿酸を生み出すリスクを高めてしまいます。

痛風の治療を受けたことのある人は、

プリン体を多く含む食品の食べ過ぎに注意すること

といわれたことがあるはずです。


そこで、もし毎日継続してアンセリンを摂取したい

と思っているのであれば、

サプリメントを活用することです。

サプリメントであれば、

凝縮してアンセリンを配合しているので

効率よく摂取できます。


しかも、水やおさゆがあればどこでも

簡単に摂取できるところも魅力です。

スーツのポケットなどに簡単に入る

コンパクトなサイズをしているので、

旅行や出張するときにも携帯できます。

ドラッグストアや通販サイトで販売されているので、

どのような商品があるのか

一度チェックしてみるのはいかがですか?


サプリメントを摂取するときには、

それぞれの商品に目標摂取量が

決められていると思います。

もともと私たちが食べる食品に含まれている成分なので、

副作用のリスクはありません。

しかし過剰摂取をすると

何らかの問題が出てくる可能性も否定できないので、

適量摂取を心がけるようにしてください。


田七人参と尿酸値

血液検査を受けると「尿酸」

という項目がありますが、

これは「尿酸値」のことです。


尿酸値で7.0㎎/dl以上になっている人は、

高尿酸血症という病気と診断されます。

高尿酸血症自体は、別に何か自覚症状が

現れないことも多いです。

しかし高尿酸血症の状態が続くと、

痛風発作を起こす可能性があるので

注意しないといけません。

痛風とは、尿酸が血中に溶けなくて

結晶化することで引き起こされます。

結晶化した尿酸が関節に沈着すると、

関節炎を引き起こします。

痛風は、風に当たっても痛い、というところから

呼び名が付けられた、と

一般的には考えられているようです。


このような激痛を引き起こすのは、関節炎です。

高尿酸血症の基準値は、これ以上

尿酸が体内で発生すると

血液の中に溶けきれなくなるボーダーライン

だと思って下さい。


この痛風対策をするには、尿酸値を下げ、

高尿酸血症の基準値から

できるだけ離れた尿酸値にしないといけません。

尿酸とは、プリン体という物質を

体内で分解した時に残る燃えカスのようなものだ

と思って下さい。

プリン体の含まれる食べ物を食べた、

新陳代謝によって細胞が再生するときに

プリン体は分解されて尿酸が産み出されます。

ただし尿酸は通常便や尿で排出されるので、

一定の数値を維持できます。


尿酸値を下げるためには、

尿酸をできるだけ発生させず、

そして尿として尿酸を排出して、尿酸が

体内で余らないようにする必要があります。

この2つの側面に対して

効果の期待できる健康食品として、

田七人参があります。


田七人参と聞いて

ピンとこない人もいるかもしれませんが、

朝鮮人参と似たようなものと思って下さい。

ただし朝鮮人参と比較すると、サポニンが

圧倒的に多く含まれているのが特徴です。

朝鮮人参の7倍ものサポニンが

含まれていると言われています。


このサポニンに、尿酸値を低下させる作用が

期待されているのです。

まずサポニンは、肝臓に働きかける働きがあります。

肝臓でプリン体は分解されて、尿酸が作り出されます。

サポニンには肝臓内にあるプリン体を

減少する働きがあると言われていて、

プリン体の分解を少なくし、結果的に

尿酸の生成量を少なくする効果が

期待できるのです。


さらに尿酸を排出して、尿酸値を低くする効能も

サポニンにはあります。

加えてサポニンには、腎機能を強化する効果がある

と言われています。

腎機能を強化してろ過作用を高めることで、

尿酸を尿の中に取り入れて

排出作用を高められます。


このように痛風対策の基本である、尿酸を作らない、

尿酸を排出するの両方に働きかけができるので、

田七人参は注目されているわけです。


さらに田七人参には、消腫効果(腫れ物を消すこと)

も期待されています。

痛風発作は関節の炎症によってもたらされます。

この炎症を鎮める作用があるので、発作が起きても

田七人参を摂取すれば症状軽減の効果があるわけです。


高尿酸血症の人が必ずしも痛風に 

り患するわけではありません。

一方で、高尿酸血症の症状を放置していいか

というと決してそうでもありません。

高尿酸血症には、ほかにも

メタボや高血圧症、糖尿病といった病気と

合併しやすいと言われています。

しかもこれらの生活習慣病と実際に合併すると、

今度は動脈硬化のリスクが高まります。

動脈硬化を放置すると、今度は

心筋梗塞や脳卒中の原因にもなりかねません。


このように高尿酸血症と診断されて

そのまま放っておくことは、

決してメリットをもたらしません。

自覚症状のない状態で、症状を悪化させる人も多いです。

高尿酸血症と診断されたのであれば、

自覚症状がなくても

早めの対策を講じることが重要です。

まず生活習慣を改めて、健康な生活を送るように心がける、

田七人参などのサプリメントを摂取して

尿酸値を低くするように、

日頃から努力するなどの対策に

取り組むのもいいと思います。


2022年5月4日水曜日

アンセリン&栄養素

痛風発作が起きると、ほかのことが

何もできなくなるくらいの激痛を伴います。

歩けない、それ以前に

立ち上がれなくなってしまうほどの激痛とも。


痛風がなぜ起きるかというと、体内に

尿酸が過剰に溜まり結晶化してしまうことです。

結晶化した尿酸は、白血球が異物とみなして

攻撃を仕掛けてきます。

このため、炎症が起こり

痛風発作独特の激痛を引き起こすわけです。

痛風対策や予防をするためには、

いかに尿酸を体内に溜めこまないようにするかが

ポイントになります。

そこで注目されているのが、

アンセリンという栄養素です。


アンセリンとは、

β-アラニンとメチルヒスチジンという

2つのアミノ酸が結びついた構造をしている

ペプチドです。


私たち人間を含め、動物の骨格筋の中に

含まれている栄養素です。

マグロやカツオ、サケ、サメ、鳥類の筋肉に

特に多く含まれている栄養素といわれています。


もともとうまみ成分として知られていた

栄養素なのですが、マグロやカツオなど

長距離を高速で泳げる回遊魚の筋肉の中に

多く含まれることから、運動能力に

関係しているのではないかと注目されています。


そこで現在、世界中で

アンセリンの研究が進められています。

その結果、代表的な効果として

抗疲労効果と尿酸値降下作用のあることが

わかりつつあります。


抗疲労作用の実験に関して行われた事例があって、

慢性的な疲労やストレスを感じている

男女32名を対象に2つのグループに分けました。

そして一方にはアンセリンカプセルを、

もう一方にはプラセボのカプセルを摂取させました。


その結果、プラセボカプセルと比較して

アンセリンカプセルを摂取したグループは

摂取し始めてから1週間後から

はっきりとした疲労感の軽減が確認されました。


このため、アスリートを中心として

アンセリンの配合されているサプリメントを

摂取する傾向が高まっています。


尿酸値とアンセリンの関係性に関しても、

実験が行われました。

尿酸値は6.5ml/dl~8.0ml/dlの男性を対象にして、

こちらも抗疲労作用と同様で

プラセボとアンセリンを処方する2つのグループに分けて、

尿酸値の変動をデータにまとめました。


プラセボのグループは尿酸値が上昇したのに対して、

アンセリンのグループは尿酸値が減少に転じました。

7.0ml/dl以上が高尿酸血症の範囲なのですが、

実験前は平均7.19ml/dlだった数値が

2週間後には6.97ml/dlとなり、

正常値にまで低下しています。


このように尿酸値を下げた要因として、

2つのアンセリンの作用が関係している

とみられています。

一つは、尿酸を過剰に産生するのを

抑制してくれる効果があるからです。

アンセリンにはHPRTという酵素を

増やす働きがあります。

HPRTはプリン体が分解されて

尿酸を作り出さないようにするため、

プリン体にもう一度戻す働きがあります。


このため体内で尿酸が作られにくくなって、

尿酸値の低下につながっていると

考えられています。

もう一つは、尿酸の排泄機能の向上です。

尿酸は尿によって排泄されます。

この時、過度の飲酒や慢性的な疲労によって

乳酸がたまってしまうと、

尿酸の排泄を妨げてしまうことがあります。

アンセリンには乳酸の代謝をするLDHという

酵素の量を増やす作用もあります。

このため乳酸が体内に溜まりにくくなって、

尿酸をスムーズに尿として

排泄できるようになるわけです。


よって尿酸値を低くする作用は、

痛風予防に効果が期待できるとして

注目されています。


900万人を超える痛風患者と予備軍がいる

とも言われているので、

今後アンセリンを摂取する人も

増えるのではないでしょうか?

実際アンセリンの配合されているサプリメントも、

いくつかのメーカーで販売されつつあります。


田七人参&効果 効能

田七人参という、朝鮮人参の親戚にあたるような

健康食品があります。


田七人参には様々な健康効果があるということで、

注目を集めています。

その中でも、田七人参の主成分である

サポニンの効果は多岐に渡ります。

サポニンの効能として、炎症抑制作用があります。

この炎症抑制作用は肝炎に対して

一定の効果が期待できるといいます。

しかもサポニンと肝臓の関係性に関しては、

実験でも立証されています。


人間のB型肝炎ウイルスと

アヒルのB型肝炎ウイルスは似ています。

そこでアヒルのB型肝炎ウイルスに感染している

アヒルを実験対象にして、田七人参と他の漢方薬、

抗ウイルス作用を持つ医薬品を投与する

3つのグループに分類して、経過観察を行いました。


その結果肝臓を摘出してみたところ、

田七人参を投与したアヒルの肝臓は

肝炎の症状の範囲が抑えられていたことが

分かりました。

このため、肝細胞の破壊を最小限にとどめ、

肝機能の回復に寄与するのではないか

とみられています。


もともと肝臓には、

自力で修復できる優れた能力があります。

このため傷ついた範囲を限定できれば、

より早く肝機能を回復できる可能性が

高まるわけです。


また、この抗炎症作用は痛風発作に

対しても効果が期待できます。

痛風は足の指などで激痛をもたらすのが

特徴の症状です。

この激痛をもたらすのは、

関節で急性の炎症を起こすからです。

もし炎症を起こして痛風発作を起こした

としても、サポニンの力で炎症を抑制できれば、

症状の緩和が期待できます。


田七人参の効果・効能として、ほかに

糖尿病の改善効果も期待されています。

食生活が欧米化した、オートメーション化で

運動不足に陥る人が多く

糖尿病にり患する人も増えています。


糖尿病は本来糖分を分解するインスリンの量が

少なくなって、糖分の分解ができなくなって

血糖値の高くなることで引き起こされます。

インスリンは、膵臓のランゲルハンス島

と言う所で生成されます。

インスリンを作り出す細胞は、

活性酸素に対するもろさを持っています。

糖尿病にかかっている人の中には、

活性酸素の攻撃を受けインスリンを十分生成できず、

高血糖の状態が続いているケースも見られます。


田七人参のサポニンには、優れた抗酸化作用があります。

活性酸素を排除できるので、

インスリンの生成能力を回復し、

糖尿病の症状を改善できる可能性がある

とみられているのです。


さらに田七人参にはもともと、

血液成分のバランスを整える働きもあるといいます。

血液のバランスを整えることで、

血液の循環をスムーズにする力があります。

特にサポニンには、

血液中の中性脂肪やコレステロールなどを

体外に排出する効果があります。

血液中のごみをきれいに洗い流してくれ、

ドロドロ血液からサラサラの血液に変えてくれます。

血液がドロドロになると、血管の中で

詰まりを起こしやすくなります。


そうすると、心筋梗塞や脳梗塞といった

深刻な病気を引き起こす可能性もあるわけです。

このような生活習慣病を予防する意味でも、

田七人参の効能は重要です。


また、血液がスムーズに流れないというのは、

貧血を起こす原因にもなりえます。

貧血をたびたび起こす人は、田七人参を摂取して

血液の流れをスムーズにしてみるのも

ひとつの方法です。


田七人参にはサポニンの他にも、

フラボノイドという成分も配合されています。

フラボノイドには血管を拡張する効能や、

血管をしなやかにする効果があると言われています。


これらの作用によって、

血圧を下げる効果も期待できます。

高血圧症と診断されたことのある人も、

田七人参を摂取する習慣をつければ

体を健康な状態に持っていける可能性は高まります。


田七人参はサプリメントやドリンクタイプなど、

様々な商品が販売されています。

健康のケアをしたいという人は

購入を検討してみるのも良いかもしれません。


2022年5月3日火曜日

アンセリンの飲み合わせ

アンセリンは痛風に対して

効果の期待できる成分として、注目を集めています。

痛風発作を起こしてしまうのは、血中の尿酸が

高くなってしまうことが関係しています。


尿酸ができるのは、

プリン体を分解する過程の中です。

そしてアンセリンには、このプリン体が

分解されて余計な尿酸を作る前に、

今一度プリン体に合成し直す働きを促します。


また余分な尿酸を尿や便、

汗などで排出する働きもあります。

尿酸を余計に作らせない、尿酸を

体外に出すという両面の働きによって、

尿酸値を低くし、痛風発作のリスクを

低減してくれます。


痛風というと、風にあたっても痛いと書きますが、

尿酸値の高い状態というのは、

いろいろな他の症状を引き起こすリスクも

高めてしまいます。


具体的には腎不全や尿路結石を誘発することがあります。

さらにほかの生活習慣病と合併症を

引き起こす危険性もあり、動脈硬化や高血圧、

心筋梗塞などの発症リスクも高めます。


痛風というと痛みがきついものの、

命に係わるような重大な病気ではない

イメージを持っている人も多いです。

しかし実際にはこのように、処置を誤ると

深刻な病状に発展するケースもあるので

決して侮れない病気なのです。

お酒をよく飲む人、肉料理を好んで食べ、

栄養バランスの偏りが気になる人はアンセリンを

摂取して痛風対策をするのも

一つの方法かもしれません。


ところでこのアンセリンですが、

いろいろな所で研究が行われています。

痛風以外にも抗疲労作用や抗酸化作用による

アンチエイジング効果、生活習慣病の予防などに

効果が期待されているからです。


その研究の中には、ほかの医薬品との

飲み合わせの研究も行われています。

サプリメントの飲み合わせに関して

解説しているサイトも見られますが、

医薬品を常用している人は

サプリを摂取するときに注意した方がいい

とよく紹介されています。


両者の効用を殺し合ってしまう、

逆に必要以上の大きな効果をもたらす

リスクがあるからです。

しかし痛風対策としてアンセリンを摂取する場合、

治療薬と併用した方がいいというデータも

出てきています。


ある医学部とクリニックが協力して、

尿酸降下剤を使って治療している痛風患者に

アンセリンを1日50mgずつ投与して、

尿酸値の推移を検証した実験がありました。


初診時の尿酸値の平均は6.20㎎/dlでした。

これが尿酸降下剤とアンセリンの飲み合わせを

実施したところ、1か月後には5.70㎎/dlになりました。

同じく2か月後は5.61㎎/dl、3か月後には

5.64㎎/dlになりました。


研究チームはこの実験結果を踏まえ、

尿酸降下剤とアンセリンを併用することは

尿酸値を低下するにあたり、

有用であるとの結論を出しています。

もし痛風の治療を実際に行っていて、

尿酸を下げる薬を服用しているのであれば、

アンセリンのサプリメントも一緒に摂取してみると、

尿酸値をより効率よく下げられる可能性があります。


ただしほかのサプリをすでに摂取している人は、

飲み合わせを注意すべきです。

成分が重複していると、

過剰摂取をしてしまう危険性があります。

成分の異なるサプリメントであっても、

多数併用している人は

過剰作用の恐れも考えられます。


もしいろいろなサプリメントを併用していて、

かつこれからアンセリンも使用しようと

思っているのであれば、

主治医などに相談をすべきです。

専門家に併用の危険性はないかどうかを

確認した上で、摂取するように心がけてください。

また、摂取量は体調と相談をしながら

調節することも大事です。

もし体調が少し悪いというのであれば、

摂取量を控えるなどの対処をすることです。


田七人参と腎臓

健康にいいサプリメントは

いろいろと販売されていますが、

その中の一つに、

田七人参のエキスの配合されたサプリメントも

いくつかのメーカーから販売されています。


田七人参という植物は

あまり知られていないかもしれませんが、

朝鮮人参の仲間でサポニンなどの

栄養分が豊富に含まれています。

中国では古来から、体にいい生薬として

愛用されてきました。

田七人参には様々な健康効果が期待できますが、

その中の一つに腎臓の機能を

アップさせる効果が期待されています。

腎機能がアップすれば、

尿の排泄量も多くなります。


私たちの尿量を増やすにあたって、

腎機能ともう一つ利尿ホルモンが

活発に作られることも必須の条件となります。

利尿ホルモンは、心臓で

作られていることがわかります。

心臓の周辺の血流が滞りがちになると、

利尿ホルモンの生成能力がダウンしてしまいます。


その結果、尿の量が少なくなってしまって、

むくみを引き起こしやすくなります。

尿がうまく排出できないということは、

余分な水分を

体内にためこむことになりかねません。

そうすると血管内の圧力を高めてしまって、

いわゆる高血圧の状態を

引き起こしやすくしてしまいます。

その結果、心臓の負担も

大きくなってしまうわけです。

田七人参には、冠状動脈を拡張する効果があって、

血圧を低くする効果があります。

また、心臓で作られている利尿ホルモンの量を

増やす効果も期待されているので、

腎機能を高める効果も期待されています。


田七人参を実際に飲むようになって、

尿の量が増えたとか、

尿が勢い良く出るようになった、

おしっこの切れがよくなった

という体験談をしばしば見かけます。


先ほど紹介したように、

血流を高めることで利尿ホルモンが

心臓でスムーズに作られるようになったことで、

尿が出やすくなったことも

一因として挙げられます。


その他には、腎臓におけるタンパク質の合成を

促進する効果が田七人参には

あるといわれています。

その結果、腎臓のもともとの機能である血液を

ろ過する機能がアップして、

尿の排泄量が増えたのではないかと

考えられています。

ただし腎臓と田七人参の関係に関しては、

まだ詳しいメカニズムは分かっていません。


また、田七人参には痛風の予防や

改善効果も報告されています。

痛風とは、足の親指の付け根を中心として

激痛をもたらす症状をさします。

痛風は、体内に尿酸という老廃物の一種が

過剰に溜まることで発症します。

血液検査をすると、尿酸という項目があります。

尿酸値が7.0㎎/dl以上になると

高尿酸血症と診断され、

痛風発作をいつ起こしてもおかしくない状態です。


この尿酸が体内に過剰に溜まってしまうというのは、

腎臓にも悪影響をもたらします。

腎臓に尿酸が過剰に溜まってしまうと、

腎機能が低下してしまいます。

痛風腎といわれる症状です。

尿酸は、尿として排出することで

尿酸値を下げていきます。

ところが尿酸が腎臓事態に過剰に溜まって

腎機能がダウンしてしまうと、

ますます尿酸値を上昇させてしまいます。

そしてそのことが、さらなる腎臓の機能低下を招き、

という悪循環に入ってしまいます。

その結果、腎不全といった深刻な病気を引き起こす

きっかけになりかねないのです。


田七人参には尿酸の生成を抑止する効果の他にも、

腎臓に働きかけて尿酸を尿として

排出するのを促す作用もあります。


痛風だけでなく、痛風腎予防の側面でも、

田七人参は効果が十分に期待できるわけです。

田七人参の配合されているサプリメントは、

通販サイトを中心に販売されています。

血液検査で尿酸値の値が高かった、

偏った食生活をしていて

生活習慣が乱れ気味という自覚のある人は、

田七人参のサプリを摂取する習慣を

つけてみるのはいかがですか?


2022年5月2日月曜日

痛風&初期症状 指先 

痛風の初期症状として

指先に症状が出るという事は比較的多くあります。

指先は手と足がありますが、

特に起こりやすいのは足の指先です。

痛風は本格的な症状が始まると

激痛とも言えるような痛みが生じますが、

初期症状の段階では

まだそれほど大きな痛みではなく、

耐えられる場合がほとんどです。


ですがそれが逆に痛風と気付かずに

放っておく原因にもなります。

何か違和感はあるけれどそれほどひどくないし

放っておこうと考えていると、突然激痛に変わり、

痛風と気付くという場合が良くあります。

初期症状の傾向について知っておくと

事前の予防がしやすくなります。


まずは腫れが生じます。

指が腫れてきて痛みがある場合もあります。

腫れの大きさはそれほど大きくはありませんが、

普通の虫に刺されたよりは

大きな腫れになる事も多いです。

痛みもちくちくとした痛みを感じ、日常生活には

支障をきたさない程度の痛みではありますが、

むずかゆい感覚になる事もあります。

虫に刺されたとか、最近仕事が忙しくて

その影響が出てきたかな

と安易に考えてしまいがちですが、

他の初期症状も出ていないか確認しましょう。


腫れの他にも炎症が生じる場合もあります。

こちらも炎症の症状としては軽度ですが

ひりひりとした感覚になります。

熱を少し持っており、赤みが生じます。

靴下などで擦れると

少し痛みも感じるため気になる事もあります。

また、症状がまだ軽いうちは

かゆみのように感じる事もあります。


痛風の初期症状だと思ったら、

行える事としては3つあります。


まず、1つ目は水を沢山飲むという事です。

痛風は体内の尿酸の量が多くなる事で

発症しますが、体外にその尿酸を排出させる事で

症状を抑える事ができる場合もあります。

そのため、目安としては1日で2リットルほどの

水を飲むようにすると良いでしょう。


2つ目、次に病院に行く事です。

症状を見てもらい、痛風だと診断されたら

処方された薬を飲んでおくようにしましょう。

激痛が始まる前に飲む事ができれば痛みを

緩和する事ができます。


3つ目はコルヒチンという薬を飲む事です。

コルヒチンは初期症状の段階で飲むと

痛風に効果的な薬です。

ただし、医師の診断に従って

服用するようにしてください。


痛風発作時の治療は 

痛風発作時の治療は病院に行って

医師に診断をして貰い、状況に合わせた薬を

処方して貰うのが効果的です。

痛風発作は非常に強い痛みを伴うので

自分だけでは対処しきれないという方が多いです。

そのため、強い痛みを感じたら無理をせずに

なるべく早く病院に行くようにしましょう。


病院に行くとまずは診察をしてもらい、

痛風の治療のための薬を処方して貰います。

薬には様々な種類がありますが、まずは

体内の尿酸値を改善する薬です。

痛風は体内に存在する尿酸という物質が

原因となっています。

この尿酸の量を正常な値に戻すための薬が処方されます。

これには二種類あり、尿酸の排出を促進してくれる薬と

尿酸が体内で作られるのを抑えてくれる働きを持つ薬の

二種類があります。

尿酸は尿として排出されますが、尿には

酸性、アルカリ性の度合いがあります。

これが酸性に傾いていると

尿酸が排出されにくくなります。

薬を飲む事でアルカリ性に尿を保ちやすくなり、

スムーズに排出しやすくなります。


また、尿酸は体内にプリン体という物質が取り込まれ、

そのプリン体が燃やされる事で生じます。

薬を飲んでおくとこの尿酸が作られる反応が抑えられ、

尿酸値の低下に繋がります。

この二種類の薬は

人によって両方処方される事もありますし、

片方という事もあります。

また、痛風発作時には強い痛みを生じますが、

この痛みを和らげる薬も処方されます。

ロキソニンなどが代表的なものですが、痛風の痛みは

薬を飲まずに対処するのは難しい事もあります。

それほど激痛という事ですが、薬を飲む事で

痛みがなくなるまではいかないまでも、

耐えられる程度の痛みにする事はできます。


まずは薬を飲んでいくのが第一ですが、

これと合わせて

生活習慣を変えていく事も大切になります。

痛風は生活習慣が不規則になっていたり、

ストレスを生活の中で大きく感じている事が

原因となる事が多いです。

自分の生活をまずは振り返ってみると良いでしょう。

食事や睡眠などが不規則になっていないでしょうか。

肉類に偏りがちだったり、睡眠時間も

不規則で短くなっていたという方は

痛風で動けない期間からは改善していきましょう。

まだ痛風になっていないという方も、いずれ突然

症状が出てくるかもしれません。

その時に備えて少しずつでも改善していく事を

お勧めします。


痛風発作時の食事は 

痛風発作時の食事にも

気を付ける必要が出てきます。


痛風の原因はプリン体といった物質です。

プリン体は食べ物に含まれている物質で、

体内に取り込まれると燃やされて

エネルギーに変換されます。

これだけ聞くと良いものに思えますが、

エネルギーとして燃やされる際に

燃えかすが生じます。

これが尿酸という物質で、痛風を引き起こす原因に

なっているものです。

つまりプリン体が多く含まれている食事を摂ると

尿酸が多く生産され、

痛風になる可能性が高まる、もしくは

現在痛風になっている方は

痛風が治りにくくなったり

痛みが強まるという事になります。


この仕組みから考えると、痛風の際には

プリン体を多く含んだ食事をなるべく控える

という事が大切になります。

プリン体が含まれる代表的なものとしては

ビールがあります。

日常的に飲むという方も多く、

ビールを多く飲んでいて痛風になったという方は

多くいます。


その他には

肉類や糖分を多く含む清涼飲料水などのジュースも

プリン体が多く含まれています。

つまり、こうした食事を偏って摂っている肥満体質の方は

痛風のリスクも高まるという事です。

こうした食事をまずは改善していく事が

痛風には大切になります。

プリン体が逆に含まれていないのは

野菜やフルーツです。

こうした食材をなるべく多く取り入れていく事が

ポイントになります。

もちろん野菜やフルーツだけにするべきという訳ではなく、

これらを取り入れて肉類や脂分の多い食材だけに

偏らないようにする事が大切です。


特に仕事が忙しいなど、生活が不規則になっている方は

こうした事が起こりやすくなります。

食事も偏りがちで好きな物を食べがちですし、

食べる時間も日によってバラバラという方は多いです。

そのため、なるべく規則正しい食事をするように

心掛けましょう。

私は痛風になってから気付いたので、

強制的に食事を変更しました。

野菜を多く摂るようにし、飲み会などでも

極力お酒を控えめにするようにしました。

代わりに水を多く飲み、体内の尿酸を排出しやすい体質を

作れるようにしています。


特に水は効果的で、尿酸を

尿として排出しやすくしてくれます。

痛風にまだかかっていないけれど尿酸値が

高くなってきて心配という方は

水を飲む事から始めると良いでしょう。

2リットルほどの水を毎日飲めると良いですが

量としてはかなり多いため、

最初は1リットルなどから始めて

徐々に増やしていくと良いでしょう。

食事が不規則でお酒が多いという方も

少しずつ改善していきましょう。

要は他の病気の予防と同じく、

規則正しく健康的な食事というのが

効果的な対策方法になります。

最初は少し大変ですが、慣れると

こちらの方が体の調子も良くなるので

心掛けていきましょう。


痛風発作と風呂 

痛風の発作が発症している時に気になるのが、

お風呂に入って良いのかという事です。

痛風はとても強い痛みが伴いますが、

その症状の主なものに炎症があります。

特に痛風発作での痛みや炎症は

とても程度がきついので、

お風呂にも気を付ける必要があります。

まず、通常の40度くらいのお風呂に入るのは

控える事をお勧めします。

炎症は熱を持っています。

そのため、その状態でお風呂に入ろうとしても

逆に炎症や痛みをひどくしてしまうのです。


お風呂はその熱で血行を良くする効果があります。

これは一見痛風でも良いように思えますが、

より症状を悪化させやすくなってしまいます。

この点からもお風呂に入るのは良くありません。

もう一つ、お風呂が良くない理由があります。

お風呂に入るとその熱で人は汗をかきます。

水分を失うのは痛風発作を抑えるという面では

逆効果なのです。


尿酸は尿によって排出されています。

痛風にかかったら水を飲んで

水分補給を欠かさないようにし、

尿酸を排出しやすくする状態を常に保つ事が

大切になります。

お風呂によって汗をかくと尿が出にくくなり、

体内の尿酸値を高めてしまうため良くありません。

お風呂に入る事で痛みが強まったという例も

良くあるため、毎日お風呂に入っていて、

お風呂の時間が楽しみという方も、

痛風の時はお風呂は控える事をお勧めします。

こうした事が起こらないように

ぬるま湯などで調節するという入り方もできますが、

ぬるま湯でも多少は体温を暖め、

汗をかく事には変わりがないため、

できれば避けた方が良いでしょう。

今後痛風が発症した時の対策を考えている方は、

とにかく熱いお湯は痛風には禁物という事だけ

念頭に置いてほしいと思います。


また、入浴して良いタイミングも、

心配な方は痛みが引いても油断せずに

医師に確認するようにしましょう。

痛風の痛みはとても強く、入念に

対処をしていく必要があります。

入浴についても軽く考えずに注意して入る事で

よりリスクを抑える事ができます。

また、こうした手間のかかる事にならないよう、

まだ痛風にかかっていないという方は

生活習慣を改善するなど、

予防を行っていく事をお勧めします。


痛風発作の繰り返し 

痛風発作は繰り返し起こる事があります。

これは痛風の症状が発生する仕組みを知ると

理解する事ができます。


痛風の原因となっているのは

食べ物に含まれているプリン体と呼ばれる物質が

燃焼されてエネルギーに変換される際に生じる

尿酸という物質です。

尿酸は体内で基準値内の量であれば

存在していても害はありませんが、

体内の中で増えすぎると悪影響を及ぼす原因となります。

尿酸は体の関節部分に溜まりやすい性質を持っています。

体内に尿酸が増えてきて関節部分に溜まるようになると、

尿酸は互いにくっつき合って結晶を作ります。

この結晶となった尿酸が、

関節部分にある軟骨にダメージを与え、

沈着といった現象を起こします。

これが痛風の原因です。


痛風発作は強い痛みや炎症を生じますが、

この尿酸の軟骨への沈着によって起こっています。

逆に言えば尿酸を排出していけば、徐々に

痛みは引いてくるという事になります。

尿酸は水を飲むと排出されやすくなりますが

これは尿の流れに乗って尿酸が排出されるためです。

医師から処方して貰った薬で痛みや炎症を抑え、

尿酸を排出されていくと症状は引いていきます。

ですが尿酸が軟骨に与えたダメージは

そのまま軟骨に残ってしまっています。


軟骨へのダメージを回復するのは

現代医学でも難しいとされています。

そのため、症状が引いても完全に治った

という訳ではなく、

痛みが引いているという状態なのです。

尿酸が再度増えてくるとこの損傷を

受けている軟骨の部分から

痛みが再発しやすくなっており、

繰り返して症状が発生する方もいます。

多い方だと年に数回痛風発作の痛みを

経験するという事になります。

痛風発作の痛みは激痛とも言える強い痛みを生じますが、

その痛みを定期的に経験する事になってしまうのです。


繰り返しを防ぐためには健康的な生活を心掛け、

体内の尿酸の量を増やさないようにする

という予防と、万が一

症状が発症してしまった時の対処が重要になります。

健康的な生活は食事や睡眠を改善する事が大切です。

不規則な食事や睡眠は避けるようにし、

睡眠は十分取りましょう。

また、食事も肉類や脂分を多く含んだメニューは

控えめにし、野菜と肉類、魚などを

バランスよく取り入れたメニューにしていきましょう。

私が行っているのはそれに加えて水を飲んで

体内の尿酸を排出しやすくするという事と、

ウォーキング等の適度な運動を行って代謝を

良くしているという事です。


また、痛風の症状が起きてしまった時のために

薬を用意しておくのも大切です。

痛風には前兆の初期症状が見られるため、

その症状が分かる方はコルヒチンという薬を

その段階で飲むと本格的な症状の発症を止める事ができたり、

痛みを和らげる事ができます。

また、本格的な症状が始まってから効果的な薬には

ロキソニンという薬があります。


これは痛み止めの薬で飲む事によって発作や

炎症を抑える事ができます。

繰り返し起こる痛風はとても大変ですが、

予防や対策を行う事で対処していきましょう。