2022年5月4日水曜日

田七人参&効果 効能

田七人参という、朝鮮人参の親戚にあたるような

健康食品があります。


田七人参には様々な健康効果があるということで、

注目を集めています。

その中でも、田七人参の主成分である

サポニンの効果は多岐に渡ります。

サポニンの効能として、炎症抑制作用があります。

この炎症抑制作用は肝炎に対して

一定の効果が期待できるといいます。

しかもサポニンと肝臓の関係性に関しては、

実験でも立証されています。


人間のB型肝炎ウイルスと

アヒルのB型肝炎ウイルスは似ています。

そこでアヒルのB型肝炎ウイルスに感染している

アヒルを実験対象にして、田七人参と他の漢方薬、

抗ウイルス作用を持つ医薬品を投与する

3つのグループに分類して、経過観察を行いました。


その結果肝臓を摘出してみたところ、

田七人参を投与したアヒルの肝臓は

肝炎の症状の範囲が抑えられていたことが

分かりました。

このため、肝細胞の破壊を最小限にとどめ、

肝機能の回復に寄与するのではないか

とみられています。


もともと肝臓には、

自力で修復できる優れた能力があります。

このため傷ついた範囲を限定できれば、

より早く肝機能を回復できる可能性が

高まるわけです。


また、この抗炎症作用は痛風発作に

対しても効果が期待できます。

痛風は足の指などで激痛をもたらすのが

特徴の症状です。

この激痛をもたらすのは、

関節で急性の炎症を起こすからです。

もし炎症を起こして痛風発作を起こした

としても、サポニンの力で炎症を抑制できれば、

症状の緩和が期待できます。


田七人参の効果・効能として、ほかに

糖尿病の改善効果も期待されています。

食生活が欧米化した、オートメーション化で

運動不足に陥る人が多く

糖尿病にり患する人も増えています。


糖尿病は本来糖分を分解するインスリンの量が

少なくなって、糖分の分解ができなくなって

血糖値の高くなることで引き起こされます。

インスリンは、膵臓のランゲルハンス島

と言う所で生成されます。

インスリンを作り出す細胞は、

活性酸素に対するもろさを持っています。

糖尿病にかかっている人の中には、

活性酸素の攻撃を受けインスリンを十分生成できず、

高血糖の状態が続いているケースも見られます。


田七人参のサポニンには、優れた抗酸化作用があります。

活性酸素を排除できるので、

インスリンの生成能力を回復し、

糖尿病の症状を改善できる可能性がある

とみられているのです。


さらに田七人参にはもともと、

血液成分のバランスを整える働きもあるといいます。

血液のバランスを整えることで、

血液の循環をスムーズにする力があります。

特にサポニンには、

血液中の中性脂肪やコレステロールなどを

体外に排出する効果があります。

血液中のごみをきれいに洗い流してくれ、

ドロドロ血液からサラサラの血液に変えてくれます。

血液がドロドロになると、血管の中で

詰まりを起こしやすくなります。


そうすると、心筋梗塞や脳梗塞といった

深刻な病気を引き起こす可能性もあるわけです。

このような生活習慣病を予防する意味でも、

田七人参の効能は重要です。


また、血液がスムーズに流れないというのは、

貧血を起こす原因にもなりえます。

貧血をたびたび起こす人は、田七人参を摂取して

血液の流れをスムーズにしてみるのも

ひとつの方法です。


田七人参にはサポニンの他にも、

フラボノイドという成分も配合されています。

フラボノイドには血管を拡張する効能や、

血管をしなやかにする効果があると言われています。


これらの作用によって、

血圧を下げる効果も期待できます。

高血圧症と診断されたことのある人も、

田七人参を摂取する習慣をつければ

体を健康な状態に持っていける可能性は高まります。


田七人参はサプリメントやドリンクタイプなど、

様々な商品が販売されています。

健康のケアをしたいという人は

購入を検討してみるのも良いかもしれません。