2025年8月1日金曜日

痛風 病院に対する診察の不満

 痛風なので、尿酸値が高いので病院へ行きます。

 

さて。

みなさんは、どうしているのですかね?

 

私は面倒なので、近所の病院へ行きます。

内科です。

(外科でもいいけど)

 

本格的に病院を探す人は、「痛風外来」とか、総合病院で

痛風に詳しい医師が在来する病院を探すのでしょうか?

 

私は病院に対する期待値が、とても低いので、

ただ、家から近いから、というだけの理由で

病院を選びます。

 

で・・

受付で「何しに来たのか」と訊かれるので、

「痛風なので・・」と答えます。

 

すると、しばらく順番を待った後、鉛筆で問診表の記入。

 

その後、血液検査。

看護師さんが、なかなかの美人さんで・・・って、

そんなこと、どうでもいいや。

 

つまり、尿酸値を測るわけですね。

 

で、後日、また来なさい、と先生に言われます。

 

まあ、尿酸値がどの程度なのかわからないと

話にならないのでしょう。

 

アッという間に、その後日がやってきたので、

再度、その病院へ。

 

そしたら、診察で医師の先生に言われます。

「アンタ、痛風だよ?」

 

いえ、わかってますって。

だから、ここへ来ているんです。

 

で、処方された薬は「アロチーム錠」。

 

 

アロチーム錠ですか・・

 

アロチーム錠というのは、アロプリノールが主成分の、

ザイロリックのジェネリック(後発薬)です。

 

今からならば、アロチーム(ザイロリック)じゃなくて、

フェブリクか、トピロリックでしょう、

と思ったりもするのですが、

フェブリクを処方しない医師もおられる、という話は

今までに聞いたことがあります。

 

フェブリク(フェブキソスタット)といえば、

40年ぶりの痛風新薬で、

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)なのですが、旧薬よりも

尿酸値を下げる効果は大きく、それでいて、副作用は少ない、

と考えられています。

 

じゃあ、なぜ、フェブリクを処方しないの?

 

フェブリクは新薬ゆえに、実際に

何十年も服用した患者のデータがない。

よって副作用がどれだけあるのか、何十年飲み続けたら、

患者の体はどうなるのか?

 

現実の、生データがない、ということなんです。

 

だから、フェブリクの処方に消極的な医師もおられますし、

また、それが間違いであるとは一概に言えません。

その医師の方の見解ですからね。

 

まあ、それはともかく

なんで、今の時代にアロチーム錠なのか・・は

別にして、これで「診察&治療は、終わり」なんですよ。

 


「お大事に」ですって。

 

 

薬を出したら、それで終わりですか?

 

 

 

そもそもね。

痛風になる人は3パターンあって、

「尿酸を体内でたくさん作り過ぎる体質の人」

「尿酸の排泄がうまくいかない体質の人」

「尿酸を作りすぎて、なおかつ、尿酸の排泄する力も弱い人」

 

・・・の3パターンあるのです。

 

だから、その患者が、いったい、どのタイプの痛風患者なのか。

 

検査するなり、何なり、見極めて、

その人の体質に合った治療法を模索するべきじゃないか、と

思うのですが?

 

だのに、尿酸値が高いというだけで、そういう検査もせずに

十把一絡げに、アロチーム錠の処方ですか?

 

あと、これは人から聞いた話ですが、

病院によっては、

「痛風に良くない食事の一覧表」とかを

コピーして渡してくださる 

お医者さんもいるそうじゃないですか。

 

私は痛風歴が長いので、痛風に関して多少のことは

知っているので、別に教えてもらいたいと思いませんが、

それでも、ねえ?

 

なにか、痛風なら日常生活で、どう気をつけていくべきか?

痛風になったら、何に気をつけて生活していったらいいか、

とか何かアドバイスをいただいてもいいと思うのですが?

 

ちょっとしたことですが、とても嬉しいと思うのですが。

 

アロチーム錠を処方したら、

「ハイ、それでオシマイ」じゃなくて。

 

それから、アロチーム錠を処方するなら、

アロチーム錠の副作用について、

しっかり説明して欲しいですね。

 

シッカリどころか、一切、副作用の説明は ありませんでした。

 

コッチが訊かないから?

訊かなくても、大事なことは説明して欲しいです。

 

そりゃあ、次の患者さんも待合室で待っているし、

忙しいでしょう。

どんどん患者をサバいていかなきゃ、

病院経営も大変でしょう。

 

でも、患者は

先生を信頼して病院に来ているわけですから、

最低限、説明すべきところは説明して欲しいです。

 

自分(医師)が何でも知っているから、といっても、

相手(患者)は何も知らないわけですから、

噛み砕くように説明してくれても、

いいと思うのですけどね。

 

で・・・まあ、最後は受付で

診察料の お支払いをして帰るわけですが、

そこの受付の看護師さんが、これがまた、色気過剰気味の

笑顔の素敵な、綺麗な お姉さんで・・・って、

そんなこと、どうでもいいや。


痩せたのに、なんで痛風発作が出るの!?

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● 痩せたのに痛風発作が出てしまう

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絶対、必ず、そうなる・・・というわけではありませんが、

太っている人がダイエット、そして

成功して見事に痩せた体を手に入れる!

すると、肥満が解消しただけなのに、痩せただけなのに、

尿酸値が下がった!

 

・・・という人の話をときどき聞きます。

 

これは別に、たまたま そうなった・・というわけでもなく、

痩せたということは

「1日に必要なカロリー以下の食事をした」

ということです。

 

つまり、過食に気をつけて、

「1日に必要なカロリー以上の食事をしなかった」

ということです。

 

まあ、食事だけがダイエットの全てじゃないですけど。

運動など他の要因もありますけど。

 

過食がなぜ、痛風の人には芳しくないのか?

 

食事というものは、人間の体に必要な栄養を摂取するための、

欠かせない大切なものですが、

食べ過ぎると内臓での分解(特に肝臓)に負担がかかるうえ、

肝臓で分解するときに、食べた量に比例して

尿酸が生成されます。

 

つまり、食べれば食べるほど、尿酸が増えるってこと。

 

尿酸が増えても、それに見合うだけの尿酸排泄量があれば

何の問題もありません。

 

でも、痛風になりやすい体質の人は、

尿酸を体外に排泄する力も弱かったり、とかね。

いろいろ弱点があるのです。

生まれつきの体質ってヤツです。

ぶっちゃけた話、遺伝ですが。

 

あと、肥満には内臓脂肪がつきもので、

内臓脂肪には尿酸値を押し上げるホルモンのような物質も

分泌するそうです。

 

まあ、太っているより、痩せているほうが(痛風の人の場合)

良いようです。

 

ところが!

 

「痩せたのに、なんで痛風発作が出るの!?」

 

そうか、それなら、一丁やってやるか!

一大決心して、食べたいモノを我慢して、ビールも我慢して、

眠いのに早起きしてジョギングして、間食も我慢して、

飲み会の誘いも しぶしぶ断って・・・

 

やったぞ、ついに減量成功だ!

見よ、このダイエットで手に入れた見事な肉体を!

 

ところが、ダイエットで痩せたのに

なぜか痛風発作が出てしまう人もいるのです。

 

なんで!?

なんで、痩せたのに、痛風発作が出るの!?

 

「『痩せたのに』痛風発作が出る」

 

『痩せたのに』→と いうことは、つまり、

痩せる前は 太っていた、ということです。

 

はじめから痩せている人は「痩せたのに」などという

言い方は しません。

 

(なんか、屁理屈みたいですけどね)

 

つまり・・

太っていた時期に

「尿酸が溜まっていた」ということなのです。

 

太っていて尿酸が量産されていた時代に関節などに

じわりじわりと蓄積していた、ということが考えられます。

 

 

痩せたのに・・といっても、

痩せていない時代の方が長いのではあれば、

体内に結晶化した尿酸は蓄積しているでしょうし、

痛風発作が出ても不思議じゃないです。

 


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★ 痩せたのに尿酸値が下がらない

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同様に「痩せたのに尿酸値が下がらないぞ!」

というパターンもあります。

 

なんで!?

痩せたら、尿酸値は下がるハズでしょう!?

 

これは、ねえ・・・

いろいろと、むずかしいのですよ。

 

たとえば、ええと・・

痛風になる要因を仮に点数化すると・・

 

(以下は、たとえばの話です。

今、適当に考えた数値なので正確なデータとは限りません)

 

●生まれつきの痛風になりやすい体質 +50点

●ストレス        +2点

●ビールなど飲酒     +2点

●過食          +2点

●水分不足        +2点

●食事の偏り(野菜不足)  +2点

●プリン体の摂りすぎ   +2点

●睡眠不足        +2点

●肥満          +2点

●運動不足        +2点

●激しい無酸素運動    +2点

●サウナで大汗をかく   +1点

●高血圧         +2点

●利尿剤など薬の副作用  +2点

 

ええと、他にも、よく考えれば、

もっとあるような気がしますが、いま、

パッとこれくらいしか思いつきません。

 

で。

上記を合計すると、+75点となります。

点数が高いほど、痛風リスクが高いと考えられます。

 

それで、ええと・・

減量しました、ダイエットしました。

肥満が解消されて痩せました。

 

ということで「-2点」です。

合計の点数は、+73点になりました。

 

これで痛風にリスクが太っていたときよりも

少し減ったわけですが、

 

「痩せたのに、なんで尿酸値が下がらないんだよ!?」

 

・・・と言われましても、

まるで岸壁の岩のように、厳然と

「生まれつきの痛風になりやすい体質」というのが

立ちはだかっているので、ちょっとやそっとで

尿酸値は 下がらないのです。

少々のことでは痛風発作のリスクは軽減できないのです。

 

だからといって、

もういいや、何をやっても、生まれつきの体質だから

ダメなんだ、と投げやりになってしまうと、

「+2点」さらに「+2点」と、じわりじわりと

痛風リスクが高まっていってしまいます。

 

ですから、できる範囲でいいですから、

やはり少しでも体に気をつけていくのがベストだと

思うのです。

 

しかし、「生まれつきの痛風になりやすい体質+50点」

 

+50点ってのは、ちょっと言いすぎかも・・

いや、そこまでキビシクは ないかもしれませんね。

 

痛風発作の痛みを緩和させる方法

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● 痛風で足が痛いけど、

デスクワークしなきゃならないときの方法

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こんなこと、書いていいのか、悪いのか。

 

よくわかりませんが、とりあえず、書いてみます。

「痛風で足が痛いけど、

机に向かって仕事しなきゃならないときの方法」です。

 

まず、椅子に座ります。

 

仮に・・痛い方の足を右足とします。

ってことは、痛くない方の足は左足ですね。

 

この、痛くない方の足(左足)を椅子の上げて、

片膝を立てて体育座りみたいな感じ。

 

わかりにくいですが・・もう一方の痛い方の足(右足)は、

片足だけ、あぐらをかく・・みたいな感じ。

 

これをすると、ね。

時間が経つにつれて、

痛い方の足が痛みが「少しだけ」ですが、

マシになってきます。

 

これ、どういうことだと思います?

 

この体勢で しばらく座っていると、

折りたたんだような感じになっている

痛い方の足が

だんだん痺れたような感覚になっていくるのです。

 

つまり・・・片足だけ正座してるみたいな感じですね。

長時間、正座して座っていて、急に立ち上がると

痺れを感じるでしょ?

・・・そんな感じ。

 

これはね。

痛い方の足に血液があまり行かなくなっている。

ってことは、すなわち、

足の血流が悪くなってきているので、

痛みが少しだけですが緩和しているのです。

 

ええと・・

痛風発作が発症すると体の中に変化があって、

体内にいつも以上に白血球が増産されるのです。

 

痛風発作は、体内の関節などに尿酸結晶が溜まりすぎて、

そこから剥がれ落ちたときに、

白血球から攻撃されることによって、

あの、激烈な痛みが起こるのですから、

白血球を痛い患部に届きにくくしたら、それほど

痛みは酷くならないわけです。

 

じゃあ・・

白血球を痛い患部に届かないようにするには、

どうすればいいの?

 

白血球は血液に乗って運ばれるので、

血液の流れを悪くする、つまり、

血流を悪くすればいいのです。

 

本来は、血液の流れというのは、

血液が酸素や栄養分を体の隅々の細胞に運ぶ・・という、

重要な役割を担っています。

そのことを考えると、人間の生存向上、健康増進のためには、

常日頃、血流を良くしなきゃいけないわけです。

 

けど、痛風発作のときは

あまりにも痛くて、日常生活や仕事にも支障が出たりするので、

なんとか痛みを緩和しよう、といろいろ、策を講じるわけです。

 

その具体策とは?


●お風呂(湯船で温まらない)に入らないようにする→

お風呂で温まると、血流が良くなってしまうので。

 

●寝るとき、足元に座布団などを積み上げて、

痛い足が心臓より高い位置になるようにして眠る→

心臓より高い位置にするのは、少しでも

痛い足への血流を悪くするため。

 

●痛い足を冷やす→

冷やして血管を収縮させる。

血管が収縮すると、血液の通り道が狭くなるので、

血液の流れる量が減少。

つまり、血流が悪くなる(風呂に入るのと、反対の行動)

 

●ロキソニン、ボルタレンなどの痛み止めの薬を飲む→

これらの消炎鎮痛薬には、

炎症を抑えて、血管を収縮させる作用があります。

 

●冷湿布(経皮吸収型鎮痛消炎剤)を貼る→

皮膚を通して薬剤が吸収されるので、

消炎鎮痛薬を飲んでいるのと同じことになります。

微量ですが。

 

●安静にして、なるべく歩き回らない→

歩きまわると、筋肉が熱を持つので、血液も温められて、

血流が良くなります。

で、なるべく動かないようにして、

血流を良くしないようにする。

 

 

・・・・・というようにね。

結局、痛風発作を緩和させる方法は、どれも

やり方は違っても、ほぼ、目的は同じなのですよ。

 

痛い患部への・・・

『血流を悪くする』ことなのです。

 

これこそが

「痛風発作の痛みを緩和させる方法」なのです。

 

また、同時にね。

体にとっては

「血流を悪くすること」は

「体にとって悪いこと」なのです。

本当は。

 

けど、痛いですからね。

そんなこと言っていられません。

 

以前、痛風で、痛風発作のとき、足があまりにも痛いので、

太腿をキツクしばって、血流を止めて足の痛みを緩和した・・

という人の話を聞いたことがあるのですが、

それ、絶対、やっちゃダメです。

 

足先の細胞が

血流不足による酸素不足(細胞への酸素は血液で運ばれる)

で、最悪、壊疽しますよ。

・・ってことは、足、切断です。

 

どんなに痛風発作が痛くても、

足をきつく強く縛ったりしちゃダメなんです。

たしかに痛みは感じなくなるでしょうが。

 

で・・正座するにしろ、前述の、

椅子の上で痛い足を折りたたんで座る、

というのも、程度の差はあっても、この、

足を縛るという方法と

似たようなモノではあるのです。

 

つまり、痛い足の付け根のほう

(痛くない部分、ふくらはぎ とか太腿とか)

に体重を乗せて、血の巡り、

血流を悪くして痛みを緩和させているのですからね。

 

体に良いわけないでしょ?

 

でも、ときどき、体の位置を微妙に動かして、

血液が流れるようにしてやるなら、確かに、

痛みは少しだけ、緩和されます。

(私も ときどき、この方法、やります。でも、非推奨)

 

 

・・・・というわけで。

体に あまり良くないので、このやり方、

ちっとも お勧めじゃありません。

 

書こうか、やめようか、どうしようか・・

と迷ったのですが、

 

ああ。

もう、書いちゃった。

 

 

まあ、いいか。

 

牛乳 痛風

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● 痛風 牛乳はいいの?

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痛風という病気は名前(病名)からして、痛そうな名前で

(実際、猛烈に痛いのですが)、さらに

食事制限というか、食べたいものも飲みたいものもロクに

食べられない、飲めない・・

というマイナスなイメージがあります。

 

なんで、食べられない飲めない、というと

その食品にプリン体を多く含んでいるため、

食べたり飲んだりすると、

尿酸値が上がってしまう、と考えられているからです。

 

尿酸値が上昇すると、体内の尿酸が過剰になって、

結晶化して体内の関節などに沈着して、

痛風発作の原因になってしまいますからね。

 

で・・

尿酸値に気をつけましょう、と。

尿酸値を上げないように注意しましょう、と。

 

痛風(通風じゃなくて、正しくは痛風なのです)の場合、

食事が重要視されて、節制などを強いられ、

食べられないものばかりが増えていく

ネガティブなイメージがありますが、中にはね。

 

積極的に摂取して良い、食品もあるのです。

それが「牛乳」なのです。

 

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★ 痛風 牛乳

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なんで豆乳じゃなくて「牛乳」なのか?

 

豆乳も健康食品として有名ですけどね。

痛風の人には気になる、プリン体が含有されているのですよ。

 

ほら、豆乳の原料は大豆ですからね。

 

その点、「牛乳」にはプリン体は含まれていませんので、

プリン体を気にする人にとっても安心して飲める、

ということで。

 

でね。

それだけじゃないのですよ。

 

牛乳にはプリン体が含まれていないから、

おススメ・・という理由じゃなくて、

牛乳には「尿酸を体外に排出する作用がある」

と考えられているのです。

 

これ、何十年も前から言われていることなんですよ。

 

日本では、あまり知られていないかもしれませんが、

昔、私には英語が堪能な知人がいて、

痛風で苦しんでいた私のために

アメリカの本を何冊も調べてくれて、

「痛風発作のときには、牛乳をどんどん飲んで、体外に

尿酸を排出するようにした方が良い」

と教えてもらったことがあるのです。

 

まあ・・そのときは半信半疑でしたが・・

 

農耕民族を先祖に持つ日本人と違って、

アメリカは主食が肉ですし、体もゴツイですし、

日本以上に痛風大国でしょう。

 

その痛風大国のアメリカで

「痛風には牛乳が良い」と考えられているそうです。

 

これはね。

根も葉もない出鱈目ではなく、

牛乳の中に含有されている成分の、

カゼインとラクトアルブミンという

舌を噛みそうな名前のタンパク質があるのです。

 

このタンパク質が腎臓からの尿酸の排泄を促す働きがある、

と考えられているのです。

 

つまり?

 

「牛乳を飲む」→プリン体は含まれていない

「さらに」→尿酸の排出を促進してくれる

 

・・・・てなわけで、

牛乳は痛風の人には、お勧めなわけであります。

 


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★ 低脂肪牛乳 痛風

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ただね。

牛乳をばんばん飲むといっても、実際に飲んでみると、

そんなに大量に飲めないんですよ。

 

お腹がいっぱいになってしまいますからね。

水と違って、牛乳にはカロリーがありますから。

 

そこで・・というわけじゃないですが、低脂肪牛乳です。


低脂肪牛乳は、普通の牛乳よりも お値段の方も安いめですし、

比較的、低カロリーなので、ごくごく飲めます。

 

それでいて、牛乳ですから、

プリン体もなくて、さらに尿酸の排出も期待できる、と。

 

尿酸値の場合、体内で作られる尿酸の生成量とかは

生まれつきの体質などもあって、

低脂肪牛乳さえ飲んでいれば尿酸値が下がる・・

というような

簡単なものではありませんが、

少なくとも、牛乳や低脂肪牛乳は

よくある「痛風の人が食べてはいけない一覧表」などと

無縁の食品です。

 

牛乳が良いとわかっても、牛乳を飲み続けることで

肥満とまではいかなくても、太ってしまうのではないか、

と危惧する人には、低脂肪牛乳が良いかもしれませんね。

 

痛風発作時に何を食べたらいいか

「痛風発作が出たときに何を食べたらいいの?」

→ 普段通りで いいです。

 

ただ、気をつけるのは、お腹一杯食べないこと。

普段でもいえることですけどね。

 

少ないめの、お食事にすること。

それくらいです。

 

経験上、痛風発作のときに牛丼とか、うな丼とか、

そういうヘビーなものを食べると、だいたい翌日には

痛風発作は酷くなっています。

(っていうか、痛風のときに牛丼食うなよ)

 

それからビールを飲む人、お酒を嗜む人も

痛風発作の最中は我慢しておいたほうが無難です。

 

痛風発作の痛みを飲んで忘れたいとか、

飲まなきゃ、やってられない!

・・・というのは気持ちはわかりますが、

痛風発作が悪化する可能性があるので、

痛みや腫れがある程度治まるまでは、

やめたほうがいいと思います。

 

それに足とか痛いのに、飲んでも楽しくないでしょ?

 

ビールでもウイスキーでも焼酎でも、

お酒は楽しく飲むものです。

 

具体的にはアルコール飲料は尿酸値を上げますので、

痛風発作のときは、飲みたくても我慢しましょう。

 

私の場合は、

痛風発作が出たら、それ以上、酷くなるのが

嫌なので、肉や魚はあまり食べずにサラダ中心にします。

生野菜とか・・

 

でもね。

そんなのばかり食べているとね。

痛風発作が10日間ほどで嘘のように沈静化する、

痛風初期症状の人ならばいいですけど、

2ヶ月とか3ヶ月とか、痛風発作の症状が続くとね。

 

まず、体重が減ってきます。

 

たしかに肥満、というか、

内臓脂肪の増加は

尿酸値をあげるホルモンのような物質を分泌するので、

痩せているに越したことはないのかもしれませんが、

自分の体の変化をよく見るとね。

 

体の筋肉が減ってきているのです。

つまり、手足が細くなってきている、と。

 

まあ、左足が痛いなら、

左足をかばって右足にばかり体重をかけて歩くので、

自然と左足を使わなくなっていて

(体重をあまりかけていない)

筋肉が細ってきている、というのは、

わからなくもないです。

 

あと、手足が細いのは、

結局、体のどこか(痛風なので、たいていは足)が痛いと、

運動どころでないので、運動しなくなる。

歩くことすら、痛いですからね。

 

痛風発作の期間が数ヶ月に渡ると、

その数ヶ月の間に「体の筋肉が減ってくる」わけです。

 

筋肉が落ちるのは、良くないの?

 

まず、筋肉が落ちると体力も落ちますし。

筋肉は熱量を消費するので、筋肉が少ないと

太りやすい体になります。

 

さらに筋肉の中には、たくさんの毛細血管が流れていて、

血液は心臓のポンプの働きで全身を巡りますが、

リンパ(老廃物を運ぶ)は

筋肉運動によってしか全身を巡らないので、

老廃物の受け渡しが滞りがちになったり。

 

さらに筋肉を動かすことによって筋肉が熱を帯び、

そのため筋肉中の血管を流れる血液が温められて、

全身を巡り、結果として体温も上がるので。

 

運動しなかったり、筋肉が少なかったりすると、

血流が良くなくなり、低体温になりがちです。

 

低体温だと、血液中の過剰な尿酸は

関節などに沈着しやすくなって

痛風発作の遠因になります。

 

でも、これは普段、普通に運動していれば、

特に問題がないことです。

 

痛風発作で行動や移動に制限を感じるようになるので、

動かなくなってきて、筋肉が減少するのですよ。

さらに、サラダばっかり食べていたりね(私の場合)。

 

サラダはヘルシーにイメージがありますが、

体内でタンパク質が不足すると、人間の体は筋肉中から

「タンパク質を使う」のですよ。

 

つまり、貯金を取り崩すみたいな感じで、

自分の体の筋肉から

必要なタンパク質を使ってしまうのです。

まあ、筋肉もタンパク質の塊みたいなものですし。

 

でも、これって、ある意味、怖いですよ!

 

だから、痛風だから、痛風発作だから、といって、

サラダばかり食べていたらダメなんです。

 

タンパク質もシッカリ食べないと。

 

おススメは牛乳、鶏卵などは

プリン体がほぼありませんので、

痛風発作でも安心かな、と思います。

 

それにタンパク質といっても、

動物性ばかりじゃありませんしね。

いろいろありますが、

普段通りの食生活でいいと思いますよ。

 

なんでも食べるということ。

痛風発作だから、痛風の最中だからと、

あまり食事制限とかしないほうがいいかもしれません。

食事が偏るというか、栄養バランスとかもアレですしね。

 

ただ、牛丼とかヘビーなものは、

痛風発作のときは、やめておいたほうがいいと思います。

 

まあ、一度食べて酷いめに遭っておく・・というのも、

今後の痛風人生にとっては良い経験かもね。

(無責任)

 

2025年7月9日水曜日

痛風 再発

先日、いろいろと注意していたのにも関わらず、

痛風発作が出てしまいました。

発症した箇所は、右足の くるぶし(足首)の あたり。


みぎあし?


痛風って「左足」以外にも出るの?

痛風発作って左足しか出たことないよ?


・・と思う人もいるかもしれませんが、

長年、痛風に苦しんでいると

右足も出るようになるので。


なんで左足に痛風発作が多発するのかというと、

人間の体は右側に「肝臓」があるので、

大量の血液が右側に集まるから。


人間には、たくさんの筋肉があって、

筋肉には毛細血管が無数に通っていて、

大量の血液が流れています。


筋肉を動かすことによって、筋肉が熱をおび、

その熱で温められた血液が全身を巡ることによって、

体も温められるのです。


で、温かい血液が多く集まる右半身(肝臓があるので)は、

左半身に比べて、温かいので。


尿酸というのは、体内の比較的、体温の低い箇所(関節など)に

結晶化して沈着するのです。

足先とか、心臓から遠い末端に痛風発作が多いのは、

そういう理由です。


右足は比較的、温かく、左足は比較的、冷たい。

(体の内部の話ですよ)


ですので、痛風発作は左足が圧倒的に多いのです。

温かいハズの、右足の痛風発作は少なめで。


ちなみに、痛風に関係のある尿酸は、

血液中に溶けきれなくなると結晶化して、

関節など、あちこちに沈着し始めるのですが、

その境目が「尿酸値 7.0mg/dl以上」と言われています。


つまり、尿酸値 7.0mg/dl以上になると、

血液中の尿酸が溶けにくくなってしまうので、

いわゆる「高尿酸血症」と診断されてしまうわけです。


高尿酸血症というのは、尿酸値は高いのだけど、

まだ痛風発作は起こしていないですよ、という状態のことです。

痛風予備軍なんて言い方をする人もいますが。


ついでにいうと、血液中の尿酸の「溶けやすさ」は、

自分の『体温』とも関係があります。


体温37度以上ですと、尿酸は血液中に「溶けやすい」。

体温37度未満ですと、尿酸は血液中に「溶けにくい」。


体温が高いほど、血液中の尿酸は溶けやすいのですね。


ところが、痛風になる人は、

たいてい、低体温なのだそうです。


まあ、37度って、子供の体温ですからね。

大人になるにつれて、なかなか、

それほどの体温の人は少ないでしょう。


だから、小まめに運動をして(歩くなど)、

筋肉を発熱させて、体温をあげましょう、

というのが「痛風対策」「痛風対処法」の一つなのですが、

まあ、その話はまた、次の機会に。


ええと、何の話だっけ?


そうそう、右足に痛風発作が出たという話の続き。


以前ね。

痛風発作が出たとき、ロキソニンをほとんど飲まずに

やり過ごしたときがあって。


あ、ロキソニン(ロキソニン錠60mg)というのは、

痛み止めの薬。

いわゆる、消炎鎮痛薬のことです。

(ロキソプロフェン錠(60mg)は、

ロキソニンのジェネリック[後発薬])


痛風発作の痛み止めの薬としては、

ボルタレン(ボルタレン錠25mg)も有名ですが、

ボルタレン錠は市販されておらず、病院での処方箋が必要です。

(最近は、ボルタレンも

処方箋なしで薬局で販売してましたっけ?)


ロキソニンの方は、

ロキソニンsなど、市販もされていますが、

「第1類医薬品」なので、薬剤師の在留する薬局でしか

購入できません。 


(ロキソニンにしろ、ロキソプロフェンにしろ、

ボルタレンにしろ、大量服用しちゃ、ダメですよ)


で。

痛風発作のときに、ロキソニンを飲むと

「痛風発作が長びく」「痛風発作が中々、治まらない」

ということを身をもって知ったので、

今回もそうしよう、と思いました。


あ、そうそう。

ロキソニンを飲むと、痛風発作が長引くとは、

どういう意味か?


痛風発作というのは、基本的に

体に溜まり過ぎた尿酸結晶を溶かすために起こるのです。


具体的には、関節などに沈着しきれなくなった、

結晶化した尿酸が沈着していた箇所から剥がれ落ち、

その剥がれた尿酸結晶を白血球が異物と認識して攻撃。


その攻撃のときに、痛みの元となる物質が出る、

と考えられています。


なんで白血球が攻撃するかというと、

白血球は細菌などをやっつけて、体を守る、

掃除係だから。


白血球から見たら、剥がれた尿酸結晶は

バイキンとかと同類なんでしょう。


で・・

痛風発作が尿酸結晶を

どういう術(すべ)で溶かすのかというと、

腫れあがるでしょう?

痛風発作って。


そのとき、触ると発熱というか、かなり熱くなっています。

この熱で、その患部の内部で、尿酸結晶を溶かして

小さくしている作業中なのです。


そのとき、同時に激痛を伴いますので、ちっとも

ありがたいと思いませんが。


ところがね。

痛いからといって、

ロキソニンなどの痛み止めの薬を飲むでしょう。

飲まなきゃ、仕事、行けませんしね。


ロキソニンは血管を収縮させ、血流を悪くさせて、

炎症を和らげ、痛みを緩和させる働きがあります。


炎症を和らげる?


つまり、痛風発作が

「尿酸結晶を溶かしている作業中」、と考えると、

ロキソニンは、その「火力」を弱めるのです。


弱火で、長く じっくり・・いくか、

強火で (痛いけど) 短期決戦で行くか、という感じ。


私の場合、痛風歴が長いので、いったん

痛風発作が発症すると2ヶ月(まともに)歩けないとか、

ザラです。


ところが、前回の痛風発作では(できるだけ)

ロキソニンを飲まないように、というか、

最小限にして、やり過ごすと、一週間程度で

治まったことがありました。

(たまたま、軽い痛風発作だったのかもしれませんが)


で、今回も味をしめて、

痛風発作が出ているのにも関わらず、

右足が腫れてきているのにも関わらず、

痛みがドンドン強くなってきているのにも関わらず、

ロキソニンを飲まないようにしていたら・・・





ああ!



痛風発作って・・


こんなに 痛いものだったのですね!





忘れていたわけじゃないけど、

痛風発作の痛みの凄さを思い知らされました。


結局、強い痛みで眠れなくなってしまったので、

ロキソニンを飲むという結果に。


痛風発作というものは、常に

均等に強い痛みなわけじゃなく、

波があるというか、ピーク時があるわけです。


痛風発作が出て、初日や2日目は

意外にもたいしたことがなくて、

4日目~5日目くらいに

痛風発作のピーク(痛風発作の極期)

が来るようです。


私は今回、

4日目の朝にロキソニンを1錠飲み、

5日目の朝にロキソニンを1錠飲み、

6日目の朝にロキソニンを1錠飲みました。


3日間で合計、3錠飲んだ、ということになります。


ロキソニンは飲み始めて、15分後くらいから

効きはじめ、効いてきたなあ・・と実感するのは、

飲んでから1時間半後くらいです。


体感的に、ロキソニンの効果時間は

10時間~14時間くらい。


実際には、10時間後くらいから、

効き目が弱まってきたな、と感じます。


この、朝に1錠だけ飲んだ、というのは、

仕事をする時間帯を重視したため、です。


まあ、とりあえず、日中、

仕事をしている間だけでも、なんとか

持ってくれよ、という感じで。


この飲み方ですと、

朝飲んで、夜寝る頃にはロキソニン効果が切れてきて、

だんだん痛みが強くなってくるのですが、

できるだけ、ロキソニンを飲む量、ロキソニンを飲む回数を

減らしたかったので、1日1錠だけにしました。


いやあ、やっぱり、夜中、目が覚めました。

ええ、痛いですとも。


痛風発作って、こんなに 痛いものだったんだ、と

まざまざと思い知らされました。


でも、最終的に痛風発作は、

1週間~10日間 程度で鎮火しました。


これは痛風初期症状の人ならば、普通のことですが、

私のように長年、痛風で苦しんでいる人間にとっては

(自分の中では) 画期的なこと (?) です。


以前は、痛風発作の痛みや腫れが、

2ヶ月とかも、3ヶ月とか続くときもありましたし。


ただね。

これ、「再発する可能性が高い」と

自分は考えています。



なんでか?



右足だから、です。



前述しましたが、右足よりも左足のほうが

多く尿酸結晶が蓄積しているはずなので。


右足には尿酸結晶が溜まっていました。

けど、左足には尿酸結晶は一切、たまっていません!

・・・なんてことは、有り得ないでしょう。


右足に痛風発作が出たということは、

左足にも尿酸結晶は溜まっているハズ。


ということは、いずれ、左足にも痛風発作が出る、

ということを意味します。

「痛風発作 再発」ってヤツです。


まあ、いずれにしても、

痛風発作が出たら、ロキソニンを飲む、飲まない、

ってのは、あくまで痛風発作の対症療法であって、

根本的な対策とは、できるだけ尿酸結晶をためないようにする、

すなわち、尿酸値をできるだけ下げるようにする、

ということなんですけどね。


痛風の場合、体質・遺伝などの先天的な要素が大きいので、

なかなか、そう簡単に尿酸値は下がってくれませんが。


痛風の人は夏には麦茶

痛風の人は水を多く飲め、と言われていますけど、

どうせ飲むなら、特に夏場は「麦茶」がいいです。

 

汗を多くかく夏は、水分とともに

塩分・ミネラルも失われますが、

麦茶にはミネラルも含まれているので、ということ。

 

本当は夏場は塩を舐めたりするのもいいのですが、

世の中、塩分控えめの風潮ですから、塩を舐める人は

あまりいないでしょう。

 

むしろ、いかにして、塩分を摂らないようにするかを

腐心している、みたいな。

まあ、何ごとも程度ものですが・・・

 

高尿酸血症の人(尿酸値 7.0mg/dl以上)が

長年、痛風を患っていると、足などに尿酸が結晶化して、

ときどき痛風発作が起こっているうちは

まだいいのですが、何十年と罹病しているうちに

腎機能が低下してくる傾向があります。

 

つまり、少しずつ、腎臓にも尿酸結晶が知らないうちに

沈着してくる、ということです。

怖いですね。

 

これが腎機能障害の第一歩・・というところなのですが、

腎機能が少しずつ低下してくると、腎臓機能と血圧は

連動性があって、腎機能低下が原因で

「高血圧」になってくるのです。

 

高血圧・・といえば、世の中、

塩分控えましょう、脳卒中を予防しましょう、

心筋梗塞にならないように・・の大合唱なので、

積極的に塩分を摂る人なんか、皆無でしょう。

 

でもね。

本当は腎臓には塩分が必要なのです。

腎臓は塩分が不足すると血液中から、

再吸収を何度も繰り返すため、

腎臓が疲弊してしまうのですよ。

 

ちなみに、塩がどれだけ体に必要かというと、

江戸時代の罪人は刑務所(?)で

全く塩を与えられませんでした。

 

まあ、塩が貴重品ってこともあったんでしょうけど、

塩を与えられなかった罪人は、

体力も気力も落ちてヘナヘナになってしまい、

脱走して逃げようという気力すら、

なくなってしまったのだそうです。

 

現代の場合は、昔のような粗食ではなく、

外食してもソースや醤油がたくさんかかっていて、

たしかに油断していると、

塩分過剰になってしまうかもしれませんね。

 

でも、決して塩は「悪」ではないので。

むしろ、絶対的に「必要」なものなので。

 

あ、それから、

テレビで天気予報を見ても、毎日のように、

「熱中症に気をつけましょう。小まめに水分を摂りましょう」

とか言い続けていますけど。

 

痛風の本を読んでも、毎日、水を2リットル以上飲みましょう、

とか書いてありますけど。

 

水は、ね。

あまり摂りすぎると・・・

腎臓に負担がかかるし、体液が薄まるのですよ。

 

なんで、水を多く飲んだほうが良い、

と言われるのかというと、尿酸は

大半が尿に溶けて、尿と共に体外に排泄されるものなので、

たくさん尿を出すには・・・つまり、

トイレに行く回数を増やすには、

水を多く飲みましょう、という発想なんです。

 

もし、ホントにね。

水を毎日、2リットル以上飲み続けて、

体の調子が良くなったのなら、

その人は、それを続けたらいいと思います。

その人の体調、環境では適量だったのでしょう。

 

でも、水の飲みすぎで気分が悪くなったり、

お腹を壊したり、体調が悪くなってしまったら?

 

それは、即、水の飲む量を減らすべきです。

 

どういうこと?

 

たとえば、一日中、配送配達の仕事とか、農作業とか、

現場での工事とか。

カンカン照りの中、汗だくになって、

力いっぱい働いている人と。

 

事務職とかクリエイティブな仕事とか、

いわゆるデスクワークの人。

 

当然、1日にかく汗の量が天地の差ほど違うでしょう?

 

(デスクワークの人が力一杯働いていない、

という意味じゃないですよ)

 

結局、どれだけ汗で水分が失われるか、

どれだけ水分補給を必要とするか?

 

個人差があり、

職業などの環境によっても大きく違うわけです。

 

なのに、痛風なら、全員、

1日に2リットルの水を飲みましょう、

と言われるのです。

 

それ、おかしいと思いませんか?

 

水の飲みすぎは、腎臓に負担をかけるし、

体(の内部)を冷やしますし、体液を薄めます。

 

夏場は確かに水分は多めに飲むべきですが、

水を見るのも嫌になるほど、気分を悪くするほど

飲み続けるべきではないと思います。

 

それから、東洋医学では胃は「鼻」と密接な関係がある、

と考えられているので、胃の調子が悪くなってくると、

鼻がつまったり、鼻水が出たりします。

 

鼻水が出る・・というのは、過剰な水分を体外に排出する、

という働きもあります。

つまり、水分を摂りすぎている、ということ。

 

こんなことを知っていても何の役にも立ちませんが、

内臓の不調、負担はちょっとした体の変調として

体の表面に具現してきます。

 

夏場は痛風発作が起こりやすいだけでなく、

暑いし水を飲みすぎたりして

体調を崩しやすい季節なので、

生まれつき胃腸が丈夫だから(痛風体質)

といって油断しないで、

体に気をつけるように お過ごしください。

 

尿酸は汗にも出る?

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● 尿酸 汗

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「汗」というものは、体内の水分を排泄することによって、

体温の調節なども行う体液なのですが、なんか・・

体内の尿酸も汗に溶けてドンドン排出できるような

イメージがありますよね?

 

ところが、実際には

汗が体内の尿酸を排泄できる量はゼロです。

正確には、限りなくゼロに近い、ほぼ皆無です。

 

尿酸の体外への排泄経路としては、

尿に溶けて、体外にハイセツされるのが大半です。

3分の2以上が「尿」だと言われています。

名前も“尿酸”ですしね。

 

じゃあ、残りの3分の1は何?

 

残念ながら、汗ではなくて「便」です。

便と一緒に、尿酸も少し排泄されます。

 

夏は暑くて、汗をドンドンかく機会が多いので、

汗をかけばかくほど、尿酸がどんどん排出されて、

尿酸値がズンズン・・と下がっていけば

いいのですけどねえ?

 

実際には、その逆。

汗をかけば かくほど・・体内の水分が不足して、

血液中の尿酸の濃度が高くなります。

 

ってことは?


血中尿酸濃度が高くなる、ということは、つまり、

尿酸値が上がる、ということ。

 

夏場に痛風発作が多発するのは、そのあたりにも

理由があるのです。

 

それなら・・・

水分補給さえ、しっかりしておけば、

痛風、出ないんじゃないの?

 

別に「夏」という季節が

悪いわけじゃないんじゃないの?

 

暑いから、汗をかくから、水分不足になるから、

痛風発作が頻発するのだったら、じゃんじゃん、

水を飲めば大丈夫なのでは?

 

まあ、その通りですけどね。

夏場はシッカリと水分補給するってのは、

その通りなのですが。

 

ただ、水分だけの問題じゃなくて、

日本の四季、春夏秋冬で、春から夏にかけては、

気候の関係で、体内の血管が拡張するのですよ。

まあ、暑いから、なのですが。

 

逆に秋冬は、血管が収縮する傾向があります。

寒いと体も縮みあがりますからね。

 

春夏に血管が拡張すると、どうなるの?

 

血管が拡張すると、体内の血流が良くなって、

白血球が増加して、白血球による、体の大掃除が

始まりやすくなります。

 

この場合の、大掃除のゴミ、というのは、

体内に蓄積している、結晶化した尿酸のこと。

つまり、体のゴミ掃除とは痛風発作のことです。

 

痛風発作の、痛みと腫れと(患部の)発熱で、

沈着している尿酸結晶を溶かそう、とするわけですね、体が。

 

もちろん、体内にたくさん尿酸結晶が溜まっている人だけに

起こる現象です。

すなわち、長年、

尿酸値が高い状態の高尿酸血症の人、限定のイベントです。

 

ですから・・

たしかに夏場、汗をかきますし、体内は

水分不足になりやすいですし、

血液中の尿酸濃度も高くなりがちですが・・

水さえ飲んでりゃ、水を充分飲んでいれば、

決して痛風発作は起こりませんよ・・・

というわけでもない、のです。

 

まあ、体にとって、大掃除が必要だから、

痛風発作を起こすんでしょ。

尿酸結晶があまり溜まりすぎると、

いろいろヤバイですしね。

将来、腎臓とかも心配ですし。

 

だからって、来たなら来たで、

死ぬほど痛いですが。

 

女性は、なぜ痛風にならない

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● 痛風 女性

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女の人には女性ホルモンがあるので、痛風になることは、

まず、ないです。

 

女性ホルモンってのは、尿酸値を下げる働きがあるそうなので。

エストロゲンという女性ホルモンが、

尿酸の排泄を促進してくれる働きがあるのだ、とか。

 

いいなあ。

 

てなわけで、痛風になる人は、

99パーセントが男性ってことで。

 

100パーセントじゃない、ということは、

もちろん、女性でも痛風になる人がいるわけですが、

閉経後で女性ホルモンが減少した女性の方などは

尿酸値が高くなってしまい、

痛風になる人もおられるようです。

 

何年か前、

「痛風に負けない。薬は飲まない」という痛風ブログを

書いていたときも、ときどき、女性の方が

コメントを書きに来ておられました。

 

始めは、旦那や息子さんが痛風で苦しんでいるので、

なにか参考になることでも・・とブログを読みに来たのかな、

と思っていたのですが、どうもそうじゃなかったようで。

ご本人が痛風に苦しんでおられるようでした。

 

少数かもしれませんが、確実に

女性でも痛風の人はいるのです。

 

ところがね。

だんだん時代は変わってきた、というか、

以前なら、50歳を越えるあたりから女性ホルモンが

だんだん低下する、という感じだったのですが、

今では若い女性の方でも、尿酸値が高くなってくる人が

増加傾向にあるそうです。

 

なんで?

女性がオヤジ化してるっての?

 

いろいろ理由があるでしょうけど、

薬の副作用(利尿剤とか)で

尿酸値があがってしまう、とかね。

 

あと、なんでもかんでもダイエット。

夏になれば、ダイエット。

前にも挑戦したハズなのに、また、ダイエット。

 

痩せているほうが美しい、と思っている女性の方々が

圧倒的に多いみたいで、食べないせいで、

栄養不足、食生活の偏りによる栄養失調、

過度なストレス、不規則な生活、睡眠不足・・・

さまざまな原因が積み重なって、

ホルモンバランスが崩れるのだそうで。

 

ちゃんと食べないと、若いときは良くても、

年をとってから、骨が弱くなっちゃうよ。

 

あと、タバコ。

過度の飲酒。

肉の食いすぎ。

 

・・・・オッサンかよ?

 

せっかく、女性には生まれながらにして、

エストロゲンという

素晴らしい女性ホルモンがあるのに、

おかげで痛風とは無縁の人生なのに、

みずからの生活習慣のおかげで

ホルモンバランスを崩してしまい、

痛風になってしまう若い女性もおられるそうです。

 

私のように、尿酸値を下げたくても、

生まれつきの体質や家系による遺伝(痛風体質)などで、

中々、尿酸値が下がりにくくて、長年、

痛風に苦しんでいる人間からすると、


は?

 

ダイエットの し過ぎで、

ホルモンバランスが崩れて、痛風に なった?

 

何やってんだか。

 

・・・・と思いますけどね。