2024年8月8日木曜日

痛風で食べて良くないもの

痛風患者の食事で、

「食べても良い食品」、「食べない方が良い食品」、

というのがありますよね。


基本的に「食べない方が良い食品」というのは、

ないとは思うのですが、

プリン体が多く含まれている食品、という意味です。


それを食べると、急に

“痛風の症状が悪化する”というような感じではないです。


でも、プリン体が多く含まれている、

とわかっている食品を好んで食べて、

自分でリスクを高める必要もないでしょうから。


【プリン体が多く含まれている食品】


まず、筆頭は、肉類と魚類。

肉も魚も、旨いんだけどなあ。


それから、「精巣、卵巣、内臓」というのは、

避けた方が無難です。


つまり、魚の子供とか。

白子ってやつね。

ほら、魚の腹を開いたら、

子供が卵で入っているときがあるでしょう?


あれ、旨いんですよね。

でも、痛風には良くないの(鬼)。


それから、牛のレバーとか、旨いんですよね。

でも、痛風には良くないの(鬼)。

プリン体が多く含まれていますから。


乾燥干物とかも、多く含まれているらしいです。

細胞が凝縮している、っていうのが良くないとか。


それから、意外なものとして、納豆。


なんか、体に良いっていうイメージがありますよね。

たしかに、高蛋白食品で体には良いのですが、

納豆は、大豆加工品の中でも(意外にも!)

多くプリン体を含んでいます。


要するに、旨いものは、みんなダメなのね (涙)。


では、「食べても良い食品」には、どんなものが?

あ。何を食べても良いのですが、

プリン体の少ない食品、という意味です。


【プリン体が比較的少ない食品】


野菜類。

水分を多く含んでいるので、

プリン体が少ないそうです。


野菜ですか・・・

野菜ねえ。

肉の方が旨いんですけど (涙)。


乳製品。

牛乳とか。

ヨーグルトとか。


乳製品がなぜにプリン体が少ないかというと、

原料が「牛乳が主成分」だからです。

牛乳には、プリン体がほとんど含まれていないそうですよ。


でも、牛乳ばっかり、

朝から晩まで飲んでいられませんしねえ。

お腹が、ギュルギュルになっちゃう。















【結論】

やっぱり、肉の方が

旨いんですけど。


痛風サプリ アンセリン 尿酸値下げる?

養殖が困難と言われていたクロマグロですが、なんと、

近畿大学水産研究所では、クロマグロの養殖に成功しています。


う~ん・・すごいね。

なんで、これが凄いことなのか?


クロマグロというのは、大型魚で回遊魚なのです。

つまり、大海を泳ぐ魚、ということ。


泳ぎながら、エラから海水を大量に取り込み、

その海水の中に溶け込んでいる酸素を

取り込むことによって、呼吸しているのです。

ということは、泳ぐのを止めたら、死ぬ・・ということ。


そんな魚を養殖するってのは、

よほど広い水槽がなければダメだと思うし、

魚に大海を彷彿させるような設備がないと。


近年、乱獲のせいで海洋資源が減る一方で、

絶滅危惧種に指定されるまでなってしまったクロマグロですが、

この際、養殖でも何でもいいから、次の世代でも

寿司、トロなどが食べられるようになっていて欲しいものです。


で・・そんなことより、アンセリンで尿酸値が下がるのか、

という話です。


そもそも、

「アンセリン」というサプリメントは、

どういうものなのでしょうか?


マグロやカツオなどの高速回遊魚は、

がんがん泳いでも痛風にならないことから注目されて、

長年、さまざまな研究をされてきました。

これらの魚には、

β-アラニンと1-メチルヒスチジンという名前の、

2つ繋がった構造のアミノ酸があることがわかってきました。


おおざっぱな説明でしたが、これらが「アンセリン」です。


痛風でプリン体が気になる人に好んで購入されていますが、

期待できる効果は尿酸値が下がること。


でも、いわゆる

痛風の薬(フェブリクなどの尿酸降下薬)のように

劇的な効果があるわけでもないのです。


実際、大ぜいの人がアンセリンを飲んで尿酸値が下がった、

と報告されていますが、その数値は「少し」です。


たとえば・・・

尿酸値 7.4mg/dlの人が、尿酸値 6.9mg/dlになったとか。

(個人差あり。必ず、そうなるわけではありません)

その程度です。


フェブリクなら、

尿酸値 10.5mg/dlの人が、尿酸値 6.0mg/dlになったとか、

普通に聞く話ですらかね。

あくまで、アンセリンは薬ではなく、

健康食品である、ということです。


アンセリンだけ飲んでいれば痛風対策は万全なわけではなく、

やはり基本は生活習慣の改善です。


この場合の、生活習慣というのは、

食事や運動などさまざまな面から、良くない自分の習慣を

改善していくことを意味します。


痛風は一朝一夕には改善しませんが、

地道な節制、継続した努力が必要です。


アンセリンは、その一助になってくれるかもしれませんね。


2024年7月12日金曜日

痛風 無症候性高尿酸血症

痛風は、痛いです。

何を今さら。

わかりきったことを。


痛風は尿酸値が高い状態が続いた(何年も)とき、

起こります。

何を今さら。

わかりきったことを。


では、尿酸値が高い状態が何年も続くと、

必ず痛風発作が発症するのか?


それは、ね。

人によるのですよ。

つまり・・・尿酸値が高い状態が長く続いているのに、

痛風が発症しない人もいるのです。


何度も発作でヒドイ目に遭っている私からみれば、

羨ましいような気もするのですが・・

それが、案外、そうでもない、らしいのです。


どうして?

痛くないんでしょ?

ラッキーじゃないですか。


楔を打ち込まれたような、足の痛みを

経験しなくていいなんて。

ああ、羨ましい。

ああ、あやかりたい。


たしかに、痛風発作は痛いですが・・

あれは、本当は体を守る作用があって、

つまり、あれは体内に沈着した尿酸結晶を溶かすのです。

腫れと痛みの発熱によって。


じゃあ、痛風発作がないということは、どうなるのでしょう?

尿酸結晶を溶かす機会を逸してしまう、ということです。


それから、もうひとつ。

痛風発作が発症したら、どんな気持ちになりますか?


ああ、もうコリゴリ。

今度から、絶対に生活習慣を改めよう、

もっともっと体に、健康に気をつけよう!

・・・と思ったりしませんか?


私は発作のたびに、

強く決心して、反省します(半年で、なぜか忘れますが)。

発作が出ない人は、その反省する機会が、そもそもないのです。


発作がないのですから。

痛くないんですから。

いったい、何を反省しろ、と?


こういう、尿酸値が高い状態が

長期に続いているのにもかかわらず、

ちっとも痛風発作が出ない体質(?)の人を、

『無症候性高尿酸血症』というそうです。


ただ、痛風発作が出ないからといって、

尿酸値が高いことには変わりはないのです。

ですので、知らないうちに、尿酸結晶がたまり過ぎたり、

あるいは、糖尿病とか、

尿路結石を起こしてしまうかもしれません。


痛風発作が発症することが良いことだなんて、

とても思えませんが、

出なけりゃいい、というものでもないようです。


痛風 外反母趾

 痛風(つうふう)と外反母趾(がいはんぼし)は、

足が痛む・・という、その点においては、

症状が少し似ていますが、全く別のものです。

外反母趾の病状がひどくなったら、痛風になる・・

などということはありません。

また、偽痛風というものとも、違います。


痛風は、表面的な症状としては

(主に)足が痛くなったりしますが、

本来は、代謝、すなわち、内臓系の病気です。

それに反して、外反母趾は、ヒールなど、

つま先の細い靴を長年履き続けた、などの

外圧的な要因で発症したり、あるいは

関節リュウマチなどの病気のせいで発症したりします。

互いが、まるで違うものですね。


まあ、間違う人はあまりいないと思います。

比較するまでもないですが・・一応、列記しておきます。


●痛風

主に男性に発生(約98~99パーセント)。

発作の症状は、突然発症。

急激に起こって、10日~2週間で嘘のように

治まる(痛風初期症状の場合)。

歩けないほど、痛い。

安静にしていても、激しく痛む。


●外反母趾

つま先の細い靴を長年履き続けた女性に多い。

長い時間をかけて、症状は少しずつ進行。

歩いて、患部がこすれると痛む。


・・・こんな感じです。


私は、外反母趾の経験はありませんが・・

痛いらしいですね。

リュウマチなど、関節系の痛みは

本当につらいみたいです。


まあ、その期間内の痛みでは、

痛風の痛みは、最強クラスですが。


外反母趾もそうですが、リュウマチなどの痛みは

ず~っ、と続きますので。

痛風のように、発作が治まると安定期に入る、

なんてことはないです。


どっちがいいんでしょうね。

比べることに意味はないですが。


2024年7月5日金曜日

痛風発作の終息時に思うこと

長い苦闘の痛風発作が終息すると、ようやく

しっかりと自分の二本足で大地を踏みしめ、立っている、

ということを実感できます。


ばかばかしい当たり前のことですが、そのときは

歩けることって本当に素晴らしいと思えます。


逆に痛風発作の真っ最中に街をヨロヨロと歩いていると、

ああ、今、小学生と喧嘩しても負けるなあ、

なんて思ったりします。

小学生にはケンカは売られませんが。


さて、当面しなきゃならないことがあります。

リハビリです。


具体的にいうと、痛かったほうの足(たいてい、左足)の

太腿、ふくらはぎ・・細くなっています。

知らず知らずのうちに筋肉が落ちているのですね。


ですので、ちょっと歩くとすぐに脚が痛くなります。

でも、この場合の痛み、というのは

痛風の痛みではなく、筋肉痛なのですが。


落ちた筋肉は、普通に歩いていれば

自然と元に戻ります。

右脚と左脚の太さが違っても、すぐに戻るので

そんなに気にしなくてもいいです。


逆に痛くなかった方の脚に、ほころび じゃありませんが、

疲労の色が出てきたりします。

知らないうちに、痛い方の足をかばって、

こちらにばかり体重をかけてきたんでしょうね。

膝や足首が痛くなったり、夜中に脚がつりそうになったり。

あ、この場合の膝や足首は痛風の痛みじゃないですから。


でも、本当に気をつけなきゃいけないのは、

筋肉どうこう、じゃなくて、もっと違うところ、

本質的なところにあります。


何とか、もう二度とと

痛風発作を再発させない方法はないのか、ということです。


“体に気をつける”このことに尽きるのですが、

もう今までだって、充分に気をつけていたハズです。


結局は、体質のハンディを乗り越えられない、

ということなのでしょうか。


以前、痛風発作を二度と起こすまい、と決心した人がいて、

その人は徹底的な食事制限をしたそうです。


で、どれくらい徹底的な食事制限だったか、というと、

その結果、その人は栄養失調になってしまったのだ、とか。


その良し悪しは別にして、私には

とても そんな根性は ないですしね。

せいぜい、できそうなのは、

体重をこれ以上増やさないようにする、

くらいです。


あとは、足が痛かったときにはできなかった、

“歩くこと”や“ストレッチ”を思う存分やってみる、

くらいでしょうか。


フェブリク錠やザイロリック錠などの

尿酸降下薬を飲み始めても、

急激に尿酸値が下がるので、半年くらい、

えんえんと痛風発作が続くみたいですしねえ。

(たまっている尿酸結晶が溶けてなくなったら、その後、

痛風発作は出なくなるらしいです)


半年間は、つらいです。

まあ、体の大掃除ってところなんでしょうけど。


とにかく、もう、痛風発作はコリゴリですよ。


痛風 スポーツは体に良くないの?

スポーツは体に良い、健康に良いと

長年、信じてきた私ですが、ある程度、

年をとってくると・・というか、

痛風改善にスポーツは、あまり向いてないんじゃないかと

思うようになってきました。


ほら、スポーツって、爽やかな汗を流して、

いかにも健康です~、って感じじゃないですか。

長年の好意的なイメージを払拭するのは容易ではありませんが、

私の場合、激しいスポーツ(マラソンとか)で足の関節を酷使して、

それがキッカケで痛風発作が起こったりして、

なんか、もう・・あまりスポーツをしちゃダメだな、

と思ったりもしています。


一流のスポーツ選手でも、

たいてい、引退する頃には膝とか腰とか肘とか、

どこか痛めていますからね。

「スポーツが体に良い」というのは、

スポーツ用品メーカーが作りあげた、

妄想・陰謀じゃないかと。

まあ、そんなワケはないか。


痛風改善、尿酸値改善には、

ゆっくりとした有酸素運動が望ましい、

と考えられています。

歩く(ウォーキング)とか、サイクリングとか。


でも、サイクリングだとかいっても、

走るのが好きだった私からすると、

運動した気がしないんですよ。

自転車にのって、トロトロ走っても。


けれども、激しい運動は尿酸値を上げてしまうらしいので、

なるべくやらない方が良いみたいです。


なんで尿酸値が激しい運動で上がるのかというと・・

ハアハアというでしょ?

息が切れて肩で息をする、みたいな。


あれは、体内に酸素を一生懸命取り込んでいる。

つまり、カラダが酸素不足なんです。

激しい運動によって筋肉を動かすわけですが、

そのときに酸素不足になります。


酸素不足の状態のとき、いつも以上に

プリン体が多く作らてしまい、

結果として、尿酸が多く生成されます。


おまけに、運動で汗をかいたりして、

体が少し水分不足になってしまい、

血液中の尿酸の濃度が濃くなります。


と、いうわけで尿酸値が上がってしまうのですよ。


う~ん・・

激しい運動は、

尿酸値がやっぱり上がってしまうのですか・・


長年、スポーツは体に良いと信じてきた私にとっては、

これは真逆のデータです。


まあ、年々、年をとって体力も落ちてくるので、

それも、まあ

仕方がないか、と思ったりします。

痛風改善に良くない、ということをわざわざ

強いてすることもないかな、と。


毎日、ぽちぽちと歩いてるのが、私には

お似合いってことですかね。

なんか、気持ちまで枯れてきそうです。


ただ、

たかがウォーキングと思うかもしれませんけど、

歩くと、気持ちがスッキリします。

これは気のせいではなく、

ストレスなど脳が感じる嫌な物質が、

歩くことによって筋肉の方へ移動するそうです。


ですので、歩き終わったときには、

なんとなく気分が晴れて、

スッキリした気持ちになっている、と。


そういえば、そうですね。

なんか、歩くと気持ちが良いです。


生活に運動を取り入れた10年と、

運動を全然しなかった10年では、

その後の健康の状態がまるで違うそうなので、

やっぱり、できるかぎり

歩くなどの運動をした方が良いみたいです。


2024年6月24日月曜日

痛風 腎臓のもう一つの働きとは?

痛風体質の人の場合、体質的にというか、

腎臓が弱点になりやすいです。

長年にわたり、尿酸結晶が体内に蓄積してくる、

つまり、尿酸値が高い状態が長期に続くと、

腎臓にも尿酸結晶がたまりやすくなります。

それはすなわち、腎機能が低下する可能性があります。


東洋医学(漢方)では、“腎(じん)”は「おそれ」と関連がある、

と考えられているようです。


「おそれ」というのは、ええと。

気に病む、というか、心配性というか、くよくよしたり・・

とか、そういう感じのものです。


腎臓は、体の中での濾過装置のような働きをするのですが、

それ以外、内臓と心因性のものは密接な関係があるのです。


たとえば、強烈な心配事、悩み事があったりしたりすると、

心臓に痛みを感じたりすることがあるのですよ。

で、これは・・この症状は狭心症とかじゃないか、

と病院で検査してもらっても、何の異常もない。

だのに、痛い。

でも、その心配事が解消されると、嘘のように

心臓の痛みが消えうせてしまったり、とかね。


そういう意味で、腎臓も本来の機能以外に、

自分の心というか、精神的な気持ちの面にも

影響を及ぼします。


もしかしたら、心配性だったり、

クヨクヨ症だったりする人は、自分は生まれつき、

そういう性格だから・・なんて考えているかもしれませんが、

実は、自分の“腎(じん)”が弱っていたり

するのかもしれませんよ。


2024年6月21日金曜日

痛風発作 治りかけの時期に再発

痛風に限らずですが、体のどこが痛いと

何をやっても楽しくありません。

痛風の場合は、足が痛むことが多いのですが、

歩けば痛いし、歩かなくてジッとしていても痛いです。


痛みのことは気にしないようにしよう、

と思ってみたところで実際に痛いわけですから、

どうしても痛い方へと意識が向いてしまいます。


とにかく、痛くて何をしていても楽しくないです。

テレビ観ていても、遊んでいても、食事していても、

寝ていても、とにかく痛い。


さて、この痛い痛風発作ですが、

どんなに痛くても必ず終息に向かう時期が来ます。

その、治まる時期には個人差があって千差万別ですが、

痛風歴が長いほど、なかなか治らない傾向があるようです。

つまり、体内に蓄積している尿酸結晶が多いのでしょう。


本当は、この痛い痛風発作の期間は、

痛み止めを飲んででも歩き回ったほうが血流がよくなり、

腫れと痛みは酷くなるものの、

患部の発熱で多くの尿酸結晶が溶けるので、

体のためには積極的に歩いたほうが良いそうです。


でも、それは実際に「痛くない人」が言うことであって、

足に激痛がきている最中に、歩き回って

腫れと痛みを酷くしたいな、とは思いません。

私もできるだけ、おとなしくしています。


で・・おとなしくしていると、ある時期がくると、

だんだん少しずつ、痛風発作の腫れや痛みは

治まってくるのですが・・もう、大丈夫だろう、と

自分で思える時期があるんですよね。


腫れも痛みも相当マシになってきたし、

もう普段どおりに歩いても大丈夫だろう。


で、歩いたりします。

階段も昇り降りしてみたり。

まあ、特にたくさん歩いた、ということもなく、

普通ですよね。


が。

その夜、とつぜん、直りかけていたハズの

痛風発作の痛みが再発するのです。

患部は腫れあがり、痛みは ぶり返します。

自力で二本足で立ち上がるのが困難になってしまったり。


う~ん・・もう、大丈夫だと思ったんだけどなあ。


自分の体でさえ、こうなんです。

わからないんです。

自分では、もう大丈夫と思ったのに。


ましてや、他人が

「いつまで、かかってんだ? もう治ってるんだろう?」

・・・とか言う人がいても、

他人にコッチの体のことがわかるワケないんです。


「慎重派なのね」

・・・なんて言う人もいましたが、

慎重なのではなくて、もう大丈夫だと思ったら再発した・・

なんて経験を何度も何度も繰り返してるんです。

まったく痛風発作だけは信用なりません。


わからないんですよ、自分の体でも。

ましてや、痛風になったことのない人、

痛風発作を経験したことのない人には、

絶対に理解不能です。


ただ・・この再発の件ですが、

ピーク時に、ある程度の腫れと痛みを伴う発熱で、

関節に沈着している尿酸結晶は小さくなっているのです

痛風発作の極期に赤黒く腫れている患部を触ったら、

びっくりするくらい熱かったでしょう?

その時期に、蓄積した尿酸結晶をある程度、

溶かしていたのですよ。


ですので、この再発はそれほどのこともなく、

すぐに治まります。

翌日には・・とか、遅くとも二日後には・・とか、

そんなレベルです。


ですが、もう治ったかな、と思い、

普段どおりにしていると痛みがブリ返したりしますので、

まったく油断ならないです。


何度も痛い思いばかりしていると、

とにかく、落ち着くまでは、なるべく安静にしておこうかな、

と思ってしまいます。


私の場合、やむなく、たくさんの距離を

歩かなければならないときは、

事前に痛み止めの薬を飲むことにしています。

あまり気が進みませんが、仕方ないですし、

そうでもしなければ、その日の夜には、

また腫れあがってしまいますからね。


2024年6月20日木曜日

痛風に鍼灸療法は有効

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● 痛風 治療

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普通、痛風発作が出てから、はじめて自分が痛風だと

知ることになります。


って、会社とかで健康診断を定期的に受けている人は、

自分が尿酸値が高いのを知っていたかもしれませんけどね。


で・・

あの、猛烈に痛い痛風発作の後、病院に行くと、

さあ、痛風の治療を始めましょう、

という成り行きになります。


痛風の治療?


ここでいう、痛風の治療というのは、

いわゆる尿酸値を下げる薬を飲むことです。

尿酸降下薬っていうヤツ。


具体的にいうと、フェブリクとかザイロリックとか。


特に、フェブリク(フェブキソスタット)の場合、

40年ぶりの痛風新薬ということで、

その尿酸値を下げる効果は抜群です。


しかも、薬には

つきものである副作用も少ない(のだ、そうです)。


尿酸値を下げることに関しては素晴らしい効果のある

フェブリク錠ですが、

毎日毎日、飲み続けていると・・だんだん

疑問を感じるようになる人も出てくるのだ、とか。


フェブリクって・・いったい、いつまで飲めばいいの?


結論からいうと、ほとんどの人は

一生飲み続けることになります。


フェブリクというのは、ね。

「痛風を治療するクスリじゃない」のですよ。

フェブリク錠を飲んでいる間は、

尿酸値を下げる効果がある薬剤なんです。


だから、服用をやめると、

尿酸値の数値はすぐに元に戻ってしまう。

ちっとも、治っていなんか、いないのですよ。

だから、やめると、元の木阿弥。


けど、考え方によっては、こうも言えます。

フェブリクを飲んでいる限りは、

尿酸値は低い水準で維持できます。


飲み始めの頃は(半年~一年くらい)は、

今までの蓄積している尿酸結晶が体内の関節などに

ありますから、痛風発作が出る場合が多いです。


でも、その時期を過ぎたら。

もう、痛風発作の激痛とは、さようなら・・です。

これって、素晴らしくないですか?

だから、みんな、クスリを飲むのです。


日本の病院というのは、大部分が西洋医学の病院で、

西洋医学の基本は薬物治療です。



|★ 鍼灸 効果

└───────────────────


それに対して、日本には、

漢方医学(かんぽういがく)というものもあります。


この漢方医学というのは、

いわゆる東洋医学のことなのですが、

大陸から伝わって

日本独自に発達して完成された医学のことです。

鍼灸治療のほか、薬膳とか、漢方薬とかもあるそうです。


なんだ、中国の医学か、と思うかもしれませんが、

古くは、漢字やひらがななどの文字も

大陸から伝来されてきましたが、

日本で使いこなされているうちに

独特の発展をしていて、今では、

少しは(漢字など)似ていますが、

まるで違うものになっています。

それが漢方医学(日本の東洋医学)です。


東洋医学は、基本的に

西洋医学のような薬物治療がメインではありません。


漢方薬というものもありますが、西洋医学のクスリとは

ちょっと違って、漢方薬というものは“毒”なのだそうです。

毒っていっても、砒素とか青酸カリのようなものじゃなくて。


人間の体に良くないもの(漢方薬)を入れてると、

体が拒否反応というか、それを体外は吐き出そうとします。


その、吐き出そうとするときに、

体の中にある“良くないもの”も一緒に排出してしまうので、

結果的に、体調が良くなるのだそうです。


でも、漢方薬だけが東洋医学じゃないです。

やっぱり、鍼灸治療ですよ。


WHO(世界保健機関)も

「痛風」の鍼灸療法の有効性を認めていますからね。

(ホントですよ!)


西洋医学では、薬は日進月歩で

優れた薬剤が開発され続けていますが、

薬の副作用で苦しんでいる人も多いのでは?


東洋医学の場合、(鍼灸治療などは)

薬は使わないので、副作用などで苦しむことはありません。


でもね。

骨折とか、そういう治療には

東洋医学は全く役に立ちません。


治せるのは、外科手術。

西洋医学だけ、です。


あと、急に倒れたとか、

心臓手術とか。

脳梗塞とか。


手術で命を救えるのは、

この世の中で、西洋医学だけ、です。

東洋医学では、どうしようもありません。


西洋医学は緊急の対症療法に優れているの対して、

東洋医学の方は、じっくりと長期にわたって、

体質改善などに効果をあげるのに長けています。


あれ?

じっくりと長期に渡って体質改善って・・・


それって、痛風改善に向いているのでは

ないですか?


2024年6月19日水曜日

クエン酸 痛風予防

尿酸値7.0mg/dl以上の数値の人は

高尿酸血症といい、

世間一般で言われている言い方をすると、

いわゆる痛風予備軍です。


予備軍という言い方は、

あまり好きじゃないのですが、まあ、いいや。

先に進みます。


高尿酸血症だからといって

必ず痛風を発症するというわけではなく、

日頃のちょっとした注意で予防ができる、

と考えられている場合もあります。


痛風を発症して痛風発作が起こると、

歩くことも困難な激痛が襲います。

高尿酸血症と言われても自覚症状はありませんから、

つい放置してしまいがちですが、

発症する前に予防をするのが

望ましいと考えられています。


高尿酸血症で尿酸値が高い状態を4、5年続けていると、

痛風を発症する確率は、少しずつ高まってきて。


痛風予防には食事や運動など、生活習慣の改善をして

尿酸値を上げないことが重要になります。


痛風の食事というとプリン体を気にする人もいますが、

プリン体の少ないものを食べるのも大切ですが、

何よりも食事の量自体に気を付ける事が一番のようです。


食事は腹八分目でアルコールは控え、

適度な軽め運動を心がけると良いでしょう。

食べ過ぎないでね、と。

運動もしなきゃイヤよ、と。


また、ストレスや睡眠不足も

尿酸値を上げる原因ですから注意しましょう。


痛風の人、痛風予備軍の人は肉類を好んで食べ、

野菜をあまり食べないという食生活の偏りや、お酒好き、

また大食いで食事時間が不規則、

そして肥満傾向にある人が多くいます。


放っておけば痛風になる可能性のある人は、

高尿酸血症を甘く考えずに生活習慣を見直しましょう。


痛風を発症するのは、

一昔前に働き盛りの中高年の男性がほとんどでした。

今は30代が中心だそうで、

20代の痛風患者が増加しているそうです。


高校生や中学生でも

尿酸値が高いことを気にしている子もいますからね。

(本当です)


ところがね、女性で痛風の人ってのは、

今も昔も少ないのですよ。


女性は、女性ホルモンが尿酸の排出を促してくれるので

発症しにくいのです。

閉経後の女性、あるいは病気で体調を崩して

ホルモンバランスが

崩れている女性の人は、尿酸値が高くなりやすいので、

痛風になっても不思議じゃありません。


それでも、痛風の場合は、

98~99パーセントは男性じゃないですか。

女性が増えたといっても、圧倒的に男性が罹病します。


私は時々、思うのですが・・

女性が痛風になりにくいのは女性ホルモンがあるから、だと。


じゃあ、痛風発作で苦しんでいる男性に「女性ホルモン」を

注射したら、痛風が治るのではないかと・・・え?


だめ?


予防には尿酸値をコントロールして

7.0mg/dl以下に保つことが重要で、

食事療法と併せてクエン酸を上手に利用するといい

と言われています。


レモンや梅干し、お酢などの

酸っぱいと感じる酸味成分がクエン酸です。


尿酸値の高い人は酸性尿であることが多いのですが、

酸性尿だと尿酸が溶けにくく

体外への排出がスムーズにいきません。


クエン酸は体内に入るとアルカリ性となり、

尿をアルカリ化してくれます。


尿酸はアルカリ性に溶けやすいため、

溜まった尿酸がスムーズに排出され、

結果、尿酸値を下げてくれるわけです。


尿酸をたくさん作らないことはもちろん、

できた尿酸をスムーズに排出するということも

尿酸値を下げるためには大切なのです。


ただし、毎日の食事でクエン酸を多く含む食品を摂る

というのはなかなか難しいので、

サプリメントをうまく利用している人が多くいます。


痛風予防に試してみてもいいかもしれません。


2024年6月18日火曜日

痛風 りんご酢

リンゴ酢は、痛風に良い。


これは・・・ホントか嘘か!?


さあ・・・良いんじゃないですか?

“酢”が入っているんだし。


そうなんです。

りんご酢ってのは、リンゴ酢と言う以上、

林檎と酢だけで作られているのかと思えば、

いろいろな成分が入っているのです!


じゃあ、あれですよ。

りんご酢、とか言わずに、

「リンゴ+酢+いろいろ」

という商品名にすべきですっ。


まあ、それはともかく、

なんで、痛風に酢が効果的なのか?


酢が尿酸値を下げてくれるわけじゃないのですが、

間接的に尿酸値を下げる効果に

寄与してくれるのです。


つまり・・

痛風になりやすい体質の人は、

食べモノの好みとかも、結構ヘビーなものが

好きな人が多いのではないでしょうか。

牛丼とか。

焼肉とか。

ハンバーグとか。

カレーとか。

ラーメンとか。


え?

痛風体質じゃなくても、みんな好きだろうって?


ええと・・・これらが悪いというわけでもないのですが、

どっちかというと、こういう食事ばかりしていると、

どうしても、尿が酸性になりガチなわけですね。


尿が酸性?

なんじゃ、そりゃ?


体というものは、常に

中性に保たれようとする性質があるので、

酸性の食品が体内に多く入ってくると、

カラダを中性に保つため、

余計な酸性の成分を体外に排泄します。


つまり。

それらは腎臓から尿として排泄されるので、

酸性の食品ばかり食べていると、尿が酸性、すなわち

酸性尿になる、ということ。


逆にアルカリ食品を多く食べると、アルカリ尿に。


よく言う、カラダがアルカリとか、

体が酸性とか言いますけど、本当は

体は常に中性で、体が

アルカリだったり酸性になったりするわけじゃないんです。


そんなことより・・

別に、尿が酸性であろうが、

アルカリでもドッチでもいいじゃん?


どっちでも良い、とか言いきれる人は、

痛風じゃない人です。

痛風体質じゃない人です。


と、いうのも、痛風発作に関係があるのは、尿酸値。

尿酸値とは、血液中の尿酸の濃度ですから、

体内に尿酸がどれだけあるか、そして、その尿酸を体外に

うまく排泄できているかは重要な要素なのです。


尿酸をできるだけ体外に排泄したい人

→ぜひ、アルカリ尿に。


尿酸の排泄なんか気にしなくてもいい人

→酸性尿でもアルカリ尿でもドッチでも。


てなワケで、痛風で苦しむ人ならば、

ぜひ、尿をアルカリに傾けたいのです。


そこで→「酢」の出番ですか?


でも、お酢の嫌いな人はどうするの?

私みたいに、酢が苦手で飲めない人はどうするの?


そ~んな人のためにね。

これがあるんじゃないですか。