2024年6月20日木曜日

痛風に鍼灸療法は有効

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 痛風 治療

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━


普通、痛風発作が出てから、はじめて自分が痛風だと

知ることになります。


って、会社とかで健康診断を定期的に受けている人は、

自分が尿酸値が高いのを知っていたかもしれませんけどね。


で・・

あの、猛烈に痛い痛風発作の後、病院に行くと、

さあ、痛風の治療を始めましょう、

という成り行きになります。


痛風の治療?


ここでいう、痛風の治療というのは、

いわゆる尿酸値を下げる薬を飲むことです。

尿酸降下薬っていうヤツ。


具体的にいうと、フェブリクとかザイロリックとか。


特に、フェブリク(フェブキソスタット)の場合、

40年ぶりの痛風新薬ということで、

その尿酸値を下げる効果は抜群です。


しかも、薬には

つきものである副作用も少ない(のだ、そうです)。


尿酸値を下げることに関しては素晴らしい効果のある

フェブリク錠ですが、

毎日毎日、飲み続けていると・・だんだん

疑問を感じるようになる人も出てくるのだ、とか。


フェブリクって・・いったい、いつまで飲めばいいの?


結論からいうと、ほとんどの人は

一生飲み続けることになります。


フェブリクというのは、ね。

「痛風を治療するクスリじゃない」のですよ。

フェブリク錠を飲んでいる間は、

尿酸値を下げる効果がある薬剤なんです。


だから、服用をやめると、

尿酸値の数値はすぐに元に戻ってしまう。

ちっとも、治っていなんか、いないのですよ。

だから、やめると、元の木阿弥。


けど、考え方によっては、こうも言えます。

フェブリクを飲んでいる限りは、

尿酸値は低い水準で維持できます。


飲み始めの頃は(半年~一年くらい)は、

今までの蓄積している尿酸結晶が体内の関節などに

ありますから、痛風発作が出る場合が多いです。


でも、その時期を過ぎたら。

もう、痛風発作の激痛とは、さようなら・・です。

これって、素晴らしくないですか?

だから、みんな、クスリを飲むのです。


日本の病院というのは、大部分が西洋医学の病院で、

西洋医学の基本は薬物治療です。



|★ 鍼灸 効果

└───────────────────


それに対して、日本には、

漢方医学(かんぽういがく)というものもあります。


この漢方医学というのは、

いわゆる東洋医学のことなのですが、

大陸から伝わって

日本独自に発達して完成された医学のことです。

鍼灸治療のほか、薬膳とか、漢方薬とかもあるそうです。


なんだ、中国の医学か、と思うかもしれませんが、

古くは、漢字やひらがななどの文字も

大陸から伝来されてきましたが、

日本で使いこなされているうちに

独特の発展をしていて、今では、

少しは(漢字など)似ていますが、

まるで違うものになっています。

それが漢方医学(日本の東洋医学)です。


東洋医学は、基本的に

西洋医学のような薬物治療がメインではありません。


漢方薬というものもありますが、西洋医学のクスリとは

ちょっと違って、漢方薬というものは“毒”なのだそうです。

毒っていっても、砒素とか青酸カリのようなものじゃなくて。


人間の体に良くないもの(漢方薬)を入れてると、

体が拒否反応というか、それを体外は吐き出そうとします。


その、吐き出そうとするときに、

体の中にある“良くないもの”も一緒に排出してしまうので、

結果的に、体調が良くなるのだそうです。


でも、漢方薬だけが東洋医学じゃないです。

やっぱり、鍼灸治療ですよ。


WHO(世界保健機関)も

「痛風」の鍼灸療法の有効性を認めていますからね。

(ホントですよ!)


西洋医学では、薬は日進月歩で

優れた薬剤が開発され続けていますが、

薬の副作用で苦しんでいる人も多いのでは?


東洋医学の場合、(鍼灸治療などは)

薬は使わないので、副作用などで苦しむことはありません。


でもね。

骨折とか、そういう治療には

東洋医学は全く役に立ちません。


治せるのは、外科手術。

西洋医学だけ、です。


あと、急に倒れたとか、

心臓手術とか。

脳梗塞とか。


手術で命を救えるのは、

この世の中で、西洋医学だけ、です。

東洋医学では、どうしようもありません。


西洋医学は緊急の対症療法に優れているの対して、

東洋医学の方は、じっくりと長期にわたって、

体質改善などに効果をあげるのに長けています。


あれ?

じっくりと長期に渡って体質改善って・・・


それって、痛風改善に向いているのでは

ないですか?