2024年12月10日火曜日

痛風と高血圧の微妙な関係とは!?

痛風と高血圧は、一見、関係なさそうですが、

微妙に関連があります。

っていうか、痛風(高尿酸血症)の合併症として、

高血圧が併発すると考えられています。


ですが。

そもそも、高血圧とは何か?


血圧が高い症状のことを高血圧というのですが、

血圧は血管の状態と密接な関係があります。

つまり、血管の柔軟性が失われてくると、

血液が全身に巡りにくくなってくるのです。


で、脳などに血液が行き届かないと都合が悪いので、

体はそれを補うため、血管に強めの圧力をかけます。

そうすることで、やっと全身にうまく血液が巡るのです。


この、血管の状態ですが、若いときは誰しも

血管に柔軟性がありますが、年をとるにつれて、

しだいにそれが失われてきます。

つまり、年齢の経過ともに

「高血圧になってくる」ということです。

そして、それが自然の摂理なのです。


現代医学では、血圧が高めになってくると、すぐに降圧剤で

血圧を下げよう下げようとしますが、

無理に血圧を下げると、

体内のバランスが崩れて不調になったり、

高い血圧をかけることによって脳などに

血液が充分に流れていたものが うまくいかなくなって、

頭がぼんやりしたり不快になったり・・などの

現象が起こったりすることもあります。


下げればよい、というものでもないと思います。

高血圧でも元気で長生きしている人は、

たくさんいますからね。


医師は思うところがあって、高血圧の患者さんに

降圧剤を処方しているのでしょう。

それは、それとして、高血圧の降圧剤の副作用で

「痛風」になることがあるのです。


だから、どうなのだ? 

という感じがするかもしれませんが、

私の知っている狭い範囲ですが、

医師は副作用の説明については、

こちらが聞かない限り説明をしてくれないので、

知っておいた方が良いと思います。


降圧剤にもいろいろあるようですが、

やっかいなのは「利尿薬」です。


利尿薬というものは、腎臓にダイレクトに作用して、

水分やナトリウムの排泄を促進させます。

どういうことなのか?

つまり、血液量が減るのですよ、利尿薬を服用すると。

で、血液が減った分、血圧は下がります。


ですが、この利尿薬の副作用で、

「痛風、高尿酸血症、糖尿病、頻尿・・」などに

なってしまうことがあるそうです。


良かれと思って服用しているのに、医師の指示通りに

薬を飲んでいるのに、他の病気になってしまったのでは、

たまったものではありませんね。


薬が病状の改善を助けてくれることは多々ありますが、

副作用のことは、医師から

事前にキチンと説明を受けておいたほうが

良いと思います。


一番、理想的というか、

できそうで出来ないものの一つに生活習慣の改善があります。


●塩分の摂り過ぎに注意する

●禁煙する

●ぐっすり眠る

●軽い運動をする


あと、血圧測定の直前に「深呼吸」をすると、

少し血圧が下がります。

まあ、検査のときだけ数値が下がっても

仕方ないかもしれませんが。


それから、自宅に血圧計がある方で、

自宅ではそれほど高くないのに、

病院で看護師さんに測定してもらうと、なぜか

高めの数値が出る・・という場合もあります。

綺麗な看護師さんだったりしたら、

緊張したりするんでしょうかね??


痛風 メタボ

医学的にメタボ(メタボリックシンドローム)といえば、

内臓脂肪の蓄積により、

高血圧、高血糖などになっている状態のことをいうのですが、

一般的には

「メタボ=肥満」と考えられているような気がします。


さて、痛風に肥満は関係あるでしょうか?


肥満というか、内臓脂肪の増加は、尿酸値を上昇させます。

内臓脂肪を減少させることできたら、尿酸値は下がります。


痛風の原因は、

食生活、運動不足、ストレス過多、遺伝、そして肥満など。

「肥満」と書きましたが、要は食べ過ぎや飲み過ぎですね。


これは自分で気をつけるしか、どうにもなりません。


(お酒やビールなどのアルコール)の飲み過ぎは、

わかりやすいです。


前後不覚になるほど泥酔したら、翌朝、頭がガンガンします。

気持ち悪くて、吐きそうになります。

「ああ、あんなに飲むんじゃなかった」と自分で反省できます。

わかりやすいです。


でも、まあ・・・それでも「酒飲み」は夜になったら、

忘れて、また飲むんですけどね。


ところが、「食べ過ぎ」はどうでしょう?

「酒の飲み過ぎ」ほど、体にダメージを感じません。


これは常日頃、いつも食べ過ぎてくると、

「満腹中枢」というものがマヒしてくるそうです。

満腹になっても、あまり満腹を感じなくなるそうです。

胃袋も次第に、微妙に大きくなるそうです。

逆に食べないと、胃袋は小さくなってきて、

あまり食べれなくなります。


ですが、食べ過ぎは痛風に限らず、

生活習慣病予防にも良くありません。


で・・いつも食べ過ぎ気味で、

「満腹中枢」が麻痺しているかもしれなくて、

自分が食べ過ぎなのかどうかもわからなかったら、

どう判断するのでしょうか?


尾籠(びろう)な話で恐縮ですが、

朝のトイレ。

大便です。

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●前日、たくさん食べる→あまり出ない(便秘気味)


●前日、あまり食べない→たくさん出る(快便)

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前日たくさん食べたら、翌朝、たくさん出るように思いますが、

実は逆なのです。

たくさん食べると、内臓は消化と吸収に目いっぱいになり、

排泄にあまりエネルギーを使えなくなります。

むしろ、少なめに食べた方が、良く出ます。

下品な話でスミマセン。


それから、朝起きた途端に「げっぷ」が出たら、

食べ過ぎています。

胃酸過多か、胃が悪いか、みたいな感じです。


そういうときは、胃薬もいいですが、

朝食を抜くといいです。

胃を休めることができます。


日常、朝を抜くと良くない、三食きちんと食べるように、

と言われていて、その通りなのですが、

ケースバイケースです。


常に大量に胃に食物が入り続けていると、さすがの胃も

まいってしまいます。


自分の胃も少しは いたわってあげましょうね。


痛風は贅沢病です。理由はコチラ↓

痛風は贅沢病です・・なんて言ったら、

すごい反発をくらいそうですね。


何言ってんだ!

なにもゼイタクなんかしてないぞっ!?

・・・って。


ですが、そういう意味ではないんです。


そもそも、人類の歴史は「飢え死に」との戦いでした。

人間はいつも腹をすかせて、食べ物を求めていました。


食べ物が豊富にありすぎて、明日食べるものにも困らない、

お金さえあれば、パンくらいならコンビ二でもスーパーでも

いくらでも売ってる。


・・・こんなふうになってきたのは、

ほんの・・100年くらい。

本当に豊かになってきたのは、ここ50年くらい。


今でも日本でも、ごく稀に飢え死にする人はいますが、

新聞に載るでしょう。

もう、珍しくなってきているのですよ、飢え死には。

自殺はアチコチであっても、飢え死には滅多にありません。

飽食の時代ですからね。


日本の歴史は、何十年、何百年・・いや、何千年、何万年、

ず~っと、ずっと、飢え死にの歴史なんです。

いつもロクに食べ物がなかったのです。


そりゃ、一部の特権階級の人、よく時代劇に出てくるような

悪代官や悪大名、豪族などはお腹一杯食べれたかもしれません。

でも、庶民はいつも食べ物がなく、やせ細っていました。

農作物を作るといっても、

現在のような卓越した技術はないですしね。


食べたくても食べれない。

食べるものがない。

太りたくても太れない。

がりがりの骨と皮だけの体。


そんな時代、誰も痛風なんかなりません。

日本に痛風なんか、なかったのです。

お腹いっぱい、ご飯を食べられませんでしたから。


何も、毎日、

ビフテキ食べてキャビア食べて高級ワインを飲むのだけが、

贅沢じゃないんです。


カップラーメンでも牛丼でも、お腹一杯食べられたら、

それはある意味、贅沢なんです。


いつも周囲には食べ物が溢れています。

そんな時代。

すばらしい時代ですが、別の意味で受難の時代です。


飢え死にしなくて、ありがたい時代ですが、

痛風体質の人にはロクなことがありません。


栄養失調になるくらい、食事摂取を制限すれば、

いくら持って生まれた体質ですら、痛風には

ならないように思います。

が・・ちょっと実現不可能ですしね。


痛風 アスピリンには注意する

「アスピリン」というのは、

非ステロイド性抗炎症薬です。


一般的には、その成分を含有する医薬品として、

痛み止め、解熱剤などとして知られています。

バファリンとかが有名です。


で。

痛風には、アスピリンはどうなのか?

痛風発作のときに、痛み止めとして使用すべきなのか。


アスピリンは、少量の服用で尿酸値を上昇させます。

また、アスピリンは、多量の服用で尿酸値を低下させます。


おお、アスピリンをたくさん飲めば、尿酸値下がるの!?

じゃあ、さっそく薬局へ行って、大量に購入してこよう!

・・・・なんてことは、しない方が良いです。


薬に関しては、まず、お医者に相談すべきで、

お医者が処方してくださった薬だけを飲むべきです。


というのも、もし、他の薬も服用していたら、

飲み合わせとか、それによる副作用とかもありますから。


たとえば、抗血液凝固薬で有名なワルファリンとの併用では、

出血リスクがあったりしますしね。


それから、アスピリンは

痛み止め・解熱剤として知られていますが、

痛風発作中に多量に服用すると、これもよくないです。

というのは、尿酸値が下がってしまうことにより、

さらに痛風発作が悪化します。


尿酸値が下がるのに、痛風発作が悪化?


痛風発作は、急激な尿酸値の変動が良くないのです。

急に大きく上がっても。

急に大きく下がっても。

尿酸値が大きく変動することで、痛風発作が誘発されます。


もっとも、長年、尿酸値が高いままで、

体内の関節に尿酸結晶がたまっているから、

発作が出るのですけどね。


体内の沈着がなければ、尿酸値が変動しても

痛風発作は発症しないと思いますよ。

関節に沈着した尿酸結晶がないのですから。


2024年11月5日火曜日

美容鍼灸で顔のホクロを取る

痛風と関係ない話が続いて、あれですが、

顔のホクロは鍼灸治療で「取れる」というハナシ。


別に顔でなくても取れますが、

顔以外でしたら、あまり取りたいと思わないでしょう。

もっとも、顔のほくろを取りたいと思うのは、

女性が大半かもしれませんが。


私は基本的に「昭和の人間」ですので、

顔にホクロがあろうがなかろうが、どうでもいいや、

という感じです。

ですが、今は男性でも化粧をする時代ですからね。

美容の面からでも、顔のホクロが気になるのかもしれません。


で。

どうやるのか?


鍼灸治療の中にも、

美容鍼灸をうたっている鍼灸院もあるので、

そういうところを探せば施術してもらえると思います。


具体的には、どうするのかというと、

お灸を使います。

直灸(じかきゅう)といって、直接、

ホクロの上にモグサというものを丸めて置きます。

そして、火をつけてモグサを燃やします。


ホクロというものは、

黒くて細胞が死んでいるように見えますが、

実は 中には “毛細血管” が通っています。

そのことを、みんな知らないので、

レーザー治療のようなところへ通って、

ほくろを取ってもらい、跡形が残ったりするのです。


直灸(じかきゅう)、お灸というものは、

(火を使うわりには) みかけによらず、

案外、低温です。

じっくり時間をかけて、ほくろを燃やしていきます。


一回では取れきれませんが、数回行ううちに

 (ただし、一日に一回)、

やがて綺麗にホクロは取れます。

施術の間隔は開いても構いません。

ほとんど跡も残らず、綺麗にホクロは消えます。


自分ひとりでも、やろうと思えばできますが、

顔ですので、動くと

モグサが移動したり (転げ落ちたり) するので、

お勧めできません。

あと、そのほくろの大きさにより、

どの程度の大きさのもぐさを

丸めるのか (火力が違ってくるので)。


そのあたりは、やはり、国家試験に合格した、

資格を持っている

プロの鍼灸師に依頼するのが無難です。


美容鍼灸は、施術しない鍼灸院もあるかもしれませんが、

最近は美容への関心が高まってきているので、

多くの鍼灸院が施術してくれるみたいです。


知り合いの女性の人が、実際に

美容鍼灸でホクロを取ってもらい、

綺麗さっぱり、顔のホクロが なくなりました。

以前は、気にするともなく気になっていたのが、

最近は化粧をするのも楽しいんだそうです。


もう一度言いますが、顔ですので、

素人判断で自分で やったりしない方が良いです。


痛風 入院で、尿酸値を下げる方法

まったく、おススメできませんが、

入院して尿酸値を下げる方法があるそうです。


あ。


“尿酸値を下げるための入院コース”

のようなモノがあるわけじゃないんです。


聞いた話なので、

私が実際に入院して試してみたわけじゃありません。

そもそも、尿酸値を下げたいから・・といって、

病院がそれだけで入院させてくれるのかどうか。


自分の体験談ではないので、

記事のリアリティに欠けますが、

ケガでも病気でも何でもいいから、

とにかく入院するらしいです。


で、入院すると病院食が出てきます。

これがまた、ボリュームが少なくってねえ。

こんなのじゃあ、とてもじゃないですが、

お腹いっぱいにならないですよ。


お味の方も、まあ、なんていうんでしょ、薄味というか、

物足りないというか・・

栄養士さんがキチンと計算して、

一日に必要なギリギリのカロリー分しか

食事として出してくれませんからね。


肉や魚は、ほとんどないですし、当然

ビールやお酒なんて出るわけない。

デザートなんて、スイーツなんか、あるわけない。

ああ、腹減ったよ~


そんでもって、夜は9時に寝なさいよ、

朝は7時に起きなさいよ。

ああ、こんな生活していたら、

健康になってしまうじゃないですか。


てなワケで、こんな入院生活を2週間。

やっと退院。


で、結果として、尿酸値が改善しているそうです。

体重もかなり落ちていたり。


要は、いかに普段の食生活が食べ過ぎているか。

味の濃いお食事をいただいているか、

ということなんでしょうけどね。


病院食が (健康上は) すばらしいといっても、

病院内ではあまり動かないですから。

退院したら、仕事しなきゃならないわけですから、

動きますから。

つまり、病院食と同じ内容の食事量では、

とても体が持ちません。


入院して、尿酸値が大きく改善しても

一過性のもの、というか、退院して1カ月もしたら、

元の数値に戻ってしまいそうな気がします。


まあ、そうならないように気をつければ

いいだけの話なのですが。


統合医療は、日本の夜明けか?

日本人は、広義の意味で東洋人であるのに、

東洋医学ではなく、

西洋医学ばかりに傾倒しているような気がします。


明治維新以降の西洋文化の乱入が

尾を引いているのでしょうか。

一般に、舶来品といえば、

アジアからのものを指しませんからね。


なぜ、西洋医学ばかりが崇拝されるのか?


たぶん、それは・・西洋医学が

デファクトスタンダード(事実上の標準)に

なってしまったからでしょう。


東洋医学だって、素晴らしいのですが、

どうも西洋医学より

低くみられているような気がしてなりません。


ただ・・東洋医学では、

西洋医学の足元にも及ばない点があります。

それは、外科手術の部門。


具体的にいえば、骨折なんかは、東洋医学では治せません。

心臓や脳などの外科手術は、本当に素晴らしすぎます。

まさに神の領域に近づかんばかりの最高峰の現代医学。

いったい、この優れた医学のおかげで、

どれほどの人の命が救われたことでしょうか。


ところで、

東洋医学には「未病 (みびょう) 」という言葉があります。

体が不調になってきているのですが、

まだ病状は出ていません。

まさに病気になる一歩手前。

東洋医学には、この「未病」の状態から治癒させる、

すぐれたノウハウがあります。

つまり、病気にさせない治療です。

カンタンにいえば、予防ですね。

これぞ、まさに東洋医学の真骨頂。


一方、西洋医学の病院へ、その「未病」の状態の人が

不調なので来院すれば、どうなるでしょうか。


検査して、そのデータの数値を見て、

アナタはまだ病気じゃないので、

もうちょっと様子を見ましょう、

なんて感じで追い返されます。

さらなる不調により、病気が表面化するまで

何もしてくれないのです。

特に、病気の予防などには、まるで無力です。


で、病状が悪化して、病気になれば、

とにかく「薬」を出します。

投薬、投薬、投薬・・・これが西洋医学です。


どちらにも良い面と、そうでない面があるのですね。


西洋医学と東洋医学。

この両方の良いところを取り合わせたような、

すぐれた医学がないものか、と常日頃、考えていたのですが、

実は私が単に知らなかっただけで、もうすでに

そういうものがあるのだそうです。


それが『統合医療』。


現在、保険治療が認められている従来の治療法と、

「代替医療」と呼ばれるそれ以外の治療。


これらの両方を取り入れた療法が

『統合医療』というのだそうです。


でもねえ。

明治維新クラスの強烈な世の中の変動でもなければ、

『統合医療』が、現行の「西洋医療」にとって変わる日は

こないような気がしますけどねえ。


痛風 ストレス 血管収縮

今まで、周辺の人に何人か糖尿病の人がいて。

で、そういうのを現実に見たり聞いたりしていると、

「糖尿病には、なりたくない」

「糖尿病には、ならないようにしよう」

・・・と強く思います。


痛風体質の人は、将来、合併症として

糖尿病になってしまう可能性もゼロじゃないですからね。


で。

糖尿病の原因についてですが、

いろいろあるのでしょうが、

ストレスも大きな要因らしいですね。

私はてっきり、糖尿病の人は

甘いジュースの飲み過ぎだったり、

食べすぎて肥満だったり・・

と、そういうものが原因かと思っていました。


たしかにそれらも起因しているでしょうが、

ストレスが糖尿病の原因、といわれても

どうもピンときません。


なんで、ストレスが原因なのかというと、

体や心にストレス負荷がかかると、

それらが酸素や栄養分を普段以上に要求するらしくて。


ところが、強いストレスを受けていると、

血管が収縮してしまうそうで。

ほら、

酸素や栄養分ってのは、血液にのって全身を巡りますので、

血流を良くしなきゃならない。

血行をよくしておかないといけない。


なのに、ストレスによる血管収縮作用で、

必要なのに、酸素や栄養分の配分が滞ってしまう。

結果として、病気になってしまうそうです。


そういえば、20年くらい前までは、

痛風の原因といえば、

プリン体の多い食品の摂取が原因、

とばかり力説されていました。


今では、ストレスも痛風の原因の一つ、

と言われ始めています。

いつから、そんなことをいうようになったんでしょうね。

少なくとも、一昔前は、そんな学説は

なかったように思います。


で、痛風も同じです。

ストレスにより、血管が収縮してしまうと、

全身の血流が悪くなり、

温かい血液の全身の巡りが悪くなります。


特に手足などの末端は、冷たくなり(血行が良くない)、

冷え症となります。

体内の比較的冷たい関節などには、

尿酸結晶も沈着しやすくなり、

痛風発作が起りやすくなります。


ところで、その目安みたいなものはあるのでしょうか。

ストレスですよ。

ストレスを受けているか、どうか。


手っとりばやいのは、「肩こり」。

肩こりがあるかどうか。


肩こりはデスクワークの人には多く見られますね。

これは、筋肉の緊張の結果ですが、

血行不良を招きます。

そして、ひいては低体温にもつながります。


じゃあ、どうすれば?

体操でもすればいいの?


よく言われるのが、痛風体質は人は

真面目で責任感が強くて、

活動的で積極的な人がなりやすい、ということです。


じゃあ、ちゃらんぽらんで

無責任で消極的で引っ込み思案だったらいいのか、

となってしまいます。

これじゃあ、なかなか、世の中、渡っちゃいけません。


おススメは、オンとオフをきちんと区別することです。

家に帰ってまで、仕事を持ちこまない。

仕事のことを考えない、悩まない。

リラックスする時間を作る。

風呂に入る(湯船でゆったりする)。

のんびり散歩する・・・などです。


人それぞれ、ライフタイムが違うので、

日常生活の隙間にリラックスタイムを

はめ込んでいくしかないですが、

緊張のしっぱなしは、血流障害をまねく恐れもあるので、

望ましくないです。


今は昭和の時代ではないので、

昔と違って、あまり働き過ぎない、というのも

ストレスから解放される方法の一つかもしれませんね。


痛風結節の治療、さまざま

尿酸値 7.0mg/dlで、

高尿酸血症(痛風)と診断されてしまいますが、

尿酸値 6.0mg/dl以下なら、

体内に沈着した尿酸結晶も小さくなっていきます。


また、尿酸値 6.0mg/dl以下ならば、

痛風結節も小さくなっていくそうです。


尿酸値を下げる、あるいは

低い水準で維持する・・ということは、

大切なことなのですね。


あ。

痛風結節というのは何かというと、

尿酸値が高い状態が長期に続くと、

尿酸が結晶化して体内に沈着します。


関節や皮膚の下や腱などに沈着した尿酸結晶が、

「こぶ」のようにふくれあがってみえるものが

痛風結節といいます。


ですが、通常、この痛風結節には

痛風発作のような激痛はありません。

ですので、放置する人も多いかもしれません。

痛くないですからね。


この痛風結節を放っておくと、

だんだん大きくなってしまったり、

皮膚が薄くなり、尿酸結晶(白いもの)が

皮膚の上から透けて見えたりします。


さらに、その尿酸結晶が皮膚をぶち破って、

中の尿酸結晶が流れ出してきたり、

関節が破壊されたり・・

という事態になったりする可能性もあります。


そこまでいかなくても、

痛風結節が大きくなりすぎて、神経を圧迫したり。

ちょっと怖いですね。


必要ならば、外科手術で摘出という場合もあるようですが、

根本的に、尿酸値が高いままだと再び、

痛風結節ができてしまうと思います。

ですので、

摘出手術よりも、やはり

尿酸値を下げることが肝要なようです。


怖いのは、痛風結節が自壊して潰瘍化することです。

壊死が進行したり、感染を誘発したりするみたいです。


インターネットで検索すると、

痛風結節の画像・写真を拝見できますが、

他人事じゃありませんので、よおく

見ておいた方がいいと思います。


尿酸値を高いまま放置しておくと、

こういうふうに苦しむ可能性があるので、

自分もそうなるかもしれませんし。


2024年10月18日金曜日

痛風 過食対策

 夏は痩せていたのになあ。

どうも、水を飲んでも太ってしまう体質で。


水はいくら飲んでも太らない、

と考えている人も多いようですが、

そうじゃないんです。

水分は、結局、尿や汗で排泄されてしまうので、

水分はいずれ体外に出ていく・・

と思われているようなのですが。


水分は細胞に浸透して、細胞が水を含むので、

体質によっては、水を飲んでも太るのですよ。


ああ、そんなことより。

痩せていた夏の自分を取り戻すために。

太ってきた秋の自分と決別するために。

なにか対策を立てにゃならんのです。


あ、運動はしっかり、やっています。

しっかり・・というほどでもないですが、

(ウォーキングと柔軟体操くらいですが)できる範囲で

毎日、やっています。


結局、食べ過ぎなんですよ。

何を食べてもおいしいんです。


これじゃ、いかん。

また、夏場になったら、痛風でるぞ?


対策を考えてみました。

食べ過ぎ対策です。


とにかく、食事がおいしい、というのが、

どうもイカン。


特に夕食。

朝と昼は忙しいということもあって、

それほど、たくさん食べているわけじゃないのですが、

夕食は少しゆっくりできるし、一日のうちで

もっとも食事量が多いんです。


本当は朝から活動するので、朝食が一番、

ボリュームあるのが理想なんですけどね。

そうもいきません。

現実は、逆になっています。

夕食が最大のボリューム。


で、夕食食べ過ぎ対策ですが、

まず食事の前に、水を一杯飲むことを考えました。

これで、お腹をふくらせようというワケですね。

ですが、これでは胃液が薄まってしまうような気がして、

あまり良い方法のように思えません。


次に考えたのが、こうです。

夕食が始まると、とりあえず、食べます。

ですが・・3分の一ほどの量を食べると、中途で止めます。

そして、新聞でも読みます。

(行儀が悪いですが)

読んでいる間は何も食べません。


そして、5分~10分くらいしたら、食事再開。

残りを全部食べます。


対策っていうから、どんなのかと思えば、これだけ。


いつも夕食を食べる時、とにかく

腹が減っているのです。

食べている間も腹が減っていて、だから食べているのですが。


ごちそうさまをして、全部食事を食べ終わっても、

まだ何か物足りないのです。

食べたりないのです。

もう少し食べたいんです。

だって、まだお腹が減っているから。


で、何か、さらに食べます。

お腹いっぱい。

ごちそうさま。


ごちそうさまをしてから、15分くらい経過すると、

猛然と、満腹感が襲ってきます。

そのとき、自分がもうすでに

食べ過ぎてしまっていることに気が付きます。

ああ、時すでに遅し。

ぐえ~、お腹が重いぞ。


これは、脳の満腹中枢とかいうヤツが、

お腹いっぱいなことを伝達するのが遅い

ってことに起因しています。

まったく・・なんで、こんなに遅いの。

恐竜じゃあるまいし。


で、この満腹感さえ、リアルタイムで脳に伝われば、

お腹がいっぱいになるまで、食べ過ぎずに済むハズ。


ですので、この、食事中断の「新聞」なんです。

別に新聞じゃなくてもいいですけど。


とりあえず、しばらくは、

この作戦でやってみます。


冬になるまでに、体重、落とさなきゃ。


痛風 腎臓 冬の備え

この前まで夏だったのに、もう冬がそこまでやってきました。

春や秋は、どうなったんでしょうね。

秋は、もう、終わりですか?

いい季節が近頃は短い気がします。

地球温暖化の影響でしょうか?


さて、冬といえば、体の冷える季節。


冬になると、体が不調になる方もおられると思いますが、

体が冷えているのかもしれません。

「体の冷え」は、全身の血流が悪くなるので、

体を温めることが望ましいです。


対策としては、「足湯」をしたり、

足首の関節を温めたりするのが良いようです。

特に、足首の関節には腎臓のツボが

たくさんある、といいますので。


東洋医学(漢方)では、

日本の四季、つまり季節によって生じる体の不調を

次のような言葉で表現しています。


「春は肝(かん)。夏は心(しん)。

秋は肺(はい)。冬は腎(じん)。」


これは、どういうことなのでしょうか?


つまり、春の季節は肝臓が。

夏は心臓が。

秋は肺が。

冬は腎臓が・・それぞれ不調になりやすい、

ということなのです。


特に痛風体質の人は、やはり腎臓が弱点ですので、

養生していきたいですね。


尿酸は腎臓で処理されて、尿と一緒に排泄されるので、

腎機能が低下すると、だんだん排泄がうまくいかなくなります。

腎臓が悪くなるのは、数年で悪くなるのではなく、

何十年もかけて、じわじわと機能が落ちていきます。

ですので、今は不具合がなくても、油断せずに

気をつけていきたいです。


さて、気をつけるといっても、

どうすればいいのか?

何に気をつければいいの?


具体的には、以下のような感じでしょうか。


●体を温め、全身の血流をよくする

●よく眠る

●塩分取り過ぎに注意する


この「体を温め、全身の血流をよくする」ですが、

冬場は手足も冷たくなり、体も冷えてきます。

体内の血液というのは、温かいのですが、

寒くてあまり動かなかったりして、血のめぐりが

良くありません。


そこで、歩くこと。

歩けば、脚の筋肉を使うことによって、

血液が心臓に送られ、血液の循環が良くなります。


あと、昔から言われている

「頭寒足熱」という言葉にもあるように、

足を温めておきたいです。

これは頭は冷やしても、足は温めろ、

ということなのですが、

下半身を温めることによって冷えを取り除く、

昔からいわれている健康法です。


冬場は寒くて、動くのもおっくうになりガチですが、

なるべく、歩いて、動きましょう。

これはカンタンなことですが、大切なことです。


手足などの末端が冷えてくると、

尿酸結晶というものは、冷えている関節に沈着しやすいので、

なるべく体温を上げて、血行を良くしておきたいです。


それから「よく眠る」。


眠るのが、痛風と何の関係があるのか?

これは痛風というより、腎機能を養うためです。

腎臓は精神的な影響も関係があるので、

心配事や強度のストレスがあると、

あまり腎臓に良い影響を与えません。

ぐっすり眠ることによって、腎臓も

回復するのだそうです。



あと「塩分取り過ぎに注意する」。


腎臓に塩は必要です。

ですが、あまり多すぎると、

体内にナトリウムが増えすぎてしまうのです。

そこで、腎臓はフル回転して

ナトリウムの排泄を必死でこなします。

腎臓の負担が増えるばかり、ということです。


塩辛いものは、一切食べるな、

ということではありませんよ。

塩分は体に必要ですからね。


体内に余分なナトリウムが増えても、カリウムがあれば、

ナトリウムの排泄を促進してくれます。

つまり、カリウムを摂取すれば、

体内の濃度のバランスが保たれようとします。


で、カリウムはどうやって、摂取するの?


カリウムは、野菜や海藻などに多く含まれています。

具体的には、

とろろ昆布、ワカメ、ひじき、など。

また、カリウム摂取は高血圧の予防にもなる、

と考えられています。


寒くて、キビシイ冬がやってきます。


痛風体質の人にとっては、夏場は

痛風発作が発症しやすく鬼門ですが、

冬は冬で、手足が冷えて、体が

不調になりやすい季節でもあります。


できることから、少しずつ積み重ねていきましょう。