2024年12月10日火曜日

痛風 アスピリンには注意する

「アスピリン」というのは、

非ステロイド性抗炎症薬です。


一般的には、その成分を含有する医薬品として、

痛み止め、解熱剤などとして知られています。

バファリンとかが有名です。


で。

痛風には、アスピリンはどうなのか?

痛風発作のときに、痛み止めとして使用すべきなのか。


アスピリンは、少量の服用で尿酸値を上昇させます。

また、アスピリンは、多量の服用で尿酸値を低下させます。


おお、アスピリンをたくさん飲めば、尿酸値下がるの!?

じゃあ、さっそく薬局へ行って、大量に購入してこよう!

・・・・なんてことは、しない方が良いです。


薬に関しては、まず、お医者に相談すべきで、

お医者が処方してくださった薬だけを飲むべきです。


というのも、もし、他の薬も服用していたら、

飲み合わせとか、それによる副作用とかもありますから。


たとえば、抗血液凝固薬で有名なワルファリンとの併用では、

出血リスクがあったりしますしね。


それから、アスピリンは

痛み止め・解熱剤として知られていますが、

痛風発作中に多量に服用すると、これもよくないです。

というのは、尿酸値が下がってしまうことにより、

さらに痛風発作が悪化します。


尿酸値が下がるのに、痛風発作が悪化?


痛風発作は、急激な尿酸値の変動が良くないのです。

急に大きく上がっても。

急に大きく下がっても。

尿酸値が大きく変動することで、痛風発作が誘発されます。


もっとも、長年、尿酸値が高いままで、

体内の関節に尿酸結晶がたまっているから、

発作が出るのですけどね。


体内の沈着がなければ、尿酸値が変動しても

痛風発作は発症しないと思いますよ。

関節に沈着した尿酸結晶がないのですから。