「アスピリン」というのは、
非ステロイド性抗炎症薬です。
一般的には、その成分を含有する医薬品として、
痛み止め、解熱剤などとして知られています。
バファリンとかが有名です。
で。
痛風には、アスピリンはどうなのか?
痛風発作のときに、痛み止めとして使用すべきなのか。
アスピリンは、少量の服用で尿酸値を上昇させます。
また、アスピリンは、多量の服用で尿酸値を低下させます。
おお、アスピリンをたくさん飲めば、尿酸値下がるの!?
じゃあ、さっそく薬局へ行って、大量に購入してこよう!
・・・・なんてことは、しない方が良いです。
薬に関しては、まず、お医者に相談すべきで、
お医者が処方してくださった薬だけを飲むべきです。
というのも、もし、他の薬も服用していたら、
飲み合わせとか、それによる副作用とかもありますから。
たとえば、抗血液凝固薬で有名なワルファリンとの併用では、
出血リスクがあったりしますしね。
それから、アスピリンは
痛み止め・解熱剤として知られていますが、
痛風発作中に多量に服用すると、これもよくないです。
というのは、尿酸値が下がってしまうことにより、
さらに痛風発作が悪化します。
尿酸値が下がるのに、痛風発作が悪化?
痛風発作は、急激な尿酸値の変動が良くないのです。
急に大きく上がっても。
急に大きく下がっても。
尿酸値が大きく変動することで、痛風発作が誘発されます。
もっとも、長年、尿酸値が高いままで、
体内の関節に尿酸結晶がたまっているから、
発作が出るのですけどね。
体内の沈着がなければ、尿酸値が変動しても
痛風発作は発症しないと思いますよ。
関節に沈着した尿酸結晶がないのですから。