2024年11月5日火曜日

痛風 入院で、尿酸値を下げる方法

まったく、おススメできませんが、

入院して尿酸値を下げる方法があるそうです。


あ。


“尿酸値を下げるための入院コース”

のようなモノがあるわけじゃないんです。


聞いた話なので、

私が実際に入院して試してみたわけじゃありません。

そもそも、尿酸値を下げたいから・・といって、

病院がそれだけで入院させてくれるのかどうか。


自分の体験談ではないので、

記事のリアリティに欠けますが、

ケガでも病気でも何でもいいから、

とにかく入院するらしいです。


で、入院すると病院食が出てきます。

これがまた、ボリュームが少なくってねえ。

こんなのじゃあ、とてもじゃないですが、

お腹いっぱいにならないですよ。


お味の方も、まあ、なんていうんでしょ、薄味というか、

物足りないというか・・

栄養士さんがキチンと計算して、

一日に必要なギリギリのカロリー分しか

食事として出してくれませんからね。


肉や魚は、ほとんどないですし、当然

ビールやお酒なんて出るわけない。

デザートなんて、スイーツなんか、あるわけない。

ああ、腹減ったよ~


そんでもって、夜は9時に寝なさいよ、

朝は7時に起きなさいよ。

ああ、こんな生活していたら、

健康になってしまうじゃないですか。


てなワケで、こんな入院生活を2週間。

やっと退院。


で、結果として、尿酸値が改善しているそうです。

体重もかなり落ちていたり。


要は、いかに普段の食生活が食べ過ぎているか。

味の濃いお食事をいただいているか、

ということなんでしょうけどね。


病院食が (健康上は) すばらしいといっても、

病院内ではあまり動かないですから。

退院したら、仕事しなきゃならないわけですから、

動きますから。

つまり、病院食と同じ内容の食事量では、

とても体が持ちません。


入院して、尿酸値が大きく改善しても

一過性のもの、というか、退院して1カ月もしたら、

元の数値に戻ってしまいそうな気がします。


まあ、そうならないように気をつければ

いいだけの話なのですが。


統合医療は、日本の夜明けか?

日本人は、広義の意味で東洋人であるのに、

東洋医学ではなく、

西洋医学ばかりに傾倒しているような気がします。


明治維新以降の西洋文化の乱入が

尾を引いているのでしょうか。

一般に、舶来品といえば、

アジアからのものを指しませんからね。


なぜ、西洋医学ばかりが崇拝されるのか?


たぶん、それは・・西洋医学が

デファクトスタンダード(事実上の標準)に

なってしまったからでしょう。


東洋医学だって、素晴らしいのですが、

どうも西洋医学より

低くみられているような気がしてなりません。


ただ・・東洋医学では、

西洋医学の足元にも及ばない点があります。

それは、外科手術の部門。


具体的にいえば、骨折なんかは、東洋医学では治せません。

心臓や脳などの外科手術は、本当に素晴らしすぎます。

まさに神の領域に近づかんばかりの最高峰の現代医学。

いったい、この優れた医学のおかげで、

どれほどの人の命が救われたことでしょうか。


ところで、

東洋医学には「未病 (みびょう) 」という言葉があります。

体が不調になってきているのですが、

まだ病状は出ていません。

まさに病気になる一歩手前。

東洋医学には、この「未病」の状態から治癒させる、

すぐれたノウハウがあります。

つまり、病気にさせない治療です。

カンタンにいえば、予防ですね。

これぞ、まさに東洋医学の真骨頂。


一方、西洋医学の病院へ、その「未病」の状態の人が

不調なので来院すれば、どうなるでしょうか。


検査して、そのデータの数値を見て、

アナタはまだ病気じゃないので、

もうちょっと様子を見ましょう、

なんて感じで追い返されます。

さらなる不調により、病気が表面化するまで

何もしてくれないのです。

特に、病気の予防などには、まるで無力です。


で、病状が悪化して、病気になれば、

とにかく「薬」を出します。

投薬、投薬、投薬・・・これが西洋医学です。


どちらにも良い面と、そうでない面があるのですね。


西洋医学と東洋医学。

この両方の良いところを取り合わせたような、

すぐれた医学がないものか、と常日頃、考えていたのですが、

実は私が単に知らなかっただけで、もうすでに

そういうものがあるのだそうです。


それが『統合医療』。


現在、保険治療が認められている従来の治療法と、

「代替医療」と呼ばれるそれ以外の治療。


これらの両方を取り入れた療法が

『統合医療』というのだそうです。


でもねえ。

明治維新クラスの強烈な世の中の変動でもなければ、

『統合医療』が、現行の「西洋医療」にとって変わる日は

こないような気がしますけどねえ。


痛風 ストレス 血管収縮

今まで、周辺の人に何人か糖尿病の人がいて。

で、そういうのを現実に見たり聞いたりしていると、

「糖尿病には、なりたくない」

「糖尿病には、ならないようにしよう」

・・・と強く思います。


痛風体質の人は、将来、合併症として

糖尿病になってしまう可能性もゼロじゃないですからね。


で。

糖尿病の原因についてですが、

いろいろあるのでしょうが、

ストレスも大きな要因らしいですね。

私はてっきり、糖尿病の人は

甘いジュースの飲み過ぎだったり、

食べすぎて肥満だったり・・

と、そういうものが原因かと思っていました。


たしかにそれらも起因しているでしょうが、

ストレスが糖尿病の原因、といわれても

どうもピンときません。


なんで、ストレスが原因なのかというと、

体や心にストレス負荷がかかると、

それらが酸素や栄養分を普段以上に要求するらしくて。


ところが、強いストレスを受けていると、

血管が収縮してしまうそうで。

ほら、

酸素や栄養分ってのは、血液にのって全身を巡りますので、

血流を良くしなきゃならない。

血行をよくしておかないといけない。


なのに、ストレスによる血管収縮作用で、

必要なのに、酸素や栄養分の配分が滞ってしまう。

結果として、病気になってしまうそうです。


そういえば、20年くらい前までは、

痛風の原因といえば、

プリン体の多い食品の摂取が原因、

とばかり力説されていました。


今では、ストレスも痛風の原因の一つ、

と言われ始めています。

いつから、そんなことをいうようになったんでしょうね。

少なくとも、一昔前は、そんな学説は

なかったように思います。


で、痛風も同じです。

ストレスにより、血管が収縮してしまうと、

全身の血流が悪くなり、

温かい血液の全身の巡りが悪くなります。


特に手足などの末端は、冷たくなり(血行が良くない)、

冷え症となります。

体内の比較的冷たい関節などには、

尿酸結晶も沈着しやすくなり、

痛風発作が起りやすくなります。


ところで、その目安みたいなものはあるのでしょうか。

ストレスですよ。

ストレスを受けているか、どうか。


手っとりばやいのは、「肩こり」。

肩こりがあるかどうか。


肩こりはデスクワークの人には多く見られますね。

これは、筋肉の緊張の結果ですが、

血行不良を招きます。

そして、ひいては低体温にもつながります。


じゃあ、どうすれば?

体操でもすればいいの?


よく言われるのが、痛風体質は人は

真面目で責任感が強くて、

活動的で積極的な人がなりやすい、ということです。


じゃあ、ちゃらんぽらんで

無責任で消極的で引っ込み思案だったらいいのか、

となってしまいます。

これじゃあ、なかなか、世の中、渡っちゃいけません。


おススメは、オンとオフをきちんと区別することです。

家に帰ってまで、仕事を持ちこまない。

仕事のことを考えない、悩まない。

リラックスする時間を作る。

風呂に入る(湯船でゆったりする)。

のんびり散歩する・・・などです。


人それぞれ、ライフタイムが違うので、

日常生活の隙間にリラックスタイムを

はめ込んでいくしかないですが、

緊張のしっぱなしは、血流障害をまねく恐れもあるので、

望ましくないです。


今は昭和の時代ではないので、

昔と違って、あまり働き過ぎない、というのも

ストレスから解放される方法の一つかもしれませんね。


痛風結節の治療、さまざま

尿酸値 7.0mg/dlで、

高尿酸血症(痛風)と診断されてしまいますが、

尿酸値 6.0mg/dl以下なら、

体内に沈着した尿酸結晶も小さくなっていきます。


また、尿酸値 6.0mg/dl以下ならば、

痛風結節も小さくなっていくそうです。


尿酸値を下げる、あるいは

低い水準で維持する・・ということは、

大切なことなのですね。


あ。

痛風結節というのは何かというと、

尿酸値が高い状態が長期に続くと、

尿酸が結晶化して体内に沈着します。


関節や皮膚の下や腱などに沈着した尿酸結晶が、

「こぶ」のようにふくれあがってみえるものが

痛風結節といいます。


ですが、通常、この痛風結節には

痛風発作のような激痛はありません。

ですので、放置する人も多いかもしれません。

痛くないですからね。


この痛風結節を放っておくと、

だんだん大きくなってしまったり、

皮膚が薄くなり、尿酸結晶(白いもの)が

皮膚の上から透けて見えたりします。


さらに、その尿酸結晶が皮膚をぶち破って、

中の尿酸結晶が流れ出してきたり、

関節が破壊されたり・・

という事態になったりする可能性もあります。


そこまでいかなくても、

痛風結節が大きくなりすぎて、神経を圧迫したり。

ちょっと怖いですね。


必要ならば、外科手術で摘出という場合もあるようですが、

根本的に、尿酸値が高いままだと再び、

痛風結節ができてしまうと思います。

ですので、

摘出手術よりも、やはり

尿酸値を下げることが肝要なようです。


怖いのは、痛風結節が自壊して潰瘍化することです。

壊死が進行したり、感染を誘発したりするみたいです。


インターネットで検索すると、

痛風結節の画像・写真を拝見できますが、

他人事じゃありませんので、よおく

見ておいた方がいいと思います。


尿酸値を高いまま放置しておくと、

こういうふうに苦しむ可能性があるので、

自分もそうなるかもしれませんし。


2024年10月18日金曜日

痛風 過食対策

 夏は痩せていたのになあ。

どうも、水を飲んでも太ってしまう体質で。


水はいくら飲んでも太らない、

と考えている人も多いようですが、

そうじゃないんです。

水分は、結局、尿や汗で排泄されてしまうので、

水分はいずれ体外に出ていく・・

と思われているようなのですが。


水分は細胞に浸透して、細胞が水を含むので、

体質によっては、水を飲んでも太るのですよ。


ああ、そんなことより。

痩せていた夏の自分を取り戻すために。

太ってきた秋の自分と決別するために。

なにか対策を立てにゃならんのです。


あ、運動はしっかり、やっています。

しっかり・・というほどでもないですが、

(ウォーキングと柔軟体操くらいですが)できる範囲で

毎日、やっています。


結局、食べ過ぎなんですよ。

何を食べてもおいしいんです。


これじゃ、いかん。

また、夏場になったら、痛風でるぞ?


対策を考えてみました。

食べ過ぎ対策です。


とにかく、食事がおいしい、というのが、

どうもイカン。


特に夕食。

朝と昼は忙しいということもあって、

それほど、たくさん食べているわけじゃないのですが、

夕食は少しゆっくりできるし、一日のうちで

もっとも食事量が多いんです。


本当は朝から活動するので、朝食が一番、

ボリュームあるのが理想なんですけどね。

そうもいきません。

現実は、逆になっています。

夕食が最大のボリューム。


で、夕食食べ過ぎ対策ですが、

まず食事の前に、水を一杯飲むことを考えました。

これで、お腹をふくらせようというワケですね。

ですが、これでは胃液が薄まってしまうような気がして、

あまり良い方法のように思えません。


次に考えたのが、こうです。

夕食が始まると、とりあえず、食べます。

ですが・・3分の一ほどの量を食べると、中途で止めます。

そして、新聞でも読みます。

(行儀が悪いですが)

読んでいる間は何も食べません。


そして、5分~10分くらいしたら、食事再開。

残りを全部食べます。


対策っていうから、どんなのかと思えば、これだけ。


いつも夕食を食べる時、とにかく

腹が減っているのです。

食べている間も腹が減っていて、だから食べているのですが。


ごちそうさまをして、全部食事を食べ終わっても、

まだ何か物足りないのです。

食べたりないのです。

もう少し食べたいんです。

だって、まだお腹が減っているから。


で、何か、さらに食べます。

お腹いっぱい。

ごちそうさま。


ごちそうさまをしてから、15分くらい経過すると、

猛然と、満腹感が襲ってきます。

そのとき、自分がもうすでに

食べ過ぎてしまっていることに気が付きます。

ああ、時すでに遅し。

ぐえ~、お腹が重いぞ。


これは、脳の満腹中枢とかいうヤツが、

お腹いっぱいなことを伝達するのが遅い

ってことに起因しています。

まったく・・なんで、こんなに遅いの。

恐竜じゃあるまいし。


で、この満腹感さえ、リアルタイムで脳に伝われば、

お腹がいっぱいになるまで、食べ過ぎずに済むハズ。


ですので、この、食事中断の「新聞」なんです。

別に新聞じゃなくてもいいですけど。


とりあえず、しばらくは、

この作戦でやってみます。


冬になるまでに、体重、落とさなきゃ。


痛風 腎臓 冬の備え

この前まで夏だったのに、もう冬がそこまでやってきました。

春や秋は、どうなったんでしょうね。

秋は、もう、終わりですか?

いい季節が近頃は短い気がします。

地球温暖化の影響でしょうか?


さて、冬といえば、体の冷える季節。


冬になると、体が不調になる方もおられると思いますが、

体が冷えているのかもしれません。

「体の冷え」は、全身の血流が悪くなるので、

体を温めることが望ましいです。


対策としては、「足湯」をしたり、

足首の関節を温めたりするのが良いようです。

特に、足首の関節には腎臓のツボが

たくさんある、といいますので。


東洋医学(漢方)では、

日本の四季、つまり季節によって生じる体の不調を

次のような言葉で表現しています。


「春は肝(かん)。夏は心(しん)。

秋は肺(はい)。冬は腎(じん)。」


これは、どういうことなのでしょうか?


つまり、春の季節は肝臓が。

夏は心臓が。

秋は肺が。

冬は腎臓が・・それぞれ不調になりやすい、

ということなのです。


特に痛風体質の人は、やはり腎臓が弱点ですので、

養生していきたいですね。


尿酸は腎臓で処理されて、尿と一緒に排泄されるので、

腎機能が低下すると、だんだん排泄がうまくいかなくなります。

腎臓が悪くなるのは、数年で悪くなるのではなく、

何十年もかけて、じわじわと機能が落ちていきます。

ですので、今は不具合がなくても、油断せずに

気をつけていきたいです。


さて、気をつけるといっても、

どうすればいいのか?

何に気をつければいいの?


具体的には、以下のような感じでしょうか。


●体を温め、全身の血流をよくする

●よく眠る

●塩分取り過ぎに注意する


この「体を温め、全身の血流をよくする」ですが、

冬場は手足も冷たくなり、体も冷えてきます。

体内の血液というのは、温かいのですが、

寒くてあまり動かなかったりして、血のめぐりが

良くありません。


そこで、歩くこと。

歩けば、脚の筋肉を使うことによって、

血液が心臓に送られ、血液の循環が良くなります。


あと、昔から言われている

「頭寒足熱」という言葉にもあるように、

足を温めておきたいです。

これは頭は冷やしても、足は温めろ、

ということなのですが、

下半身を温めることによって冷えを取り除く、

昔からいわれている健康法です。


冬場は寒くて、動くのもおっくうになりガチですが、

なるべく、歩いて、動きましょう。

これはカンタンなことですが、大切なことです。


手足などの末端が冷えてくると、

尿酸結晶というものは、冷えている関節に沈着しやすいので、

なるべく体温を上げて、血行を良くしておきたいです。


それから「よく眠る」。


眠るのが、痛風と何の関係があるのか?

これは痛風というより、腎機能を養うためです。

腎臓は精神的な影響も関係があるので、

心配事や強度のストレスがあると、

あまり腎臓に良い影響を与えません。

ぐっすり眠ることによって、腎臓も

回復するのだそうです。



あと「塩分取り過ぎに注意する」。


腎臓に塩は必要です。

ですが、あまり多すぎると、

体内にナトリウムが増えすぎてしまうのです。

そこで、腎臓はフル回転して

ナトリウムの排泄を必死でこなします。

腎臓の負担が増えるばかり、ということです。


塩辛いものは、一切食べるな、

ということではありませんよ。

塩分は体に必要ですからね。


体内に余分なナトリウムが増えても、カリウムがあれば、

ナトリウムの排泄を促進してくれます。

つまり、カリウムを摂取すれば、

体内の濃度のバランスが保たれようとします。


で、カリウムはどうやって、摂取するの?


カリウムは、野菜や海藻などに多く含まれています。

具体的には、

とろろ昆布、ワカメ、ひじき、など。

また、カリウム摂取は高血圧の予防にもなる、

と考えられています。


寒くて、キビシイ冬がやってきます。


痛風体質の人にとっては、夏場は

痛風発作が発症しやすく鬼門ですが、

冬は冬で、手足が冷えて、体が

不調になりやすい季節でもあります。


できることから、少しずつ積み重ねていきましょう。


痛風 高プリン体含有野菜

「高プリン体含有野菜」というものがあるそうです。


痛風の大敵、といわれているプリン体、

これを多く含んでいる野菜ですね。

具体的に、どういう野菜かというと、

「ブロッコリー」

・・だそうです。


ただ、「高プリン体含有野菜」というものは、

あくまで野菜なので、プリン体を多く含んではいても

痛風のリスクは高まらない、とか。


やれやれ・・ですね。


さて、一昔前(20年くらい前)は、痛風の生活改善法といえば、

プリン体を含む食品の徹底的な制限でした。

とりあえず、プリン体の多く含まれるものは食べるなよ、と。

・・・そんな感じでした。


あれから、20年。

どうですか?

最近は、プリン体がどうこう・・とか、

あまり言わなくなったでしょう?


まあ、そもそも、なんでプリン体なのか、というと、

このプリン体が尿酸の元になる成分だからなのですが。

だから、制限しましょうね、と。


ところが、実は

プリン体は体内で細胞分裂などで作られる量の方が

圧倒的に多くて(80パーセントくらい)、

食品を摂取したことに由来する、プリン体の方は

少ない(20パーセントくらい)のです。


最近、ここ数年でわかってきたのですかね?

我々が長年、一生懸命、プリン体を制限してきた苦労は

何だったんでしょう?


ああ、あれは、本当は間違っていました。

あはは~


それで、おしまいですか?

お医者を信用せずして、誰を信用しろ、と。


我々が長年、どんなに食べたいものも食べずに

長い年月、我慢をしてきたと思ってるの?


まあ、そんなこといっても、

始まらないので先に進みます。


最近では、こんなことも言われたりします。

プリン体を制限する、ということは、

食べない食品の種類を増やす、ということ。


すなわち。

それは。

“食べる食品が偏って

「バランスのとれた食事」にならない。”だって。


あのね。

黙っていようかと思ったけど、

やっぱり、少しだけ言わせてもらいますね。




いい加減にしろよ!


2024年10月11日金曜日

痛風 尿酸値を下げる食品?

フルーツはおいしいです。

たいていの果実には、ビタミンCが豊富に含まれていて、

尿酸値を下げるとも言われています。

腎臓から尿酸を排泄するのを

ビタミンCが促進させる効果がある、と。

また、ビタミンCは抗ストレス効果があるとされ、

痛風に大敵であるストレス緩和に役立つ、

と考えられています。


が。

同時にフルーツには、多くの果汁、果糖を含み、

食べ過ぎると肥満につながる、とされています。

肥満は、痛風の大敵です。

内臓脂肪の増加は、尿酸値を上げることにつながります。


コーヒーは尿酸値を下げる飲料、と言われています。

実際に外国の研究チームが実証していて、

コーヒーの中の成分としては、カフェインではなく、

含まれているポリフェノールの一種が効果的、

と考えられています。


が。

コーヒーは一日に6杯以上飲まねば効果が望めない、

という報告もあります。

そんなに毎日飲んでいたら、

胃がどうにかなってしまいそうです。


牛乳は尿酸値を下げる効果がある、と言われています。

特に低脂肪牛乳が。


ですが、これも飲み過ぎると、

カロリー摂取過剰になりますし、

お腹がグルグルいいそうです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ああ、どれも、これも!


いったい、なんなんですか!?


痛風に効果あります、尿酸値を下げる効果があります、

でも、飲み過ぎると食べ過ぎると逆効果です。


いったい、どうしろ、と?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


と、いうわけで、私にはどうすればいいのか、

さっぱりわかりませんので、

どれもホドホドにしておくことにしています。


ただ・・コーヒーは、いいみたいですね。

一日、一杯は飲むことにしていますが、

6杯以上飲まねば効果がないとか、薄いとか。

まあ、どうでもいいや。


というわけで、私の場合、

コーヒーは好きなので飲み続けることにします。


痛風 尿路管理

痛風対策として、よく言われるのが

『一日に“2リットルの水”を飲みましょう』

と、いうやつです。


2リットルの水?

なに、それ?


尿酸は大半が尿から排泄されるため、

たくさんの尿を出す・・つまり、

尿の総量を多くしなければなりません。


そのためには、2リットルの尿を出しましょう。

そして、そのために

2リットルの水を飲みましょう、と

いうワケです。


2リットルの水を飲んで、

2リットルの尿を出せ、とか

言われても、人間は機械じゃないですから、

そんなうまく、都合良くはいかないと思うのですが。

でも、体内にない水分は出せないですからね。

やはり、水分摂取は必要か、と。


また、痛風体質の人は尿が酸性化しやすいと

言われています。


酸性だと何が駄目なのか?

アルカリにしなきゃダメなのか?


尿が酸性ですとね、

尿路結石になりやすいのですよ。


あの、腎臓から尿管を通って尿路に石ができる、

痛いヤツです。

あまりの痛さに救急車を呼ぶほど、痛いらしいです。

ああ、あれだけはなりたくないですね。


ちなみに・・

尿が酸性化する原因は食べモノの影響が大きいらしくて。


【尿が酸性化しやすい食べ物】

肉・タマゴ・魚類・貝類


【尿がアルカリ化しやすい食べ物】

海藻・緑黄色野菜・根菜類・豆類



ああ、これって。

たいていの人は、

肉が好きで野菜は苦手じゃないですか?


だから、痛風になったのか。

それとも、痛風だから、こんな嗜好になったのか。


よくわかりませんが、

まあ、肉類を食べるのを減らして、

野菜・海藻を多く食べましょう、

ということでしょうか。


尿をアルカリ化するためには、

水を多く飲んで、海藻・野菜・大豆などを食べる。


これらはプリン体も少ないですし、

痛風対策にもなって、肥満対策にもなって、

さらに尿路結石予防にもなる、と。


ほほ~、いいことばっかりじゃないですか。


でも、問題がひとつだけ。


肉や魚は、おいしいですけど・・

野菜・海藻は、あんまりおいしくないんだなあ。


おまけに、水2リットルなんて、味もないですし。

夏でもなきゃ、飲めないですよ。


こ~ゆ~、一連の対策を「尿路管理」というそうです。


あんまり、楽しくないなあ。


2024年9月5日木曜日

痛風発作かもしれない・・そんなとき、どうする?

 痛風歴の長い人 (私のような) が、ある日、突然、

何の前ぶれもなしに、体のどこか (特に関節) が痛くなったら。

まず、痛風発作を疑います。

っていうか、これといって、

心当たり (歩き過ぎたとか、コケたとか) がないなら、

痛風の可能性が高いです。


ですが、痛風初期症状だったり、

あまり痛風が出たことのない人の場合。

これは、なんなのか?

足が突然、腫れあがってきて、時間が経つごとに

痛みが増してくる。

そして、それが親指の関節の付け根なら、

そして、それが・・もしかして、左足ならば。

それは十中八九、痛風発作です。


さて、こんなとき、どうしたらいいのか?

どうすべきなのか?


困ったことに、お医者に行こうにも

痛風発作は

「夜」や「明け方」に発症することが多いのです。

病院は閉まっている時間です。


救急車ですか?

いやあ・・考えたこともないですが・・・


さて、こんなとき。

何度も痛風発作が発症している人ならば、

お医者から「コルヒチン」という薬を

もらっていると思います。

それを飲むと・・あら、不思議。

あの強烈な激痛の痛風発作を発症させずに封じこんでしまう、

威力抜群の薬なのです。


私は、この30年近く、痛風発作のたびに

さんざん、このコルヒチンを飲んできましたが・・・

個人的には、この薬は おススメできません。


っていうか、時代は変わって、今では

この薬剤を処方しない病院も多いようなことを

聞いたことがあります。

(副作用がキツイので)


そりゃあ、その場は、

痛風発作が発症せずに済んで助かるでしょう。

でも、痛風発作のたびに、

起こりそうになるたびに、この薬で発作を抑え込んでしまうと

どうなるのか?

毎回、毎回、乗り切れるのか?

そうではありません。

たまりに溜まった尿酸結晶は・・いつかは、大爆発するのです。


痛風発作とは、苦痛の代名詞でもありますが、

その腫れと発熱で、

体内に蓄積した尿酸結晶を溶かす働きがあるのです。

この発作を起こさせない、ということは

本人としては、痛みと苦痛を免れ、とても助かる、

素晴らしいことなのですが、

尿酸結晶は溶ける機会を失い、体内に沈着を続けていきます。


尿酸結晶とは、いったん溜まると、

永遠に体内に、たまりっぱなしなのでしょうか。


そうでもありません。

「尿酸値 6.0mg/dl以下」の状態が

長く (数年レベルで) 続くと、

体内の尿酸が溶けだすことが知られています。

でも、そうじゃない人は、

「尿酸値 6.0mg/dl以下」に中々できない人には、

痛風発作だけがチャンスなのです。


痛くて、辛くて、歩けなくて、泣きそうになりますが、

ここは自業自得。

普段の生活習慣を反省して、見直す機会と割り切って、

激痛に耐えましょう。

とは、いっても、

この痛風発作の激痛はハンパじゃありません。


なにか、対策は?

痛風発作のときの、対策のようなものは、ないの?


まず、血行を良くしない。

血流を良くしない、ことです。

えっ?

血行、血流を良くすることは

健康の秘訣なのでは?

たしかにそうですが、それは通常のときの話。


痛風発作の患部では、

関節に沈着した尿酸結晶が剥がれたとき、

それを異物と認めた白血球が攻撃するのです。

そのとき、その攻撃のとき、痛風の痛みの元ともいえる、

物質ができるのです。


つまり・・白血球は血液に乗って運ばれますから、

血液がなるべく、痛い関節、患部に行かないように

する方が、痛み的にはラクです。

具体的には、立っていたり、座っていたりしていると、

血液は「下」へ「下」へと行きます。


ですので、寝ている方が良いです。

それも、できたら、痛い方の足の下に座布団でも敷いて、

足を高くすること。

できれば、心臓の位置よりも高くすること。

これは、少しでも血液の流れを痛い足に行かせないように

するためです。


それから、水分、水を多く飲むこと。

足が痛くて、トレイにも行きにくい状態ではありますが、

尿酸は (大半が) 尿と一緒に排泄されるので、

なるべく、多くの尿を排泄した方がいいです。


そして、患部を冷やす。

氷でも、保冷剤でもいいですから。


温めるのが良いのか、冷やすのが良いのか、

迷うかもしれませんが、正解は「冷やすこと」です。

前述のように、温めると血行が良くなってしまい、

さらに激痛が悪化します。

同様の理由から、「お風呂」も血流が良くなりますので、

痛風発作時は、やめた方が良いです。


それから、患部のマッサージとかは、

してはいけません。

痛みが緩和されることなどないからです。

私は発作時に、揉んだことは一度もないので、

どんな羽目に陥るのか、経験はないのですが、

むしろ、酷くなるのかもしれません。

筋肉痛などとは、痛みの性質が違うのです。


それから、絶対にダメなのは、

ビールなどのアルコール飲料。

それらは、尿酸値を上げる働きがあるので、

さらに痛風が悪化します。

飲みたくても、せめて、

痛みと腫れが治まるまでは我慢してください。

ビールを飲めば、痛みが忘れられる・・とかいうことは

ありませんので。


あと、「痛み止め」ですね。

どうしても我慢できないとき (痛みが強すぎて眠れないレベル)、

私は「ロキソニン60mg」を飲みます。

(ロキソプロフェンは、ロキソニンのジェネリック)


結構、キツイ薬のように思うので、

「我慢できない痛み」→「なんとか我慢できる痛み」

になったら、(私の場合は) 服用は止めます。

長期での服用は、あまり したくないので。

薬に関しては、お医者の処方に従った方が無難です。


翌日は、可能ならば、

お仕事は 休んでください。

っていうか、たいていは 歩けないと思います。

ピークは、最初の1日~3日目くらいだろうし。


でもね。

本当は。

松葉づえをついてでも、痛み止めを飲んででも、

歩いて、血行を良くした方が「本当は」早く治るのです。

尿酸結晶が、腫れによる発熱で、

それだけ早く溶けますからね。


でも。

それを実行すると、苦痛の大きさもハンパじゃないので、

お勧めは できません。


そのことをわかっていても、知っていても、

私は安静にする方を取ります。


痛風発作で気づく、 歩けることの幸せ

 痛風歴は、結構長め (30年くらい) ですが、

そんな人は私だけじゃないハズ。


痛風発作の間隔は、1~2年に一度は出て(ほぼ、夏場)

いったん、発症すると2ヶ月くらいは、まともに歩けない。

治らない、回復しない。

そんな人は・・・私だけじゃないハズ。


歩けない、といっても、

本当に立ち上がることもできない、

トイレに行くのも困難を極める、と

いう状態は、ピーク時の1~3日くらい。


それ以後は、なんとか歩けるが、ときどき患部を走る激痛に

うめき声を上げてしまい、周囲から何事だと

振り向かれてしまったり。


いつまでも家で寝ているわけにも行かないので、

仕事に出かけると、とにかく、どこへ行くにも

「歩く」という行為は避けられない。


歩くのは、いいのですが・・知らない間に、

痛いほうの足をかばって歩いているのです。

体の中心線が、痛くない方の足側に傾いていたりしてね。

とにかく、まだ足が完全じゃない。

歩くと痛い。


それでも、歩いていると、

杖をついて歩いているおじいちゃんに抜かれたり。

カートをひいて、ヨロヨロ歩いているおばあちゃんに

抜かれたり。

見知らぬ子供に「この人、なにしてるの」という顔で

ジロジロ見られたり。


ああ・・・もう、いや!

早く、歩けるようになりたい。


そんな時期が発作のたびに、

2ヶ月くらい続きます(私の場合)。

痛風初期症状の人なら、10日くらいで、

嘘のように痛みや腫れは引いてしまうんですけどね。


こんなに歩けないと、いろいろ考えてしまいます。

普段は、あまり考えたこともない、

車椅子の方の気持ちがわかるなあ・・とか思ってみたり。


いや、本当は全然わかっていないんですけどね。

痛風の場合は、この痛みと腫れが治まれば、

また前のように歩けるようになるんですから。


でも、以前は当たり前だった、

「歩くこと」「歩けること」の幸せというものは

しみじみと感じます。

歩けないということは、本当に不便です。

仕事どころか、日常生活にも支障をきたします。


痛風発作がすっかり治まり、また

以前のように歩けるようになると、

「ああ・・歩けるということは、

こんなに素晴らしいことだったのか」

と思います。


しばらくの間。

何週間かは、ね。


すぐ、忘れますが (おい)