2023年1月22日日曜日

痛風は肝臓に関係があるの?

痛風といえば、痛風腎という言葉があるように、

腎臓が鍵となるイメージがありますが、

痛風は肝臓にも関係があります。


痛風といえば、尿酸。

尿酸といえば、プリン体です。


プリン体というのは食事に含まれているものが

有名ですが、それだけでなく、

体内の細胞が新陳代謝のときに壊れて老廃物として

プリン体が吐き出されたりします。

それから、体内の栄養分をエネルギーに変換する

(いわゆる、エネルギー代謝) ときにも生成されます。


これらのプリン体が肝臓へ運ばれ、

分解されると「尿酸」になります。

最終代謝物ってわけですね。


で・・・尿酸は、腎臓へ送られて、

体外へ排泄されるのですが・・・。


話は変わりますが、

ほら、尿酸降下薬というものがあるでしょう?

いわゆる、ザイロリック、とか、フェブリク、とか。

つまり、尿酸値を下げる薬ですね。


これらの薬の副作用には、

肝機能障害の例が報告されています。

(誰もが副作用があるのではありません)


なんで、肝臓に副作用がおこる可能性があると思いますか?


つまり、これらの尿酸降下薬は、尿酸合成阻害剤なのです。

ということは、肝臓の働きを抑えて、

あまり尿酸を作り過ぎないようにする

効果があるのです。


ところが、現代医学が素晴らしいことには間違いないのですが、

これらの薬は、こちらの思惑通り、都合良く、

尿酸の生成だけを抑え込んでくれるんじゃない、ってこと。

肝臓の機能、そのものを抑制してしまう、ってことです。


つまり・・肝臓の働きを薬のチカラで抑制させて、結果として、

肝機能が落ちる、ということになるのです。


要するに、

尿酸値だけ、うま~い具合に下がってくれる薬なんて、

世の中にないってこと。


医学の進化は目覚ましく、日進月歩ですから、

将来に大いに期待しましょう。

(できれば、私の生きている間に)


・・・てなわけで、痛風と肝臓は、

関係大アリ、ってことで。


2023年1月20日金曜日

カレーは痛風によいか

カレーライスは、痛風に良いか・・

と言われましても、う~ん。


良くは、ないでしょ?


カレーが痛風に効果的とか聞いたことないですし、

根拠もありません。


むしろ、どっちかというと

「悪い」方に入るんじゃないか、と。

いえ、悪いとか言うと語弊がありますね、

別に悪いわけじゃないですよ。


ただね。

カレーのルーには「肉エキス」がたっぷり入っているんです。


ビーフカレーでなくても、カレーに肉片は必要、というか

個人的に入っていて欲しいとは思いますが、

その肉の塊の話じゃないんです。


仮にベジタブルカレーであっても、同じことです。

言葉の響き的には

“ベジタブル”という言葉に負けてしまいそうですが、

肉エキスがタップリなことには変わりありません。


肉は動物性でありますが、タンパク質ですので、

体には必要です。

でも、動物性のタンパク質は良くないという人もいますしね。


つまり・・カレーライスはおいしいですが、

知らないうちに、たとえビーフカレーでなくとも、

体内に肉をタップリ摂取している、ということになるのです。


じゃあ、カレーは食べるな、ってこと?

二度とカレーは食うなって!?


いえ、毎日カレーばかり食べています、

とかじゃなかったら、大丈夫ですよ。

たまに食べるくらいなら。


それと、カレーライスに限らずですが、

お腹いっぱいに食べないこと。

同時にサラダなどの野菜も充分に食べてください。


野菜を食べたら、カレーに含まれる肉汁が帳消しになる、

というわけでもありませんが、

カレーや肉ばかり食べていますと、

尿が酸性に傾きやすくなりますから。


酸性尿になると、尿酸が尿に溶けにくくなりますので、

尿酸の体外の排泄量が減ってしまいます。


で、次に病院に行ったら、血液検査の「尿酸」の項目を見て、

病院の医師の先生に渋い顔をされてしまいますので。


カレーライスがどうこう、じゃなくて、

食事のバランスの問題です。

肉や魚やカレーがおいしいから、といって、

毎日、牛丼やカレーじゃダメってことです。


・・・・・・・・・。


痛風の場合は、生まれつきの体質ってのが、

結構、前に立ちはだかってきます。


痛風になりやすい体質(痛風体質)じゃない人は、

極端な話、毎日、カレーライスばかり食べても

痛風になってしまうとは限りません。


ですが、痛風体質の人(尿酸を体内で作り過ぎる、あるいは

尿酸の排泄がうまくいかない)は、

毎日カレーばかり食べていると、痛風発作のリスクが

高まります。

場合によっては、カレーを食べた翌日に

痛風発作が出てしまったり、など、

カレーを食べたことがトリガーになるときもあります。


でも、これは登山など、足を酷使したことが刺激となって

痛風発作が出てしまうことがあるように、

単なるキッカケに過ぎません。

問題は、もっと本質的なところにあります。


昔、さんざん言われてきた、

プリン体を多く含む食品の摂取制限は、

近年、あまり言われなくなってきました。


じゃあ、何を食べてもいいの?


よっぽどプリン体の多いものは、避けた方が無難ですが、

それほど神経質にならなくても良いのではないでしょうか。


ただ、一つ、気をつけることは「食べ過ぎ」です。


「食べ過ぎ にだけは、気をつける」


これは、すなわち、カレーにも当てはまります。


カレーライスを食べたいのなら、


ビーフカレーより、ベジタブルカレーを・・・・

では、なくて!


(ビーフカレーでもベジタブルカレーでも根本的に同じだから)


カレーは、たまに だけ食べる、そして、少しだけ 

おいしくいただく。

そして、野菜もたっぷり食べる。


それが、おススメなカレーの食べ方です。



つまんないと思うかもしれませんが、

将来、怖い合併症とかで、

二度とカレーが食べられなくなってしまうより、

ずっとマシかもしれませんよ?

2023年1月19日木曜日

痛風 薬を飲んだらビールはOK?

私の父親は痛風でした。

毎日、痛風の薬(尿酸降下薬)を服用していました。


薬のおかげか、それほど痛風発作を発症することはなく、

毎年のように夏場になると発作で苦しんでいる私の方が

よっぽどヒドイ目にあってます。


で、それをいいことに毎日、ビールを飲んでいました。

薬飲んでいるんで、大丈夫みたいな感じで。


ああ、これって。

そんな人、他にもたくさんいるんでしょうね。


その代わり、肉は食べないようにしていたみたいです。

肉は元々好きだったのですが、ビールを飲みたいがために

肉は我慢して。

両方(ビールと肉)は、さすがにマズイだろう、

と考えていたみたいです。


とにかく、ビールが好き。

ビールを止めるなら、死んだほうがマシ。

そんな感じでした。


C型肝炎になったのは、薬の副作用なのか、

ビールの飲みすぎなのかどうかはわかりませんけどね。

それでも、ビールはやめませんでした。

自分の体より、ビールの方が大切な人でした。


痛風の薬(尿酸降下薬)を飲んでいるから、

尿酸値の数値が安定しているから、といって、

食べたい放題・飲みたい放題の人のことを

ときどき聞きます。


尿酸値を下げる薬は、暴飲暴食を帳消しにするために

あるんじゃないですよ。


あんまり節制ばかりしていると、

ストレスもたまりますし、

生活が味気なくなってしまいますので

程度ものですが、薬を飲んでいるからといって、

安心してしまわない方が良いです。


ビールなどのアルコール飲料は、

(肝臓での)尿酸を作り出す作用・尿酸の排泄を

阻害する作用があります。

おまけに食欲増進作用もあって、

肥満への橋渡しをしてくれます。


ビールが好きな人は、いくら薬を飲んでいても、

休肝日を作るなど、楽しみは

そこそこにしておいたほうが よさそうです。

2023年1月18日水曜日

痛風と6杯のコーヒー

痛風発作のリスクを下げるには、

コーヒーを一日に6杯(!)を飲むのが効果的、

という説があります。


これは学術的に全く根拠がないわけではなく、

痛風体質の人にコーヒーを勧める医師もいるそうです。

私はそんな前衛的な、お医者には

巡り合ったことがないですが。


でも、一日に6杯ものコーヒーは、

とてもじゃないですが飲めない私ではありますが、

6杯じゃなくても、飲まないより飲む方が

ずっと良いのではないか、と考えています。

そして、少し飲む量を増やしています。


・・・といっても、2杯くらいですけどね。

朝と昼と。

夜に飲むと、睡眠に影響が出たら嫌なので。


けどね。

一日に6杯のコーヒーを飲まなきゃ・・と、

胃が気持ち悪いのを我慢してまで飲み続けても、

なんだか苦行みたいですしね。


痛風の要因として、ストレスが挙げられている以上、

痛風リスクを下げようとコーヒーを飲んでいるのに、

逆効果になっても、ねえ?


コーヒーが痛風リスクを下げる要因として、

含有されている成分である、

ポリフェノールのクロロゲン酸

というものがあります。


2杯しかコーヒーを飲めない分、不足分を補えないものかと、

そのクロロゲン酸のサプリメントを飲んだり、

いろいろとやっているのですが。

いまいち、半信半疑だったりもします。


それでも、夏場になると

毎年のように痛風発作で苦しめられているので。

少しでも効果があればいいのにな。


それから、痛風だけでなく、

コーヒーには糖尿病予防、癌予防などの効果があるという

持論を展開している人もいるので、

ここはひとつ、積極的に

コーヒーを飲んでみようと考えています。


2023年1月17日火曜日

痛風 低体温

痛風体質だからなのか、寄る年波なのかは

わかりませんが、気がついたら、いつの間にか、

低体温になっていました。


私の場合、子供の頃から

だいたい36度3分~5分くらいだったのですが、

先日、測ってみたら、35度8分しかありませんでした。

まあ、低体温というほどじゃないかもしれませんが。


そもそも、普段は平熱というか、体温なんて測る習慣は

ありませんからね。

体温計を使うのは、風邪で高熱が出たときくらいのものですが、

滅多に風邪で高熱は出ませんので。


もう、子供の頃のような体温には戻らないとは思いますが、

低体温でいるよりも、なるべく

体温は高いめの方が望ましいです。


病気に対する抵抗力、すなわち免疫力にも直結しますし、

痛風の場合、体温の冷たい関節に尿酸結晶が沈着しますので。

それに、体温が高いと温かい血液の中で

尿酸が溶けやすいですしね。

やっぱり、体温は低いより高いほうが良いみたいです。


で、対策。

どうすりゃいいの?


これは、もう地道な積み重ねしかないようで、

「歩く」あるいは「ストレッチ」などの運動です。


筋肉や関節を動かすことによって、

血流を良くして、体温を上げるのです。

もちろん、運動による体温上昇は一時的なものですが、

日々、繰り返すことにより、全然しないよりは

効果的だそうです。


特に今は寒い時期なので、余計、

体が冷えているのかもしれませんね。

夏場に体温を測ってみたら、もう少しマシな気もします。


2023年1月16日月曜日

アンセリン 高血圧

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● 腎臓と高血圧は関係アリ?

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疲労回復効果や、尿酸値効果作用がある、

と考えられているアンセリンですが、

どうやら効果はそれだけじゃない様子。


血圧の上昇を抑える効果もあるのです。


けつあつ?

痛風に関係ないでしょ?


いえ、関係あるのですよ。

痛風初期症状の頃は、関係ないでしょうが、

その何十年後かには、じわじわと

影響が出てくる場合があります。


なんの影響?


痛風は腎臓が弱点となりやすい病気です。


つまり・・

尿酸値が高いと血液中の尿酸が結晶化し始めます。

これが足の関節や腱などに沈着して、長い間に蓄積し、

やがて痛風発作を誘発して、足が痛いよ~、と

なるわけなのですが、まだ、

足が痛い痛いと言っているうちは良かったのです。

(ちっとも良くない!)


足などの体の末端の関節などに溜まりきれなくなってくると、

次はどこへ来るのか?

どこへ溜まるのか?


内臓です。

そう・・腎臓ですね。


これが怖い。

非常にコワイ。


腎臓に結晶化した尿酸、ちいさな尿酸結晶が

腎臓のフィルター (腎臓の糸球体)に

目詰まりを起こすのです。

それも、本人が気がつかないくらい少しずつ少しずつ・・


これが痛風による腎機能低下の主な原因。


腎臓は血液をろ過して尿酸を排泄する働きがありますが、

腎臓でうまく尿酸をハイセツできなくなってくると、

尿酸の排泄量が減って、血液中の尿酸濃度があがって

尿酸値が上がってきます。


そればかりじゃなくて、血圧も上がってくるのですよ。


腎臓機能が低下してくると、塩分と水分の排出が

うまくできなくなって、血液量は さらに

増加することとなり、結果として血圧が上がるのです。

つまり、高血圧ってことですね。


ところが、血圧が上がると腎臓への負担が増え、

またもや 腎機能が低下する要因に!


ああ、これじゃあ、まるで負のスパイラル!


だめじゃん。

腎機能が年々落ちると、血圧もそうだけど、

尿酸値も上がってしまうじゃないですか。


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● アンセリンには、血圧上昇を抑える効果!?

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一般的に、血圧を上昇させる要因のひとつに、

体内で生成される「アンジオテンシン」という物質があります。


この、アンジオテンシンがACEという酵素と結合。


すると、どうなるの?


アンジオテンシンがACEと結合すると、

血管が収縮するのです。

つまり、血液の通り道が狭くなるワケですね。


狭い道筋を血液が通るためには、“速く”通らなきゃならない。

血液が速く通り過ぎるためには、強くポンプで

押し出さなきゃならない。


よって、血圧が上昇する、という仕組みになっています。


ところが、凄いじゃないですか。

現代の医学は。


この、アンジオテンシンがACEという酵素と結合すると

ちょっとマズイ、ということは、とっくに

医療の世界ではわかっていて、その二つの結合を阻害する、

すなわちアンジオテンシンが

ACEを阻害するクスリが活躍してるそうです。


その名も「ACE阻害薬」

(そのまま、かよ!?)


で。

なんと。


アンセリンには、このACE阻害薬と

似たような効果が期待できる、と考えられています。


薬剤ほどの効用はなくても、働きとしては

同じ作用があるのではないか、と。

尿酸値を下げるのが目当てでアンセリンを飲むわけですが、

高血圧対策にも効果が期待できる、ってことですね。


ふ~ん。

すごいじゃないですか、マグロの筋肉のくせに

(アンセリンの原材料)。


2023年1月14日土曜日

痛風発作長い人はどのぐらい

痛風発作の期間、短い人は、どのくらいなのでしょうか。


痛風初期症状の人なら、1週間~10日間くらい。

長くても、2週間程度です。


じゃなくて、長い人の話。

痛風発作の期間、長い人は、どのくらい?


長い人は・・・「一年中、出ています」


????


つまり、一年中、痛風発作が出ている状態である、

という意味です。


いえ、これ、マジですよ。

冗談でも ふざけているのでもなくて、本当なんですよ。


知り合いには いませんが、

現実に そういう話を聞いたことがあります。

別に珍しいことでは ありません。


つまり、一年中、痛い、そして歩けない。

もしくは、足を痛そうに引きずっている、

そんな感じになります。


もちろん、痛風初期症状の人がこうなることは有り得ません。

はじめて痛風が出てから、尿酸値がかなり高い状態のまま、

何十年も経過すると、こういう状況になることもあります。

(体質や個々の尿酸値によって、個人差があります。

誰もが必ずそうなるわけじゃありません)


当然、日常生活にも支障をきたすでしょうし、

なにより、当人が痛く、ツラく、苦しいです。


一年中、痛風発作がのべつまくなしに続くのならば、

尿酸降下薬を飲んだほうが良いように思います。


痛風発作は腫れて痛くて、当人にとっては

何もいいことはありませんが、

カラダとしては、痛風発作を発症させることによって、

そのときの発熱で、その患部に蓄積した尿酸結晶を

溶かそうとしているのです。

考えようによっては意味のある現象でもあります。


でも、痛風発作が治まることもなく、

次々と連続して出続け、結果として

一年中、痛風発作が続いているということは、

溶ける以上に尿酸結晶が溜まり続けている、と

考えられなくもないです。


内臓とか、そういうところに尿酸結晶が

溜まってくることが心配です。

特に、腎臓。

それから、尿路、尿管なども。


クスリを飲みたくない気持ちは、ものすごく

よくわかりますが、一年中、

痛風発作が出続けている状態なら、真剣に

尿酸降下薬を飲むことを検討した方が良いと思います。


2023年1月13日金曜日

痛風発作 楽しいコトでもストレス

意外に思うかもしれませんが、

睡眠不足でも尿酸値は上昇するんですよ。

夜更かしせずに、夜はグッスリ休みましょう、

ということです。


さて、

プリン体を多く含む食品を多く食べ過ぎると

尿酸値が上がることは、世間に広く知られています。


でもね。

強いストレスを受けると尿酸値が上昇する、ということは

たぶん、痛風になったことがある人か、お医者さんか

それくらいしか知らないのではないでしょうか。

つまり、メジャーじゃないってこと。


もちろん、ストレスだけが

痛風の原因ではありませんが、ストレスも

痛風発作を引き起こすトリガーに成り得るのです。


ストレスは病気の根源として知られつつありますが、

ストレスというのは、体にとっては

一種の「危機」なんです。


強いストレスを受けると、体は

抗ストレスホルモンというものを出して臨戦状態になり、

血糖値を上げて、脂肪が減らないようにするそうです。


なんで、脂肪が関係あるのかと思うのですが、

カラダにとって「危機」とは

昔から“飢餓”のことを差しているのか、

飢え死に寸前の状態とよく似ているらしいです。

なにがって、ストレスが、ですよ。


ですので、強いストレスを受けると、

自律神経が乱れてきたりして、

調子が悪くなってしまうのですが、

尿酸値も上がります。


ところがですよ。

強いストレスを受けて尿酸値が跳ね上がり、

痛風発作が発症する、というのはわかるのですが

「楽しいコトでもストレスと同じ作用」が

あるらしいのです。


ええ~~っ!?

ホントに??


なんで楽しいことが、ストレスになるの?

「楽しいこと」=「ストレス」とは思えませんが??


強烈なストレスを受けて、その日に突如として

痛風発作が発症した経験はあるのですが、楽しいことで

痛風発作が出たことなどないので、

どうも私にはピンときません。


子供じゃないですが、翌日の遠足が嬉しくて嬉しくて

眠れない・・・


これで、もし、尿酸値が上がるとしたら、

それは「楽しいことがストレス」なのではなくて、

「睡眠不足がストレス」になって

尿酸値が上がったのではないの???


2023年1月12日木曜日

痛風 いい病院は、近所の病院

 最近、いろいろわかってきたのですが、

病院によって・・というか、医師の先生によって、

だいぶん、診察の内容、対応とか違うようですね。


もちろん、痛風について、です。


私の場合、面倒くさいというのもありますが、

近所の病院しか行ったことがありません。

あまり他の病院は、どうなのか、よく知りません。


診療放浪じゃないですが、病院をコロコロ変えるのは、

あまり芳しくないとも思っていましたし。


でも、ね。

聞くところによると、病院によっては、

患者さんに

「プリン体の多い食品の一覧表」とかを渡してくれる先生も

いるそうじゃないですか。


私の病院、そんなもの、くれたことないですよ。


そりゃ、私も痛風歴が長いので、

どの食品にプリン体が多いのかとか、だいたい知っていますよ。

別に教えてもらわなくても。


でも、嬉しいじゃないですか。

病院の先生が、いろいろ、日常生活・生活習慣について

何に気をつけたらいいのか、などの

アドバイスをくれるってこと自体が。


いいなあ。


ウチの病院は、

「あ。アナタ、痛風。はい、薬、出しときますね。

お大事に。ハイ、次の方、どうぞ」


・・・てな感じですよ、マジで。


病院によって、対応が違うんですねえ・・・(しみじみ)


私が行く病院は内科だったので、

内科は診る病気の種類も多いだろうし、

広く浅くじゃないですけど、別に痛風専門じゃないですしね。

そんなことを期待することが間違っているのかもしれません。


いいですよ、別に。

「プリン体の多い食品の一覧表」なんか、くれなくても。


ふん。


2023年1月11日水曜日

カニは痛風に良いか?

さあ、カニのシーズン・・

って、ついこの前、

夏が終わったばかりのような気もしますが。


ええと、カニは痛風に良いのか?

蟹で痛風になるのか、という話です。


「公益財団法人 痛風財団」の

「食品中のプリン体含有量 一覧表」によると、

-------------------------------

ズワイガニ 136.4(mg/100g)

タラバガニ 99.6(mg/100g)

-------------------------------

・・・なのです。


まあ、カニのプリン体ですが、高いといえば高いですし、

上には上があるというか、蟹だけが特別、プリン体が多い、

と言う感じでもないようです。


でもね。

この一覧表だけで、プリン体の高い低いで、

食べるべきかどうかを判断するのは、

ちょっと早計と思うのです。


たとえば・・・プリン体の多いとされている

「煮干し(ニボシ)」

100gあたり、746.1mgもありますよね。

めっちゃ、プリン体、高いですよね。


で、一方で、ズワイガニ。

これは・・・100gあたり、136.4mg。

ああ、案外、少ないじゃないですか。

こりゃ、大丈夫、ばんばんカニ、食べちゃえ!


・・・と思いますよね、普通。


でも、「豆腐 冷奴」と比べたら、

豆腐は100gあたり、31.1mgです。 


豆腐に比べたら、ズワイガニはプリン体多いですよね。


だから比較しても、あまり意味はないんですよ。

上をみればキリは無し、下を見てもキリは無し、です。


それにね。

先程のニボシの話に戻りますが、

プリン体のメチャ多いニボシですが、

10gしか食べないとしたら、どうでしょう?


プリン体は、10gしか食べないのなら、

74.61mgに過ぎません。


一方、ズワイガニ。

おいしいので、つい食べ過ぎて、

200gも食べちゃいました。


で・・摂取してしまったプリン体は、

136.4×2倍=272.8mg。


何が言いたいのか?

つまり、プリン体が多く含まれている食品でも

少ししか食べないなら、プリン体の摂取は少ない、

ということ。(当たり前ですが)


逆に、プリン体が少ない食品だからと油断して、

ばりばり食べていたら、知らないうちに、

プリン体をたっぷりと摂取してしまっている、

ということ。


で、どうなの?


蟹は食べてもいいの?

それとも、カニは痛風に悪いの?


少しだけ、食べるなら、大丈夫ですよ。

一年中、毎日食べるものでもないですしね。


あと、蟹ミソの部分よりも脚の部分の方が

プリン体は かなり少ないです。


どうしても、プリン体が気になるなら、

カニの脚(身の部分)だけ食べて、

カニみそ の部分は残したら・・・


え?

カニ味噌が旨いんだって?


それから、カニ鍋にすると、ダシにカニのエキスが

溶け込みますから、プリン体を気にするなら

お出汁を飲まないほうがいいかな、と思います。


これは、ラーメンを食べるときに汁を残したほうが良い、

汁には肉エキスがたっぷり含まれているので、というのと

同じ理屈です。


でも、滅多にないカニ鍋ですから、

(シーズン物ですしね)

あまりプリン体とか気にせずに、おいしく

いただけばいかがでしょうか?


気をつけることは、カニに限らず、

お腹いっぱい、食べないこと。

腹八分目で、もう箸を置くこと。


それさえ気をつけていれば大丈夫ですよ。


お腹いっぱい食べるということは、

さっきの話のように、低プリン体の食品でも

結果的には、たくさんのプリン体を摂取してしまっている、

ということになりますからね。


ああ、もうすぐ、カニ鍋ですか!?

楽しみな季節ですねえ!


冬は(たぶん)痛風発作も出ないし、大好きな季節です。

これで寒くなけりゃいいんですけど。


2023年1月10日火曜日

痛風とは どんな病気

 ある日、突然、

足(たいていは、左足の親指の付け根の関節)が腫れあがり、

腫れるだけならともかく、

今まで経験したこともない強烈な激痛。


ああ、これは何?

いったい、自分の足に何が起っているの?


もう、二度と会社の女の子に

ちょっかい出したりしないから、許して!


・・・なんて叫んでみても、

足の腫れと痛みは治まる気配もありません。

それどころか患部に熱まで帯びていて、

刻一刻と酷くなっているような有様。


病院に行こうと思っても、今は真夜中。


ああ、なんで?

今度から道で10円玉を拾っても警察に届けるから、

今回だけ見逃して!!


ところが、翌日になっても

足の激痛は治まるどころか酷くなる一方なのです。


ようやく、大変な思いで這うように病院へ辿り着くと・・・


「ああ、アンタ。痛風ね」


医師の先生に言われた言葉に凍りつきます。


つ、つうふう・・・

痛風って・・・・何、それ?


痛風は体の中で作られる尿酸で、

血液中に多くなりすぎてしまうと、

血液に溶けきれず、血液にのって全身を巡ります。

そして、体内の比較的冷たい関節

(足の親指の付け根、足の甲など)に

結晶化して溜まってくるのが尿酸結晶。


その尿酸結晶が溜まり過ぎて、剥がれてくると、

白血球がそれを異物と認識して攻撃します。

そのとき、あの激痛の元となる成分を出すのです。


これが痛風発作。


痛風発作は、痛風初期症状の人ならば、

10日間~2週間くらいで嘘のように治まってしまいますが、

放置しておくと、数年後にはいずれ再発します。


再発しないようにするには、

血液中の尿酸の濃度、つまり

尿酸値(病院で検査してもらえます)を

下げることが肝要です。


尿酸値を下げるには、食事に気をつけたり(痛風食事療法)、

運動したり(痛風運動療法)、ストレスをためないようにしたり、

尿をアルカリに傾けるようにしたり

(尿酸は酸性尿には溶けにくいから)、

つまり生活習慣を改善するのが基本です。

すなわち、これが痛風改善法の王道ですね。


ところが痛風というのは、

生まれつき痛風になりやすい体質(痛風体質)

というものがあって、尿酸を体内で多く作り過ぎる体質の人、

あるいは尿酸の排泄がうまくいかない体質の人、

もしくはその両方を兼ね備えた体質の人などがいて、

なかなか思うように尿酸値は下がりません。


そこで、病院の医師が勧めるのは薬物療法です。

つまり、クスリを飲みましょう、と。


痛風の薬(尿酸降下薬)には

ザイロリックやフェブリクなどが有名で、

とても効果抜群でたちどころに

尿酸値は下がってしまいます。


ですが、クスリというものは、

大なり小なり副作用があるものですので、

はじめから薬に頼ろうとせず、まず、

自分で一大決心して

生活習慣を改めることから始めるのが良いと思います。