私の父親は痛風でした。
毎日、痛風の薬(尿酸降下薬)を服用していました。
薬のおかげか、それほど痛風発作を発症することはなく、
毎年のように夏場になると発作で苦しんでいる私の方が
よっぽどヒドイ目にあってます。
で、それをいいことに毎日、ビールを飲んでいました。
薬飲んでいるんで、大丈夫みたいな感じで。
ああ、これって。
そんな人、他にもたくさんいるんでしょうね。
その代わり、肉は食べないようにしていたみたいです。
肉は元々好きだったのですが、ビールを飲みたいがために
肉は我慢して。
両方(ビールと肉)は、さすがにマズイだろう、
と考えていたみたいです。
とにかく、ビールが好き。
ビールを止めるなら、死んだほうがマシ。
そんな感じでした。
C型肝炎になったのは、薬の副作用なのか、
ビールの飲みすぎなのかどうかはわかりませんけどね。
それでも、ビールはやめませんでした。
自分の体より、ビールの方が大切な人でした。
痛風の薬(尿酸降下薬)を飲んでいるから、
尿酸値の数値が安定しているから、といって、
食べたい放題・飲みたい放題の人のことを
ときどき聞きます。
尿酸値を下げる薬は、暴飲暴食を帳消しにするために
あるんじゃないですよ。
あんまり節制ばかりしていると、
ストレスもたまりますし、
生活が味気なくなってしまいますので
程度ものですが、薬を飲んでいるからといって、
安心してしまわない方が良いです。
ビールなどのアルコール飲料は、
(肝臓での)尿酸を作り出す作用・尿酸の排泄を
阻害する作用があります。
おまけに食欲増進作用もあって、
肥満への橋渡しをしてくれます。
ビールが好きな人は、いくら薬を飲んでいても、
休肝日を作るなど、楽しみは
そこそこにしておいたほうが よさそうです。