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● 子ども 尿酸 高い
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「子供で尿酸値が高い」→ 遺伝です。
そんな言い方をすれば
身も蓋もないように思うかもしれませんが、
子供で尿酸値が高いのは、遺伝による要素が大きいです。
なにか、食事とかに問題があるのだろうか?
プリン体の多い食事ばかりを食べさせているのだろうか?
・・とか、いろいろ考えてしまうでしょうが、
非常に大きな要因となるのは「遺伝」です。
痛風は遺伝しませんが
(母子感染のように親から子へは。伝染病ではないので)
体質が遺伝するので。
痛風になりやすい体質がね。
痛風の原因となる尿酸は、代謝の最終老廃物なので、
食事に含まれるプリン体が原料となって尿酸になるものが、
全体の2割。
あとの8割は体内で生成される尿酸です。
この体内で作られる尿酸というのは、
いわゆる、エネルギー代謝のときに作られる尿酸。
そして、新陳代謝のときに細胞分裂で、
細胞が核酸を吐き出すときにできるプリン体が
原料となる尿酸、です。
エネルギー代謝ってのは、わかりにくいですが、
体内の栄養分を
エネルギーに変換するときにできるもの、です。
ですから、いくら食事に気をつけても、
全体の80パーセントは体内で作られる尿酸なのですから、
子供ときから食事制限なんか、させないほうがいいです。
だって、これから成長しなきゃならないですしね。
で・・・
痛風の源となる、尿酸ですが、その体内でできる量には
年齢によって差異があって、普通、
子供の頃は作られる尿酸は少なく、思春期を迎える頃には
だんだんと尿酸が作られる量が増えていきます。
20代、30代には、ピークというか、どんどん
尿酸の生成量は増えていき、40代くらいで落ち着いてきます。
50代くらいになると、じわじわと
尿酸が作られる量は減少傾向になってきて、
60代でガクン、と落ちてきます。
70代になると、さらに落ちて、枯れてくるというか、
体の力そのものが、いろいろと衰えてきます。
尿酸の生成量も同様に落ちてくる、ということです。
これが、人生における、人間の尿酸の生成量の分布の流れ。
(おおざっぱですが)
ということから考えると、子供は
まだ、尿酸があまり作られていない時期なんです。
この時期に尿酸値が高い、ということは、
この尿酸があまり作られてないはずの時期に、
すでに尿酸が多く作られている体質だ、ということ。
体内で作られる尿酸の量には個人差があるので、
だから、遺伝だ、ということです。
そういう体質だ、と。
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★ こども 痛風
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子供で尿酸値が高いから、といって、日々の生活で
気をつけられる事項は、あまりありません。
そもそも、
世間一般にある痛風対策、痛風改善法なんてのは、
主に中高年の男性をターゲットにしたもの、なんです。
昭和の時代は、痛風といえば、
中高年が罹病するものでしたからね。
今は、30代が一番多いそうですが、
20代で痛風に罹病する人も
増加する一方なのだそうで。
で・・・
子供で尿酸値が高い、
一番の原因は「遺伝による体質」ですが、
他には何か、考えられるでしょうか。
●肥満している。
●運動不足。
●プリン体の多い食品を多く食べている。
●水分が不足気味。
●野菜を食べない。肉ばかり食べている。
●強いストレスがある。
●睡眠不足。
・・・・など、です。
中高年の場合は、高尿酸血症対策・痛風対策といえば、
まず一番に食事制限ですが、子供の場合、
大きくならなきゃならないので、食事制限なんか、できません。
骨が弱くなったり、骨格が脆弱になったりすると困りますし。
それから、激しい運動(無酸素運動)をすると、
体内の細胞が酸素不足になって、細胞が壊れるのが促進されて、
プリン体が多く作られるので、激しい運動をするな・・
というのがありますが、子供が激しい運動をしなくて、
いつ、運動するのですか?
子供のときにしか、できないことがあるのです。
やはり、中高年の痛風対策をそのまま、
子供に当てはめないほうがいいように思います。
三食しっかり食べて(朝食は抜かずに)
野菜・海藻を多く食べて、間食や甘いものはやめて・・
とかになってきますが、子供は お菓子が好きですしね。
甘いジュースやコーラが嫌いな子供は 少ないでしょう。
結局ね。
子供の頃から、尿酸値対策として、
「生活習慣の改善」とか言って、子供を締め付けるのは
難しい、ということです。
それが本当に子供のためになるのか、ということです。
自分の子供が、尿酸値が高ければ、気になるかもしれませんが、
だからといって、今から、尿酸値を下げる薬なんか、
飲ませるべきなのか、どうか・・ということ。
子供の“先”は長いですからね。
中高年になってから、フェブリクなどの尿酸降下薬を
飲み始めるのと、わけが違います。
・・・・・というわけで。
子供の尿酸値が高い場合、
対策がないこともないですが、
子供は伸び伸び育てたいですし、あまり節制だとか、
生活習慣の改善とか、すべきじゃないような気がします。
薬とかも含めて、ね。
できることは限られていて、
★肥満にならないよう注意する。
★運動させること。
★夜更かしさせない。睡眠を充分にとらせる。
★肉ばかり食べさせないで、野菜も食べさせる。
・・これくらいですかね。
これらを実践すれば大きく尿酸値が下がるのかといえば、
生まれつきの体質が大きな壁になるので、
それほど大きくは尿酸値が下がらないと思います。
もちろん、個人差はありますが。
だからといって、子供の頃から
食生活を含めて、いろいろ締め付けると、
成長に悪影響が出ては元も子もないので、
まあ・・・・・痛風対策は、
大人に なってから
ですね!