2023年6月6日火曜日

痛風発作は隣接した箇所に移動する

痛風発作の痛い患部の箇所が移動する・・・といっても、

痛風初期症状の人にはピンとこないかもしれません。


でも、長年、痛風に苦しんでいると、

いったん痛風発作が発症したら、なかなか治まらず、

長く苦しむことになってしまいます。


たとえば・・

左足の親指の付け根の関節が痛い、と思っていたら、

数日後、ようやく治ってきた、とします。

すると、間をおかずに、左足の甲が腫れてくる、

という感じです。

さらに、足の甲の次は、くるぶしにきて、

くるぶしが終わったと思ったら、次はアキレス腱にきたり。


ああ、いったい、どうなってしまうの?

いつになったら、おわるの?


なんで、こんなことになってしまうのかというと、

結局、体内に尿酸が結晶化して溜まっているからなのですが。

高くなった尿酸値をなんとかして下げていかないと、

この痛みと苦しみは繰り返されることになります。

わかっちゃいるのですが・・


さて、どうでもいいことですが、

痛風発作の痛みが移動することには

比較的、隣接した箇所に順々に移動していきます。

不思議ですが、なぜかそんな感じになります。


つまり・・

「親指の付け根の関節→足の甲→くるぶし→アキレス腱」

のように移動していきます。


「親指の付け根の関節→アキレス腱→くるぶし→足の甲」

のようには、なぜか なりません。


まあ、痛いことには変わりはないので、

どうでもいいことですが・・


2023年6月5日月曜日

子供の痛風

昔から痛風といえば、中高年がなる病気、しかも

贅沢病なんて呼ばれていましたが、子供が痛風になることは

滅多にありません。


いや、子供といっても、何歳くらいまで子供なのか。


そりゃ、幼稚園児や小学生ならば

痛風になることはないでしょう。


でも、高校生ならば、痛風になっても不思議じゃないです。

それに、高校生じゃなくても、

18歳や19歳を子供といえるのかどうか。


近年、痛風や高尿酸血症の低年齢化が進んでいるらしいですが、

そんな若年層で痛風になる人の原因は、

大半が“遺伝”です。

つまり、そういう・・痛風体質なのです。


パッと外見を見て、

いつも痩せていて胃腸も弱く、なんとなく弱々しい。

そんな体質の人は、痛風にはなりません。


筋肉質、もしくは太っていて、胃腸が丈夫で活動的。

そんな人が痛風に なりやすい体質です。


あと、まあ、食生活が豊かになったから。

江戸時代の お百姓みたいに“あわ・ひえ”ばかりを食べていたら

痛風になんかなりません。

って、今や、“あわ・ひえ”も健康食ですからね。

スーパーで結構、高い値段で売られています。


肉や魚、そしてビールなど、おいしいものは世の中に

満ち溢れています。

そりゃあ、痛風にもなりますよ。


時代を巻き戻して江戸時代の食生活に戻ったりはできませんが、

粗末なものを食べていたほうが痛風改善、尿酸値改善には良い、

ということでしょうか。


2023年5月26日金曜日

痛風 若年化

先日、本を読んでいたら、痛風に関してなのですが、

こんなコラムが・・


『最近では、なんと・・

30代でも痛風になる人が増えているのです!』


そんなこと言うなら、20代で痛風になってしまった私は、

どうなるんですかね?


近年は、痛風になる年代の若年化が進んでいる、

とのことですが・・

確かに、私が痛風になってしまった頃は、痛風といえば

中高年、つまり40歳代後半~60歳くらいの年代の人が

なる病気と、考えられていたようです。


ですので、足が痛くて、足を引きずるように歩いている、

当時、まだ20代だった私を見て、

その理由を聞いて、みんなビックリしていました。


そんな年で、痛風になるのか、と。


いや、そんなに絶句されても、ねえ・・


今でこそ、20歳代、30歳代で痛風、といっても

少しも珍しくなくなりましたが、

これは結局、食生活の欧米化というか、

要は食生活が豊かになったせいでしょう。


昭和の時代は、洟(はな)を垂らした子供を

よく見かけましたが、今、そんな子供は

全くといっていいほど、見かけないでしょう?

それは栄養状態によるものだそうです。

つまり、昭和の時代はまだまだ栄養不足だった、ということ。

まあ、昭和といっても、ピンからキリまでありますが、

昭和30~50年くらいでしょうか。


今は、生活がみんな豊かになって、

贅沢さえしなければ、

そんなに食べるのに困ることもないですからね。

低所得者とかいっても、

餓死したりすることも滅多にないです。

稀に餓死者が出ると、新聞に載るくらいですから。


痛風は持って生まれた体質、遺伝による影響も大きいため、

逆に、この飽食の時代がマイナスに作用します。

知らないうちに食べ過ぎてしまったりね。


それに、痛風体質の人というのは、

とにかく消化吸収能力が高いのです。

ひらたくいえば、胃腸が丈夫ってこと。


少しの食べ物でも、全部吸収してしまって、

エネルギーに変えることができます。

胃腸の弱い人が、吸収力が弱くて、

あまり食べられないうえに、

エネルギー量に変換する量も少ないのとは対照的です。

ほら、いつも痩せている人って、

ときどきいるでしょう?

そういう体質なんです。


痛風体質の人は、その正反対ですね。


むしろ、栄養失調気味くらいなほうが、

痛風体質の人には、良い感じな気もしますが・・

どうなんでしょう?


時代の変化は、個人の力ではどうにもならないことですが、

できることは、自分で意識して「食べ過ぎ」を防ぐ、

気をつける、ということくらいかもしれませんね。


2023年5月11日木曜日

痛風 人工骨

人工骨を大量生産する新技術が近いうちに実用化される、

という記事が新聞に載っていました。


人工骨?


移植用の骨ですね。

プラスチック製の骨とかじゃなくて、

リン酸カルシウムが主成分のため、

移植後も本人の骨に馴染みやすいそうです。


すごい技術ですね。

日本の医学・医療のレベルは本当にすごいと思います。


事故や病気などで骨の一部を失った人は

大勢おられると思いますが、たくさんの人が

この技術で救われることになるのでしょうね。


痛風はどちらかというと、代謝系の病気なので

いっけん、骨とは無関係のようにも思えます。


ですが、何度も何度も痛風発作を繰り返しすぎると、

関節が破壊されてしまう、という話を

聞いたことがあります。


いったい何回くらい、痛風発作を繰りかえしたら

関節がダメになってしまうのでしょうね。

そりゃ、まあ、個人差があるんでしょう。

その痛風発作の回数だけでなく、

痛みの強度とかにもよるでしょうし。

また、繰り返しの痛風発作でも何ともない人も

いるかもしれません。

従来、骨の丈夫な人、それほどではない人、

年齢や骨密度なども関係あるのでしょうか??


もし、痛風発作を繰り返しすぎて

関節がダメになってしまったら、

人工骨を入れたらいいや、じゃなくて、

やっぱり、なるべく痛風発作を発症させないように

善処していくべきだと思います。


たぶん、関節が悪くなるとしたら、

一番、体重のかかる関節を痛めることになるんでしょうね。

体重のかかる起点となる関節は、そこが痛かったり

不自由だったりすると、やはり

歩行に支障をきたすと思うのです。


痛風発作が足に出る場合、

たいていは、足の親指の関節の付け根、足の甲、

くるぶし、アキレス腱・・など体重が

かかる箇所ばかりです。


ダイエットして体重を落として足の負担を減らす・・

といっても、限度がありますし。


やはり、尿酸値に気を使い、体内になるべく

尿酸結晶をためないようにしていきたいです。


2023年5月8日月曜日

体の左側の不調は胃 体の右側の不調は肝

 東洋医学(漢方)では、

体の左側の不調は「胃」。

体の右側の不調は「肝(かん)」に関係があると考えられています。

胃は胃ですが、肝というのは肝臓です。


どういうこと?


なにかよくわからないけど、

体の片方ばかりに痛みなどの不調が出るのは、

内臓が関係している、ということです。

つまり、内臓に負担がかかっているので、

(体が)内臓を守るために

体の外側(内臓に比べて)に反応を出しているのです。

そういうことによって内臓を守っているのです。


なんのことだか、さっぱりわかりませんよね。

東洋医学(漢方)ってのは、

ワケのわからないことが多いんです。


たとえば・・足の、親指の裏にタコができるとしますよね。


親指の裏にタコ?

なんか、いやですよね。

人目には つかない箇所ではありますが、

皮膚が硬質化して、色も濃い緑色に変色してきています。


これ、どうしますか?

ほうっておきます?


人によっては、市販されている薬を使って

タコをとってしまうかもしれません。


でも、これは東洋医学(漢方)では、

内臓、この場合は肝臓を守るために

足の裏にタコを作っているのです。

内臓とは関係のない足指の裏にタコをつくることで、

内臓へのダメージを緩和させているのです。


普通、そんなことは気にしないというか、知らないので、

平気で薬剤などを使ってタコを取ってしまいます。


すると、どうでしょう。


そのタコのおかげで肝臓が守られていたのに、

タコをとってしまうと、直接、肝臓に

負担がかかるようになります。


え?

意味わかんないですか?


東洋医学(漢方)ってのは、

フクザツすぎて、ワケがわかんないんですよ。


つまり、カンタンにいうと、

体の内部と外部、つまり表面は全く関係ないようで、

密接に連携している、ということ。

体が起こす反応は、すべて理由があるんです。

われわれが知らないだけで。


そうそう。

前述のタコの話ですが、肝臓の状態が改善されてくると、

自然にタコは消えていくんですよ。

無理に取ろうとしなくてもね。

人体ってのは、不思議です。


逆にタコがなくなっていくか、

あるいは、いつまでもタコがあるかどうかで、

肝臓の調子のバロメータにもなるんです。

前は なかった場所にタコができてきて要注意、みたいな。

お酒、もうちょっと気をつけよう、みたいな。

まあ、自分で判断できるだけですが。


話は元に戻りますが、

そういうわけで、体の左側の不調は「胃」。

体の右側の不調は「肝(かん)」に関係があります。


私の場合でしたら、腰が痛くなったら、

なぜか左の方の腰ですし、肩が痛いのも左ですし、

膝が痛くなったら・・・あれ?

これは右だったっけ。


体の右側が痛い場合もありますが、圧倒的に

体の左側の不調が多いんです。

私の場合ですが。


これは、つまり。

「胃」に負担がかかっている。

理由は「食べ過ぎ」。

あるいは、長年にわたる「暴飲暴食」。

・・・などの理由です。


だから、痛風になったりするんでしょうねえ。

ああ、早く治って欲しいです。


2023年4月28日金曜日

痛風 歩けることの幸せ

痛風発作というものは、経験したことのない者には

理解不可能な、激痛を伴う炎症を起こします。

その患部はたいていは足で(左足が多いです)、

鬱血して腫れあがり、歩くと強烈な痛みを感じます。

っていうか、歩けないです。


でも、どんな痛い痛風発作でも、いつかは終息に向かいます。

短い人ですと、10日間~14日間くらいでしょうか。

これには症状や痛風歴の長さなどによって

違ってくると思います。

1ヶ月間、2ヶ月間・・なんて人もいるでしょう。

私なんか、半年間、

歩けなかったともありましたよ (一度だけですが)。


で。

いつまでも寝ているわけにも行かないので、

外へ出て、なんとか歩くことになるのですが・・


気がついたのですが、他の人は歩くのが早いですね。

いえ、自分が遅いだけなのですが、

とても他人の歩きが早く感じます。


自分も、あれくらいのスピードで

歩いていたのですよねえ(遠い目)


痛風発作の症状は、発熱を伴う腫れと激痛、

というものなのですが、まず最初に患部の熱が治まってきて、

やがて腫れも引いてきます。

最後まで残るのが、“痛み”。

普段は痛くなくなっても、痛かったことをすっかり忘れていて、

いつものスピードで急に動こうとしたりしたときに、

ズキン、ときます。


でも、やがて、この“痛み”もすっかり消えうせ、

元通り歩けるようになります。

そして、歩けなかったことも、ほぼ同時に

すっかり忘れてしまいます。


けれども、このことを忘れちゃダメだと思うのです。


もし、将来、自分がもっともっと年をとって、

仮に“寝たきり”とかになってしまったら。

きっと、もう一度歩きたいなあ、歩けたらいいのになあ、

と思うような気がするのです。

でも、老化現象なので、それはたぶん、無理。

自然の摂理には逆らえません。


でも、痛風発作で歩けないのなら、近いうちに

回復して、また歩けるようになります。


歩けるってことは、ホントに素晴らしいことなんです!


持って生まれた体質などの影響もあり、

痛風体質の人が痛風発作を起こさなくするのは

難しい面もありますが、

できるだけ尿酸値を下げて、痛風発作を回避できるよう

気をつけていきたいです。


痛いのは、もう嫌ですし。


2023年4月21日金曜日

痛風発作 片足で歩いてみる

人間は二本足で直立して歩くようにできているので、

一本足では歩けません。


ですが・・

いったん、痛風発作が発症してしまうと、

その痛みや腫れの酷さの程度は個人差こそあるものの、

歩行することすら困難になってしまう場合が多いです。


で。

やむなく、痛風発作のピーク時は、

家の中では四つん這いになって移動したりします。

移動といっても、トイレとか、ですが。

他人から見れば、情けない光景かもしれませんが、

この際、もうどうでもいいんですよ。

家の中ですし。


でも、この時期がいつまでも続くわけでもなく、

だんだんと痛風発作が終息に向かうと、四つ足から、

二本足へとようやく立ち上がれるようになります。

なんか、人間の進化みたいですね。


で、いきなり二本足で歩ければよいのですが、

まだ患部に痛みが残っていると、地に足をつけることすら

痛かったりします。

よって、やむなく、片足でピョンピョン跳びながら

移動することになります。

いわゆる、ケンケン、というやつです。


この片足で飛び跳ねながら移動する方法は、

とても歩いているとはいえませんが、

家の中で移動する程度なら、手っ取り早い方法です。

すぐに壁とか家具とかに、掴(つか)まったりできますしね。

ですが、これすら、本当に痛風発作の痛みの極期のときは

できません。

跳ぶときの振動が、激痛に変わるからです。

ですので、この片足で移動、

ということができる程度の痛みなら、まだマシな方なのです。


で、人間の進化とは、ちょっと道順が違いますが、

痛風発作の回復具合によって、だいたい

「四つ足歩行」→

「片足歩行(けんけん)」→

「二本足歩行」となります。

めざせ、二本足歩行、ということなのですが、

これが、いったん発症してしまった発作の腫れと痛みは、中々 

回復しませんしね。


痛風発作というものは、そもそも

体内に蓄積した尿酸結晶を腫れと痛みを伴う発熱によって、

“溶かそうとする”働きによります。


よって、痛風発作の回復というのは、

尿酸結晶が発作の発熱で少しずつ溶けて、小さくなっていくと、

しだいに発作の腫れと痛みも終息に向かいます。


痛風発作の腫れと痛みが、なかなか回復しないというのは、

体内に蓄積した尿酸結晶の量が多い、と考えるのが妥当です。


で・・何日かは、仕方なく、

「片足歩行(けんけん)」での(家の中での)移動となるのですが・・


あ、そうそう。

一つ、気がついたことがあります。


そのとき、私は

痛いほうの足をかばって少し宙に浮かせながら、

もう一方の痛くない方の足で一本足立ちして、

顔を洗おうとしていました。


洗面所なのですが・・

顔を洗うにあたって目を閉じますよね。


で、片足立ちのまま、

顔を洗おうと目を閉じた途端・・・ぐらっ!

なぜか、急に体がグラつくのです。


え?

なんで?


慌てて目を開ける私。

すると。

途端に体は「平衡感覚」を取り戻します。

片足でも、立っていることくらいはできます。

だって、これは痛くない方の足ですからね。


えっ?

なんなの?


で、もう一度、目を閉じて顔を洗おうとすると

・・・ぐらっ!

やはり、目を閉じた途端に体がグラつくのです。


ああ、そうなのですか。

関係ないようで、人間の体というものは

あちこち、連携しているのですね。

そうですよ、どうやら人間は目を閉じていると

平衡感覚を失うようなんです。


目を閉じているだけで、あけているのとでは

こんなに違いが。

足が片一方痛いだけなのに、こんなに不自由。

やはり、人間、どこが痛くても不便です。


百歩譲って痛風発作が痛いのは仕方がないとして、

でも、せめて痛くても歩けたらいいんですけど、ねえ。


2023年4月6日木曜日

痛風発作 体質と遺伝

世の中には、自分よりもずっと太っていて、

肉とか食べたいだけ食べて、ビールとか飲みたいだけ飲んで、

やりたい放題なのに、痛風とは まるで無縁の人もいます。


持って生まれた体質なんでしょうかね?


なんて、不公平なんでしょう。


私はそんなに太っているわけでもなく、

体重にも気をつけていて、肉もほとんど食べれなくて、

ビールも飲めなくなってしまい、痛風改善に良い、

と思うことは片っ端から試して実践しているというのに、

毎年のように痛風発作で苦しめられています。


ちょっと不公平すぎやしませんか?


痛風にならない人は、何を食べても、どれだけ食べても

ならない人は絶対ならないです。


胃腸が丈夫で、消化吸収能力に優れた、

水を飲んでも太ってしまうような体質の人。

それが痛風体質の人です。


ふつう、食事からエネルギー分を、仮に

70パーセントくらい吸収するとしたら、

痛風体質の人は、全部、

ほぼ100パーセント吸収してしまうんです。


冬の雪山で、遭難して、登山パーティーがそれぞれ

チョコレート一個だけしか持っていないとき、

一番最後まで生き残るのが、痛風体質の人です。

消化吸収力がハンパないですからね。


でも、雪山で遭難する予定のない私としては、

痛風体質に生まれて、何一つ、いいことはございません。

自分では、かなりカラダに、そして

健康に気をつけているつもりですが、

やはり夏場になると、痛風発作の恐怖に怯えることになります。


ああ、なんて、不公平なんでしょう。


人間誰しも、体格や能力、風貌、家柄、体力などに

個人差があるので、「ないモノ」を悔やんでも仕方ないですが、

「あるモノ」を悔やむことになるとは。


まあ、泣き言をいっても始まらないので、

夏にそなえて、しっかり体重管理をしていきたいと思います。


2023年4月3日月曜日

痛風発作 足が痛いと不便

痛風発作は、体の各部、いろいろな関節などに発症しますが、

私の場合、たいていは足です。

それも、左足が大半です。


足が痛いと、何をしていても、あまり楽しくないです。

動くたびに痛いので、なんとなく嫌な感じです。


世の中の、動いている、歩いている人間が

全て「早送り」に見えてしまいます。

そういう自分は、「コマ送り」くらいにしか歩けません。

まったく不公平です。


家で寝てりゃいいのですが、

仕事があったり、そうもいきません。

ロクに歩けなくても出かけなきゃならなかったりします。


で、ある日のこと。

仕事帰りに、テイクアウトの弁当屋に寄ってから

帰ることにしました。

いわゆる「ホカ弁」ってヤツです。


どこかの飲食店で食べて帰ってもいいのだけど、

昼も外食だったし、夜は、その日は家に食事はなかったので、

「ホカ弁」にすることにしました。


「番号札 079番です。お時間、6分間ほどお待ちください!」


弁当屋のアルバイトの女の子が、

弁当を注文すると番号札をくれました。

注文を受けてから作るので、少し時間がかかるけど、

ホカホカの弁当ができるってわけね。


それほど広くない店内ですが、待合用の椅子が3つあります。

一人、すでに誰か座って待っていますが、2つ空いているので、

痛風で“足の痛い”私としては、ありがたいことです。


“足の痛い”私は、ズリズリと足を引きずりながら、

椅子へ座ります。


やれやれ・・

直立して立っていると、血液が下へ下へと降りてくるので、

痛い方の足は鬱血して、赤黒くなっています。


ああ、なんて痛々しいの。

っていうか、実際、痛いんですけど。


でも、椅子に座っていると、だいぶラクです。

足への負担がやはり違いますね。


「番号札 079番のお客様! お待たせしました!」


アルバイトの女の子が店内狭しとばかりに叫び声を上げます。


おっ・・もう、できたの?

さすが、早いね。


“足の痛い”私は、ズリズリと足を引きずりながら、

ようやく、カウンターへと辿り着きました。


ああ、ごめんなさいね。

歩くの遅くて。

こちらこそ、お待たせでした。


「あっ!? 大変失礼いたしました。番号札 079番じゃなく、

078番のお客様でした!」


番号札 078番の“足の痛くない”お客さんが、

さっさと歩み寄って、さっさと弁当を掴むと、さっさと店外へと

立ち去っていきました。


“足の痛い”私は、ズリズリと足を引きずりながら、

仕方なく、再び椅子へと戻ります。


あの、足、かなり痛いんですけど。


「番号札 079番のお客様! お待たせしました!」


“足の痛い”私は、ズリズリと足を引きずりながら、

ようやく、カウンターへと辿り着きました。


「ありがとうございました!」


うう、足が痛いよう。


・・・・・・。


とにかく、足が痛いと不便です。

ああ、早く治って欲しいです。


2023年3月29日水曜日

痛風 痛風発作が足に多い理由は重力なの???

痛風発作がよく発症する箇所として、

最も多いのが「足」です。


足の関節。

中でも一番多いのが、左足の親指の付け根の関節。


で・・・

その理由。

なんで痛風発作は足に多発するのか?


まあ・・どうでもいい話ですけどね。

一説に、こんな理由があります。

痛風発作が足によく出る理由→

「人間は立っていることが多いので、

体内の血液中の尿酸が“重力”で下へ下へ降りてくる。

だから、体の下にある足に尿酸結晶が溜まるので、

痛風発作になりやすいのです」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


これって・・本当だと思いますか??


え?

どっちでもいい話だって?


尿酸というのが結晶化するのは、

体内の比較的“冷たい箇所”に沈着しやすいのです。


尿酸値が高いままの状態で長期間、過ごしていると、

血液中の尿酸が溶け切れなくなってしまい

(尿酸値 7.0mg/dl以上で、高尿酸血症と診断されます)

じわじわと体内の関節・腱などに蓄積していきます。


怖いですね。

これが、一定以上たまってくると、痛風発作の原因となります。


痛風発作がよく発症する箇所として、

一番多いのが「足」。


足には、足の甲、足首、かかと、アキレス腱、くるぶし、

そして、親指の付け根の関節・・など。


それから、膝。

そして、肘(ひじ)、手指。

あまり、聞きませんが、肩なども。


それから、耳たぶ、も。

耳たぶとか、冷たいでしょう?


手足も、ポカポカで体温の高い人は、

痛風発作になりにくいのですが、

痛風の人は血流のあまり良くない、

低体温の人が多い傾向があるようです。


手足などの末端に痛風発作が多いのは、

心臓から遠い位置にあり、

比較的、冷えやすいから。


血液が重力に左右されるなら、

心臓より高い位置にある「脳」には

血が巡り難いハズです。


脳に血液が回らなくなったら、

人間、オシマイですからね。


それとも、血液は上に巡るけど、

尿酸だけは下へ行くと、でも??


??


まあ、なんにしろ。

どっちでもいい話ですが。


そんなことより、尿酸値を下げないと。


2023年3月20日月曜日

花見(桜見物)で皮膚炎を起こすワケとは?

春爛漫・・には、少し時期的に早いですが、

少しずつ気候は あたたかくなってきていて、

春の足音が聞こえ始めています。


もうすぐ桜の開花、そして

本格的な花見の季節がやってきますね。


でも、たまに。

体質的な面もあるのかもしれませんが、花見、つまり

さくら見物に行っただけで皮膚炎を起こす人がいるのです。

つまり、皮膚の炎症ですね。

やたら、痒くなったり。

皮膚が赤くなってきたり。


ああ、毎回、花見のたびに皮膚がどうにかなっていたら、

だんだんサクラを見るのもイヤになってしまいますね。


これは、アレルギーなのでしょうか。

でも、桜アレルギーなんて、

あんまり聞いたことがありません。


これは、ね。

「毛虫」の可能性が高いです。


けむし?


厳密には、「毛虫の毛」です。

毛虫の毛には、毒があり、花粉のように

風にのって飛んできて、人間の皮膚に付着するのです。


毛虫の毛は、微細すぎて肉眼では

ほとんど見えません。

ですので、防ぎようがないです。

せいぜい、衣服でできるだけ覆うくらいでしょうか。


マスク、花粉眼鏡、マフラー、手袋・・

とにかく皮膚を覆い隠すのが防護策かもしれませんが、

長袖くらいはともかく、せっかく花見ですのに、ねえ。


なんか、気分的に台無しです。

そんなことするくらいなら、

花見に行かない方がマシなような気もします。


まあ、もちろん、毛虫の毛といっても、

毒といっても人体には問題ないレベルだとは思いますが、

やはり過剰に反応してしまう体質の人がいるようです。

たいていの人は平気なわけなのですから。


さて、毛虫の毛や花粉などは

外界から飛んできた飛沫によって、

体がなんらかのアレルギー反応を起こすワケですが、

痛風の場合は体内で大半の尿酸が生成されるので、

あまり外的要因は関係ないです。


口から入ってくるもの、すなわち食べ物からも

尿酸は作られますが、食べ物の種類には

それほど神経質にならなくても良いように思います。

むしろ、食べ過ぎに気をつけるほうが大切ですからね。