2023年5月26日金曜日

痛風 若年化

先日、本を読んでいたら、痛風に関してなのですが、

こんなコラムが・・


『最近では、なんと・・

30代でも痛風になる人が増えているのです!』


そんなこと言うなら、20代で痛風になってしまった私は、

どうなるんですかね?


近年は、痛風になる年代の若年化が進んでいる、

とのことですが・・

確かに、私が痛風になってしまった頃は、痛風といえば

中高年、つまり40歳代後半~60歳くらいの年代の人が

なる病気と、考えられていたようです。


ですので、足が痛くて、足を引きずるように歩いている、

当時、まだ20代だった私を見て、

その理由を聞いて、みんなビックリしていました。


そんな年で、痛風になるのか、と。


いや、そんなに絶句されても、ねえ・・


今でこそ、20歳代、30歳代で痛風、といっても

少しも珍しくなくなりましたが、

これは結局、食生活の欧米化というか、

要は食生活が豊かになったせいでしょう。


昭和の時代は、洟(はな)を垂らした子供を

よく見かけましたが、今、そんな子供は

全くといっていいほど、見かけないでしょう?

それは栄養状態によるものだそうです。

つまり、昭和の時代はまだまだ栄養不足だった、ということ。

まあ、昭和といっても、ピンからキリまでありますが、

昭和30~50年くらいでしょうか。


今は、生活がみんな豊かになって、

贅沢さえしなければ、

そんなに食べるのに困ることもないですからね。

低所得者とかいっても、

餓死したりすることも滅多にないです。

稀に餓死者が出ると、新聞に載るくらいですから。


痛風は持って生まれた体質、遺伝による影響も大きいため、

逆に、この飽食の時代がマイナスに作用します。

知らないうちに食べ過ぎてしまったりね。


それに、痛風体質の人というのは、

とにかく消化吸収能力が高いのです。

ひらたくいえば、胃腸が丈夫ってこと。


少しの食べ物でも、全部吸収してしまって、

エネルギーに変えることができます。

胃腸の弱い人が、吸収力が弱くて、

あまり食べられないうえに、

エネルギー量に変換する量も少ないのとは対照的です。

ほら、いつも痩せている人って、

ときどきいるでしょう?

そういう体質なんです。


痛風体質の人は、その正反対ですね。


むしろ、栄養失調気味くらいなほうが、

痛風体質の人には、良い感じな気もしますが・・

どうなんでしょう?


時代の変化は、個人の力ではどうにもならないことですが、

できることは、自分で意識して「食べ過ぎ」を防ぐ、

気をつける、ということくらいかもしれませんね。