2022年12月16日金曜日

痛風 陰陽論

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● 全ての物事には陰と陽がある

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東洋医学では、物事の考え方として、

「すべてのものごとには陰と陽がある」と考えるようです。


いん?

よう?

何の話?


この、陰陽論は東洋医学の基本的な考え方の一つであって、

同じ出来事、物事であっても、

「悪いことばかりではなく、良い面もある。

また、良い面ばかりではなく、悪い面もある」

・・・ということです。


なんのこっちゃ、という感じですよね。


たとえば・・ええと。

リンゴを齧るとします。

シャリシャリして、おいしい林檎です。


ところが、リンゴをカジると、

歯茎から血が出てしまいました。

りんごを齧った歯形をみたら血がついていて、

イヤな感じです。


いわば、これが「陰」。


ですが、リンゴを齧ることによって、

自分の体の不調に気が付いて、

なんらかの治療をすることになりました。

で、結果的に症状が、

より悪化する前に対処できたのです。


これが「陽」。


林檎を齧るという同一の行動ですが、

モノの見方によって、

良い面も悪い面もあるということです。


という感じで、

すべてのモノゴトには、陰と陽がある、

という考えです。


まあ、陰と陽というより、そもそも、

リンゴを食べなきゃ、

歯茎から出血しなくても済んだのですが、

おいしい林檎も食べられませんしね。


虎穴に入らずんば虎子を得ず・・・あれ?

ちょっと違う?


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● 林檎を齧って歯茎から出血しても、歯槽膿漏とは限らない!

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それから、リンゴの話が出たついでにいうと、

一般的に

「ハグキから血がでると、歯槽膿漏」だと考えられています。


実は、もう20年ちかく前の話ですが、

私は林檎を齧ると、

いつも齧ったリンゴに血がついていた時期があって、

ああ、自分はきっと歯槽膿漏なんだろう、将来は

歯が全て抜けてしまうのかもしれない、

と不安いっぱいだったときがありました。


ところが。

同時期に、鍼灸(しんきゅう)治療に通うようになって、

鍼(ハリ)治療をしてもらううちに、

リンゴを齧っても、全く、血が出なくなったのです。


別に、これ。

歯茎の出血に効くツボ(そんなの、あるの?)に

鍼を打ってもらった、とかじゃないのですよ。


じゃあ、どういうことなの?


鍼灸治療というのは、鍼をツボに打つことによって、

血管を広げて全身の血流を良くする治療法なのです。

歯茎にも細い血管がたくさん流れていて、

私の場合、血流が悪くなっていただけ、というわけで。


本当に歯槽膿漏の場合もあるでしょうが、

林檎を齧って出血しているから、といって、

必ずしも歯槽膿漏ということではない、という話。


歯の話は、どうでもいいや。

そんなことより、やっと、痛風の話。

長い前ふり でしたが。


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● 痛風発作が出ないことは、本当に幸せか?

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全国に痛風で苦しんでいる人は、数百万人もいる、

ということですが、尿酸値が高くても、必ずしも、

痛風発作が出るとは限りません。


尿酸値が高い状態が続いている人を

「高尿酸血症」といいますが、

痛風発作が出ない限り、痛風とは診断されません。

ずっと高尿酸血症のまま、です。


何で、尿酸値が高くなってしまうのか?


それは、食生活の欧米化とか、いろいろ言われていますが、

体質・遺伝など個人差もあって、一概には言えません。


ストレス、運動不足、食生活、遺伝・・いっぱいあります。

薬の副作用、なんてものあります(利尿剤)。


ところが・・

痛風発作で苦しむ人が、食事を制限したり、

(したくないのに?)運動したり、ビールを我慢したり。

(飲む人は飲みます!)


節制というか、いわゆる生活習慣の改善という、

苦行のようなものを実践しているというのに、

尿酸値が高くても痛風発作が出ないタイプの人は、

平気でビールに焼肉、食べ放題、飲み放題です。

(というふうに見えます。ホントは、どうか知りません)


ですが!

痛風発作が出ないからといって、尿酸値が高いことには

変わりなく、つまり、容赦なく、体内では血液中に

溶けきれなくなった尿酸が結晶化している、ということです。


関節や腱などに静かに黙って、尿酸結晶が沈着し続けている、

ということです。


痛風発作が出るタイプの人のように、

ときどき、爆発して発作の腫れ、痛みともに生じる発熱で、

溜まった尿酸結晶を溶かす、という現象もありません。

体内の尿酸結晶は溜まる一方なのです。


ですが、自覚症状はありません。

自覚症状が出てきたときは、

かなり症状が悪化したとき、です。

ハッキリ言うと、

内臓が悪くなったとき、に気がつくと思います。


ここで、冒頭の、ものごとは「陰と陽」となるのですが。


痛風発作が出るということは、つらく苦しく、

そして惨めである、と思うかもしれません。


尿酸値が高くても痛風発作が出ないタイプの人は、

痛みや苦しむがなくて、ラクでしょう。


ところが、痛風発作で苦しむ人は

ときどき、痛風発作で尿酸結晶を溶かしますし、

そんなことより、痛いので、もうコリゴリだとばかりに

生活習慣を改善したり、食事に気をつけたり、

あるいは薬を飲んで尿酸値を下げたり、

なんらかの手を打とうと考えます。


人それぞれですが、たいていは

そうなのではないでしょうか。


ところが。

痛風発作が出ないタイプの人は、

痛くないので、(たぶん)生活習慣なんて

改善しません。

痛くないのですから。


世の中には尿酸値が高くても、

痛風発作が出ないタイプの人もいるのに、

自分は痛風発作が出る体質、だということは、

なんて損なんだろう、ツライ人生なんだろう、と

悲観的に考えガチですが、

ものごとには、すべて「良い面と悪い面」がある、

ということ。


世の中、そう、悪いことばかりでもない、

ということです。


2022年12月15日木曜日

痛風 冬場に風呂に入った後、気分が悪くなるのは なぜ?

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● そんなに長時間、

風呂に入ったわけでもないのに気分が悪い人━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


痛風とは全く関係ないように思うかもしれませんが、

冬、風呂に入った後、しばらくすると、

なんとなく体がダルい、とか、

気分が悪い、とか思うことがある人もいるようです。


これは、なぜ?


若い人にはピンとこない、というか、

まるで縁のない話ですが、年をとってくると、

だんだん体の中の順応性がなくなってきます。


どういうこと?


風呂に入るでしょ。

冬場の風呂は、あったかいですし、体も温まるし、

ぽかぽかしてホントに良い気分になります。


いいですねえ、お風呂って。


このとき、体はリラックスして、

体内の血管は広がっている状態なのです。


血管というのは、常に一定の太さではなく、ある程度、

そのときの体の状態によって収縮するのですよ。


ところが、風呂から上がると、しばらくすると、

だんだん体が冷えてきます。

すると、血管は収縮するのです。


血管が収縮すると、どうなるの?


血管というのは、血液の通り道で、

その道幅が狭いということは、

血流が悪くなるとということ。

血液の流れが狭い道を

速く通らなければならなくなります。


このとき、気分が悪くなったりします。


でも、大丈夫。

しばらくしたら、治まるのです。


これは血圧が高いから、とか、

心臓が悪いんじゃないか、とか

脳梗塞になるんじゃないか、とか、

そんな心配はないです。


急に温かいところから、寒いところへ、

体の対応が上手く行っていないだけ、です。

死んだりしませんので、ご心配なく。


で、その対策↓


●風呂から上がるとき、両手首から先を10秒くらい、

冷たい水に つけます。


それから、風呂から上がります。


手先というのは、とても敏感で、

ツボなども集まっていて、

反応しやすいところなのです。


風呂から出たときは、体全体が

とても温まっている状態なので、手先だけ、

冷やしてみることで体を順応させる目的があります。


もし、似たような症状がある人は、一度

試してみてください。


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● 夏に痛風発作が多い2つの理由

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さて、お風呂上りの話よりも、痛風の話。


夏場に多い痛風発作ですが、これは暑さのために

たくさん汗をかいて、水分不足になるから、

と考えられています。


水分不足になると、

体内の尿酸の濃度が高くなり、尿酸値が上がる。


そして、同時に発汗のため、尿を出す回数が減り、

(尿酸は尿に溶けて排泄されるのが大半)

体外にハイセツする尿酸が減るので尿酸値が上がり、

痛風発作のリスクが高くなる、と。


もちろん、これは正しいのですが、

この考え方は西洋医学の考え方です。


東洋医学の考え方は、そうじゃありません。


夏場は暑いので、体の中の血管が広がるのです。

いわゆる“副交感神経反射”というのですが、

緊張が交感神経とすると、副交感神経とは、

その逆でリラックスのことです。


体内の血管は緊張すると、

収縮し、リラックスすると、拡張するのです。


夏場は暑いので、血管が広がりやすく、

血流が良くなることよって、

体が大掃除を始めるわけです。


痛風の場合は、

溜まりに溜まった尿酸結晶というゴミ

(体にとって要らないモノ)を掃除するのです。


それが、痛風発作。


発作による発熱(痛みと腫れもアリ)で

結晶化した尿酸を溶かすのです。


ですので、本当は痛風発作が起こってしまったら、

薬などで抑え込まないほうが良いのですが、

痛いので、ついつい、

痛み止めなどの薬を飲んでしまいますね。


なかなか理屈通りには いきませんが、

本当は、痛風発作にも、

体にとって起こるべき理由がある、ということ。


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● 高血圧になるのにも、理由がある!

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高血圧だって、そうです。


西洋医学では、高血圧になると、

即、薬で血圧を下げようとします。


たしかに高血圧は、

もっと重篤な症状に陥るリスクがあるので、

高すぎるのは望ましくありません。

だから、薬を飲みましょう、と。


でもね。

血圧が高くなってくるのは、年をとって

血管に順応性がなくなってくるのも一因なのですが、

血管の通り道が狭くなってきたりして、心臓から

ポンプのように「強く」血液を押しださないと

手足などの末端まで血液が送られなくなるから、なのです。


だから、強いチカラで血液を押す。

血液を隅々まで届くように、圧力をかけて押しだす。


これが高血圧。


つまり、必要だから、強いチカラで押しだすのです。

でなきゃ、手足などの末端まで血液が巡らないから。


ところが、検査結果の数値が良くないからといって、

即、薬。


で・・血圧の数値は下がりましたが、

血圧が下がったということは、

血液を送るチカラも弱くなった、ということ。


で、どうなる?


結果として、手足に血液をあまり送りにくくなります。


手足まで血液を送れなくなってきたら、

強いチカラで押しだそうとしているのに。

薬のチカラで、その強く押し出すチカラを弱めちゃった。


高血圧になってしまった、のではなく、

必要だったから、体は「血圧を上げた」のです。


高血圧の状態であることは健康リスクかもしれませんが、

体が、高血圧にするのには、意味があるのです。


このように、西洋医学と東洋医学とでは、

痛風に関することに限らず、まるで考え方が違います。


どちらが正しい、とかじゃなく、

そういう考え方もある、ということを

知っておいても損には ならないと思います。


2022年12月13日火曜日

痛風のストレス対策には、ビタミンCとビタミンB1が効果的!?

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● 風邪はビタミンCを飲んで治す!

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寒くなってきて、風邪が流行ってくる季節になりました。


電車の中に乗っていても、ゴホゴホと

咳き込んでいる人もいたりして、なんとなくヤな感じです。


風邪をうつされたら、いやだな・・


しかしながら、風邪のウィルスが

体内に入ってきたからといって、

必ずしも発病するわけではありません。


そのときの体調、跳ね返す体力があるか、などで

違ってきます。


でも、寝不足や疲れが溜まっていたりすると、

あっという間に風邪をひいてしまったりします。


こんなとき、早く寝るのが一番だと思いますが、

仕事などが忙しく、中々、

そうもいかないときもあるでしょう。


そんなとき、どうしますか?


やっぱり、風邪薬ですか?


「風邪をひく= 風邪薬を飲む」というのが、

一般的だと思いますが、

私はトコトン薬が嫌いな人間なので、

風邪くらいでは“絶対に”薬は飲みません。


風邪薬を飲むのが駄目、というわけではありません。

私は飲まない、というだけの話。


じゃあ、どうするの?


ビタミンCを飲みます。


500mgのビタミンCのサプリメントを

1日数回、1時間おきくらいに飲みます。

飲み続けます。


一度に大量の、たとえば

 2,000mgのビタミンCを飲むよりも

小分けして飲んだほうがいいです。


ビタミンCは

人間本来が持っている抵抗力を高める効果があるので、

引き始めの、ちょっとした風邪くらいなら

1~2日で嘘のようにケロリと治ってしまいます。


また、いくら飲んでもビタミンCの場合は、

水溶性ビタミンですので、過剰に摂取した分は、

尿と一緒に体外にハイセツされますので、

大丈夫です。

(もちろん、限度はあります)


これがビタミンEなどになると、脂溶性ビタミンになるので、

体内に留まってしまうので、大量摂取にならないよう

留意しなければなりません。


風邪薬のように眠くなったりする、などの副作用がないですし

(怖くて車の運転、デキません!)

安心です。


興味のある方は、一度お試しください。


ただ、副作用がないといっても、

腎不全など、腎機能が落ちている方は、

たとえ、水溶性ビタミンとはいえ、

ビタミンCの大量摂取は腎臓に負担がかかる場合もあるので、

病院の医師に相談してからにするのが無難です。


・・・って、なんで、風邪の話?

痛風と関係ないでしょ?


いえ、関係なくもないのですよ。


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● ストレスは痛風の原因の一つ

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私がはじめて痛風発作を発症してしまったのは、

今から30数年前ですが、その頃、

一般的だった痛風の原因といえば、

「遺伝による体質、および、プリン体の多い食品の摂りすぎ」

でした。


だから、痛風改善の指導といえば、

プリン体の多く含まれている食品を極力食べないように、

という食事療法が主たるものでした。


つまり、痛風は贅沢病だから、

おいしいものを食べてくれるなよ、と。


昭和の頃や平成の初めの頃は、そんな感じでした。


ですが、現在では当時よりも研究・解明が進んでいて、

尿酸値を跳ね上げる原因は

他にもあることがわかってきています。


そのうちの一つが「ストレス」。


強いストレスを受けると、尿酸値が上がるのですよ。


実際、ここ一番、絶対に痛風発作が出ちゃ困るような

大切な日の朝に痛風発作が出たり、とかね。


ストレスといえば、会社の嫌な上司とか、苦手な得意先とか、

家庭内のゴタゴタとか・・というイメージがありますが、

そういうものと関係なく、極度の緊張とか心配、不安などでも

痛風発作が出たりするのです。


大切な海外出張に行く日の「その日の朝」とか。


なんで?


ストレスというのは、外部から受ける強い緊張なのです。

体はストレスに立ち向かうために身構えます。


そのとき、体内の血管は(交感神経優位というのですが)

収縮するのです。


血管が収縮するということは、血管の通り道が狭くなるので、

血流が悪くなります。


血流が悪くなると、肝臓や腎臓など痛風と関係アリアリの

重要な臓器にも血液不足が起こります。


血液は酸素と栄養分を届けて、老廃物を受け取ってくる役目も

ありますが、老廃物の受け渡しが血流悪化により、

滞ります。


肝臓は老廃物の処理に追われるし、腎臓は血液不足で

濾過(ろか)の能力が低下するし・・・ああ、

何もいいことはございません。


ろ過の能力が落ちるということは、

尿酸の排泄する力も落ちるので、

尿酸がうまく体外にハイセツできず、

血中尿酸の濃度が高くなり、尿酸値も上がるのです。


じゃあ、どうすればいいの?


人間は社会と密接につながっていて、

生きていく以上、ストレスは避けられません。


ストレス解消、というか、

ストレスと上手に付き合っていくことは、

大げさな言い方ですが、人生と

うまく付き合っていくことにも通じるものがあります。


◇風呂にゆっくりつかる

◇好きなことをする(趣味)の時間をつくる

◇早く寝る

◇大声で叫ぶ(カラオケなど)

◇好きなスポーツする

◇好きな音楽、映画を観る


ストレス解消法はいろいろありますが、要は

自分に合ったものを見つけられる人は

それでいいのです。


ですが・・栄養の観点からみると、

ストレスに弱い人は


「ビタミンCとビタミンB1」が

不足している場合もあるのですよ?


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● ビタミンCとビタミンB1が不足するとストレスに弱くなる!

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人間の体というのは、うまくできていて、

ストレスに立ち向かえるようにデキているのです。


腎臓の上の方には、

副腎(ふくじん)という小さな臓器があります。

この副腎は、小さいけれども、

とても大切な働きをする臓器です。


強いストレスを受けると、副腎は体を守るため、

副腎皮質ホルモンを分泌します。


この副腎皮質ホルモンってのが、活躍するおかげで

強いストレスを受けても耐えられるのです。


ところが副腎が副腎皮質ホルモンを分泌するときに、

ビタミンCが消費するのですよ。


つまり、ストレスが多ければ多いほど、

副腎皮質ホルモンを分泌しなければならないのですが、

そのためにビタミンCが大量に必要になってくるのです。


どうですか?

日々、ストレスは多いですか?


ストレスが多いなあ、と感じていて、

自分がイライラしていることに気がついたら、

もしかしたら、ビタミンC不足かもしれませんよ?


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● タバコはビタミンCを破壊する!

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ビタミンなどの栄養分は、食事から摂取する、

というのが基本です。


ところが、その、せっかく摂取したビタミンCも

タバコを吸う人は、

その貴重なビタミンCが破壊されています。


ということは?


体内でビタミンC不足になる、ということ。


強いストレスを受けると、体はビタミンCを消費し、

ビタミンCが不足すると、

イライラしたりするようになるみたいです。


あと、ビタミンCは体の抵抗力にも関係ありますから、

ビタミンCが不足すると、風邪とかを

引きやすくなったりします。


頭痛とか肩こりとかもビタミンCと関係あるので、

タバコをする人は、吸わない人よりも意識して

ビタミンCを摂取したほうが良さそうです。


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● 甘いものを飲食すればするほどビタミンB1が不足!

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ビタミンCといえば、有名ですが、それに比べて

あまり「ビタミンB1」というものは知られていません。


「ビタミンB1」は体内で、糖を分解するときに使われます。


体内に入ってきた糖を、体はエネルギーに変換するのですが、

そのときに必要なのが「ビタミンB1」ってこと。


ほら、キャンプでバーベキューをすると、

火を燃やすのに炭が必要でしょう?


その炭の役割をするのが「ビタミンB1」なのです。


ところが・・この、ビタミンB1が体内に不足すると、

どうなるの?


体内の糖の代謝が低下するため、

いろいろな症状があらわれます。


どんな症状? ↓

★ 食欲がなくなる

★ 体がダルくなる

★ すぐに息切れする

★ 疲れが取れない

 

ところで、なんでビタミンB1が不足するのでしょうか?


体内に多く糖分を取り入れればいれるほど、

その糖を燃焼させるために、

ビタミンB1が必要になるのです。


つまり、甘いものが好きな人、

甘い缶コーヒーばかり飲んでいたら、

たちまちのうちにビタミンB1不足になってしまうかも。


痛風の人で、甘いものが大好きで、しかもタバコも吸う人。


そういう人は、もしかしたら、ビタミンCが破壊されて、

ビタミンB1も不足してしまい、とてもストレスに弱い人に

なっているかもしれませんよ。


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● ストレスは尿酸値をあげる要因に!

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ところで、ビタミンCやビタミンB1は

食事から摂取するのが理想、というのはわかりましたが、

どんな食品に入っているのでしょうか。


★ ビタミンB1を多く含む食品↓

豚肉、レバー、納豆、枝豆、玄米・・・・・


ちょ、ちょっと待ってください。


豚肉、レバー・・って、プリン体が多いので

有名な食品じゃないですか?

これ、痛風の人は食べない方がいいんでしょう?


そうなんですよ。

結局、そうなってくるのです。


プリン体が多い食品を

徹底的に“排除”した食事制限をすると、

だんだん食べるものがなくなってくるのです。

そして、摂取する栄養も偏ってきます。


今回の場合でしたら、プリン体が多く含まれているから、

といって、豚肉、レバー、納豆などは全く食べない、

という食事療法によって、ビタミンB1が

とても不足しているかもしれませんよ?


だって、食べないようにしているのですから。


ビタミンB1欠如の結果、

ストレスに対する抵抗力がなくなり、

とてもストレスに弱い人になっていたかもしれません。


じゃあ、どうしろ、と?


プリン体の多い食品でもガンガン食べるというのは

アレかもしれませんが、

少し控えめにする、程度でいいと思います。


それよりも、気にするべきなのは「過食」です。


『食べる種類を制限』<『食べる量を制限』


食べる量というのは、結局、

プリン体の少ない食事であっても、

多量に食べれば、プリン体を結果として

たくさん摂ったことになりますから。


お腹イッパイ食べれば、そのぶん、

尿酸も肝臓でたくさん代謝されて生成される、ということ。



プリン体の多い食品の徹底的な制限による「痛風改善法」は、

もしかしたら、あと10年、20年もしたら、

時代遅れの方法になっているかもしれませんよ?


いえ、わかりませんけど。


ちなみに、食事からの栄養が不足している場合は、

ビタミンCやビタミンB1をサプリメントで摂る、

という方法もあります。


一番良いのは、食事からの摂取ですけどね。


というわけで・・

「ビタミンC」&「ビタミンB1」が充足していたら、

ストレスに立ち向かえる、ということなのです。



2022年12月12日月曜日

痛風 低体温

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● 痛風の人は、低体温?

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非常に地道な痛風対策に

「体温を上げる」というものがあります。


痛風になる人は“低体温”の人が多い

と言われていますからね。


特に痛風じゃなくても、人間、年をとってくると、

だんだん低体温になりガチです。

子供の頃のように、冬でも手足がぽかぽかしている人は

少ないのではないでしょうか。


なんで、低体温だとマズイのか。


痛風の場合は、足などの関節に

結晶化した尿酸が沈着することが

多いのですが、なんで足の関節や腱に溜まるのか?


なんで、首には痛風発作は出ないのか?

(出る場合もあるかもしれませんが)


痛風発作は、心臓から遠い部分に出やすいのです。


なんで?

どうして?


人間、家にゴミが溜まると

(ゴミ集配の日に) 外へ出すでしょう。

家の中に、ゴミを溜め込んでおきたい人は、

あまりいませんよね。

(たまに、いますが)


ゴミが視界に・・というか、

目に触れて嬉しい人は少ないでしょう。


人間の体は“ゴミ捨て”と同じじゃありませんが、

いらないものは遠くへ捨てる、

という原理は同じなのです。


できるだけ、心臓、そして内臓から遠いところへ

ゴミ (尿酸結晶) を捨てたいのです。

というより、本当は内臓を守るために、

そういう仕組みになっているのですが。


で。

低体温の話でした。


人間の体には、たくさんの筋肉があり、

筋肉には多くの毛細血管が通っています。


筋肉って、動かすでしょう。

動かすと筋肉は“熱”を持つのです。


その、熱によって温められた血液は、

あたたかくなり、全身を血流として巡ります。

つまり、血液は温かいってことですね。


ところが、手足など心臓から遠い部分の末端は、

血流が悪くなりやすく、温かい血液が滞りがちです。


脳も心臓から遠いといえば、遠いのですが、

脳の場合は肝臓からの栄養分など、優先的に送られるので、

簡単に血行不良になったりしません。

っていうか、なったら死にますし。


体は脳や内臓を最優先しますので、手足などの末端は

二の次扱いです。


で、手足は冷えやすくなります。


おまけに手足の関節は、筋肉が少ないです。

っていうか、ほとんどないです。


もし、関節が筋肉にくるまれていたら、どうなるのか?


動きにくいじゃないですか!

筋肉でモコモコして!


というわけで、関節には筋肉は、ほとんどないのです。


っていうことは

筋肉の中に含まれている毛細血管も少ない、

血流が少ない、つまり、冷える、ということ。


ここに、尿酸結晶が溜まりやすいのです。


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● 関節に尿酸結晶がタマらないようにするには?

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じゃあ、逆に。

尿酸結晶を溜まりにくくするには、どうすればいいの?


尿酸値を下げるのですよ。

尿酸値 7.0mg/dl以下なら、血液の中に尿酸が溶けますので、

結晶化して関節に溜まったりしません。


わかってますよ!

それが、生まれつきの体質とかで、中々、

思うように下がらないから、

いろいろ苦心しているんでしょ!?


というわけで、手軽にできることから一つずつ、

やっていきましょう、ということで。


そのうちの一つがコレ↓

血流を良くすること。

体をよく動かし、筋肉量を増やすこと。


ちょっと、待って!


痛風って、激しい運動を

しちゃいけないんじゃなかったっけ?

筋トレとか、キツイ無酸素運動をするな、って

言ってなかったっけ?


いや、別に無酸素運動でなくても、筋肉は付きます。


人間の体の中で、最大の筋肉量を誇る部分は・・・

あそこです。


太腿ですよ。


ふともも、ふくらはぎ、のような下肢の筋肉が

全体の筋肉量の中でも大きなウエイトを占めます。


「オレは、太腿の筋肉よりも、腕の筋肉の方が太いぜ」


そういう人も広い世の中にはいるかもしれませんが、

少ないでしょう。

プロレスラーみたいな人でも、腕っ節も凄いですが、

太腿などの下半身はもっと太いハズです。


じゃあ・・スクワットしろ、ってこと?


いえ、そうじゃなくて・・

スクワットも悪くないかもしれませんが、

普通に「歩く」だけで筋肉は付きます。


ウォーキングです。


走るのは、どう?

ジョギングとかは、良くないの?


良くないことはないですよ。

ラクに呼吸できる程度のジョギングができる人は、

それでもいいです。


なんで激しい運動が痛風には良くないのかというと、

体が無酸素状態になるから。


酸素が体にうまく取り込めないと、

細胞が壊れやすくなるのですよ。


細胞が壊れるときに、尿酸がたくさん作られてしまうので、

結果として尿酸値が上がる、ということです。


運動は大切だけど、運動後、

息がハアハアと切れてしまい、

座り込んでしまうような運動は良くないですよ、

という話です。


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● 筋肉量を増やして、低体温から脱出

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現代社会は車やエレベーターなど、

歩く機会が減っていますが、

意識的に体を動かすほうが良いみたいです。


それが意図せずとも筋肉が熱を帯びて、

温かい血液の巡りが良くなるのです。


血液には、酸素と栄養分を運んで、

老廃物の受け渡しをする働きがあるので、

血流が良いというのは痛風にとって

というより、体にとって大切なことです。


毎日が忙しくて、学生のときのように

スポーツする機会も減っているかもしれませんが、

日常に運動を組み込むことは重要です。


痛風のクスリのように、

目に見えて尿酸値が下がったりは

しないかもしれませんが、

長い目でみれば、地道な痛風対策の一つです。


歩きましょう。


そして、ふともも、ふくらはぎ

などの筋肉量を増やしましょう。


全身の筋肉の、なんと約75%は

下半身に集中しているらしいですよ。

人間って、下半身デブだったのですね。


低体温から脱することで、

免疫力も高まり、風邪なども引きにくくなります。

癌にもなりにくくなる、という研究もあるそうですよ。


血液中の尿酸は、血液の温度が高いほど

溶けやすいので、体温は低いより高めのほうがいいです。


ぜひ、歩きましょうね。


2022年12月11日日曜日

痛風でアキレス腱の辺りに痛み出ることある?

痛風で、アキレス腱の辺りに痛み出ることがある。


これは・・・ホントか嘘か!?


ホントです・・っていうか、普通に出ます。


でも、これはある程度、痛風の年数が長いというか、

痛風歴が長期間という人にしか出ない箇所です。


痛風初期症状の人とか、今回が二度目の発作です、と

いうような人は、この場所には出ません。

そういう人に痛風発作が出る箇所は、今も昔も

「左足の親指の付け根の関節」です。


さて、そのアキレス腱ですが、

なんで、こんなところが腫れて痛むのか?


っていうのは、やはり痛風になってから年月が経過すると、

体内に結晶化した尿酸がたまるのが増えている、

というのが原因です。


う~ん・・怖いですね。

どんどん、尿酸結晶が体内に蓄積してきている、

ということでしょうか。


これが溜まらないようにするには、生活習慣を見直して、

尿酸値があまり上がらないようにすればよいのですが、

痛風体質というか、生まれつき

尿酸をたくさん作り易い体質というものがあって、

なかなか、思うようにはいきません。

難しいですね。


で、アキレス腱に痛風発作が出るということは、

どうなるのか?


ズバリ。

全く、歩けなくなります。


人間の歩行は、

アキレス腱、足首、くるぶし・・のあたりに

体重がかかって、一歩前に踏み出すわけですから、

その一歩進もうとするごとに激痛が走ります。

うぎゃあ!

と叫びそうになります。


また、アキレス腱に痛風発作が出るような人は、

たぶん・・そうですね。

はじめて痛風発作が出てから、10年以上は

経過しているのじゃないでしょうか。

(人それぞれ尿酸値も違うので、個人差があります)


このアキレス腱に出るようになると、

次は足の甲に痛みと腫れが移動したり、

くるぶしに移動したり、足首が痛くなったり・・

順々に痛みと腫れが移動するようになって始末が悪いです。


まだ、足の甲や足の親指の付け根の関節なら、

なんとか、足を少し浮かしながら、ごまかしごまかし

歩けなくもないのですが、体重のかかる足首やアキレス腱に

痛みが出てしまうと、もうお手上げです。

まるで歩けなくなります。


アキレス腱に痛みが出たら、

痛みどめの薬(ロキソニン・ボルタレンなど)を

飲んでおとなしくしているほうが良いかもしれませんね。


もちろん、いちばん良いのは、

痛風発作が完全に治まってから、(おおいに反省してから)

もう二度と出ないように対策をうつことです。


一大決心で生活習慣を改善するのも良し。


一生飲み続ける覚悟で、

尿酸降下薬(フェブリクやザイロリックなど)を

飲むのも良し。


まあ、なんにしろ、

次の行動を起こすのは、とりあえず、

この、今の痛みと腫れが治まってからのハナシです。


とりあえず、この激痛が終息しないことには

どうにもなりませんから。


2022年12月10日土曜日

痛風の人は 認知症にならない?

痛風、高尿酸血症の人は、認知症にならない、あるいは 

なりにくい。


これは・・・ホントか嘘か!?


いやあ、これは、あんまり関係ないです。

実際に、認知症だけども、痛風でもある、

という方もおられますし。


なんで、こんな話が出てくるのかというと、

痛風は血液中の尿酸と大いに関係があるから、です。


尿酸値が高い、という状態が長期に継続している人を

高尿酸血症(さらに発作が出たら、痛風と診断)

というのですが、血液中に この尿酸が多いわけですね。


尿酸というのは、痛風発作の元凶となる、

諸悪の根源の物質のように考えられていますが、

本当は、強力な抗酸化作用がある、体にとって

なくては ならない物質なのです。


いわゆる、血管の老化防止(若返り)に

必須な要素であるのですが、

悲しいかな、血液中に多すぎると、溶け切れなくて

結晶化して関節などに沈着して、

痛風発作の原因となってしまいます。


で、この尿酸がキーポイントなわけです。


尿酸値というのは、

血液中の尿酸の濃度のことなのですが、

「尿酸値が高い」ということばかりを

心配しがちですが、実は低すぎてもマズイのです。


血清尿酸値の基準値は、

 (公益財団法人)痛風財団によると、

「男性で3.8~7.5mg/dL」「女性で2.4~5.8mg/dL」

だそうです。


男性で、7.0mg/dL以下、じゃないんですね。

一般的には、7.0mg/dL以上が

高尿酸血症(痛風)と診断されてしまうのですが。


で・・・そんなことより、尿酸値が低すぎると、いったい

どうなるのか?


神経系の病気に なりやすくなるそうですよ。

パーキンソン病とか。

認知症とか。


まあ、尿酸には、体にとって

やはり何らかの良い効果がある、

ということなんでしょうね。


低すぎる尿酸値なんて、私には全く、

縁がありませんが。


2022年12月9日金曜日

痛風の人が冬に気をつける、3つの注意点とは?

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● 冬でも痛風発作は、デる!

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痛風の人が・・というわけでもないのですが、

地域にもよりますが、びゅうびゅうと北風の寒い季節なので、

風邪を引かないように、睡眠を充分にとって

体を温かくしておくことが基本的な冬対策です。


今日、知り合いの人に聞いた話ですが、

テレビのニュースでは、

世間の景気の良い話ばかり(上場企業など)が

報道されていますが、

場末の中小・零細企業の現況は厳しいです。


その人の会社は、大きな会社ではありませんが、

海外の工場で商品を作らせて仕入れをしているので、

仕入れ価格に為替の変動の影響を大きく受けるのです。


そのせいか、近年、会社の業績が悪く、この寒いのに

なんと・・社内の暖房をストップしているそうです。


で・・社員のみなさんは

震えながら仕事をしているらしいのですが、

社長が、みずから暖房を止めているので、

誰も文句が言えないのだとか。


ああ、社長さん。

なんてことを!


いくら経費節減といっても、社内に暖房は必要でしょう。

社員、全員が事務所の中で(室内にいるのに)風邪、

引いちゃいますよ。


会社の事務所内にいるのに、

全員がコート姿とは、これ如何に!?

得意先とか、対外的にヘンな噂が立っちゃいますよ!


う~ん・・キビシイです。

本当に世の中、好景気なんですかね???


で・・そんな寒いとき。

この寒い季節。


「関節を温めていると良い」と言われています。



|■ その1“関節を冷やさないようにする”

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“首。手首。足首。

これらの関節を温めているだけで風邪を引かない”とも。


なんで関節を温めると風邪を引きにくいのか?


関節は冷えやすいからです。

冷たいからです。


筋肉は特に温めようとしなくても、動かすと熱を持ちます。

これは筋肉中にたくさんの毛細血管があるので、

その熱で血液が温まって、

その血流が良くなって全身を巡ります。


ところが、関節はよく動かす箇所で、動かしやすくするため

関節周辺には、ほとんど筋肉が付いていないのです。


で・・関節は冷えやすい、と。


この、冷えやすい関節は、同時に

痛風発作が出やすい箇所でもあります。

といっても、痛風発作が出るのは、

もっぱら足の関節が多いですけどね。


基本的に心臓に近い箇所は血流も多いので、

あまり痛風発作は出ません。

心臓から遠い、末端の関節などに

結晶化した尿酸が溜まりやすいです。


痛風発作が発症するシーズンというものがあって、

圧倒的に多いのが「夏」。

一般的に、6月~8月頃かな。


でも、次に多い季節が年末年始なのです。


夏場に痛風発作が多いのは、

暑さによって汗を多くかきすぎて、

体内が水分不足になって(トイレにいく回数が減るので)

尿酸のハイセツが減って、

尿酸値があがることが主な要因です。


ちなみに、このトイレの回数というのは、

尿酸は、尿と一緒に(尿に溶けて)排泄されるのが大半だと

いうことに起因しています。


けど、年末年始の場合は、いわゆる暴飲暴食が原因ですね。

飲み会、宴会が多いですし。


飲み会、宴会を片っ端から断っていたら、

人間関係が悪くなりそうですが、顔は出すけど、

飲みすぎと食べすぎは自分でブレーキかける、など

当人が、自分の体を守っていくようにするしかないです。



|■ その2“足の裏を冷やさないようにする”

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足の裏には、腎(腎臓・副腎)のツボが集まっている

と言われています。


冬場は、特に手足が冷たくなりやすい季節です。

なるべく、足の裏も冷やさないようにしておきたいです。


ほら、昔から「頭寒足熱」とか言うでしょう?

昔から言い伝えられている言葉には、意味があるのです。


靴下を履く。

それでも足が冷たきゃ、二枚重ねてクツシタを履く、とか。

コロコロになって、靴が履けなくなるで、

家の中、限定になりますが。


手っ取り早く、足が温まる方法は「歩く」のが良いです。

筋肉を動かす、ということ。


あと、足の裏を揉む、とかね。

ツボの刺激も出来て、足裏も温まって

一石二鳥かも。



|■ その3“お腹を冷やさないようにする”

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屋外は寒くても、部屋の中は暖房などの空調が効いていて、

ぽかぽかと暖かい場合が多いです。


(私の知り合いの人の会社の事務所のように、例外もアリ!)


部屋が暖かいなら、冷たい飲み物もOKですが、

なるべく温かい飲み物を飲んだほうがいいです。


冷たい飲み物、冷たい食べ物(アイスクリームなど)は、

できれば止めた方が良いです。


お腹が冷えると、胃腸など内臓の機能が落ちるので、

体は内臓を温めて機能を維持しようとします。


どうやって、内臓を温めるの?


血液を内臓に集中的に集めるのですよ。

血液って、あたたかいですから。


ですが、内臓に集結した血液のせいで、

手足などの末端は血液不足になりがちです。


と、いうことは「手足が冷える」と。


手足、冷たくないですか?

たださえ、寒い季節にますます、手足が冷えてしまうのです。


手足の関節が冷えると、尿酸結晶が溜まりやすくなり、

痛風発作のリスクは上がります。

たぶん、当分は出ないでしょう、冬場は。


でも、じわりじわりと蓄積していく尿酸結晶は、

積もり積もって夏場に爆発する可能性が高いです。


来るべき夏に苦しまないよう、冬に足の関節に尿酸結晶を

なるべく溜めないように気をつけていくのが望ましいです。


あと・・ビールですね。


ビールが痛風に良くないのは、アルコール飲料そのものが

尿酸の生成を促進させるのと、作り出される乳酸が

ビールの分解により増産されて、腎臓などに溜まってくると、

尿酸排泄する力が低下するから・・なのです。


ですが・・・

人間は機械じゃないので、痛風に良くないから禁酒しなさい、

はい、そうですか、と次の日からキッパリ止めたり できません。

(できる人もいます)


で。

どうしても飲むなら、温かいものを。


つまり、ビールじゃなくて、日本酒とか。

熱燗、ですね。

ホットウイスキーとか。


風呂上りとか、夏でも冬でもビールはおいしいですが、

体の外(表面)が温かいから、といって、

体の内(内面)もあたたかいとは限らないです。


ビール党の人は、夏でも冬でも麦酒が好き、という人が

多いですが、(できる人は)季節に応じて

飲むモノも変えていくほうが、体のためには良いです。


要は、カラダは 冷やさないほうが良い、という話です。


2022年12月7日水曜日

痛風に豚骨ラーメン!

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◆ 痛風にラーメンは良いのか

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ラーメンは、やっぱり豚骨ですっ!


・・・という人も多いのではないでしょうか。


味噌ラーメン、醤油ラーメン、塩ラーメン・・

ラーメンは数多くありますが、好みも千差万別ですが、

豚骨ラーメンが大好き!

という人も大勢いると思います。


でも、痛風にはどうなの?

痛風に豚骨ラーメンは良いの?

痛風に豚骨ラーメンは悪いの?


たまに食べるくらい良いのではないか、とは思うのですが、

実は「豚骨ラーメンには肉エキスがたっぷり入っています」


つまり、豚骨をじっくり煮込んでいるので、

これでもか!

というくらい肉エキスが含まれているのです。


肉エキス・・つまり、プリン体の元、ですよね!

これが、また旨さの秘訣なんですが!


でも、尿酸値を気にしているなら、

食べないほうが無難です。


そっ、そんな!

痛風だというだけで、

豚骨ラーメンも食べられないなんて!


しかしながら、食べられないわけでもないです。


コツと言うか、尿酸値をあまり気にせず、

豚骨ラーメンを食べるには、スープを全て残すこと。


ラーメンのスープには肉エキス(プリン体)が、

たっぶりと溶け込んでいますから。


そっ、そんなあ!

そんなのラーメンじゃないよ!

麺だけを食えっての!?


個性の強いラーメン屋のオヤジ(店主)なら、

ラーメンを注文して、客がスープを全部残すと、

機嫌が悪くなるオヤジもいますからね。


っていうか、それ以前に、やっぱり

ラーメンは麺もさることながら、スープでしょ。

スープも麺と一緒に食べて、すすらなきゃ。


でも、肉エキスが・・

プリン体が・・・

と、気になる人はね。


その対策というか・・・

一番、現実的なのは、痛風の薬を飲むことです。

つまり、フェブリクなどの尿酸降下薬を服用すること。


まあ、豚骨ラーメンを食べたいがために

痛風の薬(尿酸値を下げる薬)を飲む人は

いないかもしれませんが、薬を飲んだら

食事制限をしなくなる人が多いようです。


さあ、もう、食べたいものを食べられるぞ!

ラーメンも食うぞ!

ビールも飲むぞ!

そのためのクスリだからね!

(・・って、違うのですが)


でも、本当は。

痛風の薬を飲んでさえいれば、

食べたいものを食べたいだけ食べて、

ビールであろうが、焼酎であろうが、

ウイスキーであろうが、お酒であろうが・・・

飲みたいものを飲みたいだけ飲む、というのは、

なんか違うような気もします。


けれども、痛風の薬を飲むと

尿酸値が基準内まで下がって安定してくるので、

もう食事制限なんかしない!

という人が圧倒的です。


良いのか悪いのかは、よくわかりませんが、

それが現実です。


2022年12月6日火曜日

痛風 たばこ 寿命

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◆ タバコは寿命に関係ない?

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タバコは体に悪いと長年、言われ続けていますが、

本当にそうなのか?


煙草に含まれているニコチンなどの有害成分が、

体の、血管などに悪影響を与えるということですが、

寿命にも関係があるのか。


それを、数十年にわたって、

本当にデータをとって研究した人がいるそうです。

アメリカでの研究ですので、アメリカ人が対象でしょうが、

同じ人間なので、日本人でも同じじゃないか、と思うのです。


で、タバコを吸い続けた人の寿命。

タバコをきっぱりと止めた人の寿命。


そりゃあ、絶対に煙草を吸い続けた人が、

早死にでしょう・・

と思ったら、喫煙者と禁煙者の寿命は、

ほぼ同じだったそうです。


ホントに!?


実は、喫煙は健康に影響ないのね!?

タバコと寿命は関係ないのね!?


いえ、そうじゃないのですよ。


たばこは、とっても体に悪いです。

健康に良くないので、やめられる人は、

たばこを止めた方がいいです。


でもね。

煙草のデメリットばかりが語り継がれていますが、

ストレス解消などのメリットもあるらしいのですよ。


でね。

煙草を止めた人、きっぱりと禁煙した人は、

たばこによるストレス解消の手段を失ってしまって、

過食とか、あと、甘いモノを食べたり飲んだり・・・

そういう方面へ走ってしまう人が多かったそうです。


たばこは体に悪いのですよ。

タバコを止めると(禁煙すると)途端に太る、

と言いますからね。


それだけ、たばこは体に悪いってこと。


ところが、怪我の功名というか、

タバコを吸っているおかげで肥満にならなかった人が、

禁煙して肥満になってしまって

(ストレスによるドカ食い、とか)

その、肥満のおかげで糖尿病とかに、なってしまったりね。


心筋梗塞、脳梗塞などの血管系の病気になってしまったり。


結局、せっかくタバコを止めたのに、禁煙に成功したのに、

寿命は伸びなかった人が多かったらしいのです。


従来の説では、喫煙こそが、

そういう生活習慣病のリスクを高める、

ということでしたので、いったい

何が正しくて、何が正しくないのか。


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◇ 痛風とタバコ

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これはね。

痛風にも言えるのですよ。

痛風で・・しかも、たばこを吸う人ね。


煙草は明らかに体に悪いですが、その、

体に悪い煙草のおかげで、栄養状態も良くなくて、

逆に痛風には良い作用が働いたりね。

痛風に食べ過ぎは厳禁、と言われていますしね。


つまり、ひらたくいうと、

喫煙者は痛風のリスクが下がる、ということ。


これは栄養状態のせいなのか、

たばこに含まれている有害な、化学物質のせいなのかは、

まだハッキリしていないらしいですが。


それでもね。

痛風対策のために、今まで煙草を吸っていなかった人が

たばこを吸い始める・・・なんてことは、

止めた方がいいです。


タバコはニコチンなどの作用によって、本当に

やめられませんからね。


「禁煙外来」なんてのも、ありますが・・

あまり楽しい場所では、なさそうですしね。


2022年12月5日月曜日

痛風 湯治

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◆ 痛風 温泉療法

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昔から、痛風に限らず、

温泉地に長期滞在することによって、

慢性疾患などを治療する方法がよく知られています。


湯治(とうじ)ってヤツですね。


もちろん、温泉地に滞在するだけで病気が治るわけじゃなく、

温泉に入らなきゃ意味ないですが。

温泉の成分に薬効が含まれている、ということですね。


リウマチや神経痛などの、症状の緩和が有名ですが、

ラジウム温泉など、痛風に効果がある、と 

うたっている温泉もたくさんあります。


ラジウム温泉?


ラジウム温泉ってのは、

ラドン(放射能)の含まれている温泉に入浴したり、

ラドンの含まれた湯煙を吸うことによって

効果を期待するもの。


放射能って聞いただけで、我々はビビッてしまいますが、

放射能は、ごくごく微量だと

体に良い作用をもたらすのだそうで。


さて、いくら体に良い、痛風などの慢性疾患の改善に良い、

と言われている温泉療養ですが、日帰りで行って、

さっさと帰ってきたのでは あまり効果は期待できません。


やはり、数ヶ月。

いえ、少なくとも数週間くらいは、

湯治場(とうじば)に長期逗留しないと。


でも、ねえ・・

お金と時間に ゆとりのある人じゃなきゃ、なかなか

そんなに休暇も取れないし、

滞在費用もバカになりません。


痛風に効果がある、と言われているのなら、

実際に自分でも試してみたいのですが、

なかなか、ねえ・・


ラジウム温泉にかからず、むかし昔から、

温泉療法は慢性疾患や難病に効果がある、

と言われ続けてきました。


効果が全然ないのなら、とっくの昔に

廃れて誰も行かなくなっていたことでしょう。


湯治(とうじ)や湯治場が

消えてなくならない存在であり続けているのは、

やはり温泉療法は効果がある、と考えるのが

妥当なところだと思います。


でもね。

昔は良い薬とか、なかったですからね。

痛風の場合、薬といえば、尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)

ということになってきますが、今はフェブリクなど、

尿酸値を下げる効果の大きい痛風新薬もありますからね。


ちょっと昔とは事情が違うかもしれません。


痛風の治療法(?)のようなものも、時代とともに

移り変わっていく、ということかもしれませんね。


2022年12月4日日曜日

痛風 減量すると尿酸値は下がるのか?

ダイエットに成功して減量すると、

尿酸値は下がる!?


これは・・・ホントか嘘か!?


本当です。

太っている人が痩せると尿酸値が大幅に下がった、

というのは、よく聞く話です。


ですが、元々、痩せている人が減量して、

さらに痩せてみても、あまり効果はありません。

たいして、尿酸値も下がらないみたいです。


これは、なぜか?


そもそも、痛風になる原因というのは

「太っているから」ではないんです。

もし、そうなら、大相撲のお相撲さんは、全員、

痛風ってことになりますからね

(いや、実は、実際、痛風の人が多いのですが)。


痛風になるかどうかは、尿酸値が高いかどうかで決まります。

つまり、痩せていても尿酸値が高い人もいて、

そういう人は、生まれつき、尿酸値を作り過ぎる体質だったり、

尿酸を体外に排泄が弱かったりするからです。

まあ、ひらたくいえば、遺伝です。

体質は遺伝しますからね。


太っている人で、痛風になっている人は、いわば、

改善の余地が大きくあるということです。

そんな言い方をすれば、痩せている人には

改善の余地がないみたいに聞こえますが、

そういう意味じゃありません。


太っている人は、いわば、肥満なわけですから、

下腹部に内臓脂肪をたっぷり蓄えています。

この・・内臓脂肪が尿酸値にとっては芳しくないのです。


まあ、恰幅が良くて貫禄が出る、とか

そういう外見的なものは別にして、

内臓脂肪はホルモンのような物質を分泌して、

この物質が作用して、尿酸値を上げる働きをするので。


ですので、痩せる・・ということは、

すなわち、内臓脂肪も減少する、ということですから、

痛風体質の人にとってマイナスとなる物質の分泌するモノが

なくなる。

つまり、痛風発作のリスクが一つ減ることになります。


太っていることだけが尿酸値の高い原因じゃありませんが、

太っている人は、体重を落としやすいです。


55キロの体重の人が、50キロになるのは至難の業ですが、

95キロの体重の人が、90キロになるのは簡単です。


え?

カンタンじゃないって?


ところで、元々、痩せているのに、痛風になっている人は

どうすればいいのか?


たぶん、そういう人は、とても若くして痛風になっていると

思うのです。

10代後半とか、20代とか。

そういう体質なんですよ。


野菜や海藻を多く食べて、肉・魚を減らして、

飲酒も減らして、尿をアルカリにするとか。

尿酸は酸性尿には溶けにくくて、アルカリ尿には

溶けやすいですからね。


え?

とっくに、やってる?


ええと・・・

じゃあ、ストレッチや有酸素運動を継続的に実行して、

全身の血流を良くして、

手足の先が冷たい“低体温”から脱出する。

37℃の体温を目指す。


尿酸は、37度以下だと溶けにくくなりますから。


え?

そんなカンタンには、いかない?


う~ん・・・


強いストレスは交感神経優位になって、

血管が収縮して、腎臓の毛細血管も同じく収縮して、

尿酸の排泄能力が落ちて、

結果として尿酸値が上がるので、この際、

嫌な上司のいる職場は辞めて、転職する!


え?

そんなこと、できるかって?


ええと・・じゃあ。


毎日、酢を飲む。

ぐひぐび、と、来る日も来る日も酢を飲み続ける。

一日、2グラムのクエン酸は酸性尿を改善する、

といいますから・・・


え?

そんな、酸っぱいもの、飲めるかって?


う~ん・・・

じゃあ、痛風のクスリを飲む!


いわゆる、

尿酸降下薬(フェブリク、ザイロリックなど)を服用すれば、

一発で尿酸値は下がります。

劇的に下がります。


おそらく、一生飲み続けることになるかもしれませんが、

これが現代の医療、

痛風治療のデファクトスタンダードってヤツですから。


と、いうことで、いかがでしょうか?