痛風、高尿酸血症の人は、認知症にならない、あるいは
なりにくい。
これは・・・ホントか嘘か!?
いやあ、これは、あんまり関係ないです。
実際に、認知症だけども、痛風でもある、
という方もおられますし。
なんで、こんな話が出てくるのかというと、
痛風は血液中の尿酸と大いに関係があるから、です。
尿酸値が高い、という状態が長期に継続している人を
高尿酸血症(さらに発作が出たら、痛風と診断)
というのですが、血液中に この尿酸が多いわけですね。
尿酸というのは、痛風発作の元凶となる、
諸悪の根源の物質のように考えられていますが、
本当は、強力な抗酸化作用がある、体にとって
なくては ならない物質なのです。
いわゆる、血管の老化防止(若返り)に
必須な要素であるのですが、
悲しいかな、血液中に多すぎると、溶け切れなくて
結晶化して関節などに沈着して、
痛風発作の原因となってしまいます。
で、この尿酸がキーポイントなわけです。
尿酸値というのは、
血液中の尿酸の濃度のことなのですが、
「尿酸値が高い」ということばかりを
心配しがちですが、実は低すぎてもマズイのです。
血清尿酸値の基準値は、
(公益財団法人)痛風財団によると、
「男性で3.8~7.5mg/dL」「女性で2.4~5.8mg/dL」
だそうです。
男性で、7.0mg/dL以下、じゃないんですね。
一般的には、7.0mg/dL以上が
高尿酸血症(痛風)と診断されてしまうのですが。
で・・・そんなことより、尿酸値が低すぎると、いったい
どうなるのか?
神経系の病気に なりやすくなるそうですよ。
パーキンソン病とか。
認知症とか。
まあ、尿酸には、体にとって
やはり何らかの良い効果がある、
ということなんでしょうね。
低すぎる尿酸値なんて、私には全く、
縁がありませんが。