2022年12月10日土曜日

痛風の人は 認知症にならない?

痛風、高尿酸血症の人は、認知症にならない、あるいは 

なりにくい。


これは・・・ホントか嘘か!?


いやあ、これは、あんまり関係ないです。

実際に、認知症だけども、痛風でもある、

という方もおられますし。


なんで、こんな話が出てくるのかというと、

痛風は血液中の尿酸と大いに関係があるから、です。


尿酸値が高い、という状態が長期に継続している人を

高尿酸血症(さらに発作が出たら、痛風と診断)

というのですが、血液中に この尿酸が多いわけですね。


尿酸というのは、痛風発作の元凶となる、

諸悪の根源の物質のように考えられていますが、

本当は、強力な抗酸化作用がある、体にとって

なくては ならない物質なのです。


いわゆる、血管の老化防止(若返り)に

必須な要素であるのですが、

悲しいかな、血液中に多すぎると、溶け切れなくて

結晶化して関節などに沈着して、

痛風発作の原因となってしまいます。


で、この尿酸がキーポイントなわけです。


尿酸値というのは、

血液中の尿酸の濃度のことなのですが、

「尿酸値が高い」ということばかりを

心配しがちですが、実は低すぎてもマズイのです。


血清尿酸値の基準値は、

 (公益財団法人)痛風財団によると、

「男性で3.8~7.5mg/dL」「女性で2.4~5.8mg/dL」

だそうです。


男性で、7.0mg/dL以下、じゃないんですね。

一般的には、7.0mg/dL以上が

高尿酸血症(痛風)と診断されてしまうのですが。


で・・・そんなことより、尿酸値が低すぎると、いったい

どうなるのか?


神経系の病気に なりやすくなるそうですよ。

パーキンソン病とか。

認知症とか。


まあ、尿酸には、体にとって

やはり何らかの良い効果がある、

ということなんでしょうね。


低すぎる尿酸値なんて、私には全く、

縁がありませんが。