2022年12月9日金曜日

痛風の人が冬に気をつける、3つの注意点とは?

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● 冬でも痛風発作は、デる!

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痛風の人が・・というわけでもないのですが、

地域にもよりますが、びゅうびゅうと北風の寒い季節なので、

風邪を引かないように、睡眠を充分にとって

体を温かくしておくことが基本的な冬対策です。


今日、知り合いの人に聞いた話ですが、

テレビのニュースでは、

世間の景気の良い話ばかり(上場企業など)が

報道されていますが、

場末の中小・零細企業の現況は厳しいです。


その人の会社は、大きな会社ではありませんが、

海外の工場で商品を作らせて仕入れをしているので、

仕入れ価格に為替の変動の影響を大きく受けるのです。


そのせいか、近年、会社の業績が悪く、この寒いのに

なんと・・社内の暖房をストップしているそうです。


で・・社員のみなさんは

震えながら仕事をしているらしいのですが、

社長が、みずから暖房を止めているので、

誰も文句が言えないのだとか。


ああ、社長さん。

なんてことを!


いくら経費節減といっても、社内に暖房は必要でしょう。

社員、全員が事務所の中で(室内にいるのに)風邪、

引いちゃいますよ。


会社の事務所内にいるのに、

全員がコート姿とは、これ如何に!?

得意先とか、対外的にヘンな噂が立っちゃいますよ!


う~ん・・キビシイです。

本当に世の中、好景気なんですかね???


で・・そんな寒いとき。

この寒い季節。


「関節を温めていると良い」と言われています。



|■ その1“関節を冷やさないようにする”

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“首。手首。足首。

これらの関節を温めているだけで風邪を引かない”とも。


なんで関節を温めると風邪を引きにくいのか?


関節は冷えやすいからです。

冷たいからです。


筋肉は特に温めようとしなくても、動かすと熱を持ちます。

これは筋肉中にたくさんの毛細血管があるので、

その熱で血液が温まって、

その血流が良くなって全身を巡ります。


ところが、関節はよく動かす箇所で、動かしやすくするため

関節周辺には、ほとんど筋肉が付いていないのです。


で・・関節は冷えやすい、と。


この、冷えやすい関節は、同時に

痛風発作が出やすい箇所でもあります。

といっても、痛風発作が出るのは、

もっぱら足の関節が多いですけどね。


基本的に心臓に近い箇所は血流も多いので、

あまり痛風発作は出ません。

心臓から遠い、末端の関節などに

結晶化した尿酸が溜まりやすいです。


痛風発作が発症するシーズンというものがあって、

圧倒的に多いのが「夏」。

一般的に、6月~8月頃かな。


でも、次に多い季節が年末年始なのです。


夏場に痛風発作が多いのは、

暑さによって汗を多くかきすぎて、

体内が水分不足になって(トイレにいく回数が減るので)

尿酸のハイセツが減って、

尿酸値があがることが主な要因です。


ちなみに、このトイレの回数というのは、

尿酸は、尿と一緒に(尿に溶けて)排泄されるのが大半だと

いうことに起因しています。


けど、年末年始の場合は、いわゆる暴飲暴食が原因ですね。

飲み会、宴会が多いですし。


飲み会、宴会を片っ端から断っていたら、

人間関係が悪くなりそうですが、顔は出すけど、

飲みすぎと食べすぎは自分でブレーキかける、など

当人が、自分の体を守っていくようにするしかないです。



|■ その2“足の裏を冷やさないようにする”

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足の裏には、腎(腎臓・副腎)のツボが集まっている

と言われています。


冬場は、特に手足が冷たくなりやすい季節です。

なるべく、足の裏も冷やさないようにしておきたいです。


ほら、昔から「頭寒足熱」とか言うでしょう?

昔から言い伝えられている言葉には、意味があるのです。


靴下を履く。

それでも足が冷たきゃ、二枚重ねてクツシタを履く、とか。

コロコロになって、靴が履けなくなるで、

家の中、限定になりますが。


手っ取り早く、足が温まる方法は「歩く」のが良いです。

筋肉を動かす、ということ。


あと、足の裏を揉む、とかね。

ツボの刺激も出来て、足裏も温まって

一石二鳥かも。



|■ その3“お腹を冷やさないようにする”

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屋外は寒くても、部屋の中は暖房などの空調が効いていて、

ぽかぽかと暖かい場合が多いです。


(私の知り合いの人の会社の事務所のように、例外もアリ!)


部屋が暖かいなら、冷たい飲み物もOKですが、

なるべく温かい飲み物を飲んだほうがいいです。


冷たい飲み物、冷たい食べ物(アイスクリームなど)は、

できれば止めた方が良いです。


お腹が冷えると、胃腸など内臓の機能が落ちるので、

体は内臓を温めて機能を維持しようとします。


どうやって、内臓を温めるの?


血液を内臓に集中的に集めるのですよ。

血液って、あたたかいですから。


ですが、内臓に集結した血液のせいで、

手足などの末端は血液不足になりがちです。


と、いうことは「手足が冷える」と。


手足、冷たくないですか?

たださえ、寒い季節にますます、手足が冷えてしまうのです。


手足の関節が冷えると、尿酸結晶が溜まりやすくなり、

痛風発作のリスクは上がります。

たぶん、当分は出ないでしょう、冬場は。


でも、じわりじわりと蓄積していく尿酸結晶は、

積もり積もって夏場に爆発する可能性が高いです。


来るべき夏に苦しまないよう、冬に足の関節に尿酸結晶を

なるべく溜めないように気をつけていくのが望ましいです。


あと・・ビールですね。


ビールが痛風に良くないのは、アルコール飲料そのものが

尿酸の生成を促進させるのと、作り出される乳酸が

ビールの分解により増産されて、腎臓などに溜まってくると、

尿酸排泄する力が低下するから・・なのです。


ですが・・・

人間は機械じゃないので、痛風に良くないから禁酒しなさい、

はい、そうですか、と次の日からキッパリ止めたり できません。

(できる人もいます)


で。

どうしても飲むなら、温かいものを。


つまり、ビールじゃなくて、日本酒とか。

熱燗、ですね。

ホットウイスキーとか。


風呂上りとか、夏でも冬でもビールはおいしいですが、

体の外(表面)が温かいから、といって、

体の内(内面)もあたたかいとは限らないです。


ビール党の人は、夏でも冬でも麦酒が好き、という人が

多いですが、(できる人は)季節に応じて

飲むモノも変えていくほうが、体のためには良いです。


要は、カラダは 冷やさないほうが良い、という話です。