痛風で、アキレス腱の辺りに痛み出ることがある。
これは・・・ホントか嘘か!?
ホントです・・っていうか、普通に出ます。
でも、これはある程度、痛風の年数が長いというか、
痛風歴が長期間という人にしか出ない箇所です。
痛風初期症状の人とか、今回が二度目の発作です、と
いうような人は、この場所には出ません。
そういう人に痛風発作が出る箇所は、今も昔も
「左足の親指の付け根の関節」です。
さて、そのアキレス腱ですが、
なんで、こんなところが腫れて痛むのか?
っていうのは、やはり痛風になってから年月が経過すると、
体内に結晶化した尿酸がたまるのが増えている、
というのが原因です。
う~ん・・怖いですね。
どんどん、尿酸結晶が体内に蓄積してきている、
ということでしょうか。
これが溜まらないようにするには、生活習慣を見直して、
尿酸値があまり上がらないようにすればよいのですが、
痛風体質というか、生まれつき
尿酸をたくさん作り易い体質というものがあって、
なかなか、思うようにはいきません。
難しいですね。
で、アキレス腱に痛風発作が出るということは、
どうなるのか?
ズバリ。
全く、歩けなくなります。
人間の歩行は、
アキレス腱、足首、くるぶし・・のあたりに
体重がかかって、一歩前に踏み出すわけですから、
その一歩進もうとするごとに激痛が走ります。
うぎゃあ!
と叫びそうになります。
また、アキレス腱に痛風発作が出るような人は、
たぶん・・そうですね。
はじめて痛風発作が出てから、10年以上は
経過しているのじゃないでしょうか。
(人それぞれ尿酸値も違うので、個人差があります)
このアキレス腱に出るようになると、
次は足の甲に痛みと腫れが移動したり、
くるぶしに移動したり、足首が痛くなったり・・
順々に痛みと腫れが移動するようになって始末が悪いです。
まだ、足の甲や足の親指の付け根の関節なら、
なんとか、足を少し浮かしながら、ごまかしごまかし
歩けなくもないのですが、体重のかかる足首やアキレス腱に
痛みが出てしまうと、もうお手上げです。
まるで歩けなくなります。
アキレス腱に痛みが出たら、
痛みどめの薬(ロキソニン・ボルタレンなど)を
飲んでおとなしくしているほうが良いかもしれませんね。
もちろん、いちばん良いのは、
痛風発作が完全に治まってから、(おおいに反省してから)
もう二度と出ないように対策をうつことです。
一大決心で生活習慣を改善するのも良し。
一生飲み続ける覚悟で、
尿酸降下薬(フェブリクやザイロリックなど)を
飲むのも良し。
まあ、なんにしろ、
次の行動を起こすのは、とりあえず、
この、今の痛みと腫れが治まってからのハナシです。
とりあえず、この激痛が終息しないことには
どうにもなりませんから。