2022年12月12日月曜日

痛風 低体温

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● 痛風の人は、低体温?

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非常に地道な痛風対策に

「体温を上げる」というものがあります。


痛風になる人は“低体温”の人が多い

と言われていますからね。


特に痛風じゃなくても、人間、年をとってくると、

だんだん低体温になりガチです。

子供の頃のように、冬でも手足がぽかぽかしている人は

少ないのではないでしょうか。


なんで、低体温だとマズイのか。


痛風の場合は、足などの関節に

結晶化した尿酸が沈着することが

多いのですが、なんで足の関節や腱に溜まるのか?


なんで、首には痛風発作は出ないのか?

(出る場合もあるかもしれませんが)


痛風発作は、心臓から遠い部分に出やすいのです。


なんで?

どうして?


人間、家にゴミが溜まると

(ゴミ集配の日に) 外へ出すでしょう。

家の中に、ゴミを溜め込んでおきたい人は、

あまりいませんよね。

(たまに、いますが)


ゴミが視界に・・というか、

目に触れて嬉しい人は少ないでしょう。


人間の体は“ゴミ捨て”と同じじゃありませんが、

いらないものは遠くへ捨てる、

という原理は同じなのです。


できるだけ、心臓、そして内臓から遠いところへ

ゴミ (尿酸結晶) を捨てたいのです。

というより、本当は内臓を守るために、

そういう仕組みになっているのですが。


で。

低体温の話でした。


人間の体には、たくさんの筋肉があり、

筋肉には多くの毛細血管が通っています。


筋肉って、動かすでしょう。

動かすと筋肉は“熱”を持つのです。


その、熱によって温められた血液は、

あたたかくなり、全身を血流として巡ります。

つまり、血液は温かいってことですね。


ところが、手足など心臓から遠い部分の末端は、

血流が悪くなりやすく、温かい血液が滞りがちです。


脳も心臓から遠いといえば、遠いのですが、

脳の場合は肝臓からの栄養分など、優先的に送られるので、

簡単に血行不良になったりしません。

っていうか、なったら死にますし。


体は脳や内臓を最優先しますので、手足などの末端は

二の次扱いです。


で、手足は冷えやすくなります。


おまけに手足の関節は、筋肉が少ないです。

っていうか、ほとんどないです。


もし、関節が筋肉にくるまれていたら、どうなるのか?


動きにくいじゃないですか!

筋肉でモコモコして!


というわけで、関節には筋肉は、ほとんどないのです。


っていうことは

筋肉の中に含まれている毛細血管も少ない、

血流が少ない、つまり、冷える、ということ。


ここに、尿酸結晶が溜まりやすいのです。


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● 関節に尿酸結晶がタマらないようにするには?

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じゃあ、逆に。

尿酸結晶を溜まりにくくするには、どうすればいいの?


尿酸値を下げるのですよ。

尿酸値 7.0mg/dl以下なら、血液の中に尿酸が溶けますので、

結晶化して関節に溜まったりしません。


わかってますよ!

それが、生まれつきの体質とかで、中々、

思うように下がらないから、

いろいろ苦心しているんでしょ!?


というわけで、手軽にできることから一つずつ、

やっていきましょう、ということで。


そのうちの一つがコレ↓

血流を良くすること。

体をよく動かし、筋肉量を増やすこと。


ちょっと、待って!


痛風って、激しい運動を

しちゃいけないんじゃなかったっけ?

筋トレとか、キツイ無酸素運動をするな、って

言ってなかったっけ?


いや、別に無酸素運動でなくても、筋肉は付きます。


人間の体の中で、最大の筋肉量を誇る部分は・・・

あそこです。


太腿ですよ。


ふともも、ふくらはぎ、のような下肢の筋肉が

全体の筋肉量の中でも大きなウエイトを占めます。


「オレは、太腿の筋肉よりも、腕の筋肉の方が太いぜ」


そういう人も広い世の中にはいるかもしれませんが、

少ないでしょう。

プロレスラーみたいな人でも、腕っ節も凄いですが、

太腿などの下半身はもっと太いハズです。


じゃあ・・スクワットしろ、ってこと?


いえ、そうじゃなくて・・

スクワットも悪くないかもしれませんが、

普通に「歩く」だけで筋肉は付きます。


ウォーキングです。


走るのは、どう?

ジョギングとかは、良くないの?


良くないことはないですよ。

ラクに呼吸できる程度のジョギングができる人は、

それでもいいです。


なんで激しい運動が痛風には良くないのかというと、

体が無酸素状態になるから。


酸素が体にうまく取り込めないと、

細胞が壊れやすくなるのですよ。


細胞が壊れるときに、尿酸がたくさん作られてしまうので、

結果として尿酸値が上がる、ということです。


運動は大切だけど、運動後、

息がハアハアと切れてしまい、

座り込んでしまうような運動は良くないですよ、

という話です。


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● 筋肉量を増やして、低体温から脱出

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現代社会は車やエレベーターなど、

歩く機会が減っていますが、

意識的に体を動かすほうが良いみたいです。


それが意図せずとも筋肉が熱を帯びて、

温かい血液の巡りが良くなるのです。


血液には、酸素と栄養分を運んで、

老廃物の受け渡しをする働きがあるので、

血流が良いというのは痛風にとって

というより、体にとって大切なことです。


毎日が忙しくて、学生のときのように

スポーツする機会も減っているかもしれませんが、

日常に運動を組み込むことは重要です。


痛風のクスリのように、

目に見えて尿酸値が下がったりは

しないかもしれませんが、

長い目でみれば、地道な痛風対策の一つです。


歩きましょう。


そして、ふともも、ふくらはぎ

などの筋肉量を増やしましょう。


全身の筋肉の、なんと約75%は

下半身に集中しているらしいですよ。

人間って、下半身デブだったのですね。


低体温から脱することで、

免疫力も高まり、風邪なども引きにくくなります。

癌にもなりにくくなる、という研究もあるそうですよ。


血液中の尿酸は、血液の温度が高いほど

溶けやすいので、体温は低いより高めのほうがいいです。


ぜひ、歩きましょうね。