2022年4月28日木曜日

痛風発作とプレドニン 

本格的な痛風発作が発症すると、

激痛とも呼べるような痛みを伴いますが、

その痛みを和らげるための薬があります。

痛風で発生する炎症や

発作を抑える効果がありますが、

痛み止めの薬は大きく分けて

ステロイド系と非ステロイド系に区別されます。


ステロイドというのは

ホルモンの一種で腎臓の上端にある

副腎という部位から作られます。

ステロイド系の痛み止めの薬の方が

効果が高いと言われていますが、

その人の症状によって

どちらが使用されるかは決められます。


ステロイド系の薬として

痛風によく使われる薬に、

プレドニンという薬があります。

特に炎症を抑えるのに効果があり、

つらい痛みを抑えるのに役立ちます。

痛みが激しい時に使われるプレドニンは

相当な痛みにまで対応できると考えられます。


効果が高いプレドニンをいつも使えば良いのでは

と思う方もいるかもしれませんが、

プレドニンにもデメリットがあります。

それは副作用です。

薬は体にとっては異物でもあり、

あまり多く服用しすぎると

体に負担がかかってしまいます。


特に効果の強い薬ほどその影響は大きく、

副作用で生じる症状も

重いものになりやすくなります。

そのため、非ステロイド系の薬で試してみて、

それで痛みが耐えられなければ

ステロイド系の薬を使うという医師もいます。

プレドニンの副作用としては

発熱やのどの痛み、うつ、吐き気などがあります。

人によってはこうした症状が大きく出る方もいるため、

服用方法には気を付けましょう。


また、もう一つ

プレドニンが使われるケースがあります。

それは腎機能障害や胃潰瘍などを

患っているという場合です。

この場合は非ステロイド系の薬が使えないため、

代わりにステロイド系の薬を使う

という場合もあります。


この辺りはあまり専門的な知識のない方は

医師に相談してその指示を聞くのが確実と言えます。

概要の知識だけをまずは

把握しておくと良いでしょう。

また、医師から指示される服用方法は

必ず守る事をお勧めします。

痛風の痛みは激しいため、薬を

つい多く飲んでしまうという事がありますが、

決まった服用方法を守らないと

副作用のリスクが高まる事もあります。

沢山飲めば良いという訳でもないので

注意しましょう。


また、薬の服用を止める際も

急に止めると反発により症状が出る可能性があります。

痛風の痛みがようやく引いてきて、

もう大丈夫だろうと薬を止めてしまうと、

人によってはプレドニンの作用による症状が起こります。

この点についても

医師からアドバイスが貰える事が多いです。

痛風は非常に重い病気のため、

使用する薬も用法には気を付ける必要のある物が多いです。

十分に注意しながら使用していきましょう。


2022年4月27日水曜日

痛風の初期症状と女性の尿酸値 

痛風は中高年の男性に多い病気とされています。

痛風の原因となる物質は尿酸という物質で、

これが体内の関節部分の軟骨に損傷を与える事で

症状が引き起こされます。

この尿酸の物質を作る元になっているのが

食べ物に含まれるプリン体と呼ばれる物質です。

体内でエネルギーの元になる物質ですが、

エネルギーになる際に副産物として尿酸を生じるのです。

プリン体は身の回りにある様々な食べ物に

含まれていますが、

多く含まれている物とそうでない物があります。

多く含まれている食べ物の代表例が

ビールとお酒のおつまみです。


ビールは男性の方は飲む機会が多いという方も多く、

またそれに合わせておつまみを食べる事も多くあります。

おつまみは特に肝類に多くプリン体が含まれており、

あんこうの肝や白子などが代表例です。

お酒のつまみとして好きな方も多いですが、

多く摂りすぎてしまうとプリン体が

過剰になってしまいます。

若い方でもビールやおつまみは食べますが、

中高年の方は摂る量が変わらないのに対して

体の代謝機能は衰え始めます。

体内の尿酸も排出されにくくなり、

尿酸値が高まってしまうのです。


このような仕組みで起こる痛風ですが、

女性の方にも

最近は見られるようになってきています。

痛風の初期症状として

関節にしびれや炎症を感じる事が多くありますが、

こうした症状が出るという女性の方は増えています。

以前は中高年の男性の病気と言われた痛風が

なぜ女性にも起こるようになってきたかと言うと、

生活習慣の変化が大きな原因として挙げられています。

尿酸は体内で作られる量も問題ですが、

上手く体外に排出されるという面も大切になります。

生活習慣の変化により、この機能が低下する事が

多くの女性にも見られるようになってきています。


女性は男性よりもビールを飲むという方は少なく、

プリン体を摂る量も少ないので

痛風のリスクは低いとされてきていました。

しかし女性も最近は仕事などで

食事や睡眠が不規則になったり、

ストレスを大きく感じるという方も増えてきています。

食事はビールは飲まないものの肉類が多くなったり、

糖分が多い物もプリン体を多く含んでいる物があります。

間食などで多く摂っている女性の方も多いため、

初期症状や痛風の本格的な症状の発生を助長しています。

睡眠も不規則になると体が十分に休まらず、

代謝機能などが低下しやすくなり

尿酸の排出が上手く行かなくなってしまいます。


また、ストレスを感じる方も増えています。

ストレスは体に大きな負担をかけますが、

エネルギーを多く消費します。

プリン体もエネルギーに変えられますが、

尿酸が多く生じるという事になります。

ストレスは血管も細くなり尿酸の排出が

上手くいかなくなるため、

痛風になりやすくなるのです。

このように、痛風は男性だけでなく

女性の問題にもなっているのです。

痛風のリスクは心配ですので、

健康に気を使った生活習慣に改善していきましょう。


痛風発作とボルタレン 

ボルタレンは痛風発作の発作や炎症で生じる痛みを

緩和させるために用いる薬です。

同様の効果を持つ薬にロキソニンという薬もあり、

この二つは性質も似ており一緒に

名前が出てくる事も多くなっています。


ロキソニンとボルタレンではボルタレンの方が

より痛み止めの効果が高い事が多いです。

薬の効き目には個人差があるため、時には

ロキソニンの方が良いという方もいますが、

一般的にはボルタレンの方が効果が高い事が多いです。


ではボルタレンの方が効果が高いので

良い薬なのかというと、

一概にそうとは言い切れない面もあります。

それは副作用です。


ロキソニンよりもボルタレンの方が

副作用が生じる可能性が高い事が知られています。

服用方法や服用する量をきちんと守れば、

高い可能性で起きるものではありませんが、

薬は基本的には体に負担になるものなので、

強い刺激のあるものは極力控えた方が

体には良いと言えます。

そうした観点から見ると

ボルタレンよりもロキソニンの方

が安全に服用できる薬と言えます。


そのため、使い方としては

ロキソニンをまずは服用して、

それでも痛みが耐えきれなければ

ボルタレンに切り替えるという方法もあります。


ボルタレンで起きる副作用としては

吐き気や嘔吐、腹痛など

一般的によく見られる症状ではありますが、

この程度が問題です。

ボルタレンで引き起こされるこれらの症状の程度は

比較的強めに生じる事が多く、

強い腹痛や吐き気などを引き起こす可能性があります。

そのため、飲んだ方の多くに起こるものではない

と分かっていても、

できれば避けておいたほうがいいかもしれません。


ただし、症状にはもちろん個人差があり、医師は

様々な選択肢の中から

症状に合わせた薬を処方してくれます。

もしボルタレンを処方された際には

服用方法や量をよく確認して、

それに従って飲むようにしましょう。

また、それでも心配が残るようなら医師に

「少しインターネットで調べてみたのですけど」

と切り出して相談するのも良いでしょう。

気になる事は解決しておいた方が

安心してボルタレンも服用する事ができます。

ボルタレンもロキソニンも

痛風のつらい痛みを抑えてくれるのに効果的で

痛風に悩まされている方には無くてはならない薬です。

きちんと活用して症状の改善や本格的な症状の防止に

役立てていきましょう。


痛風のサプリメント アンセリン

 痛風ときいて、

どのようなイメージを持つでしょうか?

中年の男性のかかる病気、贅沢病の一種

というイメージを抱く人は多いです。


しかし、痛風に罹患する人は低年齢化してきています。

30代の男性の間で発作を起こす人が急増しているのです。

その結果、痛風に悩まされている男性は

予備軍まで含めると900万人程度います。

この数は成人男性の4人に1人の割合なのです。

決して対岸の火事とは言えません。


痛風は突然発症して、足の親指の付け根を中心として、

とんでもない激痛が襲ってくる病気です。

かからずに済むのであればかからない方が

いいに決まっていますので、

生活習慣が乱れている人は

特に早めの対策を意識することが重要です。


痛風はなぜ起きるかというと、

血中に尿酸が異常に増えることが原因です。

尿酸が血中に過剰に増えると

結晶になってしまい、関節に溜まります。

そうすると白血球が異物と認識して攻撃を仕掛け、

関節に炎症を起こし、激痛を引き起こすわけです。


つまり痛風対策をするためには、

いかに尿酸値を高くしないようにするかが

ポイントになるわけです。

尿酸値が高くなってしまうのは、

まずプリン体を摂取することです。

プリン体はどの食べ物でも多少なりとも

含まれている成分です。

しかしその中でも、ビールや魚卵、

鶏肉のレバーなどに多く含まれています。


このような食材を頻繁に食べていると、

どうしても尿酸値が高くなり、

痛風を引き起こすリスクが高まります。

ビールや魚卵、鶏レバーのような

プリン体の高い食べ物をよく食す人は、

少し控えた方がいいでしょう。


そして痛風のリスクが高まるのは、

尿酸値が7.0㎎/dl以上になった場合です。

尿酸値は血液検査の中に含まれているでしょうから、

健康診断を受けたときなどに確認してみてください。

7.0㎎/dlを超えているのであれば、

いつ発作が起きてもおかしくありません。

該当する人は、尿酸値をとにかく下げることが

優先されます。


そこで現在注目されている成分として、

アンセリンがあります。

アンセリンはアミノ酸の一種で

マグロやカツオ、鶏の筋肉組織に多く含まれ、

パワーの源になる成分とみられています。

プリン体を摂取すると分解の過程の中で尿酸ができます。

アンセリンを摂取すると、プリン体を

エネルギー代謝の再利用するように促してくれます。

その結果、分解されることがなく、

尿酸が生まれにくくなります。

一方、アンセリンには尿酸の排出を

スムーズにする働きがあると考えられています。

この2つの作用によって尿酸値を低くし、

痛風発作発症のリスクを低減できるのではないか

と注目されています。


このアンセリンを配合したサプリメントは、

いくつかのメーカーから販売されています。

従来のサプリを見てみると、

鶏のムネ肉由来のエキスから精製して

アンセリンを抽出していました。

鶏のムネ肉であれば、比較的簡単に入手できるので

サプリにしやすかったからです。

しかし鶏のムネ肉には問題もあって、

抽出された成分には、

アンセリンと似ているけれども

異なる成分がどうしても含まれやすかったのです。

このため、高純度のサプリが開発できる摂取しても

尿酸値を低減する効果は限定的でした。


しかし最近になって販売されている

アンセリンのサプリメントには、

従来の弱点を克服した商品も出てきています。

その理由は原材料にあって、マグロやカツオを使って

アンセリンを抽出する方法が確立されたからです。


マグロやカツオを使って生成すれば、

より高純度のアンセリンを抽出できます。

このため、より高い尿酸値低下の効果が

期待できるわけです。

痛風が気になって

アンセリンのサプリを摂取しようと思っているのであれば、

原材料として何が使われているかをチェックしてください。

メーカーのホームページや商品ラベルの成分表で

確認できます。


痛風発作と短期大量衝撃療法

痛風の症状で特徴的なものに発作があります。

非常に強い痛みを伴う発作が起きるため、

痛風特有のものとして、

痛風発作という呼ばれ方をしています。


痛風は関節に尿酸という物質が

沈着を起こす事で生じますが、

薬によって関節のダメージを治す事は

今の医学ではできません。


ですが発作を抑えたり痛みを抑える事で、今

生じているつらい症状を抑える事はできます。

薬によって発作を抑えるのは、

治療ではなく対処療法という事は

覚えておきましょう。


痛風発作には段階があり、まずは予感期という、

初期症状の段階があります。

この時の痛みはまだ軽度で、少し

むずかゆい感覚が足の指などにあったり、

膝に少し痛みが生じる事があります。

どの部位に出やすいかは個人差もありますが、

比較的、膝や足は多くの方に症状が出やすい部分です。

この段階から医師に相談している方は、

コルヒチンという痛風発作を封じ込めるのに

効果的な薬があるため、

処方されることがあります。


次に痛風発作期という段階です。

これは本格的に痛みが始まる段階となります。

痛風発作と言われた時に

一般的に指すのはこの段階となります。

薬なしでは激痛で、耐えられないくらい強い痛み

と言う方もいるくらいの痛みがあります。

医師から処方された薬を使用方法を

守って服用していきましょう。

中にはより強く効果を得るために、

量を多くして飲む場合もあります。

薬を飲む事で、多くの方が耐えられるくらいの

痛みには抑える事ができます。


最後に軽快期と寛解期です。

これらは痛みが引いていく段階です。

激痛も段々と弱まっていき、軽快期に入り、

ほぼ症状としてはなくなった状態を

寛解期と呼びます。

痛みを抑える薬もこの段階では

必要無くなる事が多いですが、

痛風の原因となった尿酸は体内に

まだ多く残っている事もあるため、

血液中の尿酸値を正常な値に戻すための薬は

継続して飲む必要がある事もあります。


発作が起きた際に飲む薬としては、

ステロイド系、非ステロイド系の鎮痛剤です。

医師に相談すると多くの場合どちらかを処方され、

決まった量を飲んでいく事で改善する事ができます。

痛みを抑えるだけでなく、同時に起こる炎症も

抑えられる効果のある薬もあります。

基本的には決まった量を服用しますが、

痛みが大きいときは、

より多い量を一度に服用する場合があります。

これは治療法の一つとして成り立っており、

「短期大量衝撃療法」と呼ばれる事があります。


名前の通り、短期間に大量の薬を服用する事で

より大きな効果を得るという方法です。

例えば朝昼夜で1錠ずつ飲むというのが

通常の薬であれば、

それを2、3錠ずつを一度に飲んでいきます。

痛風の痛みを抑えるには、時には

これくらいの量を医師から指示される場合があります。

ただし、やはり大量の薬を服用するのは

体への負担も大きいため、

決まった量以上には飲まないようにしましょう。

痛風に効く薬はただでさえ効果が大きく、

負担も大きいので、

服用方法は必ず守るようにしましょう。


2022年4月26日火曜日

ストレスと痛風

現代社会はストレスが多い社会

と言われています。

仕事や人間関係などで悩む方は

実際とても多く、ストレスをため込んでしまう事で、

大きな病気になってしまう方もいます。


痛風も、ストレスを

多く感じていると患いやすくなります。


現状、医療の研究で痛風とストレスが

どのように関係しているのかは

まだはっきりとは明らかにされていません。

ですが、痛風になり病院を訪れる患者さんの中には、

ストレスを日々の生活の中で感じている

という方が多い傾向にあります。


大きな原因と考えられているのが、

ストレスによる代謝機能の低下です。

ストレスを感じると、人は

活性酸素という物質を体内で多く作るようになります。

聞いた事がある方もいるかもしれませんが、

活性酸素はストレスに対抗するために作られる物質ですが、

体内で様々な悪影響を与える物質です。

体内の良い細胞や日々の活動のために

必要な細胞までも機能を低下させたり、

破壊したりしてしまいます。

そのため、活性酸素が増える結果、

代謝の低下が起こる事があります。


代謝は、体内の栄養物を体の各部位に送り届け、

不要物は体外に排出するというサイクルの事です。

痛風に関係があるのはプリン体ですが、

プリン体が燃えてエネルギーになる際に

尿酸が発生します。

尿酸は体内ではエネルギーが生じる際の

燃えかすのイメージで、体外から

スムーズに排出されるべき物質です。

体内の代謝が悪くなると、この尿酸の排出が

スムーズにいかなくなり、

その結果、痛風になりやすくなると

考えられています。


もうひとつ大きな原因となるのが、

ストレスによる生活習慣の乱れです。

ストレスを感じると、人は体に

大きな負担をかける事になります。

ストレスは精神的なものなので

目には見えにくいですが、

大きなダメージを体に与えています。

そのため、人はその消費するエネルギーを

食事で補おうとし、

普段よりも余計に食べる事が多くなります。

また、睡眠もストレスによる緊張から

眠りにくくなったり、眠りが浅い、

疲れが取れないなどの症状を引き起こします。


これも痛風には大きく影響を与えます。

ストレスによるこうした生活の変化が、

体調不良を引き起こし、

痛風にかかりやすい体を作ってしまうのです。

ストレスは感じていても本人は

ある程度我慢もするため、

つい そのままの状態にしてしまいがちです。

ですが、こうしたダメージは徐々にでも

確実に蓄積されていくため、

早めに対処をする必要があります。

ストレスを感じていると思ったら、

まずは発散する事が大切です。


ストレスの発散方法には

様々なものがありますが、

好きな事をしてリフレッシュをすると、

ストレスも解消されやすくなります。

運動を行ったり、友達と遊んだり、

食事に行ったりなど、

自分なりのストレス解消法を持っておきましょう。

また、誰かに話すだけでも

ストレス解消になる事もあります。

ストレスをゼロにするのは大変なので、

上手く付き合う事で

なるべく溜めないようにしていきましょう。


痛風の痛み?

痛風の痛みは非常に大きく、激痛とも言えるような

痛みを感じる事が多くあります。

その特有の痛みは痛風発作という

名前が付いているくらいの痛みとなっています。


痛風は本格的に痛みが生じる前に初期症状があり、

その後本格的な痛みが発生、

その後は徐々に落ち着いていく

という段階に分けられています。

その段階ごとに使用する薬も異なっており、

医師の指示に従い、段階に応じた薬を

決められた量とペースで服用していきます。


痛みの初期症状は

体の様々な関節部分に生じてきます。

関節には軟骨がありますが、この軟骨に

痛風の原因となる尿酸が沈着

という現象を起こす事で痛みが生じます。

初期症状は比較的小さな痛みで、

ちくちくとした痛みを感じたり、

赤みや腫れが関節部分に生じる事があります。

一見すると大した事がないように

見える症状でもあるため、見落としやすいですが、

痛風の原因になる事があるため、

生活習慣の乱れを自覚していて

こうした症状が出始めたら

痛風を疑うのが良いでしょう。



初期症状が終わると本格的な症状が発症しますが、

これは激痛となっています。

非常に強い痛みを生じるため、

かなり大変な思いをする方もいます。

なるべく早く病院に行き、薬を処方して貰いましょう。

炎症も同時に起こっており、

膝や足の指の関節部分などに

大きな腫れや赤みが生じます。

薬である程度緩和する事ができますが、薬を飲んでも、

痛みが完全には無くならず、

ある程度痛みを感じるという事が多くあります。


また、薬を飲んでも痛みが大きい場合は、

薬の量を増やして飲む場合もあります。

一度に飲む量を2倍から3倍にして

飲む場合も時にはありますが、

それだけ体に負担もかけやすくなってしまうため、

必ず医師に相談の上、

服用をしていく事が大切です。

間違っても自己判断で

薬の飲む量を変えないようにしましょう。

痛風は他の病気よりも症状も重く、

その対処方法にも気を付ける必要があります。

こうした痛みが約1週間から10日ほど続きます。


本格的な症状が発生してから日にちが経つと、

その症状は引いていきます。

後はその痛みが少し残る段階に入っていきます。

ここまで来ると痛みや炎症を抑える薬も

必要無い場合も多いです。

腫れや赤みもまだ残りますが

少しずつ引いていくので、安静にしておきましょう。

痛みは引いていますが、体内の尿酸は

まだ残っている状態です。

ここから場合によっては

尿酸を排出しやすくする薬や、

尿酸の発生を抑える薬を服用する事もあります。


非常に大きな痛みを生じる痛風は、

なるべく避けたいところです。

痛風にかかってしまったら必ず医師に相談をし、

まずは痛みを抑える薬を

処方して貰うようにしましょう。

また、薬は痛みを抑える効果はありますが、

痛風の根本的な原因である

関節へのダメージを修復する効果はありません。

そのため、生活習慣などを改善しないと、

また再発する恐れもあります。

治った後も油断せず、

健康的な生活をするように心がけましょう。


痛風の薬?

痛風の薬は種類があり、それぞれに

役割が異なります。

使用方法や量などを医師によく確認して、

決まりを守って服用するようにしましょう。


まず、痛風の初期症状を抑える役割があるのが

コルヒチンです。

痛風は本格的な症状が始まる前に、

初期症状で関節などに軽度の痛みや炎症が生じます。

この初期症状を抑えるのがコルヒチンです。

初期症状にはとても効果があるため、

この段階で医師に相談できると、

痛風も比較的スムーズに乗り切る事ができます。


次にインドメタシンという薬です。

非ステロイド系と呼ばれる鎮痛剤で、

痛風で本格的に症状が生じた際に

発生する発作を抑える事ができます。

基本は量を守って服用しますが、患者さんによっては

痛みに耐えきれない方もいるため、

量を増やして服用する事もあります。

発作により、痛みと炎症の大きく二つの症状が生じますが、

インドメタシンはこの両方に効果があります。

服用する事で何とか耐えられる痛みに抑えられます。


尿酸の排出を促進させるのに効果的な薬が

ブコロームという薬です。

痛風は体内に尿酸という物質が

蓄積される事で生じます。

この尿酸を排出し、体内での値を正常値に戻す事が

痛風の改善につながります。

ブコロームはカプセル状の薬になっており、

飲む事で体内の尿酸が尿などを通じて

スムーズに排出されるようになります。

また、炎症を抑える働きもあるため、

発作の際の強い痛みも同時に

抑えていく事ができます。

また同様に尿酸排出促進効果を持つ薬として、

プロペネシドなどの薬が用いられる事もあります。


もうひとつ、尿酸に関する薬として、

尿酸を作る働きを抑える効果のある薬もあります。

アロプリノールという薬がその代表例です。

尿酸はプリン体という物質が元になっており、

プリン体が体内でエネルギーに変わるために

燃焼する際に燃えかすとして生じる物質です。

薬を飲む事で、プリン体が燃焼しても

尿酸を変形させて生じなくする効果があります。

他にも

フェブキソスタット、トピロキソスタットなど

の同様の効果を持つ薬があります。


また、痛風の際は尿が酸性になっている事が多いです。

こうした尿をアルカリ性にしていくために、

クエン酸ナトリウムやクエン酸カリウムが用いられます。

アルカリ性になると尿酸の排出効果も同時に高まり、

尿をアルカリ性にしながら体内の尿酸も

スムーズに体外に出していく事ができます。


こうした薬が痛風の改善に用いられる薬です。

全てが処方される事もありますし、

人によって症状は個人差があるため、

このうちの何種類かが組み合わされて

処方される場合もあります。

薬によって痛風が改善した後も、痛風は

また再発する可能性がある病気です。

痛風は関節の軟骨にダメージを与えますが、

そのダメージは薬では改善されないため

再発する恐れがあるのです。

尿酸を正常な値に保てば再発の可能性も低くなるため、

薬で改善した後も気を抜かず、生活習慣の改善などを

頑張って行っていく事をお勧めします。


痛風と痛み止め

痛風の症状は強い痛みと炎症を伴います。

自然に収まるのを待とうとしても、

かなり痛みが強いため、

薬の服用をした方が良い場合も多いです。


痛み止めの薬を服用する事で

ある程度抑えられるため、病院に行って

医師に相談をするようにしましょう。


どういった部位に症状が出ているのか、

炎症や痛みの程度などを伝えると、

それに合わせて薬を処方してくれます。

痛風は市販の薬ではなく、病院の薬を用いて

改善を行う方がむいています。


痛み止めの薬にはステロイド系と

非ステロイド系と言う2種類に分かれており、

自分の症状に合わせて薬が選ばれます。


痛み止めの効果の強弱や炎症も

合わせて抑えられるものなどの種類がありますが、

効果が強い方が体への負担も大きくかかるため、

強ければ良いというものでもありません。

また、痛風の痛みは大きいため、場合によっては

飲む量を多くする場合もあります。

こうした場合は

さらに体への負担もかかりやすいので、

薬の服用には注意する必要があります。


また、痛風には初期症状があり、

初期症状用の薬もあります。

コルヒチンというのが初期症状に効果的な薬で、

広く用いられています。

初期症状は本格的に生じる症状と比べると

軽度の痛みで住む場合が多いですが、

この段階からコルヒチンで痛みを抑えておく事で、

本格的な症状が発症する前の対策を

行っておく事ができます。

本格的な症状が始まってから

コルヒチンを飲んでも効果は薄いので、

こちらも服用の仕方には気を付けましょう。


また、病院に行く事に

抵抗があるという方で、

市販の痛み止めの薬を使いたいという方も

いるかもしれませんが、基本的には

やはり病院の薬を服用する事をお勧めします。

風邪などの比較的軽い症状なら良いですが、

痛風の症状は大きく、重症度も高いため、

なるべく専門的な知識のある医師に診て貰った方が

長い目で見て安心です。

薬の服用方法についてアドバイスを貰えたり、

その他の注意点なども教えて貰えるので、

そうした指示に従うのが良いでしょう。


市販の薬を購入する際には、

痛み止めの薬を購入する事になります。

アスピリンの入った薬などを選ぶと良いとされていますが、

場合によっては余計に体内の尿酸の量を

引き上げてしまう逆効果に繋がる可能性もあります。

痛風の症状には個人差があり、その個人差も考慮に入れて

一般の方が自分に合った薬を選ぶのは難しいものがあります。

こうした面からも、市販の痛み止めを購入するのは

痛風に関してはあまりお勧めではなく、

病院に行く事をお勧めします。


痛風は適切な治療を行い、生活習慣の改善も

その後合わせて行っていかないと、

後で症状が再発する事もある病気です。

年に数回痛風の症状が出るという方もいます。

長年の生活の中で蓄積されて

染み付いた生活習慣を改善するには、

やはり長い時間が必要なのです。

専門家である医師のアドバイスを元に、

痛風を改善するとともに、生活習慣や

体質の改善にも力を入れていきましょう。


2022年4月25日月曜日

痛風の初期症状 膝 

膝に痛風の初期症状が発生する事は、

あまりありませんが、個人差があるので、

発症する人もいるかもしれません。


痛風は体の関節部分に初期症状が起こる事が多いため、

膝もその可能性があるのです。

ただし、痛風の初期症状の多くは足に発症する事が多く、

膝に起こる事は比較的少ないケースです。


約7割が足の指の付け根の関節から

初期症状が起こるとも言われています。

膝に違和感を感じた際はその症状をチェックしてみましょう。

膝に痛風の初期症状が起きる場合に見られる症状としては、

まずは腫れがあります。

膝は面積が広いですが

全体的に赤みと腫れが生じる場合があります。


膝は面積が広いので比較的何か異常が起きているのでは

という事に気が付きやすい部分です。

腫れは本格的な症状が始まった時よりは程度としては

軽く少し膨らむといった程度ですが、

赤みは膝全体に生じます。


また、炎症や痛みも生じます。

炎症は日焼けのような痛みを生じ、熱を持っています。

こちらも本格的な症状では激痛

とも言われるほどの痛みを生じますが、

初期症状では日焼けに近いような痛みとなっています。

膝は座る時に曲げたりする事も多く、その度に

服で擦れるため少し気になる所です。

このような症状が生じるため、同じような部位に

刺激をを感じた方は

痛風を疑ってみると良いでしょう。

ただし、膝の場合は痛風と言い切れない事もあり、

気になったらまずは病院に行って

医師に相談するのが確実です。


膝に痛風のような症状が発症しながらも

痛風ではない場合、

偽痛風と呼ばれる症状の可能性があります。

偽という字が付いているように

痛風にとても似ている症状が発症する事から

この名前が付けられました。


痛風は尿酸といった物質が、

体内に蓄積される事により引き起こされるのですが、

偽痛風ではピロリン酸カルシウムという物質が

溜まる事によって起こります。

痛風は足の指など小さな関節部分でも

強い痛みを発生しますが、

偽痛風の場合は膝などの比較的大きな関節部分に

ピロリン酸カルシウムが溜まる事によって起こります。


素人では中々判断がつかないので、どちらにしても

まずは病院に行くのが先決です。

痛みの度合いとしては痛風の方が強くなっています。

膝からの痛風の初期症状に気が付いて病院に行った場合、

コルヒチンという初期症状の段階で使うと

効果的な薬があります。

これを本格的に症状が始まる前に服用すれば

発症を止められる可能性もありますし

痛みを抑える事にも繋がりやすくなります。


見た目で分かりやすいので、気になる症状がある方は

病院に行く事をお勧めします。

どこの部位に出るにせよ、

痛風は早めの対策がとても大切なのです。


ただし、コルヒチンは副作用など、かなり

キツイ薬ですので、必ず、

医師の診断に従って服用してください。


ストレスと尿酸値 

痛風に悩まされる人が

現代社会で増えているといわれている原因には

食生活の他にストレスもあるといいます。

仕事のストレスでグッタリしてしまうことも、実は

これが尿酸値を上げてしまう要因だというのです。

食生活の改善だけでなくストレスの対策まで

しなくてはならないようです。


どうしてストレスが

尿酸値を上げる要因になるのでしょうか。

ストレスは見るからに健康によくなさそうですから、

尿酸値を上げてしまうと言われると

すぐに納得してしまいそうになりますが、

そこにはいろいろと複雑なメカニズムがあるようです。


美容の分野でよく知られる言葉に活性酸素があります。

細胞を酸化させて老化させてしまうといういわれる物質。


じつはこれが尿酸値とも

深く関わっているらしいのです。

プリン体は細胞核に含まれているものです。

食品でもレバーなど細胞の数が多いものの方が

含有量が多くなります。

この細胞核が活性酸素によって破壊されることで

プリン体の生成量が増加してしまうのです。

体内のプリン体のおよそ8割は

体内で作られたものだそうです。

食事で摂取する分は2割程度に過ぎないんですね。

となるとストレスは尿酸値の上昇の8割に

深い影響を及ぼしていることになります。

いかに重大な影響下が窺えますよね。


他にもストレスと尿酸値とのつながりがあります。

まず血行不良。ストレスを感じると

交感神経と副交感神経のバランスが崩れて

交感神経が優位になることはご存知でしょうか。

それが血行不良をもたらしたり、さらには

頭痛や肩こり、抜け毛など

全身のさまざまな問題に影響をもたらします。


この血行不良によって

尿酸がスムーズに排出されなくなり、

体内に留まったまま結晶化をはじめてしまいます。

この辺はむくみと同じメカニズムで

体内の老廃物の運搬と排出が

血行不良でうまく機能しなくなってしまうわけです。


もうひとつ、わたしたちにとって

もっと切実な問題も忘れてはならないでしょう。

ストレスにより食生活の乱れです。

「飲まなきゃやってられるか!」

なんて思いたくなる日もありますよね?

そんな時お酒は最高の友になってくれますよね。

それが尿酸値を上げてしまう要因に

なってしまうわけです。


安くておいしくてたくさん飲めるビールは

アルコール飲料の中でも

とくにプリン体の含有量が多いですから、

飲みながらせっせとプリン体を

体内に溜め込んでいることになるのです。


ストレスを溜めると

体内で尿酸が作られやすくなり、

プリン体を外から摂取する量も多くなり、

さらには排出が妨げられてしまう。

恐ろしい悪循環ですね。


仕事だけではなく、痛風対策のために

頑張っている食事制限が

ストレスにならないようにも

気をつけないといけないのでしょうね。

できるだけヘルシーな形で

ストレスを解消できる方法を見つけることも

必要なのかもしれません。