2022年4月28日木曜日

痛風発作とプレドニン 

本格的な痛風発作が発症すると、

激痛とも呼べるような痛みを伴いますが、

その痛みを和らげるための薬があります。

痛風で発生する炎症や

発作を抑える効果がありますが、

痛み止めの薬は大きく分けて

ステロイド系と非ステロイド系に区別されます。


ステロイドというのは

ホルモンの一種で腎臓の上端にある

副腎という部位から作られます。

ステロイド系の痛み止めの薬の方が

効果が高いと言われていますが、

その人の症状によって

どちらが使用されるかは決められます。


ステロイド系の薬として

痛風によく使われる薬に、

プレドニンという薬があります。

特に炎症を抑えるのに効果があり、

つらい痛みを抑えるのに役立ちます。

痛みが激しい時に使われるプレドニンは

相当な痛みにまで対応できると考えられます。


効果が高いプレドニンをいつも使えば良いのでは

と思う方もいるかもしれませんが、

プレドニンにもデメリットがあります。

それは副作用です。

薬は体にとっては異物でもあり、

あまり多く服用しすぎると

体に負担がかかってしまいます。


特に効果の強い薬ほどその影響は大きく、

副作用で生じる症状も

重いものになりやすくなります。

そのため、非ステロイド系の薬で試してみて、

それで痛みが耐えられなければ

ステロイド系の薬を使うという医師もいます。

プレドニンの副作用としては

発熱やのどの痛み、うつ、吐き気などがあります。

人によってはこうした症状が大きく出る方もいるため、

服用方法には気を付けましょう。


また、もう一つ

プレドニンが使われるケースがあります。

それは腎機能障害や胃潰瘍などを

患っているという場合です。

この場合は非ステロイド系の薬が使えないため、

代わりにステロイド系の薬を使う

という場合もあります。


この辺りはあまり専門的な知識のない方は

医師に相談してその指示を聞くのが確実と言えます。

概要の知識だけをまずは

把握しておくと良いでしょう。

また、医師から指示される服用方法は

必ず守る事をお勧めします。

痛風の痛みは激しいため、薬を

つい多く飲んでしまうという事がありますが、

決まった服用方法を守らないと

副作用のリスクが高まる事もあります。

沢山飲めば良いという訳でもないので

注意しましょう。


また、薬の服用を止める際も

急に止めると反発により症状が出る可能性があります。

痛風の痛みがようやく引いてきて、

もう大丈夫だろうと薬を止めてしまうと、

人によってはプレドニンの作用による症状が起こります。

この点についても

医師からアドバイスが貰える事が多いです。

痛風は非常に重い病気のため、

使用する薬も用法には気を付ける必要のある物が多いです。

十分に注意しながら使用していきましょう。