現代社会はストレスが多い社会
と言われています。
仕事や人間関係などで悩む方は
実際とても多く、ストレスをため込んでしまう事で、
大きな病気になってしまう方もいます。
痛風も、ストレスを
多く感じていると患いやすくなります。
現状、医療の研究で痛風とストレスが
どのように関係しているのかは
まだはっきりとは明らかにされていません。
ですが、痛風になり病院を訪れる患者さんの中には、
ストレスを日々の生活の中で感じている
という方が多い傾向にあります。
大きな原因と考えられているのが、
ストレスによる代謝機能の低下です。
ストレスを感じると、人は
活性酸素という物質を体内で多く作るようになります。
聞いた事がある方もいるかもしれませんが、
活性酸素はストレスに対抗するために作られる物質ですが、
体内で様々な悪影響を与える物質です。
体内の良い細胞や日々の活動のために
必要な細胞までも機能を低下させたり、
破壊したりしてしまいます。
そのため、活性酸素が増える結果、
代謝の低下が起こる事があります。
代謝は、体内の栄養物を体の各部位に送り届け、
不要物は体外に排出するというサイクルの事です。
痛風に関係があるのはプリン体ですが、
プリン体が燃えてエネルギーになる際に
尿酸が発生します。
尿酸は体内ではエネルギーが生じる際の
燃えかすのイメージで、体外から
スムーズに排出されるべき物質です。
体内の代謝が悪くなると、この尿酸の排出が
スムーズにいかなくなり、
その結果、痛風になりやすくなると
考えられています。
もうひとつ大きな原因となるのが、
ストレスによる生活習慣の乱れです。
ストレスを感じると、人は体に
大きな負担をかける事になります。
ストレスは精神的なものなので
目には見えにくいですが、
大きなダメージを体に与えています。
そのため、人はその消費するエネルギーを
食事で補おうとし、
普段よりも余計に食べる事が多くなります。
また、睡眠もストレスによる緊張から
眠りにくくなったり、眠りが浅い、
疲れが取れないなどの症状を引き起こします。
これも痛風には大きく影響を与えます。
ストレスによるこうした生活の変化が、
体調不良を引き起こし、
痛風にかかりやすい体を作ってしまうのです。
ストレスは感じていても本人は
ある程度我慢もするため、
つい そのままの状態にしてしまいがちです。
ですが、こうしたダメージは徐々にでも
確実に蓄積されていくため、
早めに対処をする必要があります。
ストレスを感じていると思ったら、
まずは発散する事が大切です。
ストレスの発散方法には
様々なものがありますが、
好きな事をしてリフレッシュをすると、
ストレスも解消されやすくなります。
運動を行ったり、友達と遊んだり、
食事に行ったりなど、
自分なりのストレス解消法を持っておきましょう。
また、誰かに話すだけでも
ストレス解消になる事もあります。
ストレスをゼロにするのは大変なので、
上手く付き合う事で
なるべく溜めないようにしていきましょう。