2022年4月23日土曜日

尿酸値&アンセリン

痛風は風が吹くだけでも痛い、と表現されるように、

強い痛みが関節の所で発生するのが特徴です。


多くの人は足の親指の付け根の所に痛みを感じます。

とにかく激痛で、歩くことも立ち上がることすらも

できないほどの激痛だといわれています。


しばらく我慢していると、症状が治まることも多いです。

ただし症状が治まっても痛風が治ったわけではなく、

徐々に足首やひざ関節などでも痛みが起こり悪化していきます。

痛風は多くのケースで、生活習慣、とくに

食生活の乱れを原因としています。

痛風対策として重要なのは、

プリン体を多く含む食材を

あまり食べないように心がけることです。


プリン体ゼロのビールなども販売され、

プリン体という言葉を知っている人も多いでしょう。

プリン体とは、細胞核に含まれる成分のことです。

どの食材にも、多少なりともプリン体は含まれています。

このプリン体が体内に入ると分解されますが、

この分解の過程の中で発生するのが尿酸です。


通常尿酸は、尿として排泄されます。

ところがプリン体の多く含まれる食材を頻繁に摂取していると、

尿酸がどんどん体内に作られてしまって、

排せつするペースが追い付いていかなくなります。


このため、尿酸がどんどん体内に溜まってしまうのです。

そうなると、尿酸はいずれ結晶化してしまいます。

この結晶になった尿酸を白血球は異物とみなして攻撃をし、

炎症が起こります。

この炎症が激痛を伴う痛風の発作の元です。

つまり痛風対策をするためには、

尿酸値をいかに下げるかを考えていかないといけないわけです。


痛風対策では、まずプリン体を多く含む食材を

食べないように心がけることです。

プリン体は動物の内臓に多く含まれる傾向があります。

レバーや白子、アンコウの肝などには多く含まれていますので、

あまりこのような食材をたくさん食べないようにしてください。


その他に魚の干物も乾燥して中身が凝縮されるので、

プリン体の高くなる傾向が見受けられます。

高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインの中では、

1日400㎎を上限としてプリン体の摂取を制限すべし

とアドバイスしています。

ちなみにレバー75gを食べただけで、

200㎎を超えるプリン体を摂取してしまいます。


ここまでは、現在よりも

尿酸値を上げないようにするための対策です。

では高い尿酸値を下げるためにはどうすればいいのでしょうか?


そこで着目されているのが、アンセリンと呼ばれる成分です。

アンセリンはマグロやカツオなどの

回遊魚の筋肉に多く含まれるアミノ酸です。

マグロやカツオは泳ぎ続けないと

エラを動かせないので、死んでしまいます。

そこで筋肉が疲れないようにする工夫が求められます。

筋肉を疲れにくくする物質として、アンセリンが

関係しているのではないかといわれています。

そしてアンセリンには他にも、

尿酸値の抑制をする働きもあるとして

注目されているのです。


先ほども見たように、プリン体が

体内に入ると分解されて尿酸が生成されます。

ところがアンセリンが体内に入ると、

エネルギー代謝に再利用するためにプリン体を分解させない、

分解したプリン体を再合成する働きがあるといわれています。


プリン体が分解されないのであれば、

尿酸が生成されることもなく、

尿酸値を上昇するのを抑制してくれます。

しかもアンセリンには、尿酸の排出を

スムーズに促す効果も期待されています。

このようにアンセリンは、尿酸の産生と排出の両方に

働きかけを行う力を持っているので、

尿酸値低下の効果が期待できるのです。


アンセリンには他にも、

活性酸素を消去したり

血圧を降下させる働きもあるといわれています。

痛風対策だけでなく、健康な体に改善していくのに

高い期待が持てます。

アンセリン入りのサプリも販売されているので、

摂取してみるのもいいでしょう。


尿酸値とサプリメント アンセリン

生活習慣病の一つとして、

痛風は世間でも広く知られている症状では

ないでしょうか?


足などに激痛をもたらす病気で、

文字通り風にあたるだけでも痛みが起きます。

痛風は中高年の病気といわれていましたが、最近では

低年齢化がどんどん顕著になってきています。


30代の男性の間でも痛風の発作に悩まされている人も

増えてきているので、日ごろから

注意する必要があります。


痛風対策として大事なのは、

尿酸値を一定のレベルで維持することです。

尿酸値は7.0㎎/dlというのが一つのラインです。

このラインを超えてしまうと高尿酸血症と診断され、

いつ痛風の発作が起きてもおかしくない状況になります。

尿酸を高くしない、そして

高尿酸血症の水域に達しているのであれば、

7.0㎎/dl以下にするにはどうすればいいかを

考えていかないといけません。


そこで、そもそも尿酸値がなぜ上昇するのかを

考えてみましょう。

私たちが日ごろ食べる物の中には、たいてい

プリン体という物質が含まれています。

このプリン体が体内に入ると、

分解されその副産物として

尿酸という老廃物が生成されます。


尿酸は通常尿の中に含まれ、排出されます。

ところがプリン体を過剰に摂取してしまうと

どんどん尿酸が生まれてしまって、

排出が追い付いていかなくなります。

このため、尿酸が体内にどんどんたまり、

痛風発作を起こしやすくなるわけです。

まず尿酸値を下げるためには、

プリン体が多く含まれる食べ物を

あまり食べないように心がけることです。


そしてアンセリンを摂取するといいという話が出てきて、

注目されています。

アンセリンは動物の筋肉の中に含まれるペプチドの一種。

さまざまな健康効果のある成分として注目されています。

抗疲労効果や活性酸素を取り除きアンチエイジングをする、

血圧を下げる効果などが確認されています。


そして痛風との関連で見ると、

尿酸値を下げる効果があるとみられているのです。

実際、尿酸値の高い人にアンセリンを

与える実験をしてみたところ、

摂取してから2週間後には

尿酸値の効果が確認されました。

痛風の危険水域にあった平均の尿酸値が、

正常値まで下がったという実験結果も出ています。


なぜアンセリンが尿酸値を下げるかというと、

ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼが

関係しているとみられています。


アンセリンには、

ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼという

酵素を増やす効能があります。

この酵素には、プリン体が分解されて尿酸を生成する前に

プリン体に合成し直す働きがあります。


このため、尿酸の生成量を少なく抑えられるのです。

プラスしてアンセリンには、

尿酸の排出能力を高める効果もあるといわれています。

飲酒や肉体疲労によって体内に乳酸がたまると、

尿酸が排出されにくくなります。

アンセリンには

乳酸を代謝する酵素の量を増やす作用があるので、

効率的に尿酸の排出もできるわけです。


このアンセリンは、マグロやカツオのような

回遊魚の筋肉に多く含まれます。

しかし毎日マグロやカツオを食べ続けるのも、

栄養バランスの面から見てお勧めできません。


そこでサプリメントとして

アンセリンを摂取してみるのはいかがですか?

サプリメントであれば、効率的に

アンセリンを摂取できます。


また、水などがあればどこでも手軽に摂取できるので、

どんなに忙しい人でも

毎日続けられるのではないでしょうか?

現在いくつかのメーカーで、

アンセリンが配合されているサプリメントが

販売されています。


含まれている成分や価格なども比較して、

何を使って尿酸値対策をすべきかを

考えてみてください。

高いものの方がいいと考える人もいるようですが、

継続して摂取しないと効果が期待できません。

無理なく長期間摂取し続けられるような価格の商品を

選ぶことも大切です。


田七人参と炎症

田七人参という、

高麗人参の縁戚に当たるような

中国で古来から使われてきた生薬には、

サポニンという成分が含まれています。


高麗人参にも含まれている成分ですが、

高麗人参と比較すると実に7倍もの

サポニンが含まれているといいます。


サポニンには

いくつかの効果が期待されているのですが、

その中の一つに抗炎症作用があるとみられています。

実はサポニンと抗炎症作用の関係に関しては、

ある実験で立証されています。

アヒルの中でもアヒル型B型肝炎ウイルスを

持っている個体を対象にして、

3つのグループに分けました。

それぞれ田七人参と漢方薬の一つである猪苓多糖、

抗ウイルス作用を持つ薬を

投与しました。

そして血液検査を行って観察し、

肝臓の摘出をして炎症の状態を検査しました。


その結果、田七人参を投与したグループは

血液中のウイルスや肝臓内のウイルス抗原が

ともに減少しました。

ただし、ほかの2つのグループにも

この現象は確認でき、田七人参は

3つのグループの中でも抑制の度合いが

軽度であったことも確認されました。


しかし、肝臓の摘出を行ってみたところ、

ウイルスによってもたらされた炎症の抑制の度合いが、

3つのグループの中でも

田七人参が最も顕著に現れていることがわかりました。

ウイルスを排除する力は

ほかの2つと比較すると劣るものの、

傷ついた肝臓の炎症を抑える力は

とても優れているという結論になりました。


ちなみに、アヒル型B型肝炎ウイルスは、

人間のB型肝炎ウイルスに似ています。

その意味では、B型肝炎に罹患している人に

田七人参を投与すれば、

肝炎の改善に効果が期待できるわけです。


また、C型肝炎にかかっている人も

田七人参を摂取することで、

症状を抑制できるのではないかとみられています。

肝炎の場合、炎症を食い止めることが何よりも大事。

炎症が広がれば、それだけ多くの細胞が

破壊されるわけです。

炎症を食い止め、少しでも

健康な細胞を温存することが

より早く肝臓の機能を回復するために

重要なことといえます。

つまり田七人参には、肝炎に侵された肝臓を

正常な状態に戻して低下した機能を回復する効果が

期待できます。

そして、このサポニンの持つ抗炎症作用は、

痛風発作に対しても効果が期待できる

として注目されています。


痛風とは風に当たっても痛いと表現される症状で、

とにかく関節に強い痛みの走るのが特徴です。

何の予告もなく、ある日突然発症するといわれます。


そもそも、なぜ痛風発作を引き起こすかというと、

尿酸が関係しています。

尿酸とはプリン体を分解するときに出てくる

老廃物の一種です。

通常は尿として排出されていて、

一定の量に保たれています。


ところが生活習慣の乱れやストレスが

過剰に溜まった状態が続くと、

尿酸の排出が追い付けないくらいに

盛んに尿酸が体内に作られます。

通常血液の中に尿酸は溶けて全身を流れているのですが、

あまりに増えすぎると尿酸が結晶化してしまいます。

結晶化した尿酸は関節に沈着しやすくなって、

ある時に炎症を起こします。

これが痛風の激痛をもたらすわけです。


田七人参に含まれるサポニンには、先ほども見たように

炎症を抑え込む作用があります。

このため、もし、結晶化した尿酸が

関節に沈着したとしても、

炎症を引き起こさないように作用してくれるので、

発作の起きるリスクを軽減できます。


また、もし痛風発作が起きたとしても、

抗炎症作用によって症状の悪化を食い止める効果も

期待できるわけです。


もちろん痛風対策をするためには、尿酸値を低くする、

そのためには生活習慣の見直しをすることも大事です。

しかしさしあたっての発作の脅威を抑え込むためには、

田七人参を有効活用することも一つの手法といえます。

尿酸値が高めと医者に指摘された人は、

さっそく田七人参を試してみる価値があるかもしれません。


田七人参とサポニン

健康食品やサプリメントを見てみると、

田七人参のエキスを配合した商品を

しばしば見かけます。


田七人参がなぜ健康食品業界で

注目されているかというと、

サポニンという成分が豊富に含まれているから。

似たような食材である朝鮮人参の7倍、

薬用ニンジンと比較すると

実に10倍ものサポニンが含まれている

といわれています。


このサポニンには、

さまざまな健康効果が期待できます。

まずサポニンには、

優れた抗酸化作用があると言われています。

体内の脂質やコレステロールの酸化を

防いでくれるでしょう。


特に脂肪が酸化すると過酸化脂質になって、

血管にこびりつきやすくなります。

血管の血液の通り道が狭くなって、

動脈硬化を引き起こしやすくなります。

脂肪の酸化を妨げるのは、

生活習慣病予防するのに重要なポイントです。


さらに田七人参に含まれるサポニンには、

毛細血管を拡張する作用もあります。

血管を拡張することで血液の流れが

スムーズになります。

心筋梗塞や脳梗塞の原因となる、

血栓などが起こるリスクも軽減できます。


また、血液の凝固を防ぐ効果も

サポニンにはあります。

血液が凝固すると流れが悪くなって、

高血圧症や動脈硬化、

ひいては脳卒中や心筋梗塞などの深刻な病気を

引き起こすリスクも高まります。

サポニンには、血糖値をコントロールする働きもあります。

血糖値が高い状態になると、糖尿病を発症してしまいます。

このような病気は、偏った食生活などの乱れた生活習慣を

続けていると り患しやすくなります。

不規則な生活をしている人は、病気予防のために

サポニンを摂取する習慣をつけるのはいいことです。


サポニンには水と混ぜて少し振ってみると、

泡立つ性質があります。

このため天然の界面活性剤として、

せっけんや洗剤として

昔から利用されていました。

このように殺菌や抗菌に対して、

優れた作用を有している所にも注目です。

カビの発生を抑制する効果や、

害虫の駆除などにも効果があります。

このような殺菌・抗菌作用は、私たちにも

いろいろな効果をもたらします。


さらには、抗炎症作用や抗アレルギー作用がある

と言われています。

春先になると鼻や目がかゆくなるという

花粉症に悩まされている人はいませんか?


花粉症の症状を軽減する作用も、

サポニンには期待されています。

サポニンには免疫力を高める効果もあるので、

冬先に流行することも多いインフルエンザや、

風邪のような感染症にかかりにくい体を作り出します。

田七人参を摂取してサポニンを

日ごろから体内に入れていると、

より丈夫な体を獲得できる可能性が高いのです。


さらにサポニンには、痛風予防の効果も期待されています。

痛風は足の親指の付け根などに激しい痛みを

もたらすのが特徴の病気です。

尿酸値の高い状態が続くと

発症してしまう可能性が高まります。


痛風対策するためには、体内で尿酸を作らず、

尿などで尿酸を排出することで

尿酸値を低くする必要があります。


サポニンにはまず肝臓に働きかけて、プリン体を

肝臓内から少なくする働きがあります。

このプリン体を分解する過程の中で、

副産物として尿酸ができます。

プリン体自体が少なくなれば、

尿酸の生成量も少なくできます。

また、サポニンには腎機能を強化する働きもあります。

尿酸をろ過して、できるだけ多く尿として

排出するように働きかけます。

7.0㎎/dl以上の尿酸値を血液検査で出ている人は、

高尿酸血症という病気にかかっています。


高尿酸血症は、いつ痛風を発症しても

おかしくない状況だと思って下さい。

血液検査で高尿酸血症と診断されたのであれば、

田七人参を使ってサポニンを摂取してみては

いかがですか?


ただし田七人参は健康食品の一種なので、

即効性はありません。

半年程度摂取することを想定して、

購入することをお勧めします。


2022年4月22日金曜日

痛風&食事 一覧

痛風の大きな原因に食事があります。

痛風はプリン体という物質から生じる

尿酸という物質が引き起こしており、

プリン体を多く含む食材を

なるべく控えるようにするのが効果的とされています。


プリン体は身近な食事に多く含まれているため、

一覧で確認しておくようにしましょう。

全てを避けるのは難しいかもしれませんが、

意識していく事で、少しずつ

プリン体を摂る量を減らしていく事ができます。


まず特にプリン体が多い食材として挙げられるのが、

鶏のレバーやいわしの干物、あんこうの肝、白子などです。

こうしたものにはプリン体がとても多く含まれているため、

痛風の危険性が高まります。

日常的に摂る方もいるかもしれませんが、比較的

お酒のおつまみなどのメニューに多い食材です。

飲み会などが多い方はこうしたものを多く摂りがちなので、

お酒の席では

少し意識して控えていくようにすると良いでしょう。


次に多いのが豚や牛のレバーやかつお、さんまの干物など。

比較的レバーや魚に多い事が分かります。

レバーは特に男性の方は好きな方も多いですが、

かなりプリン体が多い食材です。

魚類も肉類よりも体に良いと言われる事もありますが、

プリン体の量は多くなっており、痛風が気になる方には

不向きな食材となります。

こうした知識を得ていないと、

肉よりも魚の方が健康的というイメージで

間違った食事をしてしまう事もあるので気を付けましょう。


逆に少なめの食材としては、

うなぎや豚のロースやバラ肉、牛のロースやタン、

ベーコン、ほうれん草などです。

肉類でも比較的プリン体は少なめなので、

こうした食材を上手く取り入れれば、

健康的においしい食事をする事ができます。

また、ほうれん草は様々な面で健康に良い食材として

話題に上がる事が多いですが、

プリン体も少なく、良い食材と言えます。

肉類はプリン体が少なめと言っても、やはり

食べ過ぎは良くないので気を付けましょう。


最後にとても少ない食材ですが、

かまぼこ、ちくわ、かずのこ、豆腐、

牛乳、じゃがいも、米、パン、キャベツ、フルーツ、

だいこん、にんじんなどが挙げられます。

野菜の多くはプリン体が少ない食材となっており、

食物繊維やビタミンなどの栄養素も

豊富に含まれているため、

他の健康の面にも効果的です。

野菜はなるべく多く摂るようにすると良いでしょう。

その他にも、牛乳などは取り入れやすく、

手軽に健康的な体を作るのに役立ちます。


痛風の症状が出てきて食事に気を付ける必要がある方も、

少し生活習慣で気になる部分があるので

食事から気をつけようという方も、

こうした食材の知識を覚えておきましょう。

プリン体の多い食材は避け、

少ない物質を摂るようにする事で、

痛風対策を賢くできるようになります。

また、合わせて食事の時間や睡眠の時間にも

気を付けるなど、生活習慣全体を見直していくと、

より効果が高くなります。

できる事から始めていき、少しずつでも

改善をしていきましょう。


痛風の症状とは

つらい大きな痛みが生じる痛風の症状ですが、

その症状は大きく二段階に分かれます。


初期症状がまずしばらく続いてから

本格的な症状が始まります。

どんな症状が起きるかを把握しておくと、

似たような症状が起こった時に

自分が痛風ではないかを疑う事ができ、

早期発見と改善に繋がるため、

確認しておきましょう。


また、症状が見られた際にはなるべく早く病院に行き、

相談するようにしましょう。

早めに対処するのが

痛風を悪化させないためのポイントです。



初期症状としては体の様々な部分に

痛みが生じるというものです。

特に体の各部位の関節部分に生じる事が多いです。

膝や足の指、肘などが痛みを感じやすい部分です。

まだこの段階の痛みは比較的弱い方で、

耐えられる程度の痛みではあります。

尿酸が関節部分で結晶を作り、

沈着と言う現象を起こしているのが原因です。

また、少し熱を帯びている事もあります。

触るとほのかに熱くなっている事があり、

これは炎症が内部で起こっているためです。



また、腫れが同じように各部位に生じる事もあります。

炎症が強くなってくると、関節部分がふくらみ、

見た目にも痛々しい見た目になります。

かなり大きく膨らむ事もあり分かりやすい症状のため、

見つけた段階で病院に行くようにすると良いでしょう。

最近食事でビールを多く飲んでいた等の話を伝えると、

痛風の可能性が高いとして

より注意深く診察して貰えます。

腫れは本格的な症状の発症まで続く事もありますが、

一旦引く事もあります。



こうした初期症状が続いた後、

本格的な症状が始まっていきます。

関節の炎症がひどくなり、痛みや腫れが強く、

激しくなります。

その強さは多くの方が非常に痛いという事が多く、

激痛とも呼ばれるような痛さです。

そのため、なるべく事前に防げるに越した事はありません。

痛みはすぐには引かず、1週間から10日ほどの期間を経て

引いていく事が多いです。

痛風が始まると、こうした激しい痛みを

1週間も続けて感じる事になってしまいます。



また、発作も起こる症状です。

発作の度合いも激しく大きな痛みを伴うため、

こちらも注意が必要です。

基本的には安静にする事が大切になります。

水を飲むと落ち着く場合もあります。

水を飲むと体内の老廃物の排出がされやすくなり、

痛風の原因ともなっている尿酸を

スムーズに排出させる事に繋がるからです。

痛風による発作は、その特徴的な強い痛みから、

痛風発作という呼ばれ方をしています。

特別な名前が付いてしまうくらいの大きな痛みと言う事です。


痛風は10日ほどで引いていきますがそれだけで終わらず、

今後も再発する可能性があります。

治っても変わらずビールを多く飲んでいたりすると、

再発の可能性も高まります。

他にも痛風結節や皮膚潰瘍など、

さらなる病気を引き起こす可能性もあります。

年齢が高いとこうした事も起こりやすいですが、

最近は更に若年化が進んでおり、

20代後半や30代の方も痛風になる可能性が高くなっています。

症状が出たらまずは病院に行きましょう。


痛風に良い食べ物?

痛風はプリン体から生じる尿酸が

原因となっていますが、

プリン体が多く含まれているビールは、

痛風に良くないと言われています。


これとは逆に痛風に良い食べ物もあるため、

こうした食べ物を取り入れていくと、

より痛風になりにくい体質を作る事ができ、

健康的な体にも近付く事ができます。

また、こうした食べ物を取り入れつつも、

バランス良く食材をメニューの中に

取り入れていく事を心がけていきましょう。

食事はバランスが大切で、何でも偏るのは

良くありません。


まず痛風に良いとされるのは海藻類です。

わかめやひじき、昆布などが代表的で、

痛風に効果的なレシピなどでも

良く使用されている食材です。

これらはアルカリ性食品と呼ばれている食材で、

体をアルカリ性にしてくれる効果を持ちます。

体をアルカリ性にすると、体の尿の排出を

促してくれる働きが活発になります。

そのため、尿として尿酸が排出されやすくなり、

痛風の大きな原因となる物質を外に出す事ができます。

わかめなどはサラダやお味噌汁に入れるのがお勧め。


次には牛乳もお勧めです。

牛乳も、あまりイメージが湧かないかもしれませんが

痛風には効果的な飲み物です。

牛乳も海藻類と同じ原理です。

尿をアルカリ性にしてくれる効果があるため、

尿酸を排出してくれます。

また、牛乳はカルシウムや鉄分など、その他の栄養分も

豊富に含まれているため、健康的な体を作るために

とても効果的な飲み物です。

手軽に取れるので、

朝食や一日のどこかでさっと飲むと良いでしょう。


あとは野菜も当てはまります。

野菜もアルカリ性食品です。

食物繊維も体内をきれいにしてくれる働きがあるため、

多く摂るようにするとアルカリ性の効果に加えて、

食物繊維が体内の老廃物を絡め取って

きれいに排出してくれます。

野菜もビタミンなどが豊富なので、

ぜひ多く摂りたい食材です。

食事の中にサラダを加えるようにすると、

おいしく健康的に取っていく事ができます。

特に良いのは

にんじんやごぼう、キャベツ、大根などです。


逆にプリン体を増やしてしまう食材は避けましょう。

特に気を付けたいのはビールと肉類です。

これらにはプリン体が多く含まれており、

尿酸も生じやすくなります。

肉類は適度な量で食べるのは毎日でも大丈夫ですが、

気を付けて食べるようにしましょう。

特に太り気味の方は食べ過ぎになりがちです。

また、ビールも多くの方が日常的に飲んでいますが、

毎日飲んでいる方はこちらも注意が必要です。

体内に蓄積されていってしまうため、

休肝日を設けて体内を休ませる日を持ちましょう。


以上のような食材の傾向を見ていると、

中高年の男性の方の食生活は、

痛風がなりやすい食事にとても近い事が分かります。

肉やビールを日常的に食べたり飲んだりしており、

野菜は少なめになりがちです。

また、不規則な時間に摂る事も多いため、

男性の方は特に気を付けましょう。

体内では徐々に蓄積が起こっているため、その影響は

気づいた時に大きなものになっています。


痛風 何科?

痛風を病院で相談する際に、

何科に行けば良いか分からない

という方もいると思いますが、

基本的には内科に行く事をお勧めします。


痛風は尿酸が体内に溜まって関節で

炎症が起こる事が原因で、

体内から発症する病気となるため内科となります。


また、痛風は症状が本格的に始まると、

非常に強い痛みが伴い、

激痛とも言えるような痛みになります。

そのため、できるなら診療所などの

小さな病院よりも、総合病院などの

より専門的に診て貰える医師がいる病院に行くほうが

良いかもしれません。


痛風には初期症状があります。

関節の炎症による強い痛みと発作が

本格的な症状ですが、その前段階として、

関節に痛みが生じてきたり、

腫れてふくらみが出てくる事があります。


足や膝、肘など体の様々な部分に出ますが、

こうした前段階の痛風ではないか

と思われる症状が出てきた際にも、

この段階で病院に行く事をお勧めします。

痛風は先にも述べたように、その痛みは

かなり激しいため、

事前に予防できるに越した事はありません。


初期症状と思われる症状が出てきた時も、

まずは内科に出向き、

痛風かもしれないという事を伝えましょう。

そうすると今の症状を確認した上で、

自分に合った処置を取ってくれます。

痛みや炎症を抑える薬を処方してくれる

という場合が多いです。


痛風は一度本格的な症状が発症すると

年に数回ほど、体に負担が大きくかかった時に

生じやすくなるため、注意が必要です。

事前に防ぐ事ができれば、それ以後の

痛風になるたびの激痛も避ける事ができます。


痛み止めの他に処方して貰える薬としては、

尿素を排出しやすくする薬や

尿素が体内で作られるのを抑える働きがある薬を

貰える事もあります。

痛風はプリン体がエネルギーとして

燃焼される際に生じる尿素が

主な原因となっています。

この尿素が排出されやすくなると、

体内で尿素が蓄積して結晶になる事を防ぐ事ができ、

痛風も避ける事ができます。

また、尿素が作られること自体を抑える薬もあるため、

こうした薬でさらに効果を高める事もあります。


基本的には医師の指示には従うようにして、

薬を服用していきましょう。

心配だからと多く飲んでしまったり、

大丈夫そうだと判断して飲まずにいると、

初期段階から本格的な症状に移行しやすくなってしまいます。


痛風は本格的な症状が始まってから

1週間から10日ほどで症状が引いていきます。

この際にも、最後は医師にもう大丈夫かを

確認するようにすると、より確実に

改善に繋げる事ができます。

大きな病気なので、なるべく

念には念を入れていきましょう。


また、病院に行って症状が治まった後も、

元の生活に戻るとまた痛風になる可能性があります。

生活習慣を改善する事を心がけましょう。

痛風はプリン体を溜めやすくする体質に

なっているために起こります。

この体質を改善するには、まずは食事です。

プリン体が多く含まれるビールや珍味などは

控えるようにし、

規則正しい食事と睡眠、そして運動も効果的です。

油断せずに、健康を見直す良い機会として

取り組んでいきましょう。


クエン酸&痛風

痛風とは激しい痛みを伴う

関節炎を発症する病気です。

生活習慣と密接に関係しており、

食べ過ぎてしまう人、お酒が好きな人、

血液がドロドロになっている人などが

なりやすいといいます。

また、ストレスも痛風の要因の一つ。


そもそもの原因は、

血液中の尿酸値が高い状態である高尿酸血症と

呼ばれるもので、尿酸がたくさん作られる、あるいは

尿酸の排出が上手くいかないことで

尿酸値が上がることが原因です。


尿酸値が高いまま放置しておくと

尿酸が結晶化して体の中に溜まり、ある日

突然激しい痛みに襲われるのです。

痛みは発作的に突如起こることから

痛風発作と呼ばれています。


痛風発作は、足の指先や関節などの

下半身を中心に痛みが出ますが、

進行していくにつれ、手の指先や関節、肩などの

体のあちこちに痛みが出ます。

痛みの出る箇所は赤黒く腫れあがり熱を伴い、

初めての痛風発作は足の親指から始まることが多い

と言われています。 


風が吹いても痛いと言われるほどの激痛ですが、

そのまま放っておいても10日ほどで治まります。

しかし治癒したわけではないので、しばらくすると

また痛風発作が現れます。

発作を繰り返すたびに症状はしだいに悪化し、

発作の周期も徐々に狭まっていきます。


痛風の痛みは鎮痛剤で抑えられますが、

自己判断で鎮痛剤を使用すると

より痛みが増す場合があるので注意しましょう。

また、鎮痛剤もすぐに効くわけではなく、

薬の効果がでるまで痛みは治まりません。 

痛風発作が治まるまで痛む箇所に冷温シップを貼るなど、

患部を冷やして安静にしていると良いでしょう。


本当は、痛風発作のときこそ、歩きまわって動き回って、

血流を良くして体内に蓄積している尿酸結晶を

(発熱で)溶かしたほうが体のためなのですが、

そんなことは、痛さのあまり、痛風発作の最中には

スッカリ忘れていたりします。


痛風発作を起こさないためには、

尿酸値をコントロールする必要があります。

病院で処方された薬で

コントロールすることもできますが、

中には薬に頼りたくないという人もいます。

そういう人は食事療法など、

生活習慣を見直して改善を目指していくのですが、

その際サプリメントを利用しているという人も

少なくありません。


痛風改善に効果的と言われているのがクエン酸。

クエン酸とはレモンやオレンジなどといった柑橘類や

梅干しや酢などに含まれる

酸っぱい成分ことです。

疲労回復に良いと言われていますが、

クエン酸は尿酸値の改善にも効果が期待できるのです。


クエン酸は体内で分解されると

アルカリ性になり尿のアルカリ化を促します。

尿酸はアルカリ性に溶けやすいという性質があるため、

体に溜まった尿酸を体外に排出してくれるのです。

病院の薬にも尿をアルカリ化する目的で

クエン酸塩を処方しているので、

クエン酸の効果のほどが分かります。


2022年4月21日木曜日

クエン酸と尿酸値

 尿酸値とは

血液中に含まれる尿酸の濃度を表す値ですが、

この尿酸値が高い状態が続くと

痛風を発症することになります。

通常、一定量の尿酸は体に存在していますが、

尿酸がたくさん生成されたり、

排出が上手くいかなくなることで

体に尿酸がたまってしまうと高尿酸血症となります。


基準は7.0mg/dlで、これを超えると

高尿酸血症と判断されます。


尿酸値が高いまま放っておくと

尿酸が結晶化して関節に溜まり、

剥がれ落ちるときに強い痛みを伴う関節炎を引き起こします。

これが痛風発作といい、足の指などの下半身を中心に

激しい痛みを起こし、時には歩行困難になることもあります。

10日ほどで痛みは治まりますが、痛風が治ったわけではなく

放置すれば症状は進行していきます。


痛風の改善には尿酸値のコントロールは欠かせないもので、

病院では尿酸の生成を抑える薬や

尿酸の排出を促進させる薬などが処方されます。

ただし、これらの薬は飲み続けなければ意味はなく、

飲むのを止めると元の尿酸値に戻ってしまいます。


そのため、そもそもの体質を改善する必要があるのです。

高尿酸血症になると必ず

痛風を発症するというわけではありませんから、

発症する前に尿酸値を正常に保つことが大切です。


尿酸値が高くなるのは主に

生活習慣が要因であると言われています。

特に重要なのが食生活で、

欧米化した近年の食事は

尿酸値が高くなりやすいと言えるでしょう。

肉や魚や油もの、いわゆるおいしいものやアルコールは

尿酸値が高い人には厳禁です。


尿酸値を下げるには

野菜や海藻中心の食生活が望ましいのですが、

いきなり食生活を変えるとストレスで

逆に尿酸値が上がりかねません。

尿酸値はストレスによっても左右されるのです。


そこで取り入れたいのが黒酢やクエン酸です。

クエン酸は尿をアルカリ化する作用があり、

アルカリ尿は尿酸を良く溶かしてくれるのです。

増えすぎた尿酸もスムーズに体外に排出されるので、

尿酸値の改善に役立ちます。

黒酢にも多くのクエン酸が含まれています。


尿酸値が高い高尿酸血症の人は酸性尿の人が多く、

尿酸が溶けにくい状態にあります。

日々の食生活の改善に合わせて

クエン酸を取り入れることで、

尿酸値を下げることが期待できるのです。


ただ、クエン酸を毎日飲み続けるのは

なかなか大変ですから、

簡単に摂れるサプリメントがおすすめです。

もちろんクエン酸だけに頼るのではなく、

生活習慣の改善も行う必要があります。

薬ではなく、できるだけ自然な方法で

尿酸値の改善に取り組みたいという人は、

黒酢やクエン酸を試してみてもいいかもしれません。


痛風とクエン酸 ビタミンC

痛風は尿酸が原因となって起こりますが、

その指標となるのが尿酸値という値です。

体内の尿酸の量を表す数字ですが

この値が7.0mg/mlよりも高くなると

痛風になる可能性が大きくなると言われています。


高めになってきて気になるという方は、

尿酸値を低下させられるよう

予防を行っていきましょう。

予防のためにできる事として、

多くなってきている体内の尿酸を

減らしていくという事が挙げられます。


尿酸の量を減らしていくのに効果的なのが

ビタミンCの摂取です。

健康や美容など、さまざまな面で

効果の高い成分として知られるビタミンCですが

痛風の予防にも効果があります。

ビタミンCがどのように痛風の予防に作用するのかは

正確に明らかにされていない部分もありますが、

研究により、多くビタミンCを摂取した方が

尿酸値が下がるという結果が出ています。

そのため定期的にビタミンCを摂取する事で

予防を行っていく事ができ、比較的

取り入れやすい成分でもあるので

予防をしたいと考えている方は

意識的に摂っていくと良いでしょう。


ビタミンCはレモンに多く含まれていますが、

ビタミンCの他にもクエン酸という成分も

豊富に含まれています。

クエン酸も痛風の予防に効果の高い成分です。

クエン酸は尿をアルカリ性に保つ働きがあり、

尿酸は尿がアルカリ性の時によりスムーズに

体外に排出されます。

レモンは両方を豊富に含んでいるため、

痛風の予防には適した食材と言えます。

果汁を搾ってジュースなどにして飲んでいくのも

お勧めの摂り方です。

クエン酸は病院に行くと薬として

処方される事もあります。


クエン酸もビタミンCも共通する特徴があり、

水に溶けて流れていきやすい

という性質を持っています。

すぐに体外に排出されてしまう成分のため、

摂取していく際はなるべくこまめに摂る事が

良いと思います。

たくさん摂れば良いと考えて一度に多く摂取して

後はそのままというよりも、数回に分けて

摂っていく方が効果としては出やすくなります。

朝や夜の食事と合わせて取り入れていくと良いでしょう。


料理などに食材として加えるのは

忙しくて大変という方は、ドリンクや

サプリメントで補っていくのも良い方法です。

両方とも健康に良いとして

さまざまなタイプの商品が市販されています。

ドリンクはジュースのようにおいしく飲めるものが多く、

1日1本などと決めて飲みやすくなっています。

サプリメントは1日に何粒かを飲んでいきますが、

とても手軽に摂取できるので、

忙しい方も合間の時間でさっと摂れるようになっています。


クエン酸が多く含まれているものに黒酢があります。

ビタミンCは多くはありませんが、

代わりにアミノ酸という健康に良い成分が入っていて、

痛風に効果的として最近は生活に

取り入れる方も多くなっています。

痛風は症状が一度出てしまうと

その後も再発する恐れがあるため、

早めの予防をしておくに越した事はありません。

負担になりすぎない形で予防を行っていきましょう。