2022年4月21日木曜日

痛風とクエン酸 ビタミンC

痛風は尿酸が原因となって起こりますが、

その指標となるのが尿酸値という値です。

体内の尿酸の量を表す数字ですが

この値が7.0mg/mlよりも高くなると

痛風になる可能性が大きくなると言われています。


高めになってきて気になるという方は、

尿酸値を低下させられるよう

予防を行っていきましょう。

予防のためにできる事として、

多くなってきている体内の尿酸を

減らしていくという事が挙げられます。


尿酸の量を減らしていくのに効果的なのが

ビタミンCの摂取です。

健康や美容など、さまざまな面で

効果の高い成分として知られるビタミンCですが

痛風の予防にも効果があります。

ビタミンCがどのように痛風の予防に作用するのかは

正確に明らかにされていない部分もありますが、

研究により、多くビタミンCを摂取した方が

尿酸値が下がるという結果が出ています。

そのため定期的にビタミンCを摂取する事で

予防を行っていく事ができ、比較的

取り入れやすい成分でもあるので

予防をしたいと考えている方は

意識的に摂っていくと良いでしょう。


ビタミンCはレモンに多く含まれていますが、

ビタミンCの他にもクエン酸という成分も

豊富に含まれています。

クエン酸も痛風の予防に効果の高い成分です。

クエン酸は尿をアルカリ性に保つ働きがあり、

尿酸は尿がアルカリ性の時によりスムーズに

体外に排出されます。

レモンは両方を豊富に含んでいるため、

痛風の予防には適した食材と言えます。

果汁を搾ってジュースなどにして飲んでいくのも

お勧めの摂り方です。

クエン酸は病院に行くと薬として

処方される事もあります。


クエン酸もビタミンCも共通する特徴があり、

水に溶けて流れていきやすい

という性質を持っています。

すぐに体外に排出されてしまう成分のため、

摂取していく際はなるべくこまめに摂る事が

良いと思います。

たくさん摂れば良いと考えて一度に多く摂取して

後はそのままというよりも、数回に分けて

摂っていく方が効果としては出やすくなります。

朝や夜の食事と合わせて取り入れていくと良いでしょう。


料理などに食材として加えるのは

忙しくて大変という方は、ドリンクや

サプリメントで補っていくのも良い方法です。

両方とも健康に良いとして

さまざまなタイプの商品が市販されています。

ドリンクはジュースのようにおいしく飲めるものが多く、

1日1本などと決めて飲みやすくなっています。

サプリメントは1日に何粒かを飲んでいきますが、

とても手軽に摂取できるので、

忙しい方も合間の時間でさっと摂れるようになっています。


クエン酸が多く含まれているものに黒酢があります。

ビタミンCは多くはありませんが、

代わりにアミノ酸という健康に良い成分が入っていて、

痛風に効果的として最近は生活に

取り入れる方も多くなっています。

痛風は症状が一度出てしまうと

その後も再発する恐れがあるため、

早めの予防をしておくに越した事はありません。

負担になりすぎない形で予防を行っていきましょう。