痛風はプリン体から生じる尿酸が
原因となっていますが、
プリン体が多く含まれているビールは、
痛風に良くないと言われています。
これとは逆に痛風に良い食べ物もあるため、
こうした食べ物を取り入れていくと、
より痛風になりにくい体質を作る事ができ、
健康的な体にも近付く事ができます。
また、こうした食べ物を取り入れつつも、
バランス良く食材をメニューの中に
取り入れていく事を心がけていきましょう。
食事はバランスが大切で、何でも偏るのは
良くありません。
まず痛風に良いとされるのは海藻類です。
わかめやひじき、昆布などが代表的で、
痛風に効果的なレシピなどでも
良く使用されている食材です。
これらはアルカリ性食品と呼ばれている食材で、
体をアルカリ性にしてくれる効果を持ちます。
体をアルカリ性にすると、体の尿の排出を
促してくれる働きが活発になります。
そのため、尿として尿酸が排出されやすくなり、
痛風の大きな原因となる物質を外に出す事ができます。
わかめなどはサラダやお味噌汁に入れるのがお勧め。
次には牛乳もお勧めです。
牛乳も、あまりイメージが湧かないかもしれませんが
痛風には効果的な飲み物です。
牛乳も海藻類と同じ原理です。
尿をアルカリ性にしてくれる効果があるため、
尿酸を排出してくれます。
また、牛乳はカルシウムや鉄分など、その他の栄養分も
豊富に含まれているため、健康的な体を作るために
とても効果的な飲み物です。
手軽に取れるので、
朝食や一日のどこかでさっと飲むと良いでしょう。
あとは野菜も当てはまります。
野菜もアルカリ性食品です。
食物繊維も体内をきれいにしてくれる働きがあるため、
多く摂るようにするとアルカリ性の効果に加えて、
食物繊維が体内の老廃物を絡め取って
きれいに排出してくれます。
野菜もビタミンなどが豊富なので、
ぜひ多く摂りたい食材です。
食事の中にサラダを加えるようにすると、
おいしく健康的に取っていく事ができます。
特に良いのは
にんじんやごぼう、キャベツ、大根などです。
逆にプリン体を増やしてしまう食材は避けましょう。
特に気を付けたいのはビールと肉類です。
これらにはプリン体が多く含まれており、
尿酸も生じやすくなります。
肉類は適度な量で食べるのは毎日でも大丈夫ですが、
気を付けて食べるようにしましょう。
特に太り気味の方は食べ過ぎになりがちです。
また、ビールも多くの方が日常的に飲んでいますが、
毎日飲んでいる方はこちらも注意が必要です。
体内に蓄積されていってしまうため、
休肝日を設けて体内を休ませる日を持ちましょう。
以上のような食材の傾向を見ていると、
中高年の男性の方の食生活は、
痛風がなりやすい食事にとても近い事が分かります。
肉やビールを日常的に食べたり飲んだりしており、
野菜は少なめになりがちです。
また、不規則な時間に摂る事も多いため、
男性の方は特に気を付けましょう。
体内では徐々に蓄積が起こっているため、その影響は
気づいた時に大きなものになっています。