2025年2月4日火曜日

「プリン体の多い食品の一覧表」の見えない落とし穴に気をつけて?

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● 今までの痛風食事療法はマチガイなの?

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最近、というか、ここ数年は、

やっと状況が変わってきたように思います。


つまり、今から20数年くらい前までは、

痛風改善法、痛風食事療法といえば、

「プリン体を多く含む食品」を徹底的に“食べないこと”でした。


今は、それほど、口うるさく言われません。


それは、体内で生成されるプリン体が80パーセントで、

食事から取り込まれることが要因であるプリン体が、

たった20パーセントに過ぎない、ということが

この数十年の間にだんだんと わかってきたからなのです。


この、体内で作られるプリン体、というのは、

細胞が新陳代謝のときに壊れるときにプリン体が作られる、

ということ。


そして、エネルギーに変換

(エネルギー代謝の過程で)されるときにも、

プリン体が増加します。


と、いうことは?

大半が(ほぼ8割)のプリン体が、食事由来じゃなくて、

体内で生成されるというのに、


『2割程度に過ぎない 食事制限をしても、仕方なかろう!』


・・・というのが、現在の痛風の食事療法の潮流です。


で。

毎回のことですが、やっぱり“お約束”ですので、

書いておきます↓


そんなことは、もっと早く言えよ!

20年前に言えよ!

長年、食べたいモノも食べずに

生きてきた人生をどうしてくれる!?

20年間を返せ!

(心の叫び)


てなワケで、最近の痛風事情というか、

昔ほど、プリン体を多く含む食品の節制のようなものは

特に しなくてもいいように思います。


ですが、2割とはいえ、

プリン体の多い食品を食べれば食べるほど

実際、体内のプリン体も増えるわけですので、

何の気兼ねもなく、バンバン食べまくっても良い、と

いうことでもありません。


少し、控えめにする、程度で良いのでは?


私は そのように思うのですが、

まだまだ、なんのなんの。


痛風といえば、「プリン体の多い食品の一覧表」を

探し求める人は後を絶ちません。


でもね。

実は、あの「プリン体の多く含む食品の一覧表」

には、見えない落とし穴があるのです。


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● 「プリン体の多い食品の一覧表」の落とし穴とは?

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たとえば、プリン体の含有量が多い食品の一つ、

とされている食品に「かつお節」があります。


そういう私も、

「プリン体の多い食品の一覧表」を真に受けて、

ゲッ・・鰹節は、プリン体が多いのか、

じゃあ、食べないようにしよう、と思ったクチです。


でもね。

この「プリン体の多い食品の一覧表」ってのは、

たいてい、食品100グラムあたりのプリン体含有量なのです。


かつお節、100グラムも食べますか?


同様に、プリン体を多く含む食品にレバーなどもありますが、

レバーなら100グラム以上食べても不思議じゃないです。


つまり・・食品同士の比較のための「一覧表」でありながら、

目安程度にしかならない、と私は思うのです。


そりゃあ、全然知らない状態から一覧表を見れば、

役に立ちますよ?

でも、鵜呑みのすべきじゃない、ということです。


カツオ節って、どうやって食べますか?


そのまま食べますか?

冷やっこに、かけて食べる?

焼きそば?

たこ焼き?


食べ方は人それぞれですが・・

毎日食べますか?


まあ、食べる人もいるかもしれませんが・・

食べても、たぶん、微量です。

プリン体うんぬん、そんなに気にしなくてもいいです。


むしろ、カツオ節はプリン体が多いから、と全く食べなくなり、

そのために、かつお節に含まれるビタミンやミネラルを

摂取できなくなっていることなんか、見過ごされています。


プリン体を多く含む食品を徹底的に制限しすぎて、

栄養失調になってしまった人が、世の中には

本当に いるのですよ。


食事制限しようと思っても、つい食べてしまい、

とても栄養失調になるまで節制のできなかった私からみれば、

その人は、なんて根性のある人だろう、と思います。


ですが、

世間の人は、たぶん、そうは考えないのじゃないか、と。


もしかしたら、

バカなヤツだなあ、と思うかもしれません。


痛風で苦しんで食事制限をした経験のない人からすれば、

大変なツライ思いでまでして、

栄養失調になってしまった人の気持ちなんて

絶対に わからないでしょう。


食事制限は大変です。

毎日、延々と続き、終わりが見えません。


精神的負担も大きく、そのこと自体が強いストレスになります。


ストレスは社会的に生きていく以上、

避けられない、仕方がないものかもしれませんが、

あえて、これ以上ストレスを

増やしていくこともないのでは ないでしょうか。


強いストレスは、体を交感神経優位にさせて、

体内で血管を収縮させて、血流を悪くさせる働きがあります。


内臓、特に腎臓でも血液不足になりやすく、

ということは、腎機能が一時的に低下して、すなわち

尿酸の排泄低下につながり、尿酸値も上昇しがち、となります。


ストレスは、痛風の大敵でもあるのです。


ところで。

なんで、その人が「栄養失調」になったか、わかりますか?


食べる量が必ずしも少なかったから、とは限りませんよ?


それは、ね。

食べる食品の種類が、とても

「かたよって」いたからなのです。


つまり、プリン体の多い食品は食べないようにして、

プリン体の少ない食品ばかりを食べていたからです。


いえ、実際に見たわけじゃないですけど、たぶん、

そうじゃないか、と。


粗食だから栄養失調になるとは、限らないかもしれませんよ。


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● 20年後の痛風食事療法を予測してみる

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今から20年前の痛風食事療法といえば、

徹底的に

「プリン体の多い食品を食べないようにする」でした。


そして、現在はどうなのか。


「なるべくプリン体の多い食品は食べないようにする」

程度です。


あまり、プリン体に関しては、昔ほど、

やかましく言われることは少ないでしょう。


では、20年後はどうなるのか?


何の科学的根拠も無い、単なる私の見解(偏見)ですが、

おそらく、次のようになるのでは ないでしょうか。


『プリン体の多い少ないは 気にせずに、

なんでも食べましょう』


・・これは別に、単なる自分の願望や希望的観測で

そんなことを書いているわけでもありません。


たとえば、前述のストレス対策ですが、

ストレスにはビタミンCとビタミンB1が充足していれば、

体がストレスに対抗できて、内臓などを守ることができます。


これは副腎が、ストレスを受けると

副腎皮質ホルモンを分泌して、体の機能を保護するためです。

その際に、副腎はビタミンCを消費します。


ですが、そもそも体の中にビタミンCが不足していたら、

副腎が活躍できません。


また、糖の分解に使われるビタミンB1は、

これが不足すると疲れやすくなったり、体がダルくなったり。


ところが、このビタミンB1を多く含む食品は、といえば、

豚肉、レバー、大豆製品など・・・


あっ。

これって、豚肉、レバー、大豆製品って・・・

プリン体の多い食品の代表的なモノじゃないの!?


そうなんですよ。

プリン体が多いから、といって、

ある特定の種類の食品を全く食べなくなると、

必要な栄養素が不足するようになります。


具体的には、ビタミンB1とビタミンCが不足して、

ストレスに弱い体になってしまいます。


そりゃあ、プリン体の多い食品は摂りすぎるより、

少なめのほうがいいでしょう。


でも、そのために犠牲になるモノも少なくない、ってこと。


・・・・・・・・・・。


子供の頃、言われませんでしたか?

好き嫌いをせずに、何でも食べましょうって。


あれは、なんでか?


つまり、まんべんなく、幅広く栄養素を摂取するためです。

好き嫌いが多いと、大きくなれませんよ、って。


現在、一般的に考えられている「痛風の食事療法」ってのは、

意図的に食事を制限することによって、

自分の体を「好き嫌いが多い」状態にしているワケです。


といっても、まあ、もう体が成長するワケでもないですけどね。


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● 痛風の食事療法って何?

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20年後のことより、今現在、痛風なんだけど、

食事は、どう気をつけたらいい?


「食べ過ぎないように気をつける」


肝心なことは、これだけです。


たとえば、いくらプリン体の少ない食品をチョイスしたところで、

そのプリン体の少ない食品をお腹イッパイ食べたら、

結果として、プリン体の摂取量は多くなります。


逆に、プリン体の多い食品を食べても、それが

少なめの量ならば。


トータルで考えると、それほどプリン体の量は

多くないかもしれません。


「野菜ばかり食べているのに、どうして尿酸値が上がるの?」


そんなふうに思う人もいるかもしれません。


たとえ、体に良いといわれている野菜でも、

お腹いっぱい食べていれば、尿酸は体内で

食事量に比例するように生成されてしまうのです。


痛風に良くないと考えられているカレーや

とんかつを少しだけ食べているほうが

案外、尿酸が作られる量は少ないかも?


まあ、程度によるので(体質など、個人差あり)

一概に言えませんが。


毎回、言うことではありますが、

『食品の「種類」より「量」に気をつける』

このほうが大切だと、私は考えています。


痛風だけど、カレーは食べてもいいのか?

焼肉は痛風に悪いのか?

ハンバーガーは痛風に良いか?

蟹は痛風に良くないのか?

痛風なら、とんかつ はダメなのか?


そんな心配してる痛風の人、いっぱい いるんです。

アレは食べちゃ駄目、これも食べちゃダメ。


目先のプリン体にばかりに こだわることによって、

必要な栄養素が不足するデメリットも

心に留めておいたほうがいいです。


痛風だからといって、20年前ならともかく、

今の世の中、何を食べても良いと思います。


ただし、腹八分目で。

過食に注意すること。


なんども同じことばかりですが、とても大切なことなので、

もう一度言いますね。


食品の「種類」より「量」に気をつける。

食べ過ぎないように「もうちょっと食べられるのになあ」

というくらいで止めておく。


プリン体の多い少ないよりも

「食べ過ぎ」こそ、痛風の大敵なのです。


痛風 人間の身体に不必要なことはおきない

「人間の身体に不必要なことは起きない」

・・って、そりゃあ、まあ、そうかもしれませんけど。


たとえば、癌。

ガンは東洋医学(日本では漢方医学)では、

以下のように考えられたりしています。


人間、年をとってきたりして免疫力が落ちてくる。

ところが、人間の体には毒素というか、

不要なもの、良くないものが入ってきたり、できたりする。


若くて免疫力の高いうちは、そんなもの、

跳ね返せるチカラがあるのですが、だんだん

年をとってくると免疫力が落ちてきて、

なかなか、そうもいかなくなってきます。


すると、人間の細胞の中に入り込んでしまったり、

できてしまった毒素、不純物を外へ押し出そうとする。


そのとき、できるのが癌細胞なのだそうで。


ですので、まあ、因果応報というか、

「人間の身体に不必要なことはおきない」といえば、

そうかもしれませんけど、

癌で命を落とす場合も多いですからね。

良いハズがありません。


痛風発作も、しかり。

痛風発作というものは、

体内の関節などに沈着してしまった尿酸結晶。

これをこれ以上、蓄積させないよう、

少しでも溶かそう、溶かそうとして

発症するのが痛風発作。


患部は激痛を伴いますが、

同時に腫れ上がり、触ると発熱しているのが

わかります。


このままじゃ、沈着しきれなくなった尿酸結晶が

内臓にまで沈着しかねないので、

なんとか体を守るため、溶かすために起こるのが

痛風発作。


人間の体を一個の生命体と考えると、

確かに、痛風発作は体にとって必要なものなのかも

しれませんが・・・・

あの激痛。

一生涯、忘れられないような、身を削るような苦痛。


「人間の身体に不必要なことは起きない」

・・・なんて、言われましても。


で、物事の結果には、すべて原因がある。


そのことから考えると、

どうして痛風になったのか。


最大の原因は、体質(遺伝)。

痛風になりやすい痛風体質に生まれたから。


あと、食生活、運動不足、強いストレス・・

いろいろありますが、複合的な要因が

重なり合って、痛風に罹病する、

という結果になっています。


遺伝と言われてしまうと、人間は

自分の出生は選べないので、

絶望的な気持ちになりそうですが、

結果から考えて、その原因を

一つ一つ改善していくことができたら、

痛風そのものも改善できるような気もします。


痛風発作は苦闘の日々ですが、

こんなに痛いのは、もうコリゴリ・・と。


以後、食生活を含めて、体に気をつけるようになったら、

もっと大きな病気になるのを事前に防ぐことが

できるかもしれません。


まあ、そうなると、

「人間の身体に不必要なことは起きない」

・・と言えなくもないですが。


痛風 足首 横に寝ると痛む

痛風発作がどんなに痛くても、夜が来たら、

寝なきゃなりません。


いえ、痛風発作の痛みがあまりにも激痛で、

痛くて、とても眠れない・・というときも

確かにありますが、眠れないと次の日が大変です。

仕事もありますしね。


同じ痛風発作でも、発症したて(?)のとき、

痛みのピーク時(極期)、終息期・・とでは、

それぞれ痛みの強さは違います。


一番大変なのは、もちろん、痛みが頂点のとき、

つまり、極期なのですが、患部は赤黒く腫れあがり、

木槌で打ち砕かれたような痛みが

自分が呼吸するたびにジンジンずきずき、と響いてきます。


で。

布団で寝るにしろ、ベッドで寝るにしろ、

眠るカタチ(?)というか、向きというか、

どういう寝方をするかで痛みが違ったりします。


ジッとしていても痛いのが、痛風発作なのですけどね。


でも、少しでもマシな・・というか、

痛みの少ない寝方を模索する、という話なのです。


「横に寝ると“足首が”痛む」というのは、

寝方に問題があるわけじゃなく、元々、

(痛風発作が発症した患部なので) 

痛い場所が(その人は)足首だ、ということです。


当たるのですよ。


横に寝ると、足首が布団やシーツとか

いろんなものに擦れたり当たったりで。

ほんのちょっと、微妙に触れたりするだけでも

激痛なのです。


夜、眠るときって、

リラックスして落ち着いて、安らかな気持ちになるから

眠れるのであって、痛かったり、苦しかったりすると、

とても眠れやしません。


普段、眠るとき、

横向きに眠る人は、いつも横向け。

仰向けに眠る人は、いつも同じように

日によって、今日は 

うつぶせになってみたり・・とか

コロコロ寝方を変えている人は

少ないように思うのです。


ですが、痛風発作で痛いときは、

そんなことも言っていられません。

できるだけ、痛みの少ない方法で寝る方法を

考えないと。


たとえば・・・ふだん、

眠るとき、布団をかけて、

足を・・足首から先を自分が出して寝ているのか、

足首もすっぽり布団に入れて寝ているのか、

意識していますか?


気にも留めないでしょう。

足が痛くないときなんかは。


冬場と夏場じゃ、全然違いますが、

秋冬の季節ならば、布団をすっぽりかぶりますが、

布団の重さですら、足が当たっていると

激痛の源となるのです。


つまり、痛い足が布団の重量すら

支えられない、耐えられないのです。

とにかく、もう、どうしようもないんです。

痛くて。


基本は、できるだけ

痛い足が何かに当たらないように。

なるべく何かに触れないように。


足元に座布団とか、

そういうものを高く積み上げて、

痛い方の足を放り上げるようにして寝ると

(少しだけ)痛みがマシです。


これは心臓より、痛い足を高い位置に置くことによって、

血流を悪くして白血球があまり行かないように

させる効果があります。


白血球が関節などの患部に溜まりきれなくなって

剥がれ落ちた結晶化した尿酸を攻撃することで、

痛みの元となる物質を出すので、

(今だけ)あまり血流が良くならないようにするのです。


痛風発作のときに風呂に入って温まらないように、とか、

腫れあがっている患部は冷やすのか?

温めるのか? ・・の正解は「冷やす」というのは、

上記のような理由からです。


つまり、患部を温めてしまうと

血行が良くなってしまい、血の巡りが良くなってしまうのです。


本来、人間の血液というものは、

酸素と栄養分を全身に運び、かわりに老廃物を受け取ってくる、

という重要な働きがあるので、

血の巡りが良い、血行が良いというのは、

とてもとても大切なことです。


ですが、そんなこと言ってる場合じゃないです。

とりあえず、今だけでも、この激痛を乗り切らないと。


というわけで。

痛いときの寝方というのは、

実際に寝てみて、試行錯誤で、

できるだけ何かに当たらないよう、

痛くないようにするしかないです。


どんな寝方をしたところで、

痛いものは痛いです。


積み上げた何かの上に足を放り上げるようにして

寝たところで、少しマシになる程度です。

痛みが激減されるわけではありません。


結局、一番、効果があるのは、

痛み止めの薬(ロキソニン、ボルタレンなど)

かもしれませんね。


これらの、消炎鎮痛薬は、

痛風発作などの「急性の炎症」には効果があります。


ただし「慢性の痛み」にはあまり効果がありませんので、

副作用のことも考えて

(胃などが調子が悪くなる場合があります)、

痛風発作の痛みがある程度、治まってきたら、

これらの薬の服用は控えたほうが良いと思います。


2025年1月6日月曜日

痛風で仕事を辞めた

たかが痛風で、と思うかもしれませんが、

痛風のせいで、仕事を辞めた、あるいは

辞めざるを得なくなった・・という人も

結構、いるんじゃないか、と思うのです。


原因は、もちろん、痛風発作。


この痛風発作の大半が足に発症してしまい、

そして、発作の最中は激痛でほとんど歩けない、

ということが問題なのです。


その仕事の内容によると思うのです。


もしかしたら、運送屋のような、重い荷物を運んだり、

歩いたり走ったりすることが多いような仕事は

アウトかもしれません。


でも、事務職などのデスクワークならば、

会社まで辿りつけさえすれば、それほど障害はないかも。


営業職のように、車を運転しなければならない場合でも、

近年はオートマ車が大部分ですし、

オートマは右足さえ無事ならば、運転できますしね。


幸い(?)なことに、痛風発作というものは、

左足に出ることが多く、右足に出ることは

比較的少ないです。


まあ、もっとも、運転しているときは良くても、

車から降りて歩けるか、どうかなのですが・・・


職場にもよりますが、力仕事系でなくても、

やはり痛風発作が出てしまうと、職場の同僚に

どうしても迷惑がかかってしまいます。


これは、もう・・仕方がないですよ。

痛風発作が終息したら、なんらかのカタチで

フォローをしておくしかないでしょ。


でね。

痛風発作が原因で、あるいは

痛風発作で会社を休むことが多くて解雇・・

というパターンは、

案外、あまりないのではないか、と考えているのですが・・

どうでしょうか。


大きな会社なら余力があっても、小さな会社には

人員に余裕がありません。


だからといって、

「アナタは痛風だから会社を辞めてください」

とは言い難いでしょう。


辞める場合は、たいてい、本人から。

休んでばかりで職場に迷惑をかけてばかりで、

いたたまれなくなって辞める・・そんな気がします。


会社を辞めたからといって、

痛風が治ったわけでもないので、

次の職場でも、同じように

痛風発作が発症する可能性が高いです。


どうする?


職種を変更するのは勇気がいりますが

(ゼロからの再出発になるので)、

歩けなくなっても、

あまり影響のなさそうな職種(デスクワーク?)

を探す・・・とか、カンタンに言ってくれますが、

できる人はいいですけどね。


そう簡単には行かないでしょう。


だから、みんな、薬を飲むのですよ。


フェブリクなどの尿酸値を下げる薬を飲むと、

飲み始めの半年~1年くらいに

痛風発作に見舞われるかもしれませんが、

(蓄積している尿酸結晶が体内にあるため)

飲み続けていると尿酸値が低い水準で安定して、

やがては痛風発作は出なくなります。


薬には副作用があるので、

クスリが好きな人は少ないと思いますが、

仕事を辞めなきゃならないより、マシかな、と。


一番良いのは、職場の同僚や経営者の人に

痛風発作に対する理解があればいいのですが、

こればっかりは、痛風になったことがない人には

わからないでしょう。


なんだ、このヤロ~

痛風、痛風って、また、会社休みやがって・・

足が痛いくらいで何だ!

這ってでも出て来い!


もし、相手が口に出さなくても、そんなふうに思っていたら、

自然と態度で何となくコチラにもわかりますので、

やはり、その会社には居づらくなります。


痛風は持って生まれた体質の要因も大きいので、

痛風体質じゃない人には理解できません。

贅沢の し過ぎだろ、と思われたりしてね。


結局、薬に副作用があっても、

会社を辞めなきゃならないよりは

ずっとマシかな、という考え方に落ち着きます。


そんなに贅沢しているわけじゃなくても、

痛風発作というものは、ときどき出るものだ (特に夏!)、

ということをわかってくれる職場なら、いいのですけどね。


なかなか、いろいろ難しいです。


献血で尿酸値は わかる?

 実は、知り合いの人が献血マニアで。


献血マニア?


っていうか、献血好きなの。

「趣味=献血」みたいな。

いや、マジですよ、これ。


で・・・その人は、通算100回を達成したの。

献血する回数のことね。


100回達成すると・・・どうなると思います?


年末にね (なんで年末なんでしょうね??)

なんと・・・表彰式があるのですよ。

それに招待されるのです。

(ホントですよ!)


で、賞状と記念品がいただけるのですが・・

ちなみに出席しなくても、

記念品は送ってくれるそうです。


じゃあ、なんのための表彰式なんだ、という気もしますが、

とにかく、献血も継続すると、そんないいこと(?)がある、

ということで。


あ、そうそう。

その、気になる記念品ですが、

いったい、どんなものがいただけるのか?


その年度によっても、

会場によっても違うのかもしれませんが、

その人のときは「ガラス製の杯」だったそうです。


さんざん、血を出したので、

この杯で酒でも飲んで、体の水分を補給しろ、

という意味ですかね?


え?

たぶん、ちがう?


・・・・と、そんな関係ない話より、

献血で尿酸値が上がるのか、という話をしなければ。


献血で尿酸値は わかりますか?  →→ わかんないです。


痛風、高尿酸血症の人間としては、

献血で尿酸値もわかったら、

嬉しいんですけどねえ?

もっともっと、今以上に

献血に出かけると思うのですけど・・・


と、いうわけで、尿酸値は献血ではわかりませんが、

病院で検査しましょう、ということらしいです。


痛風 プリン体ZEROビール

 近年、ビール業界もネタ切れなのか、それとも

売れ筋商品にめざといのか、糖質ゼロビールに続いて、

プリン体ZEROビールにチカラをいれて販売しています。

っていうか、バカ売れしているようです。


でも、ちょっと、待ってください。


それって・・プリン体ゼロのビールって、

おいしいと思いますか?


お味の話ですよ。


ビールに限らず、肉や魚にしろ、

それらから、プリン体を抜き取ったとしたら

(すごい技術ですね)

どうなると思います?


それって、たぶん・・味覚的に、

かなりマズイと思うのです。


不味い?

だって、プリン体ってのは、いわば“旨味の元”なんですよ。


で、このビール、健康志向なのか、

ただの売れ筋、ブームを追っかけただけなのかは

わかりませんが、糖質やプリン体を犠牲にしたことで、

肝心のおいしさ、味わいが

落ちてしまっているように思うのですが・・・


やっぱり、ビールはおいしくなくっちゃ。


ところで、痛風が気になる人にとって、

これさえ飲んでいれば、痛風発作なんて安心?

だって、このビールのプリン体はゼロなんですから!


でもね。

ちょっと違うんですよ。


プリン体ゼロをうたっているビールがデタラメとか、

表示が間違っているという意味じゃないのです。


痛風の原因は血液中の尿酸の濃度が高くなりすぎる。

つまり、血中尿酸濃度、ひらたくいえば、尿酸値ですね。

これが長期間、高くなりすぎて、

血液中に尿酸が溢れてしまって、

関節などに結晶化したものが沈着する。

これが痛風発作の遠因となるものです。


で、この尿酸。

尿酸というのは、

細胞が代謝のときにできる老廃物なんです。


ビールに限らず、食品には

大なり小なりプリン体というものが

含まれていて(本当は旨味の元なのです)

それらが体内に入ってきて分解されてできるのが尿酸。


これがね。

実は体内でデキル尿酸のうち、2割を占めています。


え!?

2割?

あんなにプリン体の食品に気をつけていたのに、

たった2割?


じゃあ、あとの8割って・・何?


あとの8割は、前述の細胞が代謝のときできる老廃物、

これが8割です。

細胞が新陳代謝のときに壊れて、

(細胞が)生まれ変わるとき、とか。

体に必要なエネルギーに変換されるとき、とか。


つまり、食べモノ、飲み物、よりも

圧倒的に体内で生成される尿酸のほうが多いのですよ。


な、なに~~っ!?

い、今まで、あんなにプリン体の多い食事に

気をつけてきたのにぃ!?


いえ、もちろん、

プリン体の多い食事に気をつけるのは無駄じゃないです。

2割ものウエイトを占めているんですからね。

でも、尿酸の大半は体内で作られる、ということ。


あ。


じゃあ・・・いくらビールを飲んでもOKってこと?

ほら、尿酸の8割は食事からじゃなく、

体内で作られるんでしょ?


いえ、そうなのですが・・・

ビールの場合は、体内に入ってきたときに肝臓で

分解される際に、尿酸を大量に生産してしまうんです。


・・・・・・・・・・・・・。


ビールが好きで止められない人に、禁酒を勧めても

あまり効果はありませんが、

どうせ飲むのなら、おいしい“普通の”ビールを飲むことを

おススメしたいです。


そのかわり、週に何回か、飲む日を決めて、

同時に飲まない日(いわゆる、休肝日)も決めるのです。


そのほうが、あまり乗り気じゃない、たいして好きでもない

プリン体ZEROビールを嫌々飲むよりも、

ずっとスカッとしますよ。


2024年12月10日火曜日

痛風 食べ過ぎても大丈夫

痛風の大敵は、肥満です。


なぜか?


肥満は内臓脂肪の増加につながり、

それによって、尿酸値が上がるからです。


ですので、日々、体重が増えていかないよう留意するのが

望ましいのです。


ところが、世の中、

おいしいものがあり過ぎて困ってしまいます。

あれもおいしい。

これもおいしい。

ああ、どうしましょう。

ついつい、食べ過ぎてしまいます。


食べ過ぎても運動すれば大丈夫?


いえいえ。

痛風体質の人には、激しい運動は推奨されておらず

(かえって、尿酸を増加させてしまいます)、

結果として、運動とはいえ、ゆったりとした

有酸素運動(ウォーキングなど)が中心となってしまいます。

ゆったりとした有酸素運動では、

なかなか、体重は減っていかないです。


特にこれからの季節は、忘年会・新年会などが多い季節。

飲み食いの機会が多い方もおられるでしょう。


ついつい、食べ過ぎてしまい、

翌日の体重計の乗って蒼くなる・・


どうしましょう。


え?

体重計に乗らなかったら良い?


いえ、そういう問題ではなくて。


「食べる=生きる」という本能に基づく行動である以上、

おいしいものが目の前に出されると、

ついつい食べてしまう。

食べ過ぎてしまうのが、普通です。

痛風体質であろうが、なかろうが、関係ありません。


ですが、食べ過ぎが痛風に良いワケありません。


なのに、食べ過ぎてしまったら?

ついつい食べ過ぎてしまったら、

どうしたらいいのでしょうか?


大丈夫です。

食べ過ぎても。


食べ過ぎか、食べ過ぎでないか、

それは一日の摂取総カロリーで考えると良いです。


つまり、一日は朝昼夕の三食の合計、と考えます。


仮に昼食を食べ過ぎてしまったら、その次の夕食を

軽くすませて、帳尻合わせをするのです。


では、夕食を食べ過ぎてしまったら?


たいていの人は、朝昼よりも、

夕食にウエイトを置きますよね。


そんな場合は、「夕食・翌朝の朝食・翌日の昼食」を

一日のセットと考えましょう。

夕食を食べ過ぎたら、

次の日の朝食と翌日の昼食を軽く済ますのです。


結果として、胃腸を休ませることにもなります。


年末年始は、

食事の機会も仕事の一環の人も多いでしょうから、

臨機応変に対応していきましょう。


痛風と高血圧の微妙な関係とは!?

痛風と高血圧は、一見、関係なさそうですが、

微妙に関連があります。

っていうか、痛風(高尿酸血症)の合併症として、

高血圧が併発すると考えられています。


ですが。

そもそも、高血圧とは何か?


血圧が高い症状のことを高血圧というのですが、

血圧は血管の状態と密接な関係があります。

つまり、血管の柔軟性が失われてくると、

血液が全身に巡りにくくなってくるのです。


で、脳などに血液が行き届かないと都合が悪いので、

体はそれを補うため、血管に強めの圧力をかけます。

そうすることで、やっと全身にうまく血液が巡るのです。


この、血管の状態ですが、若いときは誰しも

血管に柔軟性がありますが、年をとるにつれて、

しだいにそれが失われてきます。

つまり、年齢の経過ともに

「高血圧になってくる」ということです。

そして、それが自然の摂理なのです。


現代医学では、血圧が高めになってくると、すぐに降圧剤で

血圧を下げよう下げようとしますが、

無理に血圧を下げると、

体内のバランスが崩れて不調になったり、

高い血圧をかけることによって脳などに

血液が充分に流れていたものが うまくいかなくなって、

頭がぼんやりしたり不快になったり・・などの

現象が起こったりすることもあります。


下げればよい、というものでもないと思います。

高血圧でも元気で長生きしている人は、

たくさんいますからね。


医師は思うところがあって、高血圧の患者さんに

降圧剤を処方しているのでしょう。

それは、それとして、高血圧の降圧剤の副作用で

「痛風」になることがあるのです。


だから、どうなのだ? 

という感じがするかもしれませんが、

私の知っている狭い範囲ですが、

医師は副作用の説明については、

こちらが聞かない限り説明をしてくれないので、

知っておいた方が良いと思います。


降圧剤にもいろいろあるようですが、

やっかいなのは「利尿薬」です。


利尿薬というものは、腎臓にダイレクトに作用して、

水分やナトリウムの排泄を促進させます。

どういうことなのか?

つまり、血液量が減るのですよ、利尿薬を服用すると。

で、血液が減った分、血圧は下がります。


ですが、この利尿薬の副作用で、

「痛風、高尿酸血症、糖尿病、頻尿・・」などに

なってしまうことがあるそうです。


良かれと思って服用しているのに、医師の指示通りに

薬を飲んでいるのに、他の病気になってしまったのでは、

たまったものではありませんね。


薬が病状の改善を助けてくれることは多々ありますが、

副作用のことは、医師から

事前にキチンと説明を受けておいたほうが

良いと思います。


一番、理想的というか、

できそうで出来ないものの一つに生活習慣の改善があります。


●塩分の摂り過ぎに注意する

●禁煙する

●ぐっすり眠る

●軽い運動をする


あと、血圧測定の直前に「深呼吸」をすると、

少し血圧が下がります。

まあ、検査のときだけ数値が下がっても

仕方ないかもしれませんが。


それから、自宅に血圧計がある方で、

自宅ではそれほど高くないのに、

病院で看護師さんに測定してもらうと、なぜか

高めの数値が出る・・という場合もあります。

綺麗な看護師さんだったりしたら、

緊張したりするんでしょうかね??


痛風 メタボ

医学的にメタボ(メタボリックシンドローム)といえば、

内臓脂肪の蓄積により、

高血圧、高血糖などになっている状態のことをいうのですが、

一般的には

「メタボ=肥満」と考えられているような気がします。


さて、痛風に肥満は関係あるでしょうか?


肥満というか、内臓脂肪の増加は、尿酸値を上昇させます。

内臓脂肪を減少させることできたら、尿酸値は下がります。


痛風の原因は、

食生活、運動不足、ストレス過多、遺伝、そして肥満など。

「肥満」と書きましたが、要は食べ過ぎや飲み過ぎですね。


これは自分で気をつけるしか、どうにもなりません。


(お酒やビールなどのアルコール)の飲み過ぎは、

わかりやすいです。


前後不覚になるほど泥酔したら、翌朝、頭がガンガンします。

気持ち悪くて、吐きそうになります。

「ああ、あんなに飲むんじゃなかった」と自分で反省できます。

わかりやすいです。


でも、まあ・・・それでも「酒飲み」は夜になったら、

忘れて、また飲むんですけどね。


ところが、「食べ過ぎ」はどうでしょう?

「酒の飲み過ぎ」ほど、体にダメージを感じません。


これは常日頃、いつも食べ過ぎてくると、

「満腹中枢」というものがマヒしてくるそうです。

満腹になっても、あまり満腹を感じなくなるそうです。

胃袋も次第に、微妙に大きくなるそうです。

逆に食べないと、胃袋は小さくなってきて、

あまり食べれなくなります。


ですが、食べ過ぎは痛風に限らず、

生活習慣病予防にも良くありません。


で・・いつも食べ過ぎ気味で、

「満腹中枢」が麻痺しているかもしれなくて、

自分が食べ過ぎなのかどうかもわからなかったら、

どう判断するのでしょうか?


尾籠(びろう)な話で恐縮ですが、

朝のトイレ。

大便です。

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●前日、たくさん食べる→あまり出ない(便秘気味)


●前日、あまり食べない→たくさん出る(快便)

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前日たくさん食べたら、翌朝、たくさん出るように思いますが、

実は逆なのです。

たくさん食べると、内臓は消化と吸収に目いっぱいになり、

排泄にあまりエネルギーを使えなくなります。

むしろ、少なめに食べた方が、良く出ます。

下品な話でスミマセン。


それから、朝起きた途端に「げっぷ」が出たら、

食べ過ぎています。

胃酸過多か、胃が悪いか、みたいな感じです。


そういうときは、胃薬もいいですが、

朝食を抜くといいです。

胃を休めることができます。


日常、朝を抜くと良くない、三食きちんと食べるように、

と言われていて、その通りなのですが、

ケースバイケースです。


常に大量に胃に食物が入り続けていると、さすがの胃も

まいってしまいます。


自分の胃も少しは いたわってあげましょうね。


痛風は贅沢病です。理由はコチラ↓

痛風は贅沢病です・・なんて言ったら、

すごい反発をくらいそうですね。


何言ってんだ!

なにもゼイタクなんかしてないぞっ!?

・・・って。


ですが、そういう意味ではないんです。


そもそも、人類の歴史は「飢え死に」との戦いでした。

人間はいつも腹をすかせて、食べ物を求めていました。


食べ物が豊富にありすぎて、明日食べるものにも困らない、

お金さえあれば、パンくらいならコンビ二でもスーパーでも

いくらでも売ってる。


・・・こんなふうになってきたのは、

ほんの・・100年くらい。

本当に豊かになってきたのは、ここ50年くらい。


今でも日本でも、ごく稀に飢え死にする人はいますが、

新聞に載るでしょう。

もう、珍しくなってきているのですよ、飢え死には。

自殺はアチコチであっても、飢え死には滅多にありません。

飽食の時代ですからね。


日本の歴史は、何十年、何百年・・いや、何千年、何万年、

ず~っと、ずっと、飢え死にの歴史なんです。

いつもロクに食べ物がなかったのです。


そりゃ、一部の特権階級の人、よく時代劇に出てくるような

悪代官や悪大名、豪族などはお腹一杯食べれたかもしれません。

でも、庶民はいつも食べ物がなく、やせ細っていました。

農作物を作るといっても、

現在のような卓越した技術はないですしね。


食べたくても食べれない。

食べるものがない。

太りたくても太れない。

がりがりの骨と皮だけの体。


そんな時代、誰も痛風なんかなりません。

日本に痛風なんか、なかったのです。

お腹いっぱい、ご飯を食べられませんでしたから。


何も、毎日、

ビフテキ食べてキャビア食べて高級ワインを飲むのだけが、

贅沢じゃないんです。


カップラーメンでも牛丼でも、お腹一杯食べられたら、

それはある意味、贅沢なんです。


いつも周囲には食べ物が溢れています。

そんな時代。

すばらしい時代ですが、別の意味で受難の時代です。


飢え死にしなくて、ありがたい時代ですが、

痛風体質の人にはロクなことがありません。


栄養失調になるくらい、食事摂取を制限すれば、

いくら持って生まれた体質ですら、痛風には

ならないように思います。

が・・ちょっと実現不可能ですしね。


痛風 アスピリンには注意する

「アスピリン」というのは、

非ステロイド性抗炎症薬です。


一般的には、その成分を含有する医薬品として、

痛み止め、解熱剤などとして知られています。

バファリンとかが有名です。


で。

痛風には、アスピリンはどうなのか?

痛風発作のときに、痛み止めとして使用すべきなのか。


アスピリンは、少量の服用で尿酸値を上昇させます。

また、アスピリンは、多量の服用で尿酸値を低下させます。


おお、アスピリンをたくさん飲めば、尿酸値下がるの!?

じゃあ、さっそく薬局へ行って、大量に購入してこよう!

・・・・なんてことは、しない方が良いです。


薬に関しては、まず、お医者に相談すべきで、

お医者が処方してくださった薬だけを飲むべきです。


というのも、もし、他の薬も服用していたら、

飲み合わせとか、それによる副作用とかもありますから。


たとえば、抗血液凝固薬で有名なワルファリンとの併用では、

出血リスクがあったりしますしね。


それから、アスピリンは

痛み止め・解熱剤として知られていますが、

痛風発作中に多量に服用すると、これもよくないです。

というのは、尿酸値が下がってしまうことにより、

さらに痛風発作が悪化します。


尿酸値が下がるのに、痛風発作が悪化?


痛風発作は、急激な尿酸値の変動が良くないのです。

急に大きく上がっても。

急に大きく下がっても。

尿酸値が大きく変動することで、痛風発作が誘発されます。


もっとも、長年、尿酸値が高いままで、

体内の関節に尿酸結晶がたまっているから、

発作が出るのですけどね。


体内の沈着がなければ、尿酸値が変動しても

痛風発作は発症しないと思いますよ。

関節に沈着した尿酸結晶がないのですから。