2022年2月28日月曜日

痛風 発作 クエン酸

痛風という病気は、風にあたっただけでも痛い

という所から名付けられた、と考えられている病気です。

実際に発作が起きると、本当にその通りに激痛を感じます。


ある日突然足の親指の付け根を中心として、

激しい痛みが襲ってきて、

締め付けられるような痛みだといいます。


そして身動きが取れない、

足を一切動かせなくなるような症状に

見舞われるといいます。

そして足を見てみると、

痛んでいる個所が赤く腫れあがるのが代表的な症状です。

通常そのままにしていると、3日くらいこの発作が続きます。

しかし10日程度我慢していると、

何事もなかったかのように痛みがなくなります。

このため、痛風患者の中には

これで治ったと思ってしまう人もいます。


しかし痛みが治まっても、

決して症状が治癒したわけではありません。

だいたい半年から1年サイクルで、

痛みが襲ってくるはずです。

そして、徐々に痛風発作の起きるサイクルも

狭まってきます。

また、最初は足の親指だけだったのが、

ほかの関節も腫れだしていきます。

最悪腎臓に症状が広がって、

尿毒症という深刻な症状に発展する可能性もあるのです。


なぜこのような痛風が起きるかというと、

尿酸値が異常に高くなっていることが原因です。

私たちの体内では、

プリン体を分解するという作業を行っています。

このプリン体を分解するときの副産物として

出てくるのが、尿酸です。

尿酸はいわゆる老廃物の一種なので、

通常は尿や便として排出されます。


しかし何らかの理由で

尿酸をうまく排出できないとか、

尿酸が過剰に産生してしまうと、

尿酸が過剰に体内に溜まってしまうのです。

生活習慣の乱れとか、

ストレスの関係していることが多いです。

尿酸が過剰に体内に溜まると普段は

血液の中に溶けているものが、結晶化してしまいます。

この結晶化した尿酸が関節に沈着して炎症を引き起こし、

先ほど紹介した激痛の伴う痛風発作の原因となるわけです。


血液検査の項目の中に尿酸値があるはずなので、

今度血液検査を受けたときにチェックしてみてください。

もし尿酸値が7.0㎎/dl以上になっているのであれば、

高尿酸血症で痛風の予備軍に入っていると思うべきです。

今は発作が起きていなくても、早めの対策が必要です。

そこでおすすめなのが、クエン酸です。

クエン酸の配合されているサプリメントは、

ドラッグストアなどで手軽に入手できるようです。

クエン酸には、

尿酸の排出をスムーズにする効果が期待できます。


尿酸値の高い人の中には、

尿が強酸性になっている人もしばしば見られます。

強酸性になっていると、通常

尿酸は尿の中に溶けて排出されるのですが、

これがうまく排出できなくなってしまいます。

クエン酸には強酸性の尿を中和する働きがあって、

弱酸性の尿に変化する性質があります。

このため、尿酸が尿の中により

スムーズに溶けるようになって、

尿酸の排出を効率的に進めてくれます。


また、体が疲れていると疲労物質とも言われる乳酸が

過剰に体内に溜まります。

この乳酸も、尿酸の排泄を邪魔する作用があります。

そしてクエン酸には尿酸を分解して、

体に溜め込みにくくする作用があります。

クエン酸にはこのため、疲労回復効果も期待されているのです。

乳酸が尿酸の排泄を邪魔しなくなるので、

その意味でもスムーズに尿酸値を下げる効果があるわけです。


クエン酸の尿酸値低下効果は、すでに

医療の世界でも認められています。

よって痛風患者には、尿酸値を下げる薬が処方されます。

この医薬品の中には、

クエン酸の配合されている種類のものもあるほどです。

尿酸値が高いと診断された人は、

生活習慣の見直しとクエン酸の摂取で、

早めの対策を講じるのが良いかもしれません。



2022年2月27日日曜日

痛風 おせち

車の運転中、歩行者を轢き (ひき)そうになると、

自動的に車が停止する装置のついている

コマーシャルを見ました。

運転手がブレーキを踏んでいなくても、

車が危険を察知して停止してくれるそうです。


凄いものが現れましたね!

ドライバーの長年の夢を実現した、という感じです。


人間にもこんな装置が標準装備していたらいいのに、

とも思います。

「自殺」とか「過労死」しそうになると、

自動的にストップ・・みたいな。


ところで、前述の車の自動停止ですけど、

そんな急に止まって、

後続車に追突されないのですかね???


そんなことより。


「おせち料理」は痛風に良いのです。


・・・・・って、そんなワケないでしょッ!!


今頃、お節料理の話でもないですが、

いや、まあ、その・・・あれですよ、

栄養のバランスは取れているのではないでしょうか?

野菜もたくさんありますし。


確かに、痛風患者にとっては日常、

プリン体がどうの、とか、ビールがどうの、とか

節制するように言われています。


でも、正月くらい いいじゃないですか!? 

無礼講ですよ、ぶれいこう!!


・・・・と、思うのですが、そう思いませんか??


ただ、魚のコドモは食べない方がいいですね。

「数の子」「いくら」など。

プリン体の多い王様みたいなものですからね、アレらは。


あと、エビもプリン体、多めかな・・

無礼講は、どうなったのでしょうか? (涙)


結局、厳格な食事制限を自分に強いると、

だんだん食べるものがなくなるのですよ。

それが、原因でストレスになったりしてね。

ご存じのように、ストレスは

「痛風発作」の要因になったりしますから。

難しい問題です。


どちらがいいんでしょうかね?

「食べずにストレスを溜めるか」

「食べてプリン体を体内に溜めるか」



ですが、正月くらい、痛風のことは忘れて、

無礼講ということで

いいんじゃないでしょうか?


やっぱ、正月は「おせち」ですよ!

ぱあっ、と食べちゃいましょうかね?


だめ?

やっぱり?


2022年2月26日土曜日

痛風発症の7つの危険因子

テレビでクイズをやっていました。

ワニがときどき口を大きく開けるのは、なぜか?


三択です。

1.威嚇するため

2.酸素を取り入れている

3.体温調節をしている


さあ・・正解は、どれでしょうか?


正解は、3番の「体温調節をしている」だそうです。

ワニは爬虫類なので、自分で体温調節ができません。

そのため、口を大きく開けることによって、

それをしているらしいです。


その点、人間は優秀です。

暑くなれば汗をかき、自分で体温調節ができます。

寒くなれば血管が収縮して寒さに備えます。


でも、血管収縮によって血圧も上昇しますし、

寒い時期は体調管理に気を付けてくださいね。


ちなみに 私が大きく口をあけるときは、

たいてい アクビしているときです。


さて、そんなことより。


痛風になりやすい、

尿酸値を上昇させやすい「7つの危険因子」

と いうものがあるそうです。


「7つの危険因子」ですか・・・

なんか、怖そうですね?

その「7つの危険因子」とは、いったい 

どういうものなのでしょうか?


+ + + + + + + + + + + 

●激しい運動をしている

●30歳以上の年齢

●食事量が多い

●男性である

●肥満傾向がある

●ストレスが多い

●酒(アルコール飲料)が多い

+ + + + + + + + + + +


私の場合は、

上記の項目について当てはまるかどうかは、

以下のような感じです。



●激しい運動をしている→

以前は「走ること」が大好きでした。

「歩くのと走るスピードが たいして変わらない」

今となっては、誰も信じてくれないので、

声を大にして力説しておかねばなりません。


●30歳以上の年齢→

ぎりぎり30歳越えています (大嘘)


●食事量が多い→

日夜、修行僧のような

キビシイ自己節制をしています (大嘘)


●男性である→

女性です (大嘘)


●肥満傾向がある→

骨と皮だけです (大嘘)


●ストレスが多い→

いやぁ・・・

急にマジな話になってしまいますけど、

ストレスは「めっちゃ」多いです。

たぶん、これが痛風の大きな要因。

私の場合ですけど。


●酒(アルコール飲料)が多い→

禁酒しました (体、少し壊したので)



みなさんは、いかがですか?




2022年2月25日金曜日

痛風 改善 クエン酸

痛風は足の親指に多く発症する病気で、

激痛の起きるのが特徴的です。


風にあたっても痛いという意味で

名づけられた、と考えられることが多いのですが、

実際に経験した患者の話を総合すると、

その通りであることがわかります。


今まで経験したことのない激しい痛み、

激痛で身動き取れなくなるといった話が

しばしば紹介されています。

痛風発作はなぜ起きるかというと、

尿酸の代謝異常が原因です。

尿酸はもともと血中に溶けにくい、

プリン体を分解した時にできる老廃物の一種です。

この尿酸が過剰に発生してしまうと、

尿酸ナトリウムという結晶になってしまいます。

この尿酸ナトリウムは、関節に沈着します。


その結果 

炎症を引き起こし激しい痛みが発生するわけです。

そのままにしておくと、酷くなると

関節の変形をもたらすこともあります。

その他にも腎臓に付着すると結石を作り出すなど、

過剰に体内に溜まると尿酸は厄介な存在なのです。


尿酸は1日平均500㎎程度産生します。

また、尿酸は尿や便に混ざる形で排出されます。

この排出の量は1日平均500~600㎎といわれています。


ですから普通であれば、

尿酸の産生と排泄のバランスがとれているのです。

また、通常体内には1200㎎の尿酸が維持されています。


ところが過剰酸性になってしまうと、

尿酸がスムーズに排泄されなくなります。

その結果、尿酸の産生と排出のバランスが崩れてしまって

体内で尿酸が増え、痛風を発症してしまうのです。

特に血液検査の尿酸値が、

7㎎/dl以上になると危険水域であると認識すべきです。


尿酸値が高くなってしまうのは、

アルコールを過剰に摂取する、

動物性脂肪やたんぱく質の過食、

運動不足といったことが挙げられます。

このため、肥満体型の人は尿酸値が高く、

痛風を発症しやすい傾向が見られます。


そこで痛風改善や予防をするためには、

まず食生活の見直しをすることが大事です。

1日当たりの摂取カロリー量を減らす、

つまり食事の量を少なくします。


また、尿酸はプリン体を分解するときに発生するので、

プリン体を多く含む食材をなるべく

口にしないようにすることも大事です。


さらに、アルコールの摂取も控えることです。

アルコールには尿酸の排泄を抑制する効果と、

血中の尿酸値を高める両方のマイナスの効果があるからです。


さらに尿酸は尿によって排泄されるので、

水分を十分に摂取することも大事です。

その上で痛風解消のために注目されているのが、

クエン酸です。


クエン酸には、尿を

酸性からアルカリ性に変化させる効能があります。

尿酸は尿によって排泄されるのですが、強酸性の尿になると

尿酸がなかなか尿に溶けてくれません。


そこでクエン酸を摂取することで、

尿を弱酸性からアルカリ性に変化させます。

そうすれば、より尿酸が尿に溶けやすくなるので

スムーズな排出ができるようになり、

尿酸値の減少に貢献してくれます。


実際に痛風改善の薬の中には、

クエン酸の配合されているものも

処方されているくらいです。


また、肥満が痛風の危険因子でもあり、

クエン酸はクエン酸回路といって、

糖分や脂質をエネルギーに変換する上で

重要な役割を担っています。


そこでクエン酸を定期的に摂取することで、

クエン酸回路が機能的に動きます。

つまり食べ物で摂取した糖分や脂質のエネルギー変換が

効率的に行えるようになって、

肥満解消の効果が期待できるわけです。


このように、痛風の改善や予防にはクエン酸が

一定の寄与をしてくれます。

ドラッグストアに行ってみると、

クエン酸の配合されているサプリメントが販売されています。

毎日クエン酸の含まれた食べ物を食べるのは厳しい人、

酸っぱいものが苦手な人は、

クエン酸の配合されているサプリメントで

痛風対策をしてみるのはいかがですか?




2022年2月24日木曜日

痛風 クエン酸ナトリウム

生活習慣病の中の一つに、痛風があります。


痛風はなぜ起きるかというと、

体内に過剰に尿酸がたまることが原因です。

ちなみに尿酸は、プリン体という

細胞を分解したときに発生する老廃物の一種です。

尿酸は尿や便として排出されるので、

正常であれば一定のレベルを保てます。


ところが、うまれつきの体質や生活習慣の乱れなどで

尿酸の排出が酸性に追いつかなくなって、

過剰に溜まることがあります。

本来 血中に溶けている尿酸が過剰に増えると、

結晶化してしまいます。

結晶化した尿酸は関節に沈着して、

白血球が異物とみなし攻撃します。

その結果 炎症が起き、痛風の激痛をもたらすわけで。


ということは、痛風の治療をするにあたって、

尿酸値を下げることが何よりも重要になります。


そこで痛風患者に対する治療の一環として、

ウラリットという医薬品が処方されます。

ウラリットとは、クエン酸ナトリウムなどが

配合されている薬です。


尿酸値の高い人の尿を見てみると、

尿が酸性に傾いてしまう傾向があります。

正常な人の尿を見てみると、ペーハーで

6.0~7.0の弱酸性の状態になっているようです。

ところが痛風患者の場合、

ペーハーが6.0以下になっていることが多いです。

このような尿のことを、酸性尿というふうに呼びます。

酸性尿になってしまうと問題があって、

尿酸が尿に溶けにくくなってしまうのです。

このため痛風の治療で重要な尿酸を排出して、

尿酸値を低くすることができなくなるのです。


また、尿の中で尿酸が結晶として

析出してしまうリスクも高まります。

そうなると、尿路結石の症状を

引き起こしやすくしてしまうのです。

そこで、ウラリットに含まれるクエン酸ナトリウムが

重要な役割を果たします。


クエン酸ナトリウムというと、

「酸」という言葉が入っていることから

酸性の物質というイメージを持たれがちです。


ところが体内に入ると体の作用の中で

アルカリ性として吸収されます。


つまりクエン酸ナトリウムを摂取することによって、

酸性尿をアルカリ性に中和することができるわけです。

尿がアルカリ性の方に近づけば近づくほど、

尿酸が排出しやすくなります。


つまり尿酸の排出がよりスムーズになって、

尿酸値の減るペースを速められるわけです。

高尿酸血症によって、尿路結石の症状を起こしている人も、

結石を溶かしやすくでき、症状の緩和が期待できるわけです。

高尿酸血症にかかっている人は、

クエン酸ナトリウムの含まれている

ウラリットという薬による治療と、

大量の水分を摂取するように指導されます

そして尿の出を良くして、尿酸をどんどん排出するように

方向付けを行うわけです。


そしてクエン酸にはほかにも、

乳酸の体内の生成を阻害する効果があります。

この乳酸も、尿酸が尿として排出するのを

抑制してしまう働きがあります。

乳酸は疲労物質とも呼ばれていて、疲れのたまっている人、

眠ってもなかなか疲れの取れない人は

乳酸が体内にかなり溜まっている可能性があります。


最近 疲れ気味という痛風の方がいれば、

クエン酸を積極的に摂取するのが良いかもしれません。

クエン酸ナトリウムの含まれているウラリットの他にも、

クエン酸の配合されているサプリメントは、

ドラッグストアでも手軽に入手できます。


血液検査の結果、尿酸値が高めであると

医者から指摘を受けた人は、

クエン酸の配合されているサプリメントで

痛風予防をしてみる人もいます。


クエン酸を摂取するだけでなく、高尿酸血症や痛風は

生活習慣の乱れも影響していると考えられます。

そこで、生活習慣の見直しを行うこともおすすめします。

食事の栄養バランスを考えて、

野菜なども積極的に摂取するように心がけ、

お酒の飲み過ぎなどにも留意すべきです。

痛風は成人男性の6人に1人は

かかる病気といわれているので、

男性は特に気を付けたいところです。


2022年2月23日水曜日

痛風 スイカ

先日、「痛風 コーヒー」という記事を書きました。

コーヒーは尿酸値を下げる効果がある、という内容です。

ただし、

『コーヒーを毎日、最低4杯、

できれば6杯を飲まねば効果は上がらない』

という実行困難なオチまで ついていました。


10年以上、それを研究した人って誰なのですかね?

もっと、私でも実行できそうな研究をして欲しいです。


さて、コーヒーが尿酸値を下げる因子は、意外なことに

「カフェイン」ではありませんでした。


いったい、何が尿酸値を下げているのでしょうか?


「クロロゲン酸」からできる「カフェ酸」か、

「カフェイン」からできる「1-メチル尿酸」か?

(生まれてこのかた、聞いたこともない名前です)


ここから、私の勝手な解釈ですが、

コーヒーには「利尿作用」があるので、それにより、

尿酸の排泄が促されるのではないか、

と考えてみたりしています。


ですが、「利尿作用」で尿酸値が下がるのでしたら、

コーヒー以外にも思い当たるモノがありますよね?


誰ですか、目を輝かせているのは!?

ビールはダメですよ、ビールは。

まあ、アレも「利尿作用」満点ですけどね。


「スイカ」です。

記事のタイトルで、もうバレていますけど。

「スイカ」にも「利尿作用」があります。


そのうえ、カリウム、カルシウム、マグネシウム、

亜鉛、鉄、リン・・・・

さまざまな豊富なミネラル類を含みます。

水ばかりでスカスカなイメージがありますが、

実は意外に栄養バランスのとれた食品だったのです。


特に「カリウム」ってのが、いいみたいですよ?

血圧も下げるらしいですし、体内の水分を排泄するので、

一緒に尿酸も出してくれます。

痛風患者向けの食品ですね。


ただ、ひとつ問題があります。


冬でも・・

売っていますかね?

どこで買えばいいんですかね?

っていうか、寒いので、

スイカ食べたいとは思わないのですけど?

寒くて震えていても、食べた方がいいですかね?


関係ないですけど、

スイカの皮には栄養はないんですかね??

あと、皮との間の白いトコとか?


え?

どうでもいいって?



2022年2月22日火曜日

痛風 クエン酸 摂取量

 クエン酸には、痛風を予防する効果が期待できる

として注目されています。


もともと痛風発作がなぜ起きるかというと、

尿酸値が高くなってしまうことが原因です。

そこで痛風対策をするためには、

尿酸値を下げる必要があります。

過剰に体内に溜まった尿酸を排出するためには、

尿もしくは便で尿酸を出す必要があります。


この尿から尿酸をスムーズに排出する過程で、

クエン酸は活躍するのです。

痛風患者の尿を見てみると、

強酸性の尿になる傾向が見られます。

強い酸性の尿だと、尿酸がなかなか尿の中に含まれません。


そこで、弱酸性からアルカリ性の尿に

変える必要があります。

クエン酸には、強酸性から弱酸性に

中和作用の働きがあります。

このため尿の中に尿酸が含まれやすくなって、

尿酸の排出効率を高められるわけです。


また、尿酸を尿として排出するのを妨げる成分として、

乳酸があります。

クエン酸にはこの乳酸を分解する働きもあるので、

乳酸による尿酸排出の阻害効果も抑制できます。

実際、尿酸値を降下させる治療薬の中には、

クエン酸の配合されているものもあるほどです。


ところで、クエン酸の配合されている

サプリメントや健康飲料はいろいろとあります。

このクエン酸の摂取量は、

1日どのくらいを目安にするといいのでしょうか?


摂取量の目安は、1日2gといわれています。

しかし疲労がたまっている人や

普段スポーツをする習慣のある人は、

1日5gぐらい摂取した方がいいケースもあります。

クエン酸にはお酢や柑橘系の果物にも含まれていますが、

毎日お酢や果物を食べ続けるのは

難しいという人もいるかもしれません。

そのような人には、お手軽に摂取できるサプリメントや

健康飲料はお勧めです。


クエン酸を摂取するときには、

以下の3つのポイントを押さえるようにしてください。

そうすれば、より効率的に摂取できます。


まず1度に大量に摂取するのではなく、

数回に分けて摂取すること。

いくら一度に大量摂取したところで、

時間が経過すると排出されてしまいます。

有効活用するためには、

こまめに摂取することが求められます。

2つ目のポイントは、ビタミンB群のサプリメントと

一緒に摂取することです。

ビタミンB群とセットで摂取すると、

よりクエン酸の働きを高める効果が期待できます。


最後のポイントは、

スポーツをする習慣のある人が対象です。

スポーツをした直後に、

クエン酸を糖分と一緒に摂取するのがポイントです。

スポーツをすると体力が消耗するので、

エネルギー補給として糖分を含むジュースや

果物とクエン酸をセットで摂取すると、

体力回復がより早くなります。


クエン酸の摂取量の目安は、1日2g、

スポーツをする人は5gと紹介しました。

しかしもともとクエン酸は医薬品ではないので、

これ以上摂取してしまったとしても、

深刻な健康被害の出る可能性は低いと考えられています。


かんきつ系の果物やお酢に含まれていることからも、

安全性の高さがお分かりになるはずです。


実際これまでのところ、

クエン酸によって副作用や健康被害が生じた

という事例は報告されていません。


しかし、やはりサプリメントのラベルなどに書かれている

1日の目安摂取量を守って、摂取することが大事です。

決してたくさん摂取したからといって、

大きな効果や即効性が期待できる成分でもありません。


むしろ1回大量摂取するのではなく、

毎日続けて摂取することの方が大事であると思うべきです。

クエン酸のサプリメントは無味無臭に加工されているので、

酸っぱい食べ物が苦手という人でも

摂取できるようになっています。

しかしそれでも気になるというのであれば、

砂糖やはちみつなどに混ぜて飲むなど、

酸っぱさが気にならないような工夫をして

摂取するように心がけてください。



2022年2月21日月曜日

痛風 クエン酸 効果

生活習慣病が一般にも広く知られるようになって、

関心も高まっています。

高血圧症や糖尿病など、

いろいろな生活習慣病がありますが、

その中の一つに痛風があります。


痛風の症状は、とにかく激痛の走る点に

尽きるといっていいです。

痛風を発症したことのある患者の話を聞いてみても、

今まで体験したことのない強い痛みが襲ってくる

という声をしばしば耳にします。


足の指で発症することが多いのですが、

万力で絞られたような痛みとよく表現されます。

この痛風発作は高尿酸血症といって、

血中に過剰に尿酸がたまると発症しやすくなります。

尿酸とはプリン体を分解したときに発生する副産物の一種で、

老廃物の仲間です。

プリン体の分解で尿酸が作られると、

尿や便として排出されます。


このため、通常は一定の量で

バランスがとれているのですが、

生活習慣の乱れなどが原因で尿酸が体内に

過剰に溜まってしまうことがあります。


そうすると血中に尿酸が溶けきれなくなって、

結晶化してしまいます。

結晶化した尿酸は関節に沈着して、

炎症を引き起こします。

この炎症が、激痛の正体です。


痛風対策をするためには、

まず尿酸を少なくすることが何よりも重要です。

血液検査の中で、尿酸値の項目があるはずです。

この尿酸値が7.0㎎/dl以上になっている人は、

高尿酸血症と診断されます。

高尿酸血症は、いまだは大丈夫でも

いつ痛風発作が起きてもおかしくない状況であると

思ってください。


尿酸値を低くするためには、

尿などの形で尿酸を出さないといけません。

ところが痛風患者の尿を見てみると、

強酸性の尿になる傾向が見られます。

強酸性の尿には、尿酸が出ていきにくい性質があります。

そこで注目されているのが、クエン酸の存在です。

クエン酸には、強酸性の尿を

弱酸性に変化させる働きがあるといわれています。

弱酸性の尿になると、尿の中に

尿酸も溶け込みやすくなるので、

よりスムーズに尿酸を排出できるようになります。


また、尿酸の排出を妨げる物質として、

乳酸があります。

激しい運動をしたり、

厳しいスケジュールの中で仕事をしたりすると、

体が疲れますよね。


なぜ私たちが疲れを感じるかというと、

乳酸が体内に溜まっているからです。

このため、乳酸のことを疲労物質と呼ぶこともあります。

実は乳酸が体内に溜まると、尿から尿酸を排出する働きを

抑制してしまうことがあります。


クエン酸には乳酸を分解する働きがありますので、体内に

乳酸を溜め込みにくくする効果が期待できます。


その結果、尿酸の排出に

ブレーキをかけることもなくなるわけです。

乳酸は疲労物質と紹介しましたので、

乳酸分解するクエン酸は

疲労回復効果も期待できます。


この2つの効果によって、尿酸値を低くして

痛風発作の起きるリスクを軽減できるわけです。

実際痛風患者には尿酸値を低くする薬が

処方されるのですが、

その中にはクエン酸の配合されている

医薬品もあるほどです。


このクエン酸は、お酢や梅干、柑橘系の果物など

酸っぱい食べ物の中に含まれています。

しかし酸っぱい食べ物を毎日食べ続けるのは、

やはり難しいという人もいるはずです。


また、もともと酸っぱい食べ物が苦手

という人はいませんか?

そのような方がクエン酸を定期的に摂取するためには、

サプリメントがおすすめです。

ドラッグストアなどでも、

クエン酸の配合されているサプリメントは

数多く販売されています。

水があればどこでも摂取できるので、

毎日続けやすいのではありませんか?

さらにサプリは無味無臭に加工されているので、

酸っぱいものが苦手という人でも

摂取しやすいかもしれません。



2022年2月20日日曜日

痛風 コーヒー

痛風に「コーヒー」は抜群の効果があるそうです。


ええっ!?

ホントに??


その割に、あまり知られていないというか、

騒がれていないというか・・・

あんまり聞いたことがないですけどね?


コーヒーやコーヒーの成分が、尿酸値を下げるかどうかの

(驚いたことに)研究をした人がいて、

その10年以上の研究結果によると、

コーヒーの飲用が痛風に大きな効果がある、そうです。


コーヒーが痛風に効果的な理由は、

成分として含まれている「カフェイン」が

痛風に効果的なわけではなく、

コーヒーに含まれている「クロロゲン酸」という、

舌を噛みそうな名前の「ポリフェノール」が

効果的だそうです。


ポリフェノールのクロロゲン酸、

というのが「抗酸化成分」なわけですね。


ですが、安易に喜ぶなかれ。

ただし、痛風予防に大きな効果を上げるためには、

『コーヒーを毎日、最低4杯、できれば

6杯を飲まねば効果は上がらない、のです』


・・・・あの、よっぽど、

黙っていようかと思ったんですけど、

やはり、言わせてもらいますね?


1日に6杯のコーヒーですか?

毎日ですか?

これで尿酸値が下がるのですか?


その前に、自分の「胃」がどうにか、

なってしまいそうなんですけど?


・・・・・・・・。


それはそれとして、私、

「コーヒー好き(ずき)」なんです。

毎日、1杯は必ず飲みます。


でもね、昔はもっと・・・毎日、

5杯くらい飲んでいた時期もありましたよ。

5杯といっても、ぶっつづけで、

おかわり5杯じゃないですよ?

朝に1杯、昼食前に1杯、昼食後に1杯、

夕食後に・・みたいな感じ。


するとね、朝の1杯目はおいしいです。

2杯目も、まあ・・おいしいです。

でも、3杯目はね、おいしいんですけど、

なんか変な味がするというか、

1~2杯目ほど、おいしくないというか。

4杯目はね、おいしくないです。

これはたぶん・・・胃が「荒れる」とまでは言わなくても、

疲れてきているんでしょうね。

おそらく、あまり胃にはコーヒーの多飲は

好ましくないのでしょう。


じゃあ、なんで飲むの?

おいしくないなら、やめればいいのでは?


たぶん、アレですよ。

「カフェイン中毒」ってヤツです。

ついつい、なぜか飲みたくなって飲んでしまうんです。

アルコールやタバコと同じく、

中毒性があるんですよ、カフェインには。


いつも飲んでいるのに、その日は

コーヒーを飲まなかったら、

だるくなったり、頭が重くなったり。

なにかしら、心身に影響があるのです。


もちろん、常識の範囲内、

1日に1~2杯(せいぜい3杯か?)の

コーヒー程度なら全く問題ないですよ。



だのに、あれですか!?

毎日、6杯のコーヒーを飲めというのですか?

6杯も飲み続けろ、というのですか?


尿酸値が下がる前に、

カフェイン中毒になりそうなんですけど??



2022年2月19日土曜日

痛風と寿命の微妙な関係

痛風患者と「寿命」との関係は、

どんな感じなのでしょうか?

答えは、以下です。


『痛風患者=長寿 (長生き) 』


えっ!?

短命の間違いじゃないの!?

ただし、条件が付きます。


『粗食であること』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


痛風体質の人は、

丈夫な胃腸と高い栄養吸収能力を持ち、

精力的で夏バテなどとも無縁です。

そして、何より、血管が年をとっても、

同年代に比べて若々しいです。

(外見の風貌ではありませんよ?)


尿酸は諸悪の根源のように言われていますが、

この尿酸が

血管の若さを保つのに一役 買っています。

ただ、多すぎると、どういう症状を引き起こすかは、

周知の通り。



人類は、石器時代より空腹で飢え死にする時代が

長かったので(数千年)、

人体が空腹や粗食にも耐えうるシステムになっています。

ですが、その半面、過食には「非常に」弱いのです。

人間の体は 過食に耐えうる構造には、なっていないのです。


飽食の時代になったのは、せいぜい、

この70年くらい(戦後)ですからね。

人間の体が変わっていくには、

何世代、何十世代もかかります。


魚類が両生類に進化したのは、

50年や100年どころの時間ではないことは、

御存じの通りです。

人間を魚類と比べるのはナンですが、

人間が飽食対応のオプション付きの肉体を手に入れるには、

我々の世代では到底、無理というものです。


現代では、不景気とはいえ、世の中が豊かになって、

飢え死にする人なんて、

滅多にいません。

どうにもならなくなったら、生活保護、とかもありますしね。

現実問題として、食べるのには、あまり困りません。

というか、食べ物が豊富にあり過ぎるくらいです。


ですが、特に痛風体質の人は、

群を抜いた消化吸収能力を標準装備しているため、

飽食の時代には、それが逆に、大弱点になってしまいます。



まとめると、痛風体質の人は、


○『粗食なら』→長命

×『飽食なら』→短命



いくら運動療法をしても、

「食べた分だけ動けばいいんでしょ」といってみても、

痛風体質の人の消化吸収能力を軽くみてはいけません。


食べた分、みんな「身に付きます」。


もちろん、運動は大切ですよ?

効果がない、必要ない、といってるのではありませんよ?


でも、食べた以上のカロリーを使うのは、かなり困難です。

やってみたことがある人は、よくわかると思います。


「口から入れるものを減らす」

・・・これしかないのです。


トカゲなどの下等動物には、身の危険が迫ると、

しっぽを切って逃げる能力があります。

「自切」というらしいです。

そのシツポがしばらくピクピク動いているので、

天敵がそれに気を取られている間に

逃げうせるそうです。

そして、しばらくすると、切ったはずの尻尾は再生する、とか。


人間には、こんな能力はないですからね。


とりあえず、天敵のいない人間からすると、

現代社会の大敵といえば、

「ストレス」でしょうか?


人間には、トカゲのような

身を守る本能的な“防御装置”がないので、

体が不調になったり「過労死」したりするのかもしれませんね。


2022年2月18日金曜日

痛風 クエン酸 飲み方

痛風は、中高年の男性で発症することの多い病気です。


とにかく足などの関節に激痛をもたらすのが、

大きな特徴とされていて、身動きが

取れなくなるほどの激しい痛みが襲ってきます。


痛風にならないようにするためには、

尿酸値を高めないようにすることです。

血液検査の中で尿酸値の項目があるはずです。

この尿酸値が7㎎/dl以上の状態になっている人は、

注意が必要です。


尿酸が過剰に溜まると、結晶化してしまいます。

この結晶化した尿酸が

関節に溜まることによって炎症を引き起こし、

先に紹介した激痛をもたらすわけです。

つまり痛風予防や対策をするためには、

いかにして尿酸値を少なくするかにかかっています。


この尿酸は老廃物の一種で、通常は

尿や便に混ざって排出されます。

ということは痛風対策をするためには、

いかにして尿酸を効率的に排出できるかが

ポイントになります。


そこで注目されているのが、クエン酸です。

クエン酸の配合されたサプリメントやスポーツドリンクが、

いろいろと販売されています。


このクエン酸は、いろいろな側面で

尿酸の体外への排出に貢献しています。

まず、尿酸は尿のペーハーによって排出効率が

大きく左右されます。

酸性尿の状態であればあるほど、

尿酸が尿の中に溶けてくれないので

うまく尿酸を排出できなくなります。


クエン酸には、尿を酸性から弱酸性、アルカリ性に

持っていく効果があります。

このため、尿酸がより溶けだしやすい尿に変化させられるので、

効率的に尿酸を排出できるようになるわけです。


そしてもう一つ、乳酸の分解を促進する効能も

痛風予防には効果があります。

乳酸とは運動をすると

体内に溜まって来る疲労物質のことで、

運動を長時間行うと疲れがどんどん溜まっていくのは、

乳酸が体内に溜まっているからです。


この乳酸には、尿酸の排泄を抑止する効果があります。

クエン酸には乳酸を分解する効果があるので、

尿酸の排泄を妨げる働きを抑制できるのです。

このため、尿酸の排出ペースを高めて尿酸値を低くし、

痛風発作のリスクを軽減できるわけです。


実際痛風患者に処方される治療薬の中には、

クエン酸ナトリウムやクエン酸カリウムの

含まれている薬もあります。

クエン酸のサプリメントやスポーツドリンクは、

このような薬と比較すると大きな効果はないかもしれません。


しかし毎日摂取をしていれば、

痛風改善や予防に一定の効果は十分期待できます。

よりしっかりとした痛風対策をするのであれば、

クエン酸サプリメントの飲み方を工夫することです。


サプリメントなので、

薬のように絶対このように服用しないといけない

といったルールはありません。


しかしできることであれば、1度に大量摂取するのではなく、

1日数回に分けて摂取するように心がけてください。


また摂取量に関しては、

別に上限などの厳しい決まりはありません。

レモンや梅干など、普段

私たちが食している食べ物の中に含まれているものなので、

副作用の心配をする必要もありません。


しかし各メーカーのサプリとも、

目安になる摂取量がラベルなどに書かれています。

この量を参考にして摂取すること。


また、クエン酸サプリの飲み方で重要なのは、

単体ではなく他のサプリと併用することです。

クエン酸にはクエン酸回路といって、

エネルギーを算出するためのサイクルがあります。

このクエン酸回路が効率よく力を発揮するためには、

ビタミンやミネラルのあった方がいいのです。


そこでクエン酸を摂取するときには、

ビタミンやミネラルと併用すると、

より高い効果が発揮されます。

ドラッグストアなどを見てみると、

マルチビタミンやマルチミネラルといった、

一つで数種類の成分の配合されているサプリメントが

販売されています。

こちらと併用して、クエン酸の効果を高めてください。