2024年6月18日火曜日

痛風 りんご酢

リンゴ酢は、痛風に良い。


これは・・・ホントか嘘か!?


さあ・・・良いんじゃないですか?

“酢”が入っているんだし。


そうなんです。

りんご酢ってのは、リンゴ酢と言う以上、

林檎と酢だけで作られているのかと思えば、

いろいろな成分が入っているのです!


じゃあ、あれですよ。

りんご酢、とか言わずに、

「リンゴ+酢+いろいろ」

という商品名にすべきですっ。


まあ、それはともかく、

なんで、痛風に酢が効果的なのか?


酢が尿酸値を下げてくれるわけじゃないのですが、

間接的に尿酸値を下げる効果に

寄与してくれるのです。


つまり・・

痛風になりやすい体質の人は、

食べモノの好みとかも、結構ヘビーなものが

好きな人が多いのではないでしょうか。

牛丼とか。

焼肉とか。

ハンバーグとか。

カレーとか。

ラーメンとか。


え?

痛風体質じゃなくても、みんな好きだろうって?


ええと・・・これらが悪いというわけでもないのですが、

どっちかというと、こういう食事ばかりしていると、

どうしても、尿が酸性になりガチなわけですね。


尿が酸性?

なんじゃ、そりゃ?


体というものは、常に

中性に保たれようとする性質があるので、

酸性の食品が体内に多く入ってくると、

カラダを中性に保つため、

余計な酸性の成分を体外に排泄します。


つまり。

それらは腎臓から尿として排泄されるので、

酸性の食品ばかり食べていると、尿が酸性、すなわち

酸性尿になる、ということ。


逆にアルカリ食品を多く食べると、アルカリ尿に。


よく言う、カラダがアルカリとか、

体が酸性とか言いますけど、本当は

体は常に中性で、体が

アルカリだったり酸性になったりするわけじゃないんです。


そんなことより・・

別に、尿が酸性であろうが、

アルカリでもドッチでもいいじゃん?


どっちでも良い、とか言いきれる人は、

痛風じゃない人です。

痛風体質じゃない人です。


と、いうのも、痛風発作に関係があるのは、尿酸値。

尿酸値とは、血液中の尿酸の濃度ですから、

体内に尿酸がどれだけあるか、そして、その尿酸を体外に

うまく排泄できているかは重要な要素なのです。


尿酸をできるだけ体外に排泄したい人

→ぜひ、アルカリ尿に。


尿酸の排泄なんか気にしなくてもいい人

→酸性尿でもアルカリ尿でもドッチでも。


てなワケで、痛風で苦しむ人ならば、

ぜひ、尿をアルカリに傾けたいのです。


そこで→「酢」の出番ですか?


でも、お酢の嫌いな人はどうするの?

私みたいに、酢が苦手で飲めない人はどうするの?


そ~んな人のためにね。

これがあるんじゃないですか。


2024年6月17日月曜日

痛風と炭酸飲料の関係とは?

炭酸飲料は、痛風に効果がある!?


いやあ、関係ないでしょう。

炭酸飲料が尿酸値を下げる効果に

寄与する根拠が全くありません。


たしかに最近、炭酸水がちょっとしたブームというか、

美容に良い、健康に良い、体型がスリムなるだとか

話題になっています。

だからといって、痛風に良いってわけでもないのです。


ただし、この炭酸水がアルカリ水だとかいうなら、また話は

全然別ですが・・

炭酸水って、実は「酸性」なのですよ。

酸性だから健康に良くないとかじゃなくて、

痛風の場合は「尿」の問題です。


つまり、

尿が酸性だと尿酸が溶けにくい 

→→→→→ 尿酸値が上がる


尿がアルカリ性だと尿酸が溶けやすい

 →→ 尿酸値が下がる


酸性である炭酸水を飲んだからといって、

尿が酸性になるとは限りませんが、まあ、

積み重ねですからね。

少なくとも、アルカリにはならないでしょう。


それから、この炭酸水。

たとえば、焼酎だとかウイスキーとかに入れる、

まったく味のない炭酸水ならばいいですが、

いわゆる、サイダーとかコーラーとか、

糖分の入っているもの。


これは、駄目です。

果糖、ショ糖、砂糖・・糖分は体内に入ってきたとき、

分解されてエネルギーに変換されるのですが、

そのとき尿酸が発生します。


つまり、甘いジュース、炭酸飲料をがぶかぶ飲んでいると、

知らないうちに尿酸値が上がっちゃった・・

なんてことになるかも!?

甘い炭酸飲料は、飲むなら少しだけにしましょうね。


あと、よくカロリーゼロのコーラとか

発売されているでしょう?

あれ、嘘ですから。

でたらめですから。


カロリー0と表示されていても、本当は、

カロリーゼロじゃありません。


ええっ!

嘘っぱちなの!?


それって、消費者をダマしてるじゃん!

詐欺じゃん!

飲料メーカー、警察に捕まるよ!?


いえ、決して捕まりません。

なぜなら・・・

厚生労働省が

「5kcal未満であれば“ゼロ”と表示してよい」と

認めているから、なのです。


な・・なんじゃそりゃあ!?


5kcal未満なら、5kcal未満と表示するのが

「当たり前」でしょう!

なんで、5kcal未満が「ゼロ」なの!?


学校のテストで、「5未満=0」なんて書くと、

ダメ出しされますよ!?

学校を卒業して、大人になって世の中に出ると、

「5未満=0」なんてデタラメが、のさばってる

・・ってワケですか!?


・・・・ったく、信じられませんね。

なんてデタラメな世の中なんでしょう。

ゼロじゃないのに、ゼロと うそぶいても良いなんて!

ひょっとしたら、大手飲料メーカーが

(カロリー0飲料を売るために)

政治献金でもしてるんじゃないか、と疑っちゃいます。

(いえ、知りませんが)


何の話か、わかんなくなってきましたが、

そうそう、炭酸水が痛風に良いかどうか、でした。


なんで、炭酸水が注目されているかというと、

疲労回復効果があるとか、血流を促進するとか、

新陳代謝が活発になってダイエットに良い、とか・・・

そんな感じですね。


ですが、尿酸値が気になる人にとっては、

炭酸水は良いことばかりじゃありません。


と、いうのも。

炭酸水を飲むと、ですね・・

炭酸ガスが体内に入るわけですね。

そして、その炭酸ガスが血管に入りこんでくると、

話がややこしくなるのです。

つまり・・体の中が酸素不足になるのですよ。


これがやっかいなのです。

つまり、全力疾走したのと同じような状態になるのです。


なんで、痛風改善において、運動療法が勧められていて、

そして、ゆったりとした有酸素運動(ウォーキングなど)が

推奨されているのか?


そして、どうして、激しい運動(無酸素運動)は

ヤメた方がいいのか?


これは、無酸素運動が体内にあまり酸素を取り込めないので、

体内の細胞が壊れやすくなり、結果として、尿酸がたくさん

作られてしまうからなのです。


ああ・・なんてことなの。

それじゃあ、横断歩道で赤信号に変わりそうになっても、

走ったりできないの?

走ると、体内が酸素不足になって、

体内の細胞が壊れやすくなって、

尿酸がたくさん作られて、尿酸値あがっちゃうの?


電車が来ても、駆け込み乗車しちゃダメなの?

走るの、だめなの?

会社に遅刻しちゃうよ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんなバカな。

だめじゃありませんよ。


そんなことを言っていたら、世の中、生きていけません。

普通の日常生活での、必要上、走ることがあっても

その程度なら大丈夫ですよ。


毎日、トレーニングジムに通って、

強度の強い筋トレとか

スルのは、やめたほうがいい、という話です。


ダイエット(減量)のためだからといって、

毎夜、ボクシングジムに通って汗を流す、

というようなやり方は、

なるべくしない方が良い、ということなんです。

(あくまで、尿酸値が気になる人の場合のみ)


・・・てなわけで、炭酸水が

尿酸値を下げる効果はありません。

健康や美容には良いみたいですが・・・


尿酸値を下げるどころか、逆に、

糖分の含まれている炭酸飲料は

飲み過ぎると尿酸値を上げることになるので、

ほどほどにしておいたほうが良さそうです。

まあ、たまに飲むくらいなら

大丈夫なんじゃないでしょうか。


2024年6月14日金曜日

痛風 運動は尿酸値を下げる? 上げる?

痛風の運動療法、という言葉もあるくらいで、

痛風は運動していれば改善する!


これは・・・ホントか嘘か!?


え~と。

嘘のようでもあり、ホントでもあります。


なんですか、そのハギレの悪い言い方は。

厳密にいうと、激しい運動をすれば

尿酸値が上がります。


ええっ!?

じゃあ、運動は体に悪いの??

痛風に良くないの?


体に良いか悪いかはわかりませんが、

いわゆる無酸素運動は、尿酸値を上げます。


メカニズムは、こうです。


尿酸というのは、

体内の細胞が代謝のときに出す老廃物です。

細胞の核が壊れるたびに尿酸を出すのですよ。


で・・細胞というのは、

無酸素の状態だと壊れやすくなるのです。

だから、無酸素運動では、

体内に取り込む酸素が激減するため、

細胞が壊れやすくなり、尿酸が多く作られて、

結果として、尿酸値が上がってしまうわけです。


ふ~ん。

じゃあ、無酸素運動って、どんなものがあるの?


端的にいうと、100メートルダッシュとか。

ウエイトリフティングとか。

相撲とか。

息を止めて一気に・・・そうですね、瞬発力系の運動が

無酸素運動ですね。


では、逆に痛風改善に望ましいとされているのは、

その逆です。

つまり、有酸素運動。


ゆっくりとした散歩とか、軽いサイクリングとか。

息を吸いながら、ラクにできる運動、もしくはスポーツ。

それなら、酸素を体内に取り込みながらの運動ですので、

尿酸値を上げることはないです。


あの、ワタシ、痛風なんですけど、

ボクシングとサッカーとボディビルをするのが

趣味なんですけど。


え~と。

まあ、そういう人は、その・・あはは。


あはは、じゃないでしょう?

やっちゃダメなの!?


やっては駄目ということはないですが、

それらの無酸素運動は

尿酸値を上げやすい、ということです。


運動にはストレス解消効果もあるので、

激しい運動なら全て却下する、というのも

どうかとは思いますが、なるべく尿酸値を上げない、

ゆったりとした有酸素運動のほうが

痛風発作のリスクを上げずに済みます。


2024年6月13日木曜日

痛風発作を早く終息させる私の方法

30数年間、痛風で苦しんできて、最近、

やっと気がついたことがあります(遅すぎ)。


痛風発作が発症したら、

出たら出たで「出っぱなし」にしておいた方が、

早く治まるのではないか、と。


つまり、痛み止め

(「ロキソニン」「ボルタレン」など)の薬を飲むと、

発作が終息するのが長引くのではないか、と。


私は、痛風発作が いったん発症してしまうと、

あまりにも激痛のため、

いつも痛み止めの薬を飲んでいました。

近所の お医者に処方してもらった

ロキソニン錠(60mg)を服用するのですが、

きつい(強力な)薬だというのは知っていましたが、

苦痛から逃れたくて手放せませんでした。


たしかに、ロキソニンなどの痛み止めの薬を飲むと、

痛風発作の痛みは多少は緩和されましたが・・

これって、どうなのでしょうか。


痛風発作というものは、体を守るために起こる現象です。

つまり、尿酸結晶が体内に溜まりすぎる、

という状態は良くないので、

カラダが発作を起こして、発熱を伴う腫れと痛みで

その余計な尿酸結晶を溶かそうとするのです。


腫れあがる患部は、見ていて痛々しい限りですが、

その現象には、ちゃんとした意味があるんです。


ロキソニンなどの痛み止めの薬の効用は、

「炎症を緩和して、痛みを抑えて、熱を下げる」

という効果があります。


これは、たとえば、

足が腫れあがっている患部だとすると、体内に

尿酸結晶を燃やして溶かそうとする火種があるのに、

一方では、水をぶっかけて冷やそう、

としているようなものです。


痛風発作 →発熱で尿酸結晶を溶かす

痛み止めの薬 →熱を下げる


このように「痛風発作」と「痛み止めの薬」には

相反する働きがあります。


すなわち、体内で尿酸結晶を発熱で溶かそうとするたびに、

痛いからといって痛み止めの薬を飲んで熱を下げると、

いつまでたっても、尿酸結晶が溶けて小さくなっていかない。

つまり、なかなか、腫れが引かない。痛みが治まらない。

歩けるようにならない・・となります。


痛風発作の痛みというものは、筆舌に尽くし難い激痛なので、

私は痛風発作のたびに、必ずといっていいほど、

痛み止め(ロキソニン錠60mg)のお世話になってきました。


で、ある日、ふと思いついて、もし、

痛風発作が出ても、

ロキソニンを全く服用しなかったらどうなるのか。

・・・そう思って、人体実験じゃないですが、

自分で試してみることにしたのです。


痛風歴が長くなるにつれて、いったん痛風発作が発症すると

近年では回復が非常に遅れ気味で、私の場合、

元通り歩けるようになるのは、2ヶ月間とか、ザラです。

腫れや痛みは、なかなか引きません。

体の自由が制限される2ヶ月間は、結構ツライです。


で。

痛風発作が出てもロキソニンを飲まないようにしてみたら

・・その結果。


痛風発作は『一週間』で治まりました。


ええ~っ!?

うそ------って、感じです。


痛風初期症状の人なら、

1週間とか10日間とかいうのは

普通です。

なにも驚くようなことではありません。

ですが、10年、20年と経過していくうちに、

痛風発作は

そんな簡単には治まってくれなくなってくるのですよ。


まあ、たまたま軽い発作のときだったのかもしれませんが。

(酷い症状のときと、それほどでもない症状のときがあります)


今まで、長年、痛いからロキソニンを飲み続けてきましたが、

痛みからは少し免れて、そういう面では助かっていましたが、

発作の発熱で尿酸結晶を溶かすのを阻害していたのですね。


痛み止めの薬ナシで苦しみながら、

早く痛風発作を終わらせるのと、

痛み止めの薬を飲みながら、苦痛を緩和させながら、

痛風発作を長引かせるのと、どちらがいいのか?


どちらがよいのか、正解というか、

私にはわかりませんが、今後、私は痛風発作が出ても

ロキソニンは飲まない方を選択したいと考えています。


・・・と、いっても我慢の限度を越える強烈な痛みがきたら、

やっぱり痛み止めの薬を飲んでしまうかもしれませんが。


2024年6月12日水曜日

痛風 尿酸値の上げ方

 『尿酸値の上げ方』。


誰がこんなモノを知りたいものですか。

「尿酸値の下げ方」を知りたいのですよ。

尿酸値を上げて、どうするのですか。


でも、まあ、せっかく書きかけたので、

気を取り直して続きを書くことにします。


「尿酸値の上げ方」の原因の一つは、

食事に関係があります。

つまり・・「早食い」です。


『早食い』が尿酸値を上げるのですよ。


早食いというのは、ご存知のように、

食事時にお腹が減っていて、ドカドカドカ・・と一気に

食事を流し込むかのように食べまくることです。

よく噛みもせず、一気呵成に・・というか、

他の人がまだ食べているのに、自分だけ

お皿はカラッポ、やれやれ、満腹ごちそうさま・・

という感じ。


これが、いわゆる「早食い」です。

なんで、これが尿酸値を上げるのか。


尿酸値というのは、血液中の尿酸の濃度、つまり、

血液中に尿酸がどれくらいあるか、という量を

目安としています。

ですので、血液中に尿酸があふれれば溢れるほど、

尿酸値は高くなります。

つまり、尿酸をたくさん生成されすぎるのは、

好ましくない、ということ。


「早食い」をすると、

どうしても大量の食事が口の中、胃の中に

流れ込んできますので、消化もフル回転で

行わなければなりません。

このとき、細胞がエネルギー消費をして

尿酸が生成されます。

たくさん、作られてしまうのです。


逆に、

ゆっくり食事を食べてみたらどうでしょうか。


「早食い」のときに比べて、それほど

尿酸は生成されません。

細胞のエネルギー消費も少なめなので、

尿酸の生成も少なめなのです。


でも、それを気にしてばかりいても、それもまた、

ストレスになりそうですし、ストレスが強いと

尿酸値も上がりますしね。


で、対策。


『よく噛む』


ありきたりすぎてアレですが、

食事のとき、よく噛むと、

早食い防止にもなるし、よく咀嚼されて

唾液と混ざって胃の消化も助けます。

まさに、一石二鳥。


でも、よく噛むって・・

ラーメンや蕎麦のときは、どうするの、

と思ったりもするのですが・・・


どうするんでしょうね???


2024年6月11日火曜日

タマネギは本当に痛風発作に効果があるのか?

痛風発作の痛みを劇的に鎮める効果がある、

と聞いてから、

実際に食べて試してみたのが、コレ。


そうです。

たまねぎ。

生タマネギです。


私は喉が痛くなるまでタマネギを食べて、

何を食べても味がしなくなるまで

食べてみましたが・・・

あまり、痛風に効果的だ

という実感はありませんでした。


私があまり効果がわからなくても、

他の人には効果的な場合もあるでしょうし、

実際、効果があった人が大勢いたから、

この民間療法は広まったのだと思います。


もしかしたら、あの、タマネギの涙が出るほどの

強い成分に秘密があるのかもしれません。

あの成分が痛風発作を沈静化させるような作用が。


でも、今のところは玉葱に科学的な根拠みたいなものは

ないんじゃないか、とも思うのです。

いえ、単に研究してる人がいないだけかもしれませんが。


血液サラサラになる効果は有名ですので、

玉葱というのは、体にとって

とても良い食品だとは思います。

でも、痛風に玉ネギが良い、と推奨する お医者さんを

あまり聞いたことがないでしょう?


逆にコーヒーは科学的な実験データもあり、

コーヒーを多飲(一日、6杯以上)することで

尿酸値を下げることがわかっているそうです。

また、コーヒーを飲むことを推奨している

お医者さんもいますしね。


それから、また肥満解消、つまり内臓脂肪を減らすだけで

尿酸値が下がることも実証されていて、

ダイエットによる肥満解消を多くの

お医者さんが勧めています。


お医者さんが推奨していなくても、

科学的根拠が明らかにされていなくても、

もしかしたら、タマネギには

痛風発作を沈静化させる効果はあるのかもしれません。

アメリカには、

アメリカンチェリーを飲んで(あるいは食べて)

痛風発作を治める、という民間療法がありますしね。


そもそも、お医者さんというものは、

現実に効果があろうがなかろうが、

科学的根拠、医学的データがないものには「良し」とは

言わない人達なのかもしれません。


ですので、玉ネギは効果がないと決め付けるのは

正しくないと思うのですが、でも、その、

いやあ・・あれって、結構、食べるのは苦痛なんですよ。

生で丸かぶりしていると、ホントに涙、出ましたしね。


って、痛風発作が起こってしまったら、

そんなことを言ってる場合じゃありませんが。


そろそろ、夏場が近づいてきて、

痛風発作の起きやすい季節になってきますが、

また、玉ネギを食べといたほうがいいですかね?


2024年6月10日月曜日

夏の痛風発作の予防に水分補給が大切

痛風体質の人にとって、

これから夏場が近づいてくることで重要なことの一つに

「水分補給」があります。


私も、この「水を飲む」という行為を

少し意識しているのですが、

これは意外と難しいのですよ。


どういう意味?


夏は暑いので汗をかくので、

脱水症状にならないように水を飲む・・

というのが普通の考えなのですが、

痛風の人の場合、尿酸との関係が関わってきます。


尿酸値が高いということは、

血液中の尿酸の濃度が高いということなので、

なるべく尿酸を体外に排泄したいワケです。

ですが、この尿酸。

やっかいなことに尿と一緒に排泄されるのが大半なので、

一日トータルでの尿量を確保しなければなりません。


尿をたくさん排泄するためには、必然的に

水(飲料水)をたくさん飲まなければならないのですが、

夏は発汗によって水分が出てしまうので、

より多めの水が必要なので。


汗と一緒に、尿酸も

ジャンジャン出てくれれば嬉しいのですが・・

人間のカラダは、残念ながら、

そんな都合の良い仕組みにはなっていないようです。


で、水を飲みます。


水を飲むって・・どれくらい飲むの?


よく言われているのが、一日に水「2リットル」。

もしくは、「2リットル以上」。


これ、でもね・・

実際、一日の初めに

「2リットル入りのペットボトル」をドン、と用意して、

さあ、今日はこれだけ飲むぞ!

・・・というような人ならば、一日に

どれくらいの水を飲んだか明白ですが、

そんな人は、あまりいないでしょう。

たいていの人は、自分がどれだけ飲んだか、

わからないのでは?


そういう私も自分の一日の水分摂取量なんて、

全くわかりません。

ただ、夏以外の季節よりも、多いめに多い目に

意識して飲むだけです。


でもね。

ここに落とし穴があると思うのです。

つまり・・

とにかく、大量の水を飲みに飲んで飲みまくれば良い、

というワケでもないんです。


ほら、体内の水分調節というか、

濾過や代謝は腎臓が担当しているでしょう。

あまりにたくさんの水を飲みすぎると、

腎臓に負担がかかってしまいます。

っていうか、それ以前に、お腹が水の飲みすぎで

チャポチャポになってしまい、

気持ちが悪くなります。

お腹の調子が すぐれません。


ここは一つ、自分の体と相談しながら、

飲みすぎないよう、

それでいて、水分不足にならないよう、

試行錯誤じゃないですが、自分で

水分摂取量を決めるしかありません。


私が思うには「喉が渇いたら飲む」、そして、

そのとき、「ちょっと多い目に飲む」。

そんな感じでいいんじゃないか、と考えています。


それと、水分補給の飲料の種類は、

「水」か「お茶」がベスト。

なるべく、炭酸飲料とかジュースの類は、少なめに。

ビールは、水分補給の目的なら止めた方が良いです。

ビールには利尿作用があって、かえって

脱水症状気味になりますからね。


統計によると、夏場に痛風発作が出る場合が

圧倒的だそうです。

私の経験でも、夏の痛風発作が圧倒的・・というより、

はっきりいって、大半が夏に痛風発作が発症します。

いつも酷い目に遭います。


この、夏場に痛風発作が多いという事象は、

夏は暑くて汗をかいて、水分不足になって尿酸値が上がる、

という図式と無縁ではないのです。


痛風体質の人にとって嫌な季節かもしれませんが、

無事に秋のシーズンを迎えられるよう、しっかりと

水分補給をしていきたいです。


2024年6月4日火曜日

痛風対策として、水を大量に飲む件

春から夏にかけて、気候が良くなってきて・・というか、

だんだん暑くなってきます。

外を歩いているだけで、汗ばんできたりしてね。


ここで勘違いしやすいのは、

こんなに毎日、暑いんだから「体の中も暑いだろう」と。


体の中、っていうか、内臓は全然別ものです。

外界が暑いからといって、体の中は、案外、

冷えているかも、です。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 痛風予防 水

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


痛風対策で、よくレクチャーされるのが、

「水をたくさん飲みなさい」ってヤツ。


なんで、痛風が水・・・と関係あるのかというと、

尿酸値に関係のある、尿酸。


この尿酸値を下げるためには、

血液中の中にある尿酸を

できるだけ体外に排出しなきゃならない。


じゃあ、どうするの?


こんなに汗をいっぱいかいているのだから、

尿酸も一緒に蒸発・・してくれれば嬉しいのですが、

残念ながら、汗からは尿酸は排出できません。


尿なんですよ。

尿酸は尿に溶けて、体外に排泄されるのが

大部分なのです。


で・・出すには、飲め、ってことで。



|★ 水 2リットル

└───────────────────


痛風の本なんか見たら、

「1日に2リットルの水を飲みましょう」とかね。


尿に溶けた尿酸をできるだけ多くハイセツするために、

しっかり水を飲みましょう、とかね。


ですが、実際に水を大量に飲むと、

お腹がチャポチャポになって、お腹の調子が悪くなります。

なんか気持ちが悪くなります。


個人差があるのかもしれませんが・・

案外、水って、飲みたくもないときに、

そんなに飲めないですよ。


真夏なら、大丈夫かもしれませんけどね。

汗、いっぱい、かくから。


でね。

水を大量に飲むと腎臓に負担がかかりますし、

大量に摂取すると、体の内部が冷えます。


内部が冷える、すなわち、内臓が冷えるということ。

内臓が冷えるということは、

内臓の機能が低下するってこと。


水さえ飲んでいれば、痛風が良くなるわけじゃありせん。


では、水は飲まない方が良いのかというと、

決してそんなことはなく、

尿に溶けた尿酸をできるだけ多く排泄するために、

多くの水を飲むってのは、利にかなった手段です。


ただ、飲みたくもないのに、飲みに飲んで、

コップも見たくなくなるくらい、

無理に飲んじゃだめよ、という話。


ところで、

夏場に飲む水、といえば、お茶にしろ、

「冷たい水(あるいは、お茶)」を飲むでしょう?


これが胃腸を冷やします。

ですので、あたたかいものを飲むのをおススメします。


夏だからこそ、

熱い飲み物を飲む!


たぶん、周囲から変人扱いされるような気がしますが、

負けちゃいけません。


利尿剤服用と尿酸値上昇の関係

 「利尿薬」ってのは、簡単にいうと、

高血圧の治療薬です。


利尿薬を飲むと、どうなるのか?


血圧の高い人は、血圧が下がります。

脳血管障害・・などのリスクを減らせる、

というわけですね。


ところが、この「利尿薬」を飲むと・・

体内のドコに作用するのか、

どの臓器に影響を与えるのか、

というと『腎臓』なのです。


痛風の人は、腎臓と聞いただけで、

なんとなくビビッて・・しまうわけないか。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 利尿薬 副作用 痛風 なぜ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


で・・利尿薬が腎臓にどんな働きかけをするかというと、

より多くの塩分(ナトリウム)をハイセツするように促し、

さらに排泄する尿量を増やします。


この働きによって、血液中の水分が減少します。

その効果によって、血圧が下がる、というわけです。


・・・なんか、わかったような、

よくわからないような説明ですが。


まあ、とにかく、利尿剤の効果で

血圧が下がるわけです。


と、ここまでは いいのですが。


薬というものは、効果が高くて素晴らしい

と思うのですが、

残念ながら、副作用というものがあります。


副作用がなければ嬉しいのですが・・

副作用の全くない薬、というのは、

あまり聞いたことがありません。


世の中、良いことばかりではない、ということで。


ええと、利尿剤は腎臓に働きかける薬剤だ、

という話でした。


腎臓には、複雑な構造で構成された糸球体、

というフィルターがあります。


痛風に関係ある尿酸値、というのは、

血液中の尿酸濃度のことです。


尿酸値が高い「高尿酸血症」

(関節炎、いわゆる発作が出たら、痛風)

の人は、尿酸をできるだけ体外に排泄したいわけです。


ところが・・

尿酸のハイセツというのは、大半が尿と一緒に排泄されます。

つまり、尿に溶けて、一緒に排出されます。


で。

その、腎臓の糸球体というところで

濾過(ろか)された尿酸ですが、

尿細管というところで、再吸収されます。


せっかく、ろ過したのに、なんでまた、再吸収なの、

という感じですが、

再吸収された残りの尿酸が尿に排泄されるのです。


利尿薬の使用によって、

塩分と水分の排出が促進されて、血液量が減り、

尿細管が「尿酸を再吸収」するのが促進されるのです。


で・・尿酸の再吸収が進んだ結果、

尿酸値が上がってしまう、ということになります。


利尿剤は体内の余分な水分が排泄されるので、

ダイエット目的で使用する人もいるようですが、

腎臓に負担がかかる薬なので、自己判断で

服用する薬じゃないです。


病院へ行って、医師の先生の診察を受けて、

処方してもらうべき薬だと思います。


利尿薬を飲んで痛風になった、という話は

ときどき聞きますが、

実際には、痛風発作が発症するには、

尿酸値が高いままの状態で10数年経過しないと

発症しません。

(体内の関節などに尿酸が結晶化して蓄積する期間)


利尿薬が引き金になった可能性はありますが、

利尿薬「だけ」が痛風の原因じゃないと思います。


おそらく、以前より、

尿酸値が高かかったのではないでしょうか。


尿酸値の検査 食事

痛風の指針とも言えそうな感じの尿酸値ですが、

この尿酸値検査は定期的にするのが良い、

と考えられています。


というのも、尿酸値の数値は変動しますからね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 尿酸値 検査食事なし?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


さて、この尿酸値検査ですが、

検査の当日は、どうする?


食事抜きなの?

朝食くらいは、食べてもいいの?

それとも、前日から絶食?


これね。

ハッキリした方針のようなものは、ないのですよ。

いい加減な感じもしないこともないですが。


いわば、どっちでもいいのです。

食べたい人は食べたらいいし。

食事抜きで検査に挑みたい人は、そうすれば良し。


病院によっては、どうすべきなのか、

食事をしてから来るべきなのか、

それとも食事抜きで来ればいいのか、とか

何も言ってくれなかったりね。


なにも言わない・・ということは、ある意味、

どっちでもいい、どうでもいいのか、と思ってみたり。


また、病院によっては、

食事を抜いてきてください、という病院もあるでしょう。


おそらく、血液検査は食事抜きというのが

一般的な鉄則のような気がしますが、どーなんでしょ。



|★ 食事をしてから尿酸値検査をすると数値が悪くなる

└───────────────────


正確にいうとね。

食事をしてから尿酸値検査をすると、高めの数値が出ます。

いわゆる、悪い数値っていうか。

わずかな変動ですけどね。


で、食事抜きで尿酸値検査をすると、

これもわずかですが、食事後よりも良い数値が出ます。


食事をすると、体内に食品が取り込まれて、

この食品を体内で分解するときに尿酸が増えますから。


まあ、食べて検査すれば、尿酸が増えるのは当然なので、

血液中の尿酸が増えたら、尿酸値も上がります。


ついでにいうと、直前に

ビタミンC(ドリンク剤とかでも可)を

飲んで尿酸値検査をすると、低い数値が出ます。

いわゆる、良い数値っていうか。

わずかな数値ですけどね。


ビタミンCには、一時的に

尿酸値を下げる効果があるらしいです。


で。

病院が食事抜きで来て下さい、という場合ですが、

食事抜きの状態ならば、いつも「同じ」状態でしょ?


つまり、あるときは、お腹いっぱいの状態で、

またあるときは、すきっ腹。


それじゃあ、

本当の数値、尿酸値の推移みたいなものが

ちょっと不正確。


だったら、いつも同じ状態である「空腹」、つまり

食事抜きで来て下さい、ということになるのです。


でも、細かいことを言わない病院でしたら、

それこそ、何も言わない。


医師の先生に訊けば、

食事抜きで来て下さい、というかもしれませんが、

私、実際に、食事抜きで来い、と1度も言われたこと

ないんですよ。

まあ、どっちでもいいんでしょう。



|★ 血液検査の時に良い食品

└───────────────────


いい検査結果を出すためにはビタミンCを直前に

大量に摂取すればいいですが、それって、まあ

無意味でもあります。


だって、なんのために検査するのか、といえば、

本当の自分の尿酸値を知るため、でしょ?


検査結果を良くするために、何か、

検査結果を良くする食品を食べるってのは、

本末転倒な気もします。


いや、それでも尿酸値検査の数値を良くしたいんだ!

・・というのならば、直前に


ビタミンC入りの

ドリンク剤をどうぞ。


でも、無意味です。


気持ちは わかりますが。


痛風 内臓のバランス

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 西洋医学と違いすぎる東洋医学の考え方

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


痛風に限らず、病気となると、

近くの病院に行くと、薬を処方してもらえます。


病気になりました、さあ、薬を飲みましょう、

というのが西洋医学の考え方です。


っていうか、日本の病院の大半は西洋医学ですから、

選択の余地なし、ですが。


で・・胃が悪くなりました。

あるいは、肝臓が悪くなりました。


じゃあ、胃の薬を飲みましょう。

肝臓の薬を飲みましょう、となります。


対症療法(たいしょうりょうほう)ってヤツです。

悪いところが見つかれば、そこダケを

治療しましょう、と。


東洋医学の方は、これとは少し違っていて、

胃が悪くなりました、肝臓が悪くなりました、

じゃあ・・内臓全体を良くしていきましょう、

調子を整えていきましょう、という考え方です。


なんでか、というと、

内臓は1個1個が独立して存在しているのではなく、

門脈などで、それぞれの臓器は

密接に繋がっているから、です。


だから、肝臓を良くするためには、

肝臓以外の臓器の調子を良くしましょう、という

ワケのわからない理論が出てきます。


肝臓を良くするのなら、肝臓の調子を整えたら

いいんじゃないの!?


内臓はバランスというか、それぞれが

つながっているので、関連がある、ということです。


逆に。

肝臓が悪くなってしまったら、その影響で

他の臓器にも悪い影響が出てくる、というのは

充分に有り得ることです。


内臓に限らず、

体内は『循環している』ということ。


胃なら胃、肝臓なら肝臓じゃなくて、

内臓全体を良くしなきゃならない。


尿酸値が高いから、尿酸値を下げる薬を飲んで

尿酸値を下げましょう、というのは、

とても理にかなっているのですが、

尿酸値だけを ばあ~~ん、と急激に下げてしまうと、

内臓のバランスが崩れてしまう、ということです。


尿酸値の急変は、上がっても下がっても、

痛風発作を誘発しますしね。