2024年6月10日月曜日

夏の痛風発作の予防に水分補給が大切

痛風体質の人にとって、

これから夏場が近づいてくることで重要なことの一つに

「水分補給」があります。


私も、この「水を飲む」という行為を

少し意識しているのですが、

これは意外と難しいのですよ。


どういう意味?


夏は暑いので汗をかくので、

脱水症状にならないように水を飲む・・

というのが普通の考えなのですが、

痛風の人の場合、尿酸との関係が関わってきます。


尿酸値が高いということは、

血液中の尿酸の濃度が高いということなので、

なるべく尿酸を体外に排泄したいワケです。

ですが、この尿酸。

やっかいなことに尿と一緒に排泄されるのが大半なので、

一日トータルでの尿量を確保しなければなりません。


尿をたくさん排泄するためには、必然的に

水(飲料水)をたくさん飲まなければならないのですが、

夏は発汗によって水分が出てしまうので、

より多めの水が必要なので。


汗と一緒に、尿酸も

ジャンジャン出てくれれば嬉しいのですが・・

人間のカラダは、残念ながら、

そんな都合の良い仕組みにはなっていないようです。


で、水を飲みます。


水を飲むって・・どれくらい飲むの?


よく言われているのが、一日に水「2リットル」。

もしくは、「2リットル以上」。


これ、でもね・・

実際、一日の初めに

「2リットル入りのペットボトル」をドン、と用意して、

さあ、今日はこれだけ飲むぞ!

・・・というような人ならば、一日に

どれくらいの水を飲んだか明白ですが、

そんな人は、あまりいないでしょう。

たいていの人は、自分がどれだけ飲んだか、

わからないのでは?


そういう私も自分の一日の水分摂取量なんて、

全くわかりません。

ただ、夏以外の季節よりも、多いめに多い目に

意識して飲むだけです。


でもね。

ここに落とし穴があると思うのです。

つまり・・

とにかく、大量の水を飲みに飲んで飲みまくれば良い、

というワケでもないんです。


ほら、体内の水分調節というか、

濾過や代謝は腎臓が担当しているでしょう。

あまりにたくさんの水を飲みすぎると、

腎臓に負担がかかってしまいます。

っていうか、それ以前に、お腹が水の飲みすぎで

チャポチャポになってしまい、

気持ちが悪くなります。

お腹の調子が すぐれません。


ここは一つ、自分の体と相談しながら、

飲みすぎないよう、

それでいて、水分不足にならないよう、

試行錯誤じゃないですが、自分で

水分摂取量を決めるしかありません。


私が思うには「喉が渇いたら飲む」、そして、

そのとき、「ちょっと多い目に飲む」。

そんな感じでいいんじゃないか、と考えています。


それと、水分補給の飲料の種類は、

「水」か「お茶」がベスト。

なるべく、炭酸飲料とかジュースの類は、少なめに。

ビールは、水分補給の目的なら止めた方が良いです。

ビールには利尿作用があって、かえって

脱水症状気味になりますからね。


統計によると、夏場に痛風発作が出る場合が

圧倒的だそうです。

私の経験でも、夏の痛風発作が圧倒的・・というより、

はっきりいって、大半が夏に痛風発作が発症します。

いつも酷い目に遭います。


この、夏場に痛風発作が多いという事象は、

夏は暑くて汗をかいて、水分不足になって尿酸値が上がる、

という図式と無縁ではないのです。


痛風体質の人にとって嫌な季節かもしれませんが、

無事に秋のシーズンを迎えられるよう、しっかりと

水分補給をしていきたいです。