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● 痛風発作 冷湿布をしているのに、さらに冷やすのは?
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痛風発作の凄烈な痛みは、
我慢の限度を越える強烈な痛みです。
血液に含まれる尿酸が過剰になって、
体内の関節などに結晶化した尿酸が蓄積するのが
痛風発作の元凶となるわけですので、
体のドコに痛風発作が出ても、理屈の上では
不思議じゃないです。
でも、大半は「足」に出ますね。
特に左足。
さらにいうと、「左足の親指の付け根の関節」が
痛風発作の好発部位です。
で・・その痛い痛風発作ですが、
とりあえず、なんとか応急処置をしたい。
って、お手軽なのは、
湿布薬を貼ることをまず最初に考えると思うのですが、
さあ、湿布薬っていっても・・・
「温湿布」?
「冷湿布」?
患部に貼るのは「冷湿布」のほうです。
痛風発作は急性の炎症ですので、
急性の炎症を緩和させるのは、
「冷やすこと」です。
「温めること」は、どちからというと、
急性ではなく、慢性の痛みの場合が多いです。
で・・
冷湿布を貼ったのは、いいのですが、
これね。
実際に貼ってみた人はわかると思いますが、
ほんの1時間もすれば、貼った冷湿布が
“あたたかく”なっているのですよ。
冷たかったのは、貼り始めだけで。
どういうことなの?
痛風発作で腫れあがっている患部を触ってみると、
熱くなっているのです。
なんで発熱しているのかというと、
体内に溜まり過ぎた尿酸結晶を溶かそうとしているから。
(痛風発作が起こっている、その箇所だけですが)
それはいいのですが、
その「熱」で冷湿布が温まっているのですよ。
なんと、まあ・・凄いもんです。
全然、“ひんやり感”がなくなっていますからね。
まあ、夏場(痛風発作の発症が多い季節)だということも
あるのでしょうけど。
冷やすハズの冷湿布が、あたたまっているのなら、
もう効果がないのでは?
いえ、それはね。
冷湿布には、消炎成分の薬剤が含まれていますから、
微量ながら、皮膚から薬剤を浸透することによって、
痛みを緩和する成分が入っているのです。
だから、無駄・・・というわけじゃありません。
でも、冷やすことの目的は、
あっ ・・・という間に果たさなくなります。
そこで、考えるのは、
「冷湿布」を貼った上から、さらに(氷などで)
冷やしてもいいものなのか、どうか。
いいと思いますよ。
だって、急性の炎症は冷やさなきゃね。
温めると、どうして(痛風発作に関しては)
良くないのかと言うと、血流が良くなって
白血球の巡りも良くなるから。
白血球の活動が活発になると、
体の大掃除(尿酸結晶が関節から剥がれ落ちたものを攻撃)
が進むので、痛みがさらに増加する、ということになります。
普段は、健康増進のため、
血流を良くしましょう、とか言っておいて、
痛風発作のときは、ぜんぜん逆のことをするわけです。
だって、痛いのは、もうイヤですから。
で・・実際に、やってみると、どうなるのか?
冷湿布の上から、さらに氷や保冷剤で
激痛で腫れあがった患部を冷やすと、どうなるのか。
これね。
痛いです。
氷水の入ったビニール袋を使っても、保冷剤を
腫れあがったところに押さえつけても、
痛いところに当たるでしょう?
これが痛いのです。
それに、わずか数グラムの重さに過ぎないハズですが、
それすら、重いのです。
痛い患部は、その重さに耐え切れない、
という感じで。
冷湿布なら、貼るときは痛いかもしれませんが、
そのときだけでしょう。
保冷剤なら、ずっと押さえ続けなきゃならない。
ずり落ちないようにね。
そのたびに、少しでも当たると
痛い思いをしなきゃならない。
だから、このやり方は、あまり好きじゃないです。
何度か、やってみたことは ありますが、
もう、あまり やりたくないです。
痛風発作の、腫れあがって強烈な痛みが
冷やすことによって、相当マシになる・・
というのなら、ずっと手で(保冷剤とかを)
押さえてでも、やり続けますが・・
実感としてね。
あまり効果は ないような気がします。
とりあえずの痛風発作対策としては、
冷湿布を貼っておけば、それで、まあ、
いいかな、と。