痛風の原因となるのが高尿酸血症です。
これは血液中の尿酸値が高い状態を指し、
これを放っておく事で溜まった尿酸が結晶化し
痛風を発症することになります。
痛風の症状には
痛風発作と呼ばれる強い関節の痛みがあります。
足の指や関節、足指の付け根など
下半身中心に激しい痛みが突然起こり、
それが10日間ほど続きます。
その後痛みは治まりますが、だからといって
放置しておくと発作が頻繁になり、
さらに合併症の危険もあります。
健康診断の血液検査で尿酸値が高い場合は
注意が必要です。
7.0mg/dl以上の数値が高尿酸血症であり、
いつ痛風を発症するのかわからない状態といえます。
尿酸は体内で常に作られ、そして排出しています。
体内には常に一定量の尿酸が存在していますが、
この尿酸の産生と排出のバランスが崩れてしまうことで
高尿酸血症となります。
高尿酸血症の主な要因は生活習慣であり、
プリン体の多い食品を好んで食べたり、
大食い、飲酒、肥満、ストレスなどで
尿酸の産生が過剰になったり、
排出がスムーズにいかなくなったりすることで起こります。
痛風予備軍とも言える高尿酸血症の段階で
正しい対処することで痛風予防となります。
高尿酸血症だから、必ず痛風を発症する
というわけではありません。
病院の薬を処方してもらうというのが
手っ取り早く尿酸値を下げる方法ですが、
薬は飲んでいる時だけ効果があるだけで、
根本的に尿酸値を改善することにはなりません。
薬を飲むのをやめると元通りに
尿酸値は上がってしまうのです。
痛風予防には生活習慣の改善が不可欠であり、
特に食事を改善することが大切です。
そこで体質改善のために黒酢を
利用しているという人も多くいます。
食事療法だけではなかなか難しい痛風予防を
黒酢の力で補うのです。
黒酢には様々な栄養素が含まれていますが、
中には尿酸値を下げてくれるクエン酸も含まれています。
クエン酸は体内で分解されると尿をアルカリ化し、
尿酸を溶かしやすくするのです。
尿酸がどんどん溶かされて
体外に排出されることで尿酸値を下げてくれます。
酸っぱいものが苦手という人でも、最近は
サプリメントタイプも多くのメーカーから
販売されているので、
一度試してみてもいいかもしれません。
もちろん、サプリメントは薬ではありませんから
劇的に良くなるということはありませんが、
毎日続けることで痛風予防となるでしょう。
ただし、黒酢を飲んでいるから痛風にならない
というわけではありません。
併せて生活習慣も見直して体質改善することが重要です。