2022年10月31日月曜日

痛風 尿 アルカリ

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◆ 痛風 尿をアルカリ性に傾ける

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長年、夏場になると痛風発作に苦しんでいたり、

健康診断のたびに尿酸値が高い、と言われ続けていたり。


そういう人が一念発起(?)して、

尿酸降下薬(尿酸値を下げる薬)を飲むと、

効果てき面、大きく尿酸値が下がる場合が多いです。


ああ、やれやれ。

もう、痛風発作ともオサラバさ。


これからはビールを飲みまくるぞ!

焼肉、食べまくるぞ!


いえ、ちょっと待ってください。

フェブリクやザイロリックで大きく尿酸値が下がったから、

といって、急に生活習慣、特に食生活のパターンは

変えないほうがいいです。


ちょっとくらい手綱を緩めるなら、まだしも、

食べ放題、飲み放題ってのは、ちょっとね。


フェブリクやザイロリックは、尿酸値を下げる効果は

抜群かもしれませんが、ただそれだけの薬なんです。


つまり、

どんな病気も予防してくれる万能薬なんかじゃないわけで。


端的にいうと、

糖尿病になるかもしれない、ということ。

尿酸値が下がったからといって、食べ放題・飲み放題・

運動しない・生活不規則・・・とか、

そういうとをしていると、ね。


尿酸値が下がることで

確かに、痛風における合併症の予防

(高血圧や糖尿病、腎不全、心筋梗塞など)

には なると思いますが、やはり痛風改善の基本は、

いつの時代も「生活習慣の改善」ですから。


フェブリクで尿酸値が下がったから、といって、

急に生活習慣、食生活を変えないほうが良いと思います。


フェブリクは尿酸値を下げてくれるだけです。

急に健康になったわけでもありません。


あと、もう一つ。


フェブリクやザイロリックで尿酸値が下がるのは

ありがたいのですが、気をつけておかなければ

ならないことがあります。


尿酸は“尿に溶けて尿と一緒に”体外に排泄されるのが

大半なのですが、尿酸値を下げる薬を

服用することによって、尿酸の排泄量も増えるんです。


だから、尿酸値が下がるんですけどね。


で、それの何が悪いのか、というと、いえ、

悪いわけではないのですが、尿の中に溶けている尿酸の量が

増えるので「尿路結石」になりやすいのです。


尿路結石というのは、尿道・尿路などに尿酸の結晶が

まるで石のように溜まってしまい、尿の通り道が

塞がってしまうのです。


これが痛い。

この世のものとも思えない痛さ。


特徴として「背中から脇腹の辺り」に激痛が走ったり、

突然、血尿が出たり(尿路が傷ついている)、あるいは

尿が何も出なくなったり。


そういうときは、即、救急車を呼んでください。

恥ずかしいとか、そういうことを言ってる場合じゃないです。


それこそ、七転八倒の苦しみ。

痛風発作と尿路結石の両方を経験した人の話によると、

痛風発作よりも「尿路結石の方が遥かに痛い」のだそうで。


まさに「人生最大級の痛み」。


搬送された病院では、超音波で石を砕いたり、手術したりとか、

いろいろ手段はあるようですが、一番大切なのは、

尿路結石にならないように気をつけること、ですね。

つまり、予防ってやつ。


尿路結石の予防って、どうするの?


一番いいのはね。

尿に尿酸の量が増えるんだったら、

尿に尿酸が溶けやすくしてやればいいんです。


つまり・・・

尿酸は、アルカリ性の尿には溶けやすいけど、

酸性尿には溶けにくい、という性質を利用するんです。


ということは、

自分の尿をアルカリ性に傾けると、

尿酸は尿に溶けやすくなるので、尿路結石の予防にもなる、と。


さらに、尿酸が溶けやすいということは、

体外への尿酸の排出も促進されるので、血中尿酸濃度が下がり、

結果的に尿酸値も下がる、ということ。


じゃあ、どうすれば、

自分の尿をアルカリ性にできるの?


食生活が関係してくるのですよ。


ええと、たとえば、

肉や魚などの酸性食品と呼ばれている食品を多く食べると、

尿が酸性に傾く

(体が酸性になるのではありません。尿が酸性です)

のですが、野菜や海藻などのアルカリ食品を多く食べると、

尿がアルカリ性に傾く傾向があります。


だから、フェブリクやザイロリックを飲んで

尿酸値が下がった、と。


これは凄い、と肉ばかり食べてビール飲みまくっていると、

尿が酸性尿に傾いてしまう、ということ。

さらに、尿酸値を下げる薬のおかげで、

尿酸値が下がったのはいいですが、

尿中に尿酸も増えているので、そして、

その尿中に尿酸が溶けにくいと、尿路に蓄積して

尿路を塞いで(あるいは尿路を傷つけて)

尿路結石のリスクが高くなる、ということ。


ですので・・

本当は、フェブリクで尿酸値が下がったから、といって

肉食べまくり、ビール飲みまくり・・という生活をしていると、

あまり芳しくない、ということなんです。。。。。。。が!


でも、それが普通です。

人間ですからね。


フェブリク飲んで、尿酸値が大きく下がっているのに、

食生活で節制を続ける人の方が少ないような気がします。


誰だって、多少は気が緩みますよ。


じゃあ、何かいい方法はないの?


・・ということですが、

一番良いのは、やはり、肉を少なめにして

野菜・海藻を多く食べることかな、と。


でも、野菜は嫌い!

海藻も食べられない!


そういう人には、他に

クエン酸を飲むという方法もあります。


クエン酸は、尿をアルカリ性に傾ける性質がありますからね。

クエン酸を継続して飲むことで、

尿のアルカリ性に傾くことを促進させて、

尿酸の体外への排出を促してくれます。


2022年10月30日日曜日

痛風が左足右足交互にでる

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◆ 痛風 痛み ずっと

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痛風発作というのは、とてつもなく痛いものですが、

体のどこに出てもおかしくないです。


ですが、好発部位というか、やはり

一番多い発症箇所は、足です。

足先ですね。


足の親指の付け根の関節とか、足の甲とか、

踵(かかと)とか、アキレス腱とか、くるぶし とか。


でね。

その、足に出る痛風発作ですが、個人差はありますが、

左足に出る人が多いようです。


右足に出る人もいますが、どちらかといえば、

左足が多いかな、と。


ところが、左足に出る人も右足に出る人も、

痛風発作が出るときには、たいていはね。

右か、左か、どちらか、なんですよ。


なんで、左右同時に出ないのか。


これはね。

人間の体は、そうなっているから、です。


「左右同時に痛風が出てしまうと、歩けないから」です。



ふざけているわけじゃないですよ。

それに、片足だけに痛風が出ても

(痛くて) 歩けないですけどね。


人間は、太古の時代、

外敵に出くわすと「戦うか、逃げるか」

どちらかを瞬時に選択してきました。


歩けない、ということは、即、「死」を意味します。

襲われて食われて、終わりです。


人間の体は、自分の生存のため、

そうカンタンには

歩けなくようになっているのだそうで。


突然ですが、

鼻の穴が二つもあるのは、なんでか。

別に一つでも良いのではないか。


鼻が二つあるのは、一つが詰まってしまっても

呼吸ができるように、です。


両方の鼻の穴が詰まってしまうと、

人間は呼吸ができなくなります。


ところが、酷い風邪の場合、

鼻詰まりが酷く、

両方の鼻の穴が詰まってしまうときも

あります。


そんなときは、苦しいですけど、口を開けていたら

気道で呼吸できるようになっています。


人間の体は二重三重に防護装置のようなものが

働いていて、そう簡単には死なないように

なっているのです。


で・・・

左右交互に痛風発作が出る人の話。


こういう人は、痛風になってからの年月が長く、

そして 尿酸値が高く、体内に尿酸が結晶化して

蓄積している人です。


左足に痛風発作が出るから、といって、

右足には全然、尿酸結晶が溜まっていないわけでも

ないんですよ。


右足に尿酸結晶が溜まっているのなら、

左足にも溜まっているはず。


ただ、右足左足がいっぺんには出ないのですよ。


(本当の本当に酷くなってしまった場合は、稀ですが、

左右同時に痛風発作が出る場合もあります。

公式な言い方じゃありませんが

「同時多発痛風発作」などと巷では呼ばれています。

なんで、こんな「同時多発痛風」が起こるのかというと、

もう、体内の尿酸結晶の蓄積が限界に達するくらい

溜まっているから。

一箇所ずつ、痛風発作を起こして尿酸結晶を

ジワジワと溶かして・・

などとやっていると、間に合わないから)


で・・・

左足に痛風発作が出ると、痛いですが、

腫れていますが、そっと痛い箇所を触ってみると、

熱いはず。


体温の話じゃないですよ。

痛い患部が発熱しているのです。


それは、腫れあがっている箇所の内部で、

発熱によって尿酸結晶が溶かされているのです。

少しでも小さくなるようにね。


で、痛風発作の発熱で

ある程度、溜まっている尿酸結晶が

溶けて小さくなったら、

次へ行く、という感じなのですよ。


つまり、左足は、もう終わり。

はい、次は右足ね、と。


で、右足にも強烈な痛風発作。


い、痛いじゃないですか、

死ぬほど痛いじゃないですか!


でも、こんなに痛い痛風発作でも

炎症の発熱で、内部では少し尿酸結晶が溶かされるのです。

多少は、蓄積している尿酸結晶が溶けて小さくなるのです。


すると、痛みは少しは緩和して腫れも多少は

治まってきます。


すると、左足→右足、と来た痛風発作が、また、左足に

戻ったりしてね。


つまり、

左足→右足→左足と、また戻ってくるわけです。


ここでね。

不安爆発なわけですよ、当人にすると。


いったい、いつになったら終わるのか。

痛風が終わったと思ったら、また再発!?

この終わりのない痛みは、いつ終わるのか!?


でもね。

左足→右足→左足、と来て、二度目の左足は

一度、ある程度、痛風発作の発熱で

尿酸結晶を少し溶かして小さくしてありますから、

二度目は、一度目ほど痛くはないです。


そして、比較的、短い期間で終わります。



結局、痛風発作の痛みというものは、

体内に

「どれだけの量の尿酸結晶が溜まっているか」なんです。


痛風発作は痛くてツライですが、

発作の発熱で尿酸結晶が溶けて小さくなってきたら、

いずれは終息しますから。


左右の足が連続して痛風発作が起こり続けると、

いつまで続くのか、と不安な気持ちになりますが、

終わりの無い痛風発作はないので、もうしばらくの辛抱ですよ。


2022年10月29日土曜日

ロキソニン飲み続けるデメリットは?

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◆ 痛風  ロキソニンのデメリット

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ロキソニンというのは、消炎鎮痛薬。

つまり、痛み止めの薬ですね。


歯痛、頭痛、生理痛から痛風発作まで、幅広く、

痛み止めとして使用されています。

ちなみに、ロキソプロフェンというのは、

ロキソニン錠の後発薬(ジェネリック医薬品)です。


数年前まで、病院の処方箋がなければ入手できなかった

処方薬だったのですが、今では解禁されていて、

一般の薬局などでも市販されています。

(ロキソニンSなど)


で、ロキソニンのデメリット。


ロキソニンのマイナス面としては、「副作用がある」

ということです。

どんな薬にも副作用はつきものですが、どの程度なのか、

ということですね。


ロキソニンはね。

長期使用していると、高血圧になる可能性があります。


なんでか。


ロキソニンには血管を収縮させる作用があるので、

一時的に血液の通り道が狭くなってしまいます。


狭い通り道であろうが なかろうが、血液は

酸素と栄養分を乗せて運んでくれるので、

体の隅々まで送り届けなければならないので。


狭くなってしまった道を通り抜けるためには、

強い圧力で押し出さねばならない。


で・・

心臓のポンプは、血液を体の隅々まで送り届けるために、

強い力で血液を押し出すわけです。


これが、つまり、「血圧」ということ。

より強い力で押し出さねば、体のいたるところの細胞に

血液が送られなくなると困るので、高い血圧、

つまり、高血圧にしてでも血液を強く送り出すのです。


でも、これは

ロキソニンによる一時的な高血圧なので、

長期使用でない限り、そんなに心配いらないと思います。


それから、有名な副作用が胃腸障害。


胃のムカムカ感。

吐き気。

下痢。


ロキソニンで血便というケースは、

あまり、聞きませんが、

大量に飲むと胃に穴があく

(いわゆる、胃潰瘍) 可能性もあります。

一度に10錠飲んだ、とかね。


1回で10錠も飲んだ、バカじゃなかろうか、

と思うかもしれませんが、

いえ、気持ちはわかりますよ。


痛風発作なんて、本当に痛いですから。

1錠飲んだだけでは効かないくらいですから。


でも、胃のためには大量に飲んじゃ駄目。


あと、ロキソニンは

腎臓への血液の流れも減少させます。


腎臓は血液から尿を作る臓器ですので、

腎臓への血液供給が減ってしまうと、

作られる尿も減少。


痛風の場合、尿酸をできるだけ排出したいのですが、

尿酸の排泄の大半は尿です。

(便もありますが、少ないです)


痛風なら、できるだけ水を飲みましょう、

トイレ(尿の排せつ)の回数を増やしましょう、

というのは、そこなんです。


ところが、腎臓への血液が減少していると、

尿酸の排泄にも影響がある、ということ。


じゃあ。

ロキソニンなんか、飲まない方がいいのか。


私は痛風なので、痛風発作のときしか、

ロキソニンを飲んだことはないのですが、

もし、世の中にロキソニンがなかったら、

激痛・苦痛は、どれほど大きかったことか。


ロキソニンが無ければ、仕事にも行けない日が

何日あったことか。


痛み止めに限らず、薬には副作用があって、

体には良くないことは充分、わかっています。


でも、ロキソニンのおかげで

痛みや腫れが緩和されて、少しは楽になったことが

何度もあって、幾度と無く助けられています。


何事もそうですが、メリットとデメリット、

良い面も悪い面もあって、一概に

ロキソニンが良くない、とか

言い切れるものではないと思います。


ただね。

飲み方には気をつけた方がいいです。


病院で処方してもらうと、

「朝昼夕 1回1錠 毎食後」などと書いてありますが、

つまり、1日3錠まで、ということですよね。


痛風発作の痛みは、あまりにも激烈なので、

ロキソニンを飲んでも痛みが完全に消えることは、

まず、ないです。


痛みが緩和、和らぐ程度です。


要するに、ロキソニンを飲んでも、まだ痛い。

だから、みんな、飲む量を増やすのですよ。


けど、そのロキソニンの飲み方は、

胃に良くない、ということ。


「毎食後」というのは、胃に何か食べ物の入った状態で

胃腸障害の発現を防ぐための飲み方ですから。

これは守ったほうがいいですね。


でも、都合よく、食後に痛くなってくれればいいですが、

痛みというのは、待ったなしで来る場合も多いです。


そのときは、牛乳を飲むとか、ヨーグルトを食べるとか、

蛋白質系の食べ物、飲み物で胃に膜を張ってから

ロキソニンを飲むと、多少はマシです。

胃が守られますからね。


あと、よく聞くのが、長期に

ロキソニンを飲み続けている。

それほど痛くなくても、

予防的にロキソニンを飲み続けている。

痛くなると嫌だから、痛くならないように

毎日かかさず、ロキソニンを飲む、という方法。


これはね。

なるべく、止めた方がいいです。


ずっと飲み続けていると、体に体性ができて、

ここ、というときに、もう薬が効かなくなる、

とか言いますし。


本当に痛いときだけ、飲む。

ある程度、痛みが我慢できる程度になったら、

もう飲まない。


私は、そういう飲み方をすることにしています。

これがベストなのか、どうなのかは、わかりませんが。


2022年10月28日金曜日

コーヒーと痛風と女性の相関性

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◆ 女性でも痛風になる!

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日本では、痛風に罹病している人の

99パーセントは男性だ、と言われています。


ところが。

近年では、だんだん事情が変わっていて、

若い女性でも尿酸値が高い人が増えています。

昔は、女性の痛風は閉経後の高齢の女性が多かったのですが。


これはエストロゲンという女性ホルモンが減少するためです。

エストロゲンは尿酸値が上がるのを抑制する効果があるため。


若い女性でも尿酸値が高い人は、強いストレスなどで

ホルモンバランスが崩れているケースが考えられています。


これも時代の流れなんですかね。

昔は (今も?) 痛風は男が罹病するもの、と

相場が決まっていたのですが。


この女性の痛風についてですが、

「“コーヒーと痛風と女性”の相関性」

について研究した人がいて。


外国 (ボストン大学&ハーバード・メディカルスクール) 

ですが、なんと・・・9万人という人数の、

「女性の看護師の食習慣と健康状態の関係」

を調査したのだそうです。


その追跡期間が、なんと、26年間!

9万人を26年間!


よくもまあ、こんな長期間の調査を。

しかも、これだけの大人数を。


あんたは、ヒマか。


・・・・いえいえ、そうではなくて。


で、その26年間の結果は、どうだったのか。


結果は、やはり、

「珈琲を毎日のように飲む人のほうが、

全然、コーヒーを飲まない人よりも、

痛風発症リスクは低い」

のだそうです。


つまり、コーヒーを日常的に飲む人の方が、

痛風になりにくい、という結果だったわけで。


ただ、その・・なんていうか、あくまで

コーヒーは嗜好品ですから。


痛風治療の薬ではないわけ、です。

わかっていることですけど。


だから、

珈琲を飲んでいるから、

生活習慣の改善なんかしなくても良い、とか。

コーヒーを飲んでいるから、

痛風の薬なんか飲まなくても良い、とか。

そういうわけじゃありませんけどね。


ただ、飲まないよりは、珈琲を飲む人の方が、

痛風が発症するリスクを低く抑えることができる、

というだけのこと。


まあ、それでも珈琲好きの人なら、

好きなコーヒーを飲んでいるだけで、

痛風予防にもなるし、おいしいし・・一石二鳥かも。


ただし、

コーヒーで痛風改善を期待できるのは、

砂糖などが入っていないヤツね。

ブラックとか、そういうのね。


砂糖などの糖分が体内に入ると分解されるときに

尿酸が生成されますし、また、肥満になると

内臓脂肪が尿酸値を上げるホルモンのような物質を

分泌してしまいます。


・・・って、女性の場合は

体質的に「内臓脂肪があまり つかない」ので

大丈夫かもね。


男性 → 内臓脂肪

女性 → 皮下脂肪


・・の傾向があります。


皮下脂肪なんて言われると、女性の人は

嫌な気持ちになるかもしれませんが、

本当は違うのですよ。


男性は皮下脂肪があまりつかない代わりに、

内臓の脂肪がつきやすく、内臓の機能が低下したり、

病気になりやすいんですよ。


女性は、脂肪は皮下脂肪に蓄えられやすいので、

逆に、内臓脂肪はつきにくい。

だから、ある意味、皮下脂肪のおかけで

内臓は守られている、と言えなくもないです。


男性が早死に傾向があるのに、女性は

長寿の傾向があるのは、

少なからず関係あるとか、ないとか。


って、そんなことより、コーヒーの話でした。


コーヒーは痛風改善に効果がある、と考えられていますが、

微量ではあまり効果が期待できず、さらに

砂糖などの甘いコーヒーでは相殺されて、効果薄。


また、牛乳にも尿酸排泄促進効果がある、

と考えられているので、お勧めは

「“甘くない” 珈琲牛乳」というところでしょうか。


あまり、おいしくなさそうですけどね。


2022年10月27日木曜日

アンセリン 高血圧

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◆ アンセリン 血圧

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血圧と痛風は全然関係がないように思えますが、

実は、大きな関連があります。

血圧が関係ある、というのは高血圧の場合です。


というのもね。

痛風の人は、同時に高血圧の人が多いのですよ。


そうでなくても、ただでさえ、

人間は年をつれて高血圧になっていく傾向があります。

個人差はありますが、要するに

老化によって血管も年をとっていく、ということ。

血管の弾力がなくなってきたり、血管の管のまわりに

余計なものが付着して、血液の通り道が狭くなって、

心臓がポンプで血液を押し出すときに、

より大きな力 (つまり、血圧のこと) が

必要になってきたりしてね。


で・・・

高血圧になると、痛風の人が芳しくないのは、

腎臓が関係してくるから、なんです。


腎臓というのは、主な機能として濾過(ろか)を担当する

重要な臓器なのですが、血液から尿を作り出す、

という大切な役割も担っています。


尿酸値に関係がある尿酸は、

尿酸値が高い人(尿酸値 7.0mg/dl以上)の血液中に

過剰にあり過ぎる傾向があります。


だから、できるだけ尿酸を体外に排泄しないと。

尿酸を体外に排出して、血液中の尿酸濃度を下げないと

尿酸値は下がってきません。


尿酸値 7.0mg/dl以上ですと、

血液中に尿酸は溶けないので、いずれ

体内の関節などに沈着して、長い年月の間に

痛風発作の要因になってしまいます。


じゃあ、できるだけ尿酸を体外に排せつするのは、

どうしたらいいの?


これは、尿からの排泄が一番多いです。

っていうか、大部分です。

便からの排泄もありますが、尿に比べると少しです。


ところが。

できるだけ尿をたくさん排泄して尿酸を多く排出しようと

するのですが・・・


血圧が高いとね。

腎臓の濾過のためのフィルターの部分(糸球体)が

ダメージを受けてしまうのです。


この糸球体が少しずつ、長い年月の間に

壊れてしまうと、二度と修復できません。


人間の体は中高年になってくると、

だんだんガタが来るというか、体のあちこちが

弱ってくるのが自然の摂理ですが、

ある程度は仕方が無いとはいえ、やはり

できるだけ長持ちさせたいです。


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高血圧→ (長い年月の間に) 腎臓にダメージ→

腎機能が低下→ 尿酸を排泄する力が弱る

→ 尿酸値が上がる

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痛風の人にとっては、高血圧は

あまりありがたくない、ということですね。


東洋医学では、年をとってからの高血圧は

ある程度、体にとって必要、と考えられているようです。


つまり、血管の弾力がなくなってきたり、

体の隅々の細胞まで血液を送り届ける力が

弱ってきているので、

仕方なく、心臓の送り出すポンプの力を強化。

その圧力が高くなることが、

まさに「高血圧」なのですが、

これを無理に下げてしまうと、体の隅々まで

血液を送り届ける力も弱ってしまう、というもの。


まあ・・

たしかに、その通りなのですが・・・

痛風の人にとっては、腎臓へのダメージも怖いですからね。

ただでさえ、長年、痛風で苦しんでいると、

腎機能低下の傾向が出てきますから。


あとね。

高血圧になる原因として、

「アンジオテンシン」という物質があるのです。


アンジオテンシン?

あまり、聞いたことないですけど?


このアンジオテンシンがACEという酵素と結合してしまうと、

血管が収縮して、結果として、血圧が上昇してしまうのです。


アンジオテンシンがACEという酵素と結合するのを防ぐ

医薬品(ACE阻害薬)も開発されていますが、

アンセリンには、ACE阻害薬に近い効果が期待できるようです。


アンセリンには、強い抗酸化作用があり、

活性酸素から血管を保護する働きを助けてくれます。


2022年10月26日水曜日

痛風 へバーデン結節

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◆ へバーデン結節は治る?

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「へバーデン結節」というのは、

手や指などの関節が変形してしまう病気です。


痛風も関節が腫れあがったり炎症を起こしたりするので、

いっけん、関係があるようですが、

「へバーデン結節」と「痛風」は全く違う病気です。

関連性もありません。


指が変形する病気では、関節リュウマチや

足などに起こる外反母趾が有名ですが、

「へバーデン結節」は、

指の第1関節に変形が起こることが特徴。


また、これだけ医学が進歩していても、

未だに「へバーデン結節」の原因は究明されていません。


痛風は、体内の尿酸が過剰になる、代謝の病気ですが、

「へバーデン結節」は、そういう明白な理由はなく、

いわゆる、原因不明の病気です。


どういう人が罹病するのか。


女性が多いです。

それも、40歳代以降の中高年の女性。


これも痛風とは大きく違いますね。

痛風 (高尿酸血症) の大半 (99パーセント) が

男性なのに対して、

「へバーデン結節」は女性ですからね。


この、指の第1関節に変形が起こる現象ですが、

指をよく使用する人が起こりやすいようです。


・・・って、女性は、みんな指をよく使いますよ。

家事をこなすにしても、炊事洗濯でも

指を使わずして、どうやってするのか。


結局ね。

原因は わからないのですよ、へバーデン結節って。


治療として、痛い患部をテーピングするとか、

痛み止めの薬の投薬、注射など手段はありますが、

それらは対症療法ですからね。


根本的な解決にならないです。


たしかに痛みを緩和したり、日常生活が

不自由なく送れるようになる治療は大切なことですけど。


というわけで、「へバーデン結節」は、

病院に行っても完治は難しいんじゃないか、と思います。

病院というのは、西洋医学ですからね。


むしろ、東洋医学 (漢方医学) の方が、

こういう病気の治療には向いているような気がします。

鍼灸院とか。


だいたい、鍼灸院に行く人って、

病院をいろいろ行っても治らなくて、

医師がさじを投げたような難病の人とか、

よく来るみたいです。

最後の命綱・・みたいな感じで。


痛風も体質による病気なので、

なかなか完治せず、痛風発作が出ると

とてもツライ思いをするのですが、今は

尿酸値を下げる良い薬もあります。


へバーデン結節には、特効薬のようなものは

まだないのかもしれませんが、

“骨の病気” は東洋医学では

「腎 (腎臓・副腎)」に関係がある、

とも言われていますので、入院や手術を考える前に

一度、東洋医学の門を叩いてみるのも、

一つの方法かもしれません。


40歳代以降の中高年の女性がなりやすい、ということから、

だんだん女性ホルモンの分泌が減少してきたり、

免疫力(病気と闘う体の力)が低下してくる年代ですので、

そのあたりも関係しているのかもしれません。


2022年10月25日火曜日

フェブリク 飲み忘れ

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◆ フェブリクを飲み忘れたら、どうする?

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万が一、フェブリクを飲み忘れたら、

その時点で、また飲めば良いです。


フェブリクは、1日1回1錠で良い薬なので。


毎朝、いつも朝に飲んでいる人が、朝に飲み忘れて、

気がついたら、夜だった、と。


じゃあ、夜に飲めば良いだけのことです。


ザイロリックなどの、他の痛風の薬ですと、

1日に数回飲まないといけないので、

また違ってきますが・・


で・・

その日のうちに、

飲み忘れたことを思い出せばいいですが、

気がついたのが翌日だった場合。


しまった!

昨日、飲み忘れたよ、と。


他の薬でもそうだと思いますが、そういう場合、

翌日に(前日分も合わせて)2倍の2錠飲んだりしないで、

通常通り、1錠飲むのがいいです。


っていうか、そういう指導は主治医の先生が

してくださるでしょうし。


普段はね。

飲み忘れることがない薬でも、環境が変わる・・

というか、いつもと違う状態だと忘れたりすることは

有り得ます。


たとえば、外食の日、とかね。

友人と飲み会に行った、とか。

薬を持っていけばいいのですが、つい忘れたり。


忘れていなくても、友人の前で薬を飲むのが

なんとなく嫌だったり。

あとで飲もう・・と思っているうちに忘れたりね。


いろいろありますが・・

フェブリクは1日1回1錠でいいので、

飲み忘れに強い(?)です。

その日のうちに、思い出せば、なんとかなるので。


頻繁に忘れる場合は、習慣にしてしまうといいです。

紙に書いて、テーブルに貼る、とかね。

「薬、飲めよ」的な内容のことを書いて。

まあ、紙を見るのを忘れたら、どうしようもないですが。


1回ぐらい飲み忘れても、また、次から忘れないように

翌日からフェブリクを飲み続ければいいのですが、

そういうのが、何度か続くとね。

もう飲むのが嫌になってしまうのですよ。

もう、面倒くさいや、みたいな感じで。


そうなってくると、薬を飲んだり飲まなかったり・・

で、尿酸値も安定しなくなったりね。


フェブリクは飲んでいる間は尿酸値を下げてくれる効果が

ありますが、飲むのを中断すると、残念なことに

尿酸値を下げる効果も元に戻ってしまうのですよ。

せっかく、今まで飲み続けてきたのにね・・・


飲み忘れたり、飲まない日ができてしまうと、

だんだん、薬を飲むこと自体が

嫌になってしまう可能性もあるので、やはり、毎日、

真面目にキチンとフェブリクを飲むのが良いかな、

と思います。


フェブリクは食後に飲むわけですから、

食事が終わってから、薬に手を伸ばすのではなく、

食事の前に、食卓に薬を用意しておいて、

薬が目に入る状態で食事をすると、忘れにくいです。


自分の中で、薬を軽く考えるというか、

あまり重視していないと、ついつい、面倒ですし、

飲み忘れてしまいがちですが、

「フェブリクは痛風の生命線だ!」

くらいの気持ちでいると、飲み忘れたりすることは

ないと思いますよ?


2022年10月24日月曜日

コルヒチン 病院

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◆ コルヒチン 処方

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痛風発作が発症してしまったら、

近所の病院へ行っていたのですが、

そこでは黙っていても、痛風ということなので、

「コルヒチンとロキソニン」を処方してくださいました。


別に、コルヒチンをくれ、

と言ったことはないのですけどね。


「痛風=コルヒチン&ロキソニン」という感じで。


ところが、その病院の先生が、

高齢のため、引退してしまうことになって。

私は仕方なく、他の病院を

探さねばならなくなりました。


でね。

その、新しい病院ではね。

「コルヒチンを処方してくれない」のです。


今まで黙っていても出してくれていたコルヒチン。

もしかしたら、今度の病院でも出してくれ、と言えば

出してくれたのかもしれませんが、まだ、

前の病院でもらっていた

(といっても買っているわけですが)

コルヒチンが手元に、たっぷりあったので、

何も言いませんでしたが。


今後、

コルヒチンが入手困難になっていく可能性はあります。

「コルヒチンを処方してくれない」というのは、

最近では、よく聞く話なのですよ。


どうしてコルヒチンが処方されなくなりつつあるのか。


痛風発作が起こりそうなとき、唯一、

痛風を封じ込めることができる薬なのに。


コルヒチンがなければ、起こりそうになる痛風発作を

未然に防ぐ薬なんか、他にないのに。


コルヒチンはね。

「コルヒチンの処方は時代遅れだ」という考えが

どうやら、主流になりつつあるようなんです。


まあ、確かに最先端ではないでしょうね。


なんで、コルヒチンが時代遅れなのか。


理由は、いろいろあるでしょうけど・・

胃腸障害(下痢、吐き気など)など、

強めの副作用があることと、

それから、コルヒチンを服用すること自体が

無意味なんですよ。


むいみ?


あの、激烈な痛風発作を未然に防いでくれる、

痛風を発症させずに封じ込めてくれる薬の、

ドコが無意味なの!?


痛風の治療の基軸となるのは、やっぱりね。

「尿酸値を下げること」なんです。

今も昔も、それは同じ。


痛風発作が起こりそうになっても、

コルヒチンを飲めば、そのときは、

痛風発作を免れるかもしれませんが、

体内にたくさんの尿酸結晶が

蓄積していることに変わりはないのです。

ちっとも、体内の尿酸結晶は溶けちゃいないのです。


つまり「先送りしているだけ」

   「その場しのぎ」とも言えるわけで。


そんなもの(コルヒチン)を飲むくらいなら、まず、

尿酸値を下げる薬を飲めよ、と。


間違っちゃいないです。

っていうか、ものすごく正しい。


でも、

「コルヒチンの処方は時代遅れだ」だなんて言う人は、

自分が痛風じゃないのでしょう。

痛風発作がどれほど痛いのか、

激烈な痛みで死にそうになった経験とか

ないのでしょう。


だから、わからない。

痛風の激痛がどれほどのものか、わからない。


「コルヒチンの処方は時代遅れ」という考え方は、

正しいとは思いますが、アタマではわかっていても、

やっぱりね。

現実に、痛風が起こりそうになって、刻一刻と

足が赤黒く変色してきて腫れ上がってきて、これから

痛風がやってくる!

・・・というときになると、コルヒチンに手が伸びますよ。


まあ、たしかに、今回は

コルヒチンで痛風発作を免れても

「その場しのぎ」には違いないです。


でも、「先送り」とか言われても、

やっぱり痛いのは、嫌ですしね。


2022年10月23日日曜日

痛風 遺伝

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◆ 痛風は生まれつきの体質?

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親から子へ。

痛風は遺伝しませんが、体質は遺伝します。


つまり、痛風になりやすい体質が遺伝する、ってこと。


あと、食生活も痛風に大きな影響がある、

と考えられていますが、家族の場合、

食卓も同じの場合がほとんどだと思います。


ってことは、親が食べていた食事と、

子も同じ食事を食べる、ということ。


要するに、親が・・いわゆる

プリン体の多い食事が好き、とか

(おいしいものには、たいていプリン体が多いので、

プリン体の多い食事が嫌いな人は少ないでしょうが)

そういう食事を「子も」長年、

食べ続けている可能性が高い、ということです。


親が痛風になったのなら、その、同じ食卓の食事を

長年、食べ続けていた子も痛風になるリスクが高い、

ということ。


まあ、食事の場合は、遺伝とは

あまり関係がありませんが。

食べ物の好き嫌いとか、そういうのは

似るかもしれませんね。


「尿酸値 7.0mg/dl以上」の人のことを高尿酸血症。

そして、高尿酸血症の人が(一度でも)痛風発作を

発症させてしまったら、痛風と呼ばれるようになります。


なんで、「尿酸値 7.0mg/dl以上」なのか、

というと、尿酸値 7.0mg/dl以上になると、

血液中の尿酸が溶けなくなるから。


溶けなくなった尿酸は結晶化しやすくなって、

体内の関節などに尿酸結晶が蓄積して、

痛風の遠因となります。


じゃあ・・

尿酸値 7.0mg/dl以下だったら(尿酸値 6.5mg/dlとか)、

文句はないのですが、どういうわけだか、

他の人と同じような食事をしていても、なぜか尿酸値が

高くなってしまうタイプの人がいるのです。


う~ん・・・どうしてなの?


痛風になる人の体質には、3パターンあるのですが、

●尿酸を体内で多く作り過ぎる体質

●尿酸の排出が弱い体質

●尿酸を作りすぎて尿酸の排泄も弱い体質

・・・の、3パターンあるので。


痛風という病気そのものは、(伝染病じゃないので)

遺伝しませんが、この「体質」が遺伝するのです。

痛風になりやすい体質(いわゆる、痛風体質)が。


これは、もう、持って生まれた体質なので、

なかなか、変えられません。


東洋医学(漢方医学)では、

「先天の気」と「後天の気」というものがあって、

いわゆる、生まれつきの体質(遺伝的要素)は、

「先天の気」である、と考えられていますが、

今後の養生、努力などは「後天の気」と考えられています。


たしかに、痛風は(生まれつきの要素である)「先天の気」の

要因が大きいですが、いわゆる、生活習慣の改善など

「後天の気」によって、今後の結果も大きく変わってくる、

と言われています。


つまり、生まれつきの痛風になりやすい体質だから、

といって絶望することはない、ということ。


しかしながら、そうじゃない人に比べて、

痛風になりやすい体質なんですから、油断していると、

たちまち痛風発作の激痛で苦しむ・・・

なんてことになるかも。


痛風だから、とあきらめて(?)

やりたい放題、食べたい放題、飲み放題するんじゃなくて、

食事や運動など、できる範囲でもいいから

気をつけることによって、何十年後かの自分の体調は

大きく違ってくる、という話です。


2022年10月22日土曜日

痛風に肥満は大敵?

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◆ 肥満治療薬で痩せるって?

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「肥満治療薬」というものがあって、

飲めば痩せる・・・ということなんでしょうけど、

もし、使ってみるなら注意が必要です。


というのはね。

安心してしまうのですよ。


これ、飲んでるから、何を食べても大丈夫、とか。

何を飲んでも、「肥満治療薬」を飲んでいるから、と。


痛風の薬(尿酸値を下げる薬)も、そう。


フェブリクを飲んでいるから、

という安心感が(自分の中に)あって、

以前よりもビールを飲み放題、

焼肉食べ放題の状態になっていたりね。


それでも、尿酸値は下がっていたりするから

(でも、あまり無茶したら上がるよ!)

ますます、食べてしまったりね。


本当は、尿酸降下薬を飲んでいても、

食生活も以前のまま、維持できたら、

一番良いのですが・・・


でも、気が緩むのが普通です。


実際に血液検査して、フェブリクのおかげで、

尿酸値が下がっていたら、安心しない人は

少ないでしょう。


他の人と同じように食べてもいいでしょ、

飲んでもいいでしょ、と思うのが人情。


だって、尿酸値が下がっているし。

薬、飲んでいるし、と。


まあ・・

人間らしい、といえば、そうなんですが・・・


あ。

そうそう。

肥満が何で痛風と関係あるのか、というと、

男性の場合、肥満すると内臓脂肪がついてしまい

(女性は皮下脂肪)

その内臓脂肪が「尿酸値を上げてしまう物質」を

分泌するのです。


それに、夏が近づくと、お腹まわりがブヨブヨしていると

気分的にも嫌ですしね。

中高年になってくると、代謝も若い頃と違って

あまり良くないですし、なかなか痩せられません。


厳しい食事制限のダイエットしても、たいてい

失敗しますからね。


いえ、成功するんですけど、いわゆるリバウンドが来るので、

結局、元の体重に逆戻り・・・ってことで、

そういうのは成功とは言えないです。


痛風の場合、昔は(昭和の頃とか)

厳しい食事制限を強いられていて、よく言うところの

「プリン体の多い食品は食べるな」

と言われ続けてきました。

それが痛風の改善法だったんですよ。


痛風で苦しむ人は、「プリン体の多い食品一覧」を見て、

ため息をついたものです。


だって、プリン体の多い食品って、

おいしいものばかりですもの。

肉とか魚とか。

中でも、レバーとか魚卵とかは、

プリン体が多いから食べるな、ってね。


今は時代が変わってきたのか、どうせ

厳しい食事制限を何十年も続けられないだろう、

と思っているのか、

少々、風向きが変わってきています。


厳しい食事制限で、

食べたものも食べられない人生を過ごすより、

フェブリクを飲んで、尿酸値を下げましょう、と。


フェブリクは40年ぶりに発売されたという、

痛風新薬ですからね。

副作用が少なめで、それでいて尿酸値を下げる効果が

大きくなることを目的に開発された新薬です。


体重の方も、夏になるとダイエットとか、かしがましく

なってきますが、だんだん時代が変わってきて、

今は肥満治療薬で痩せる時代なんですかね?


いつの時代も、減量(ダイエット)とは

「運動+食事」だと思っていた私の考えは「昭和の考え」?


肥満治療薬は、

脂肪の吸収を抑えて、体外に排出してくれる性質が

あるのだそうですが、

ひらたく言えば、食べた油を外に出してくれるから、

太らなくなる、ということ。


じゃあ、トンカツも唐揚げもコロッケもハンバーグも

じゃんじゃん食べてもいいのね!(おい)


ところが、うまい話には裏もあって・・

この肥満治療薬ってのは、デメリットもあって、

脂に溶ける性質を持つビタミンA、D、Eなども、体外に

一緒に排出してしまうのです。


駄目でしょう、それじゃあ。


と、いうわけで。

せっかく痩せれても、

不足してしまうであろうビタミンA、D、E。


肥満治療薬を試してみよう(夏ですし)、と思う人は、

合わせて「ビタミン剤」も飲むと、

いいかもしれませんね。


でも、ダイエットに一番良いのは「運動+食事」です。

(くどい!)

2022年10月21日金曜日

足湯 痛風

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◆ 足湯は痛風に効果があるの?

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「足湯」というのは、足を湯桶などに

つけて温めるアレのことですが、痛風には

どうなのでしょうか。


足湯は健康に良い、と昔から言われていますけどね。


で、いきなり結論。

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→足湯は痛風にも良い。

ただし、痛風発作の真っ最中になると、

腫れや痛みなどの炎症が強くなる恐れもある。

(でも、ホントは、白血球が活発化するので、

その方が早く痛風発作は終息する)

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・・・・・・・・・・。


足に限らずなのですが、

体を温めるのは良いことです。


なんでか、というと、温めることによって

体内の血流が良くなるから。

血の巡りが良くなるから。


痛風の人はね。

手足など末端が冷たい人が多いそうです。


なんで?


体にとってはね。

手足などは、どうでもいい、というか、

二の次・三の次、という感じなのですよ。

内臓や脳を最重要視していてね。


手足なんか、少々、血を送り込まなくても

死にやしないよ、みたいな。


痛風の人は、胃腸が丈夫で高性能な人が多く

(いわゆる、高吸収体質)、食べたものを

どんどんエネルギーに変換できる、良い胃腸を

持っている場合が多いのです。


それは生命体としては優秀な証拠なのですが、

それが現代社会、飽食の時代では裏目に出ています。

だから、痛風になるのですが。


で・・

そんな優れた胃腸を持って生まれたので、

ついつい、食べ過ぎてしまう。

世の中、おいしいものがたくさんありますからね。


で、食べ過ぎても、痛風の人は

優秀な胃腸を持っているので、

お腹は消化吸収を難なく、こなしてしまうのですよ。


でも、食べた量自体が多いので、

消化吸収のために体中から血液を集めます。


血液を集めるのはいいですが、その反動で

手足などの末端の方が手薄になってしまう、

ということ。

手足が冷たくなりやすくなる、ということ。


あと、夏場とか、

冷たい飲み物(冷えたビールとか、コーラとか)や

冷たい食べ物を飲んだり食べたりする機会が

多いと思いますが、

これが、お腹を冷やしてしまう原因となります。


お腹が冷えると、どうなるのか。


内臓が冷えると、内蔵機能が低下しますので、

これはマズイ、体にとって宜しくない、

ということで・・・これもまた、体中の血液を

内臓に集結させるのです。

血液は温かいですからね。

血液の温度で、内臓を温めようとするわけです。


このとき、ないがしろにされやすいのは、また、

手足なんです。

内臓優先で、手足がどうしても手薄になってしまう。


で、手足が冷たくなる。

冷えやすくなる。


痛風の人は、尿酸値が高く(尿酸値 7.0mg/dl以上)

尿酸値が高いということは、血液中の尿酸濃度が高い、

ということ。


尿酸値 7.0mg/dl以上で、

血液に尿酸が溶けなくなりますからね。


尿酸は、体内の体温の低いところで結晶化しやすいのです。


で、結晶化した尿酸は、尿酸結晶となって、

体内の関節などに蓄積していきます。


これが、長年のうちに痛風発作の原因となっていくのですが、

痛風発作を起こしやすい箇所を体の中で

ある程度、傾向が決まっていて、

体内の「冷たい部分」なのです。


圧倒的に多いのが、足先ですね。


足の親指の付け根の関節、足の甲、アキレス腱、くるぶし、

かかと、膝・・・あるいは、手指など。


つまり、

「食べ過ぎたり、冷たいものを飲みすぎたり」すると、

手足が冷えやすくなって、尿酸結晶が蓄積しやすい、

ということなんです。


だから、足湯がいいですよ、と。

できることから何かしよう、足湯なんかどうですか、

という話。


尿酸値 7.0mg/dl以上ですと、じわりじわりと

体内に尿酸が結晶化して溜まっていくので、

痛風治療における根本的な解決というのは、やはり

尿酸値を下げることです。


足湯をしたから、といって

尿酸値が下がるわけではありませんが、

痛風の予兆を感じたときに、試しに

足湯をしてみたら、痛風発作直前の、あの嫌な

むずむず感、というか、違和感のようなものが

すっかり治まった、という報告例もあります。


「痛風の予兆」(あるいは、痛風の前兆)というのは、

痛風発作が起こる直前、もしくは数日前に

自分にしかわからない、患部のピリピリ感、

ちくちく感・・・うまく言えませんけど、要するに

違和感です。


これを痛風発作の事前に感じることがあるのですよ、

いきなり“来る”場合もありますけど。


足を温めることは血流を良くする効果があるので、

痛風に限定しなくても、お勧めな方法です。


足湯といえば、冬場・・というイメージがありますが、

夏場でも足を温めることが

一定の効果を期待することはできます。


痛風発作対策にも、なるかもね。