2022年10月27日木曜日

アンセリン 高血圧

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◆ アンセリン 血圧

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血圧と痛風は全然関係がないように思えますが、

実は、大きな関連があります。

血圧が関係ある、というのは高血圧の場合です。


というのもね。

痛風の人は、同時に高血圧の人が多いのですよ。


そうでなくても、ただでさえ、

人間は年をつれて高血圧になっていく傾向があります。

個人差はありますが、要するに

老化によって血管も年をとっていく、ということ。

血管の弾力がなくなってきたり、血管の管のまわりに

余計なものが付着して、血液の通り道が狭くなって、

心臓がポンプで血液を押し出すときに、

より大きな力 (つまり、血圧のこと) が

必要になってきたりしてね。


で・・・

高血圧になると、痛風の人が芳しくないのは、

腎臓が関係してくるから、なんです。


腎臓というのは、主な機能として濾過(ろか)を担当する

重要な臓器なのですが、血液から尿を作り出す、

という大切な役割も担っています。


尿酸値に関係がある尿酸は、

尿酸値が高い人(尿酸値 7.0mg/dl以上)の血液中に

過剰にあり過ぎる傾向があります。


だから、できるだけ尿酸を体外に排泄しないと。

尿酸を体外に排出して、血液中の尿酸濃度を下げないと

尿酸値は下がってきません。


尿酸値 7.0mg/dl以上ですと、

血液中に尿酸は溶けないので、いずれ

体内の関節などに沈着して、長い年月の間に

痛風発作の要因になってしまいます。


じゃあ、できるだけ尿酸を体外に排せつするのは、

どうしたらいいの?


これは、尿からの排泄が一番多いです。

っていうか、大部分です。

便からの排泄もありますが、尿に比べると少しです。


ところが。

できるだけ尿をたくさん排泄して尿酸を多く排出しようと

するのですが・・・


血圧が高いとね。

腎臓の濾過のためのフィルターの部分(糸球体)が

ダメージを受けてしまうのです。


この糸球体が少しずつ、長い年月の間に

壊れてしまうと、二度と修復できません。


人間の体は中高年になってくると、

だんだんガタが来るというか、体のあちこちが

弱ってくるのが自然の摂理ですが、

ある程度は仕方が無いとはいえ、やはり

できるだけ長持ちさせたいです。


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高血圧→ (長い年月の間に) 腎臓にダメージ→

腎機能が低下→ 尿酸を排泄する力が弱る

→ 尿酸値が上がる

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痛風の人にとっては、高血圧は

あまりありがたくない、ということですね。


東洋医学では、年をとってからの高血圧は

ある程度、体にとって必要、と考えられているようです。


つまり、血管の弾力がなくなってきたり、

体の隅々の細胞まで血液を送り届ける力が

弱ってきているので、

仕方なく、心臓の送り出すポンプの力を強化。

その圧力が高くなることが、

まさに「高血圧」なのですが、

これを無理に下げてしまうと、体の隅々まで

血液を送り届ける力も弱ってしまう、というもの。


まあ・・

たしかに、その通りなのですが・・・

痛風の人にとっては、腎臓へのダメージも怖いですからね。

ただでさえ、長年、痛風で苦しんでいると、

腎機能低下の傾向が出てきますから。


あとね。

高血圧になる原因として、

「アンジオテンシン」という物質があるのです。


アンジオテンシン?

あまり、聞いたことないですけど?


このアンジオテンシンがACEという酵素と結合してしまうと、

血管が収縮して、結果として、血圧が上昇してしまうのです。


アンジオテンシンがACEという酵素と結合するのを防ぐ

医薬品(ACE阻害薬)も開発されていますが、

アンセリンには、ACE阻害薬に近い効果が期待できるようです。


アンセリンには、強い抗酸化作用があり、

活性酸素から血管を保護する働きを助けてくれます。