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◆ コルヒチン 処方
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痛風発作が発症してしまったら、
近所の病院へ行っていたのですが、
そこでは黙っていても、痛風ということなので、
「コルヒチンとロキソニン」を処方してくださいました。
別に、コルヒチンをくれ、
と言ったことはないのですけどね。
「痛風=コルヒチン&ロキソニン」という感じで。
ところが、その病院の先生が、
高齢のため、引退してしまうことになって。
私は仕方なく、他の病院を
探さねばならなくなりました。
でね。
その、新しい病院ではね。
「コルヒチンを処方してくれない」のです。
今まで黙っていても出してくれていたコルヒチン。
もしかしたら、今度の病院でも出してくれ、と言えば
出してくれたのかもしれませんが、まだ、
前の病院でもらっていた
(といっても買っているわけですが)
コルヒチンが手元に、たっぷりあったので、
何も言いませんでしたが。
今後、
コルヒチンが入手困難になっていく可能性はあります。
「コルヒチンを処方してくれない」というのは、
最近では、よく聞く話なのですよ。
どうしてコルヒチンが処方されなくなりつつあるのか。
痛風発作が起こりそうなとき、唯一、
痛風を封じ込めることができる薬なのに。
コルヒチンがなければ、起こりそうになる痛風発作を
未然に防ぐ薬なんか、他にないのに。
コルヒチンはね。
「コルヒチンの処方は時代遅れだ」という考えが
どうやら、主流になりつつあるようなんです。
まあ、確かに最先端ではないでしょうね。
なんで、コルヒチンが時代遅れなのか。
理由は、いろいろあるでしょうけど・・
胃腸障害(下痢、吐き気など)など、
強めの副作用があることと、
それから、コルヒチンを服用すること自体が
無意味なんですよ。
むいみ?
あの、激烈な痛風発作を未然に防いでくれる、
痛風を発症させずに封じ込めてくれる薬の、
ドコが無意味なの!?
痛風の治療の基軸となるのは、やっぱりね。
「尿酸値を下げること」なんです。
今も昔も、それは同じ。
痛風発作が起こりそうになっても、
コルヒチンを飲めば、そのときは、
痛風発作を免れるかもしれませんが、
体内にたくさんの尿酸結晶が
蓄積していることに変わりはないのです。
ちっとも、体内の尿酸結晶は溶けちゃいないのです。
つまり「先送りしているだけ」
「その場しのぎ」とも言えるわけで。
そんなもの(コルヒチン)を飲むくらいなら、まず、
尿酸値を下げる薬を飲めよ、と。
間違っちゃいないです。
っていうか、ものすごく正しい。
でも、
「コルヒチンの処方は時代遅れだ」だなんて言う人は、
自分が痛風じゃないのでしょう。
痛風発作がどれほど痛いのか、
激烈な痛みで死にそうになった経験とか
ないのでしょう。
だから、わからない。
痛風の激痛がどれほどのものか、わからない。
「コルヒチンの処方は時代遅れ」という考え方は、
正しいとは思いますが、アタマではわかっていても、
やっぱりね。
現実に、痛風が起こりそうになって、刻一刻と
足が赤黒く変色してきて腫れ上がってきて、これから
痛風がやってくる!
・・・というときになると、コルヒチンに手が伸びますよ。
まあ、たしかに、今回は
コルヒチンで痛風発作を免れても
「その場しのぎ」には違いないです。
でも、「先送り」とか言われても、
やっぱり痛いのは、嫌ですしね。