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◆ へバーデン結節は治る?
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「へバーデン結節」というのは、
手や指などの関節が変形してしまう病気です。
痛風も関節が腫れあがったり炎症を起こしたりするので、
いっけん、関係があるようですが、
「へバーデン結節」と「痛風」は全く違う病気です。
関連性もありません。
指が変形する病気では、関節リュウマチや
足などに起こる外反母趾が有名ですが、
「へバーデン結節」は、
指の第1関節に変形が起こることが特徴。
また、これだけ医学が進歩していても、
未だに「へバーデン結節」の原因は究明されていません。
痛風は、体内の尿酸が過剰になる、代謝の病気ですが、
「へバーデン結節」は、そういう明白な理由はなく、
いわゆる、原因不明の病気です。
どういう人が罹病するのか。
女性が多いです。
それも、40歳代以降の中高年の女性。
これも痛風とは大きく違いますね。
痛風 (高尿酸血症) の大半 (99パーセント) が
男性なのに対して、
「へバーデン結節」は女性ですからね。
この、指の第1関節に変形が起こる現象ですが、
指をよく使用する人が起こりやすいようです。
・・・って、女性は、みんな指をよく使いますよ。
家事をこなすにしても、炊事洗濯でも
指を使わずして、どうやってするのか。
結局ね。
原因は わからないのですよ、へバーデン結節って。
治療として、痛い患部をテーピングするとか、
痛み止めの薬の投薬、注射など手段はありますが、
それらは対症療法ですからね。
根本的な解決にならないです。
たしかに痛みを緩和したり、日常生活が
不自由なく送れるようになる治療は大切なことですけど。
というわけで、「へバーデン結節」は、
病院に行っても完治は難しいんじゃないか、と思います。
病院というのは、西洋医学ですからね。
むしろ、東洋医学 (漢方医学) の方が、
こういう病気の治療には向いているような気がします。
鍼灸院とか。
だいたい、鍼灸院に行く人って、
病院をいろいろ行っても治らなくて、
医師がさじを投げたような難病の人とか、
よく来るみたいです。
最後の命綱・・みたいな感じで。
痛風も体質による病気なので、
なかなか完治せず、痛風発作が出ると
とてもツライ思いをするのですが、今は
尿酸値を下げる良い薬もあります。
へバーデン結節には、特効薬のようなものは
まだないのかもしれませんが、
“骨の病気” は東洋医学では
「腎 (腎臓・副腎)」に関係がある、
とも言われていますので、入院や手術を考える前に
一度、東洋医学の門を叩いてみるのも、
一つの方法かもしれません。
40歳代以降の中高年の女性がなりやすい、ということから、
だんだん女性ホルモンの分泌が減少してきたり、
免疫力(病気と闘う体の力)が低下してくる年代ですので、
そのあたりも関係しているのかもしれません。