2022年10月3日月曜日

痛風 治りかけにコルヒチンを飲む

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◆ 痛風 コルヒチン 時期

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基本的に「コルヒチン」というのは、

「痛風発作が起こりそうな直前に飲むと、

痛風発作を起こさせない (封じ込める) 作用がある」薬なので、

いったん、痛風発作が起こってしまった後に服用しても、

全く効果はありません。


ですので。

痛風発作が起こって→激痛化して→次第に激痛が終息→

治りかけに、もっと早く治そう、と思ってコルヒチンを飲む→

→→無意味、となります。


まあ、無意味と言い切ってしまうと、身も蓋もないですが、

期待した効果は望めない、ということ。


コルヒチンを試してみるなら、

痛風の「治りかけ」の時期ではなくて、

今にも痛風発作が起こりそうな「直前」に飲むことを

推奨したいです。


同様に。

コルヒチンは痛み止めの薬 (消炎鎮痛薬) ではないので、

痛風発作の真っ最中に飲んでも、やっぱり、

効果は期待できません。


むしろ、痛み止めとして服用するならば、

ロキソニンやボルタレンなどの

痛み止めの薬を飲むほうが妥当です。


じゃあ、この、コルヒチン。

飲むのが早ければ早いほど良いのか。


・・・・・・・と、言っても、ねえ。

痛風発作が出てもいないのに、

足が痛いわけでもないのに、

薬を飲みたくはないですし・・・。


難しいところです。


飲むタイミングが遅れてしまったら

効果が見込めないのが、コルヒチン。

でも、飲むのが早すぎて、

痛風かどうかもわからないうちから、

飲みたくないのがコルヒチン。


じゃあ、どうすりゃいいのか。


一番ベストなのは、いわゆる

「痛風の予兆」のときです。


この「痛風の予兆」というのは、

「痛風の前兆」とも呼ばれていて、

痛風発作が起こりそうな直前に、

痛風発作がこれから起こる場所に

違和感を感じることがあるのですよ。


たいていは、足先なのですが、

たとえば「左足の親指の付け根の関節」に、

これから痛風発作が起こるとしたら、

その「左足の親指の付け根の関節」がウズウズしたり、

妙な感じ、気持ち悪い感じ、しくしく・・というか、

なにか関節の中に「虫」でも

入り込んでいるような奇妙な感覚が起こるのです。


それは自分にしかわからない感覚、痛風の人にしか

わからない違和感なんです。


なんだろう、この妙な、足の感覚はナンなんだろう・・・とか

考えているうちに、刻一刻とドンドン足が腫れ上がってきたり、

赤みを帯びて赤黒く足が変色してきたりするので、

そのタイミングで「コルヒチンを飲む」わけです。


ところが、誰しも、これから痛風が起こる、

なんて考えたくない。

いや、きっと捻挫だろう。

知らないうちに、きっと足を挫いたんだよ、

そうに決まっている。


・・・・な~んて、考えているうちに、

本格的な痛風発作がやってくるのです。


これは間違いない。

間違いなく、痛風発作だ、と自分が確信できる頃には、

たいてい手遅れになっている場合が多いです。


で・・

慌ててコルヒチンを飲むわけですが、

だいたいね。

もう、間に合わないです。


何回か、失敗して、覚える。

何度も失敗して、コルヒチンを飲むタイミングを覚える。


・・・・そんな感じです。


もっとも、手元にコルヒチンがないことには、

どうしようもないわけですが。

いつ、起こるかわからないのが痛風発作ですしね。


2022年10月2日日曜日

痛風 腎臓病

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◆ 痛風と腎臓の関係

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痛風だからといって、関係ないよ、

病院なんて行かないよ、という人もいるかもしれませんが、

「尿酸値検査」など、定期的な検査をするために

通院することが推奨されています。


まあ、誰が推奨しているかといえば

「病院」なんですが。


病院に行くのは、なんとなく うっとおしいし、

病院によっては、やたらと偉そうな先生もおられますし、

とにかく病院の雰囲気が気に入らない。

って、病院を好きな人は少ないでしょうけど、

病気なんで、しょうがないです。


で。

なんで、病院が嫌なのか。


それはね。

自分の体が悪いから、なんです。

病気だから、なんです。


もし、自分が健康そのもので、体もドコも悪くない。

そんな人は、別に病院が嫌いとか苦手とか、

そういうことは ないのではないでしょうか。

って、そもそも、そういう人は病院なんて行きませんが。


検査の結果が良くなかったら、どうしよう、とか。

尿酸値が前よりも高くなっていたら、どうしよう、とか。


ついつい、あれこれ、心配してしまいそうになりますが、

それは、もう、心配しないほうがいいです。

まだ検査の結果が出ていないことを心配しても、

埒があきません。


結果が (もしも) 悪くなっていたら、

その結果を見てから、明らかになってから、

また考えればいいことです。


結果が出てもいないうちから心配するなんて、

そして不安になったり、嫌な気持ちになったりするなら、

そんなことは、やめたほうがいいです。


ちょっと考え方を変えるだけで、

自分が (精神的に) ラクになります。


痛風というのはね。

長期的にみると、だんだんと

腎臓が弱ってくる傾向がある病気です。

尿酸が結晶化して、少しずつ、当人も気がつかないうちに

腎臓の糸球体という、濾過のフィルターのようなところに

尿酸結晶が溜まってしまい、

目詰まりを起こしてしまうわけです。


腎臓の糸球体が目詰まりを起こしてしまうと、

いわゆる、腎機能低下の傾向がでてきます。


本当に腎臓が悪くなってしまうと、腎不全

(いわゆる痛風腎) になってしまい、いずれは

透析治療を検討せざるをえなくなったり・・


現代医学は進歩していますので、透析治療を受け始めても

そう簡単に死んだりしませんが

(昔は尿毒症で命を落としていた)

それでも、当人にも家族にも治療は負担になってきます。


東洋医学では、腎臓に負担がかかってくると、

「不安・恐れ」を感じるようになる、

と考えられています。


つまり、やたらと

ネガティブなことばかり言うようになったりね。

考え方が悲観的になる、ということです。


内臓と精神は別物のように思うかもしれませんが、

そうじゃないってこと。


前は、そうでもなかったのに、最近、やたらと

「後ろ向きな考え方」ばかりになってきたなあ、とか。

クヨクヨしてばかりいる、とか。


それって、もしかしたら、

腎臓に負担がかかっているのかもね。


この「ネガティブ発言」ですが、

案外、自分では気がつかなくて、周囲の

(自分のことを良く知ってくれている) 人からの指摘で

気がついたり、とかね。

最近、後ろ向きの内容の話ばかりする、とか。

話す内容が暗い、とか。


それから「心配」「恐れ」は、

腎臓に負担をかけると考えているので、

心配ばかりしていると、痛風にも良くないです。


もしかしたら、自分は生まれつき、

否定的な考え方をする人間なんだ、

悲観的なことを口にすると落ち着くんだ、

ネガティブじゃない自分なんて自分じゃない、とか。


もし、そんなふうに思っているなら、

それは生まれつきの性質・性格などではなく、

「腎臓の弱り」から来る、精神的な影響かもしれませんよ。


2022年10月1日土曜日

痛風 寝不足

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◆ 痛風と睡眠不足は関係ある!

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痛風といえば、一昔前まで、

「プリン体の多い食事の摂り過ぎ」な人が罹病するもの、

と思われていました。


今でも、そう考えている人もいるんじゃないですか?


たしかに、プリン体は体内で最終的には老廃物としての

尿酸になりますが、でも、食事由来のプリン体は、

全体の2割程度の過ぎません。


2割?


じゃあ・・あとの8割は、何?


残りの8割というのは、

体内の栄養分をエネルギーに変換できるときにできるプリン体。


そして、細胞が新陳代謝をするときに

「細胞が壊れては、新たに作られ・・」

という工程を繰り返すのですが、

その細胞が壊れるときに核酸というものを吐き出すため、

そのときにできるプリン体。

それらが、全体のプリン体のうちの、8割を占める、

ということ。


でも、これって・・・

エネルギー変換にしろ、新陳代謝にしろ、

人間が生きていく上で、どうしても必要なものですよね。


だから、これらは制限したり、はしょったりすることは

できないもの、なのです。


尿酸値の高い人というのは、血液中の尿酸の濃度が高い、

すなわち、尿酸が多く作られすぎる、もしくは

尿酸の排泄する力が弱い、ということなので、

これは、もう・・体質なんですよ。


持って生まれた「生まれつきの体質」です。

これが、痛風の最大の原因。


「プリン体の多い食事の摂り過ぎ」もモチロン、

原因の一つなのですが、あくまで、

多くある要因のうちの、原因の一つ、ということ。


痛風というのは、生まれつきの体質を基軸に、それ以外の

“さまざまな要因”、いわゆる「生活習慣」ってのが

入り込んできて、痛風という要素を構成しているって感じ。

だから、生活習慣病だなんて、言われているのですね。


で。

“さまざまな要因”な要因ってのは、いろいろあるから、

「さまざまな」要因なわけですが、そのうちの一つに

「寝不足」、すなわち「睡眠不足」があります。


痛風と寝不足って、いっけん、何の関係もなさそうでしょ?


寝てりゃ、尿酸値が下がるのか。

寝てると、痛風が治るのか。


いえ、そういうのじゃなくて。


仕事で忙しかったり、あるいは夜更かしで

することがあったり(ゲームとか)寝不足が続くと、

痛風発作のリスクが増えるのですよ。


寝不足、睡眠不足は、体にとって、いわば

休息不足のストレス状態なわけで。


人間の体は、寝ていても心臓が動いていたり

血液が流れていたり、など、自律神経で制御されています。


その自律神経には、交感神経と副交感神経があって、

交感神経というのは、いわゆる緊張。

副交感神経というのは、リラックス(緩和)です。


昼間は、人間が活動しなきゃならないので、

交感神経優位(緊張)となっているのですが、

夜になると、休息が必要となり、

副交感神経優位(リラックス)となるのです。


人間は、この、緊張と緩和の繰り返しで、

うまく成り立っています。


ところが。

睡眠不足、寝不足が続いていると、

常に、体が緊張状態、すなわち、

交感神経優位の状態が長く続く・・という、

(体にとって)非常事態みたいな感じになってしまいます。


交感神経優位が長く続くと、血管が収縮して

血流が悪くなります。


腎臓は血液から尿を作り出すので、血流が悪くなって、

腎臓への血液供給量が減少すると、

作り出す尿量も減ってしまうので。


尿というのは、尿酸を排泄するための最大の排出方法なので、

水に溶けにくい性質がある尿酸を、なんとか体外に排泄する

最良の方法が「尿をたくさん出す」ということ。


それには、

寝不足、睡眠不足は、あまり芳しくない。

すくなくとも、痛風にとってプラスに働くことはない、

という話。


で、尿酸値を下げるために尿をたくさん出しましょう、

などと よく言われています。


たしかに、その通りなのですが、

だからといって、カバのように水を飲みまくるのも、

どうなんでしょ?


一説には、水を1日に2リットル以上飲みましょう、

なんて言いますが、まあ、夏場は汗ばむ季節ですから、

それもいいですけど、秋冬には、なかなか

2リットルも飲めないでしょう。


あまり水を飲みすぎると、腎臓に負担がかかりますし、

お腹も気持ち悪くなります

(もう飲むなよ、という体のサイン)。


だから、水をやや多めに飲む、程度がいいんじゃないか、

と思いますが、それから、

尿の酸性・アルカリ性も影響してきますからね。


つまり、尿酸は酸性尿には溶けにくく、アルカリ性に

傾いた尿には溶けやすいという性質があるんです。


限りある(?)1日の尿量を有効的に、尿酸をできるだけ多く

排泄させるためには、酸性に傾いた尿でいるよりも、

アルカリ性に傾いた尿が良いでしょう、ということ。


ところがね。

痛風の人ってのは、酸性尿の人が多い傾向があるようです。


この酸性尿、アルカリ尿ってのは、

どうしてできるか、というと。


肉・魚ばかり食べている→酸性尿

野菜・海藻を多く食べている→アルカリ尿


・・・になるわけじゃなくて、上記のように

「なりやすい」という話なんです。


じゃあ、アルカリ性の尿に傾けるのがいいのなら、

野菜や海藻ばかり食べて、肉や魚はきっぱり止めればいいのね、

というのは、また、違うんです。


食事のキモはバランスですからね。

肉や魚を食べちゃダメ、食べない方が良い、というわけでも

ないんです。


子供の頃、なんでも食べなさい、って言われてたでしょ?

それはバランス良く食べるってこと。


もう、大きくならないから(成長しないから)いいや、じゃなくて、

背が伸びなくても、大人になっていても、

それでも、食事はバランス良く食べましょうよ、と。


寝不足の話をするつもりが、食事の話になってしまいましたが、

まあ、いいや。


一昔前の痛風改善法といえば、

「プリン体の多い食事の制限」でしたが、

それをキビシクすればするほど、食べるものがなくなってきて、

それって、すなわち、栄養のバランスを

偏らせることになるんです。


良かれと思って、やっていることが

違う不具合が起こってきた・・みたいな。


おまけに、それで痛風が治るんなら、ともかく、

プリン体の全体の2割に過ぎない、というんですから、

「もう、そんなこと、やめちゃえ!」

というのが、今の世の中の(痛風治療法の)風潮です。


というわけで、睡眠不足、寝不足は

痛風に良くない、という話です。


あれ?

そんな話だっけ?


2022年9月30日金曜日

痛風 尿酸値下げたい

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◆ 痛風 食生活の改善

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痛風の人は尿酸値が高めなので、なんとかして

尿酸値を下げたいところです。


ところがねえ。

尿酸値が高いってことは、血液中の尿酸が多すぎるのか、

あるいは、尿酸を体外に排せつする力が弱め、だとか、

つまり、遺伝と言うか、体質的な要因が大きいわけで。


巷では、痛風といえば、

「プリン体の多い食品の食べ過ぎ」というのが

定番というか、世間の一般的な認識ですが、

いやあ、実は、そうでもないのですよ。


痛風は遺伝!

痛風は体質!

生まれつきの「体質」!


ですが、だからといって、

どうしようもないよ、と、あきらめてしまっても

尿酸値は下がってくれません。

なんとか・・・したいところなのですが。


で、どうするか、ということになってきますが、

さあ、どうすればいいんでしょうか。


一番、一般的な痛風対策といえば、

痛風の薬を飲むことです。


この場合の「痛風の薬」というのは、

尿酸値を下げる薬のこと。

フェブリクとか、ザイロリックとか。


っていうか、普通に「痛風です」と病院に行ったら、

処方されるのが、これらの尿酸降下薬。

薬で尿酸値を下げましょうね、というのが、

現在の痛風治療の主流です。


で、このフェブリクの場合なんかは、

なんと40年ぶりに発売された痛風新薬!

ということで、鳴り物入りで世の中に出てきて

痛風薬市場を席巻しているわけですが・・・・


効果絶大!

と、うたわれているフェブリクですが、実は

良い面も悪い面もあります。

っていうか、全ての医薬品には

メリットとデメリットがあるんですけどね。


メリットは、もちろん、尿酸値が下がること。

それも、びっくりするほど大きな効果があります。

それでいて、「ザイロリック→腎排泄」なのに対して、

「フェブリク→多経路排泄」と腎臓だけじゃなくて、

胆汁からも排泄できるので、腎臓の負担が少ない。

つまり、副作用が少なめ、ということ。


デメリットは、やっぱり副作用。

いくら副作用が少なめ、といっても、

「少なめ」ということは、少ないけど「ある」ということ。


よくある副作用は、肝機能な低下。

具体的な症状は

「だるい、眠い、いらいらする、元気がなくなる」など。


それから、これもデメリットでしょう、というのは、

毎日、そして、いつまでも飲み続けなきゃならないこと。


つまり、フェブリクは痛風を治してくれる薬ではなくて、

「飲んでいる間だけ」尿酸値を下げてくれる薬なんです。


がっかりする人もいるかもしれませんが、逆に考えれば、

「飲み続けている限りは」

尿酸値がずっと低い水準で安定できます。


痛風発作に苦しめられる人生とも、

さようなら、です。


ああ、自分の足で普通に歩けるって、

なんて素晴らしいの!


で・・・

痛風の薬を飲まない方法を選択する人の場合、

一番初めにすることは、やはり「生活習慣の改善」。


主に食生活の改善と禁酒ですね。

ビールに限らず、お酒関係は、

体内のアルコール分解の際に尿酸を生成しますので、

尿酸値が上がります。


それから、運動。

(無酸素運動は尿酸値を上げる、と言われているので、

ゆったりとした有酸素運動が、お勧め)


そして、ストレスをためないように。

(強いストレスは尿酸値を上げるので)


あ、そうそう。

食事は、プリン体の多い食品を控えめにして、

甘いもの(砂糖や果糖)も尿酸値を上げます。


肉や魚は食べちゃ駄目・・なんてことはなくて

(タンパク質不足は、怖いです)

食べてもいいけど、

それ以上に「野菜・海藻」も食べる。


ところがねえ・・

野菜が嫌いな人って、結構、多いんですよ。


野菜が苦手な人は、ドレッシングをかけてもいいから、食べる。

生野菜が嫌いなら、焼いたりした野菜でもいいから、食べる。

それも、無理なら、ベジタブルカレーでもいいから、食べる。


いや、どれもダメだ・・・という人は、う~ん・・どうしよう。


あ、そうそう。

それも駄目なら、野菜ジュースでもいいから、飲む。


えっ!?

野菜ジュースも苦手?

あの、独特のニオイがダメって?


ええと・・どうしよう。


そういう人には「クエン酸カリウム」を飲む、

という方法もあります。


クエン酸?

カリウム?


なに、それ。


「クエン酸カリウム」は、尿をアルカリ性に傾ける効果がある、

と考えられているのですが、「酸性尿の改善」対策ですね。


この酸性尿というのは何か、というと、

尿酸は「水に溶けにくい」という性質があるのに、

大半の尿酸の排泄は「尿に溶けて尿と一緒に排泄」されることに

頼っているわけです。


「水に溶けにくい」のに、

「尿と一緒に・・・」って、尿だって「水」でしょ!?


つまり、あまり溶けにくい尿酸が「少しだけ」溶けて

尿と一緒に体外に排出される、ということ。


もっと、尿酸が尿に溶けてくれたら、

どばあっ!

と、尿酸が排出できるのに・・・


ところがね。

現実には、尿から尿酸が排泄されにくくなっているのです。


原因は、古来、日本は和食でしたが、ここ数十年、

日本人の食生活が劇的に改善し、

おいしい欧米食にシフトしつつあるから。


つまり、欧米食といえば、聞こえがいいですが、要するに

「肉食」になってきてるってこと。

おいしい料理には、必ず肉が 多少なり とも入っているでしょ?


痛風だから肉を食べちゃいけない、なんてことはないのですが、

肉や魚を多く食べて、野菜や海藻を少なく食べていると、

「尿が酸性尿」に傾くのですよ。


野菜や海藻を多く食べましょう、というのは、

そこなんです。


●野菜・海藻→アルカリ尿に傾ける

●肉・魚→酸性尿に傾ける


痛風だから・・ということはないのですが、

ほら、たいていの人は肉が好きじゃないですか。


肉より野菜が好き、という人もいるでしょうけど、

少ないんじゃないか、と。


そこで「クエン酸カリウム」の出番。

クエン酸カリウムは、

尿のアルカリ度を高めてくれる作用がある、ってこと。


ただね。

「クエン酸カリウム」さえ飲んでいれば、痛風対策は万全って

わけでもないです。


たしかに酸性尿は改善する可能性が高いですが、

だからといって、ばんばん肉を食べまくって

ビールを飲みまくって、

いや、クエン酸カリウムを飲んでいるから大丈夫、

というわけでもないです。


でも、日本人は、一昔前のように

あまり粗末な食事を食べなくなりましたから(飽食の時代)

油断していると、すぐに酸性尿になってしまうかもね。


っていうか、アルカリ尿の人のほうが少ないかも。


普通の人(?)なら、尿が酸性でもアルカリ性でも

そんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが、

痛風の人は、できるだけ・・それも、少しでも多く、

体内の尿酸を体外に排出して、血液中の尿酸を減らして

尿酸値を下げたいですからね!


2022年9月29日木曜日

田七人参は痛風に効果があるの?

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◆ 痛風 田七人参

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「田七人参」ってのは、サプリメントです。


「でんしちにんじん」と読みます。

「たななにんじん」じゃありません。


なんで、こんな・・言いにくい、というか、

妙な名前なのか、というと、

日本古来のものではなくて、

中国で古くから、生薬・漢方薬として

使用されてきた植物だから。


まあ、朝鮮人参とか、高麗人参みたいもの、です。


中国では、

“お金にも換えがたい高貴な秘薬”という意味で

「金不換」などと呼ばれていたそうですが、まあ・・

今ほど医学の進歩していない時代の話ですけどね。


それでも、貴重で効果の大きい生薬、

という立ち位置だったのでしょう。


で。

この「田七人参」は痛風に効果があるのか。

「田七人参」を飲めば尿酸値が下がるのか。


で、実際に試してみました。

といっても、2瓶くらいですけど。


「田七人参」が2瓶、

空になるまで続けて飲んでみた結果、

尿酸値が下がったのか、というと・・・・・・


う~~~ん・・・・


微妙です。


っていうか、あくまで私の場合ですけど、

あまり下がらなかったような気がします。


下がった、といえば、下がったような・・・

う~ん・・やっぱり、これでは、この程度では

下がった気が・・・。


「田七人参」のサプリはね。

高いのですよ。

平気で、1瓶「1万円」なんてザラです。


私は予算がなかったので、

一番安価なクラスのものにしました。


やっぱり、安物では、ダメってこと?


高価な「田七人参」と、

お手ごろ価格の「田七人参」ではね。

やはり、含有成分が違うのですよ。


「田七人参」は“サポニン”。


このサポニンという成分が、

さまざまな良い効果がある、と考えられていて。


血流改善作用、免疫力の強化、肝機能を良くするとか、

活性酸素を除去するとか、中性脂肪を減らすとか、

血圧を調整するとか・・・・う~ん、

いいことばかり強調されていますが。


痛風に効果があるとか、ないとか言われているのは、

田七人参に含まれているサポニンに、関節炎の炎症を抑える、

著しい効果があった、という発表があったからですが、

よくよく聞いてみれば、それって

「ラットでの実験結果」じゃないですか。


人間には、どうなの。

人間には。


体の大きさが全然違うでしょうが。

人間とラットでは。


痛風の人に、痛風発作に効果はあるの?

飲んだら尿酸値は下がるの?


一時期、毎日、かかさず

田七人参を飲んでいた時期もあったのですが、

結局、やめちゃいました。


もっと1万円クラスの、高価な田七人参を飲んでいたなら、

サポニンなどの成分の含有量も違ったでしょうし、

違う結果になったのかも。


仮に痛風には効果が期待できなくても、

中国の秘薬とまで言われた生薬なので、それなりに

健康増進には効果を発揮してくれたんでしょうけど。


それにしても・・・


田七人参は、高いなあ。


2022年9月28日水曜日

コルヒチンカバーで痛風発作を防ぐ

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◆ フェブリクで痛風発作

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痛風で尿酸値が高いと、

フェブリクやフェブタズ(フェブリクのジェネリック)

を飲んで尿酸値を下げる・・という薬物療法が一般的です。


●尿酸値 7.0mg/dl以上~8.0mg/dl で、

生活習慣の改善(食事・運動など)


●尿酸値 8.0mg/dl以上~9.0mg/dl で、

薬物治療を検討する


●尿酸値 9.0mg/dl以上 で、

即、薬物治療を開始


・・・と、こんな感じになります。


で、フェブリク(フェブキソスタット)、

ザイロリックなどの

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)を飲むのはいいですが、

それらの薬を飲むような人は、長年、

尿酸値がずっと高かったので、

体内に結晶化した尿酸がたくさん蓄積している、

と考えられます。


そこへ、尿酸値を下げることに関しては効果絶大な

フェブリク錠の投入。


効果てきめんで尿酸値は大きく下がって、

あっという間に、尿酸値 6.0mg/dl以下に!


あな、嬉しや!


・・・と喜んでいると、飲み始めて半年もたたずに

痛風発作に見舞われることになります

(出ない場合もありますが、たいていは

出るケースが多いです)。


なんで!?

尿酸値が、こんなに下がったのになんで!?


・・・と思いますが、尿酸値が高いときだけではなく、

急に下がったときも痛風発作が起こるので。


もちろん、体内に尿酸結晶がたくさん溜まっている人のみ、

に起こる体の現象ですが。


痛風発作が嫌だから、痛いのはイヤだから

フェブリクやザイロリックを飲んでいるのに、

痛風発作が発症するなんて、本末転倒。


そんなの、聞いてないよ!?


これは体が起こす現象

(フェブリクを飲んでいるのに痛風発作)

なので、仕方がないといえばそうなのですが、

この「フェブリクを飲んでいるときに起こる痛風発作」を

防ぐ方法があります。


それが、いわゆる「コルヒチンカバー」。


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◇ 痛風 コルヒチンカバーとは!?

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「コルヒチンカバー」というのは、フェブリクなどの

尿酸値を下げる薬を飲みながらも

痛風発作を起こさせない方法。


フェブリクを飲み続けながらも、

尿酸値の変動(っていうか、下がる)で

痛風発作が起こらないように、

同時に、コルヒチンを毎日1錠ずつ飲み続ける、

という手法です。


コルヒチン(colchicine)は

痛風発作を封じ込める作用がある、

強力な薬ですが、きつい薬ですので、

副作用もあるので要注意です。


コルヒチンには、

胃腸障害などの副作用も報告されていますが、

整腸剤と一緒にコルヒチンを飲むと副作用を減らせる、

という裏技も。


でもね。

この「コルヒチンカバー」という方法は

良い方法だ、とは考えられていないようです。

古い手法、というか。


たしかにコルヒチンを飲み続ける

「コルヒチンカバー」の効果は

大きいでしょう。

痛風発作は起こらないでしょう。


けど、よほど注意しないと、毎日1錠ずつでも

何日も何日も継続してコルヒチンを飲むと・・・

あっという間に

1ヶ月で約30錠。

3ヶ月で約90錠・・と、たちまちのうちに

100錠近いコルヒチンを飲むことになってしまうのです。


自分でも知らないうちに、気がつかないうちに

(錠剤の)量を飲んでしまっている、というのが怖いです。


効果絶大・・ともいえる、コルヒチンカバーですが、

コルヒチンの長期使用、常用は、副作用が心配なので要注意。

いくら効果は大きくても、副作用も強力でしたら、

怖くて飲めません。


コルヒチンと違って、

フェブリクの方は毎日飲む薬ですが、従来の痛風の薬よりは

効果が大きく、副作用は少ない、と考えられています。


ですが、

コルヒチンの大量摂取、長期常用は、できれば

止めておいたほうが良いと思います。


2022年9月27日火曜日

痛風 ストレス解消

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◆ ストレスで尿酸値があがる?

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仕事や職場などで、嫌なことがあったり

強いストレスを受けていると感じたら、どうすればいいのか。


その日の終わり、1日の終わりに、

今日あった、その嫌な出来事を


「紙に書く」


・・・と良いそうです。


今日は、こんな嫌なことがあったぞ。

めっちゃ腹立たしいぞ。

ブチ切れそうになったぞ!

てめえ! こんにゃろ!


・・・・とか、なんとか、かんとか。


そして、書いたら、その紙をすぐに丸めて、

(あるいは破り捨てて) ゴミ箱へポイ。


この、ゴミ箱にすぐ捨てる、というのが

ミソなんだそうで。


ノートなどに書いて、日記などのように

残しておかないほうがいいそうです。

嫌なことは、書くだけ書いたら忘れましょ、と。


紙に書いたくらいで、ストレス解消に なるかよ!

と思うかもしれませんが、心に留めておくのではなくて、

紙に書くことによって、心の中にある“嫌なもの”

を吐き出す作用があるようです。


そんな面倒くさいこと、やってられるか。


・・・そう思うかもしれませんが、

まあ、騙されたと思って、試してみるのも

悪くないかもしれませんよ。


嫌なことがあると、他の人に

しゃべって聞いてもらうとストレス発散になりますが、

相手によっては「愚痴を聞かされた」というふうに

受け取って、その人が嫌な気持ちになるかもしれません。

(相手によりますが)


また、その話した相手が、

その話の内容をべらべら

他人にしゃべってしまうかもしれません。

(これも相手によりますが)


すると、噂に尾ひれがついて、

いつの間にか、自分にとって不利な展開にならないとも

限らない。

(まあ、話す相手を選べばいいだけの話ですが)


・・・・と、やり方は

なんでもいいですが、とにかく、生きている以上、

ストレスは避けられません。


仕事でも家庭でも、とにかく

現代社会はストレスが多いです。


ストレスは、なるべく溜めないよう、自分なりの

ストレス発散の方法を腐心しなければ なりません。

痛風の人なら、特にね。


なんでか?


「強いストレスは尿酸値をあげる」

のですよ。


これは、どういうことかというと、

人間の体は、大昔・・それこそ、原始時代から続いている

体内の反応のようなもの(遺伝子レベル?)があって、

強いストレスを受けると

「戦うか、逃げるか」という感じで、

敵に対して、戦うか逃げるか、とっさに反応するそうです。


今は現代社会なので、

原始時代のような、人間の命を狙うような猛獣は 

いませんが、強いストレスを受けると、人間の体は、

交感神経優位といって、“血管を収縮”させて、

体が軽い緊張状態になって、そのストレスに対して

身構えるのです。


で・・・この、

「血管が収縮する」とは、どういうことか。


血管が収縮すると、血管とは血液が流れる管ですから、

血液の通り道が狭くなって、血の流れ、すなわち、

血流が悪くなるのです。


血流が悪くなるということは、内臓への血液の

供給量も減り、ということは、必然的に

腎臓への血液の流れも減少。


腎臓は血液から尿を作り出す臓器ですが、

入ってくる血液量が少ないと、

作り出す尿に影響が出ます。


尿酸は、尿に溶けて尿と一緒に体外に排泄されるのが

大半なので (便からも少し出ます)

尿量が少ないと、体外への尿酸排出も減少するので

血中尿酸濃度が上がってしまう、ということ。

結果的に、尿酸値も上がってしまう、ということです。


あと、強いストレスを受けると、

「足の裏が痛くなったり」ね。


足の裏には「腎のツボ」が集まっているのですよ。


「腎 (じん) のツボ」というのは、

腎 (腎臓&副腎) の経絡のことです。


腎臓の上のあたりに

「副腎」という小さな臓器があるのですが、

その副腎が、ストレスを受けると

抗ストレスホルモン (副腎皮質ホルモン) を分泌。


この、抗ストレスホルモンが分泌されるおかげで、

強いストレスを受けても内蔵がダメージを受けずに

済んでいるのです。


ですが、あまり強いストレスが続くと、さすがの

副腎も疲労してしまいます。


ついでにいうと、副腎が

副腎皮質ホルモンを作り出すときに、ビタミンCを

消費するので、タバコをよく吸う人は要注意ですよ。


ビタミンCが喫煙によって消費されやすいので、

錠剤でもビタミンドリンクでも何でもいいですから、

積極的にビタミンCを補給したほうがいいかも。


・・・・というわけで。

痛風とストレスって、いっけん、何も関係なさそうですが、

実は微妙に関係があるのです。


「すべての病気の原因はストレスである!」


・・・・なんて喝破する人もいますが、

まあ、どうなんでしょうね。


病気の原因なのかどうかは わかりませんが、本当はね。

ストレスは全く悪者、というわけでも ないのです。


どういうことなの?


1日が「朝・昼と夕・夜」の繰り返しで構成されているように、

「朝昼が仕事→緊張」

「夕夜が帰宅→リラックス」

この繰り返しで、毎日が成り立っているのです。


つまり、「緊張と緩和」の連続、ってヤツです。


緊張は嫌だから、といって、

毎日が「日曜日ばかり」だと、どうなるか。


そりゃあ、最初の半年くらいは嬉しいでしょうよ。


でも、今まで元気一杯だった人が、

定年後にガックリと急に年をとった・・・とか、

よく聞く話でしょ?


つまり、

「緊張← →緩和」だった人生が、

急に「緩和だけ」になってしまったわけで。


“緩みっぱなし” ではダメだ、ということ。

緊張も時には、必要なんですよ。


でも、痛風にとってはね。

やっぱりね。

強いストレスは尿酸値をあげる、と言いますし。


痛風のストレス解消、痛風のストレス対策として、

一番良いのは、

「自分の好きなことをする時間を作る」

ことかな、と思います。


趣味とか、何でもいいから。


2022年9月26日月曜日

リンパドレナージュと痛風治療

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◆ リンパドレナージュ 痛風

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「リンパドレナージュ」というのは、

リンパマッサージのことです。


リンパマッサージとは、

リンパ液の流れを良くするための

マッサージのこと。


・・・といっても、そもそも「リンパ液」ってのが

ピンと来ませんよね?


ええと。

人間の体には、多くの血液が流れていて、

全身を巡っています。


でも、ただ流れているのではなくて、

血液には働きがあって、酸素と栄養分を

全身の隅々の細胞まで送り届けているのです。


で、送り届ければ、それでオシマイなのではなく、

その帰り道というか、その、酸素と栄養分を

届けたときに、今度は

老廃物を受け取って帰ってくるわけです。


運送屋で言えば、商品を配達して、その配達先で

荷物の梱包の空箱を受け取って帰ってくる、

みたいな感じでしょうか。


実際の運送屋は、そんなこと、してくれませんが。


ところが、心臓にはポンプの働きがあって、

血液を送り出すところまではいいのですが、

血液を呼び戻す働きなんか、ないんです。


つまり、血液を送り込んだら、それだけ。

一方通行なわけです。


じゃあ、どうするの?

どうやって、受け取った老廃物は心臓へ戻ってくるの?


それが、リンパ液なんですよ。

受け取った老廃物はリンパ液が運ぶのです。


リンパ液は、心臓のポンプの力ではなくて、

筋肉運動や自律神経の働きによって流れていくのです。


ところが、このリンパ液というのは、案外、

デリケートなものらしくて、

ストレスの影響を受けたり、とか、疲れが溜まっていると、

スムーズに行かなかったり、とか、いつも

順調でもないらしい。


そこで、リンパマッサージで、

リンパ液の流れを良くしましょう、というわけで。


いえ、それは、まあ・・・いいのですが、

そのリンパマッサージと痛風が何の関係があるの?


痛風というと、尿酸値が高いから罹病するものですが、

尿酸値が高くなってしまう理由の最大のものは、

「生まれつきの体質」です。


つまり、尿酸を作り過ぎる体質、とか。

尿酸の排泄が弱い体質、とか。

その両方の性質を兼ね備えた体質、とか。


でも、それ以外にも、

ストレスでも尿酸値は上がりますし、

肥満 (内臓脂肪の増加) や睡眠不足も

尿酸値上昇に関係がある、と考えられています。


もちろん、プリン体の多い食事の摂り過ぎとか、

飲酒とか、痛風に関係する要因は、たくさんあります。


痛風が生活習慣病と言われる所以は、

その辺りなのかも。


で、

リンパドレナージュ (リンパマッサージ) が

痛風改善に効果があるかもしれない、という話。


私は、今のところ、

実際に自分が施術してもらった経験がないので、

こんな効果があったよ!

・・みたいな体験談はないのですが、

通える範囲に住んでおられる方は、

試してみるのも一興かも。


リンパドレナージュ(リンパマッサージ)は、

手指による、マッサージ。

圧迫と弛緩を有効に繰り返すことで、

リンパの流れを良くする技術です。


老廃物の排泄を促進させる、いわゆる、

デトックス効果がある、と考えられてます。


体の痛みの緩和や糖尿病の改善にも効果がある、

という説もあるので、

代替医療 (病院以外の医療) の範疇に入る、

とも言われているようです。


マッサージといえば、肩こり改善とか、美容・・・

というイメージがありますが、

リンパドレナージュ (リンパマッサージ) は

高い技術によって、

その一歩先を行く存在なのかもしれません。


リンパドレナージュ(リンパマッサージ)が

痛風に効果があるのかどうかはわかりませんが、

そもそも「痛風は代謝の病気」ですので、

老廃物の排泄の促進作用があることや、

リンパの流れを良くすることから、

一定の改善効果はあるんじゃないか、と考えています。


私の場合、

問題は、通える範囲に施術してくるところが

「ない」ことですかね。


今後、数年経過して、もっと世の中に

リンパドレナージュ(リンパマッサージ)の施術を

してくれるところが増えてくれれば、

試してみる機会があるかもしれません。


2022年9月25日日曜日

痛風になったら長生きできない?

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◆ 痛風 寿命

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「痛風になったら長生きできない?」→

いや、そんなことはないです。


痛風になる体質の人は、血液中の尿酸が多めなので。


「尿酸」と言えば、痛風の要因となるものなので、

良くないイメージがありますが、実は

血液中に なくてはならない成分で

「尿酸には “抗酸化作用がある”」のです。


尿酸は血管の若さを保つ成分であり、

老化を防ぐ働きがある、と考えられています。


尿酸は、

人間の体に無くてはならない成分だ、ってこと。


逆に、血液中の尿酸が少なすぎると、

パーキンソン病などにも なりやすい、

と考えられているので「尿酸=悪」ではありません。


というわけで、昔から

痛風になる体質の人は「長寿の体質」なのです。


ところが。

世間一般での認識は「痛風=早死」なんですよね。


このギャップは、どこから来るのか。


ただ、血液中の尿酸が少し多めで、ときたま

痛風発作を起こす・・・程度ならばいいのですが、

痛風を長年、患っていると

「合併症」を起こしやすいのですよ。


そして、腎臓、心臓などに負担がかかりやすく、

糖尿病、高血圧、脳梗塞などのリスクが

高くなってしまいます。


このような視点からだけ見て、保険会社などでは

「痛風の人は保険に入らせない」

保険会社もあるようです。

入れても、掛け金を割高にしたりね。


「アンタ、痛風なんでしょ? 早く死ぬんでしょ」

って言われているみたいで、気分悪いですね。

そんな、クソみたいな保険会社には

蹴りを入れてやりましょう。


でも、本当はね。

痛風だから早く死ぬわけじゃないんですよ。


私の知り合いで、80歳を超えていますが、

その人、痛風ですが、

ピンピンしている人もいるんです。

まだまだ死にませんよ、この人は。


まあ、今の時代、80歳程度じゃ、全然

長生き、とは言えないのかもしれませんが。


で・・

この、痛風なのに80歳超えの人は、

なんで、こんなに元気なのか、健康なのか。


まあ、見かけが健康でも中身がどうかは

他人からは、わかりませんが、

どうみても元気そうに見えるので・・

それは、なんでか。


薬を飲んでいるだけ、だそうです。

痛風対策としては。


この薬というのは、尿酸値を下げる薬。


今の時代はフェブリクがありますが、

この人の時代には

ザイロリックしかなかったので。


ザイロリックのおかげで

元気だとか、健康だとか、

そういうのは関係ないでしょうけど、

とにかく、尿酸値だけは低いのだそうで。


尿酸値が高くなってしまう体質なのにね。

まあ、それが薬の力、威力なんでしょ。


ザイロリックが体に良い、とか

そういう意味じゃないです。


薬なんか、飲まなくてもいいなら、

そのほうがいいでしょ。

お金もかかりますし、毎日、

飲み続けるのは面倒ですし。

病院に行く暇も時間もないですし。


ただ、この人の場合、

ザイロリックを飲み続けたことで

尿酸値はずっと低い水準のままだったので、


「痛風による合併症は、起こさなかった」


・・・というだけ、のことです。



だから、80歳超えても

車を運転してる。

仕事している。

杖無しで自分の足で歩いてる。

毎日、楽しそうにしている。


奥様の方が、早くに逝ってしまったので、

ちょっと寂しいですけど、当人は

まだまだ くたばりそうにないです。


100歳まで、生きそうな勢いです。


痛風の薬(尿酸値を下げる薬)といえば、

副作用ばかりが脚光を浴びて、

ザイロリックは体に悪い、

痛風の薬は飲んではいけない、などと

言われ続けていますが、

薬のおかげで、痛風の合併症も起こさずに

元気で長生きしている人もいる、という話。


2022年9月24日土曜日

手首にも痛風の発作がありますか

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◆ 痛風で手の指が腫れることがある

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痛風といえば、痛風発作。

痛風発作と言えば、足。

歩けない・・・というイメージがありますが、

いえ、手指や手首にも出ますよ。


痛風の人は、尿酸値が高く、尿酸値7.0以上で

血液中に尿酸が溶けなくなるので、

溶けなくなった分の尿酸は、

血液に乗って体の中を巡ります。


そして、体内の比較的、体温の低い、

手足のなどの末端に溜まりやすいです。


足に痛風発作が多いのは、

足先に尿酸結晶が溜まりやすいから。

心臓から遠いので、足は末端で血流が悪い場合が多く、

結晶化した尿酸が沈着しやすいから。


で、痛風発作が起こる、と。


こう考えると、痛風発作は体のドコに起こっても

おかしくないですよね。


でも、現実には、痛風発作の好発部位というのは、

ある程度、限られています。

一番多いのは、足先です。


足の親指の付け根の関節、足の甲、アキレス腱、

かかと、くるぶし・・など。

それから、膝。

あるいは、膝の裏。

それから、手指、手首、ひじ、肩・・など。


だから、手指や手首に痛風が起こっても

少しも不思議じゃないわけです。


尿酸は血液に乗って、全身、

くまなく巡っているわけですらかね。

体のどこにでも沈着する可能性はあります。


少しも不思議じゃない・・とは言っても、

やはり、不便ですよ、手指や手首に痛風が出ると。


足が痛くなるときのように、歩けない、などと

いうことはありませんが、手指や手首の場合は、

日常生活でも仕事でも、モノを持とうとしても、

何かをしようとしても、必ず使うところですからね。


特に、自分の利き腕に痛風が出てしまうと、もう、

目も当てられません。


で。

なんで、手首や手指に痛風が出るのか。


たいていは、ね。

まず、足先に出るのですよ、痛風が。

足の親指の付け根の関節、足の甲、など。


それから、何年かすると、だんだん大きな関節にも

痛風が出るようになってきます。

くるぶし、とか。

膝とか。


大きな関節は面積も広いですから、尿酸結晶が

足先と同じように沈着していても、

飽和状態になるまで年月がかかるのです。


関節の面積が広いということは、

たまる尿酸結晶の量も多いわけで。


あと、体の部位の「位置」の問題ですが、

足先に発症していた痛風発作が、くるぶし(足首)に来て、

やがて、膝に来て・・・


と、だんだん、体の中での「位置」が

『上に上がってきている』ことに気がついていますか?


はじめは足先しか出なかった痛風発作ですが、

年月を重ねるうちに、尿酸結晶の蓄積量が増えてきて

飽和状態になってくると、だんだん

体の「上の方」に痛風が出るようになるのです。


それが、手指や手首。

そして、ひじ、肩、耳たぶ・・・など。


この頃になってくると、自分では自覚症状がなくても、

腎臓にも同様に尿酸結晶が蓄積してきている、

と考えられます。


腎臓に尿酸結晶が溜まると、少しずつ

腎機能が低下するので、やっかいです。


腎臓は、血液から尿を作るので、

腎機能が低下していくと、良質な尿(濃い尿)を

作りにくくなってくるので、尿酸を排出する力も

落ちていきます。


尿酸は尿に溶けて、尿と一緒に排泄されるのが

大半なので、尿からの排泄する力が落ちてしまうと、

尿酸の排出が減少してしまい、

血中尿酸濃度が上がってしまいます。


つまり、尿酸値も上がってしまう、という悪循環に。


この頃になると、数年に一度だった痛風発作が

年に一度になり、半年に一度になり、

2ヶ月に一度に・・と

だんだん痛風の間隔が短くなってきて、

頻発するようになってきます。


痛風発作は、発作の発熱で

尿酸結晶を溶かそうとする作用があるので、

いっぱい溜まりすぎた尿酸結晶を少しでも溶かそう、と

「体が一生懸命になる」んでしょう。


でも、おっつかない。

尿酸結晶の量が多すぎて、とても追いつかない。


だから、次々と痛風発作を頻発させる。


こんな仕組みです。

体のシステム、というか。


こうなってくるとね。

いろいろと体のことが心配になってくるので、

痛風の薬を飲みたくない人でも、尿酸値を下げる薬を

飲んだほうがいいかもしれません。


尿酸降下薬 (フェブリクやザイロリック) には

副作用もあるので (肝機能低下が有名)、

本当は飲まないほうが体のためには良いと思いますが、

そんなこといって腎臓が悪くなってしまうのも、

困りますし。

難しいところではあるのですが。


手指に痛風が出る、手首に痛風発作が出る、

ということは、体の中での「位置」が

上の方に上がってきているので、

普通に考えれば、腎臓などの糸球体

(ろ過のフィルターのこと) にも尿酸結晶が

少しずつ目詰まりしつつある、と考えるのが妥当です。


腎臓には、手指が痛い、手首が腫れて曲げられない、

などの自覚症状はありませんが、自覚症状が出た頃には

手遅れかもしれませんので、

「痛風が手に出たら」

尿酸値を下げる薬を検討したほうが

良いかもしれません。


2022年9月23日金曜日

痛風 靴を変えたら痛み激減

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◆ 痛風 靴が履けない

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「痛風 靴を変えたら痛み激減」→

いえ、靴を替えたくらいで痛風の、あの激痛が

激減するかどうかは わかりませんが、

靴によっては、確かに緩和するかもしれません。


っていうか、こんなに足が痛いときに靴なんか、

履きたくないですけどね。

そもそも、足が腫れあがっていて、いつも履いてる靴に

足が入らない。


でも、会社にスリッパで出社するわけにもイカンですし。

サンダルで電車に乗るのも、あれですし。


営業関係の仕事の人なら、

お客さんに会うときに、足が痛いから・・

といって、下駄を履いて

接客するわけにも いかないでしょう。

・・・って、まあ、この頃は

リモートが増えているでしょうし、関係ないか。


で。

仕方なく痛い足を無理矢理、靴に押し込む。

腫れあがって、すっかり足のカタチが変わってしまって

見る影も無い自分の足。

それでも無理矢理、靴を履く。


うぎゃあ!


・・と、その刹那、激痛が脳天まで 走るわけで。


なんとか、ならんのか。


そんなときのため、の靴があります。

いえ、別に「痛風用の靴」と

うたっているわけでは ないのですが、

「あゆみシューズ」というもの。


そもそも、

この「あゆみシューズ」を作っているメーカーは、

介護シューズが専門なんです。


だから、履きやすさ、とか、足に かかる負担とか、

いかに楽に履けるか、とか、そういうことを日夜、

腐心して、介護靴を専門に作っているメーカーなんです。


「あゆみシューズ」には靴のサイズだけじゃなくて、

“「靴幅」まで選択できる” 親切っぷり。


ゆったり履ける靴幅は、

「3E、5E、7E、9E、11E」の中から選べます。


「11E」って!?


そんなサイズの靴、聞いたことがありますか。

幅広すぎるんじゃないですか?


いえいえ、足の痛いときですから。

足が腫れあがっているときですから。


さらにマジックテープで、

腫れあがって形が変わってしまった足でも

スムーズに靴が履けるような創意工夫もあって。


じゃあ、外観的には、どんな見苦しい靴なのか、

というと、いえ、黙っていれば わからないような、

普段でも履けるような

普通の靴に近いデザインで製造されています。


もちろん、痛風で足が痛くて、

踏ん張りが利かなかったり、

足元が おぼつかない場合もあるのですが、

靴底には、細かいオウトツが工夫されていて、

滑りにくく、こけにくく、より安全に歩けるよう

設計されています。

その辺りは、介護シューズの専門メーカーですから、

真骨頂ですね。


それから、なんとね。


「あゆみシューズ」は

“片足だけ” でも購入できるのですよ。


片足だけ!?

靴を!?


片足だけ、靴を買えるって!?

マジですか。

古道具市じゃないんですよ!


痛風の人は、両足いっぺんに痛風発作が出る人も、

稀にいるようですが、たいていは片足だけ、

発症するケースがほとんど。


もう片方の足は、普通の靴で いいのにな、とか。

痛風発作が出るのは、いつも “左足だけ” なんだけどな。

・・・とか、そういう人にも対応してくれる、というか、

左足だけ購入することが可能なんです。


驚きの「片方販売」ですね。


痛風発作は 激痛中の激痛ですから、

「あゆみシューズ」を履いたから、といって

痛風の激烈な痛みが消失するわけでは ありません。


でも、そんな厳しい状況の中、

それでも 靴を履かねば ならない事情があるとき。


「あゆみシューズ」が、靴を履くことのツラさ、

その状況で 歩かねばならない “厳しさ” の緩和に

役立ってくれるかもしれませんよ。