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● 痛風 仕事
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先日、電車のホームを歩いていたら、
足を引きずって歩いている男性を見かけました。
推定年齢35歳くらい。
黒いスーツ姿にビジネスバッグを持った、
典型的なビジネスマン。
でもね。
右足は、いわゆるビジネスシューズなのに、
左足は・・・スニーカーなんです。
そして、左足を引きずって、
歩きにくそうに歩いておられました。
普通、こういう、歩きにくそうというか、
足が悪いというか、そういう人に出くわすと、
あんまりジロジロ見ちゃいけないというか、
見てみないふりをするのがマナーかな、
と思ったりもするのですが、
私は自分が痛風なもので、そういう場合、
他人事とは思えないというか、
バッと思わず、見てしまうのです。
いえ、足を引きずっているから
痛風とは限りませんが、
季節は初夏ですし、痛い足は「左足」だったので、
もしかしたら、その人は
痛風発作で歩きにくいのかも。
でね。
休めないのですよ、仕事。
痛風発作が出たら、安静にしていましょう。
寝ていましょう、とか言いますけどね。
世の中には、痛風だから、痛風発作が出たから、
といって仕事を休める人の方が少ないんじゃないか、と
思うのです。
自分がどれだけ痛いのか。
周囲の(職場の)人には、あまりわかってもらえませんしね。
痛風で仕事を辞めた人もいるくらいですから。
私がバッと、その足を引きずって歩く
ビジネスマンを見てしまった理由の一つが、
その人が片足だけ、スニーカーを履いていたから。
反対の足は黒い靴なのに。
水色のスニーカー。
本来ならヒモで縛るはずの足の甲は、
パカパカ開いていました。
足が腫れて、紐がきつくて、締められないのでしょう。
右足が黒のビジネスシューズで、
左足が水色のスニーカーですから、
左右のバランスというか、アンバランスで
目立つといえば目立ちますが、痛い方の足に、
どうしても普段の靴が入らなかったんでしょうか。
しかし、まあ・・痛風ってのは、
どうして、あんなに痛いのでしょうね?
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● 足が痛い 靴
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それと、痛風発作の経験の無い人には
理解しがたいかもしれませんが、痛風発作が起こると、
足のサイズが変わるのですよ。
腫れあがってしまい、なんていうか、
足が膨れ上がって、
自分とは違う誰かの足みたいになってしまうのです。
だから、いつもの靴が履けないのですね。
痛風発作で、どんなに痛くても仕事が休めない、
靴を履かなきゃいけない人のために、
「あゆみシューズ」という靴もあります。
これは「痛風の靴」「痛風発作の靴」
というわけじゃないのですが、
元々、介護シューズです。
靴というものは、左右一対になっているのが普通ですが、
この「あゆみシューズ」は、なんと、片足だけでも
購入できます。
左足用だけ、とかね。
あゆみシューズは、介護シューズだけあって、
全体的に、ゆったりとした履き心地の設計になっていて、
足の甲も部分も調整できるように
マジックテープになっています。
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● あゆみシューズ
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ただね。
この、あゆみシューズを履けば
痛風発作で腫れあがっている足が、
歩いても痛くない「わけじゃない」ということ。
あゆみシューズであろうが、何シューズであろうが、
痛風発作なんですから、歩けば痛いです。
メチャ痛いです。
それでも、仕事に行かなきゃならない。
痛風であろうが、腫れあがって
足のカタチが変わっていようが、
どうしても靴を履かなきゃならない。
そんな人のためというか、
痛風発作で足が痛いのに
スニーカーを片足だけ履くくらいならば、
あゆみシューズの方がお勧めです、という話。
あゆみシューズを履いても
痛風発作の激痛はマシになったりしません。
っていうか、痛みを押して歩くわけですから、
痛風の痛みは強くなる可能性が高いです。
けど、痛い足にスニーカーを履いて、というか、
無理やり靴に足をはめ込んで
キツイ靴中に圧迫されて苦しむくらいなら、
介護メーカーが設計した
あゆみシューズの方が、少しは苦痛もラクでしょう。
と思うのですが。
(やっぱり、痛いです?)