2025年6月2日月曜日

痛風 靴 痛い

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● 痛風 仕事

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先日、電車のホームを歩いていたら、

足を引きずって歩いている男性を見かけました。


推定年齢35歳くらい。

黒いスーツ姿にビジネスバッグを持った、

典型的なビジネスマン。


でもね。

右足は、いわゆるビジネスシューズなのに、

左足は・・・スニーカーなんです。


そして、左足を引きずって、

歩きにくそうに歩いておられました。


普通、こういう、歩きにくそうというか、

足が悪いというか、そういう人に出くわすと、

あんまりジロジロ見ちゃいけないというか、

見てみないふりをするのがマナーかな、

と思ったりもするのですが、

私は自分が痛風なもので、そういう場合、

他人事とは思えないというか、

バッと思わず、見てしまうのです。


いえ、足を引きずっているから

痛風とは限りませんが、

季節は初夏ですし、痛い足は「左足」だったので、

もしかしたら、その人は

痛風発作で歩きにくいのかも。


でね。

休めないのですよ、仕事。


痛風発作が出たら、安静にしていましょう。

寝ていましょう、とか言いますけどね。


世の中には、痛風だから、痛風発作が出たから、

といって仕事を休める人の方が少ないんじゃないか、と

思うのです。


自分がどれだけ痛いのか。

周囲の(職場の)人には、あまりわかってもらえませんしね。

痛風で仕事を辞めた人もいるくらいですから。


私がバッと、その足を引きずって歩く

ビジネスマンを見てしまった理由の一つが、

その人が片足だけ、スニーカーを履いていたから。

反対の足は黒い靴なのに。


水色のスニーカー。

本来ならヒモで縛るはずの足の甲は、

パカパカ開いていました。

足が腫れて、紐がきつくて、締められないのでしょう。


右足が黒のビジネスシューズで、

左足が水色のスニーカーですから、

左右のバランスというか、アンバランスで

目立つといえば目立ちますが、痛い方の足に、

どうしても普段の靴が入らなかったんでしょうか。


しかし、まあ・・痛風ってのは、

どうして、あんなに痛いのでしょうね?


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● 足が痛い 靴

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それと、痛風発作の経験の無い人には

理解しがたいかもしれませんが、痛風発作が起こると、

足のサイズが変わるのですよ。


腫れあがってしまい、なんていうか、

足が膨れ上がって、

自分とは違う誰かの足みたいになってしまうのです。


だから、いつもの靴が履けないのですね。


痛風発作で、どんなに痛くても仕事が休めない、

靴を履かなきゃいけない人のために、

「あゆみシューズ」という靴もあります。


これは「痛風の靴」「痛風発作の靴」

というわけじゃないのですが、

元々、介護シューズです。


靴というものは、左右一対になっているのが普通ですが、

この「あゆみシューズ」は、なんと、片足だけでも

購入できます。

左足用だけ、とかね。


あゆみシューズは、介護シューズだけあって、

全体的に、ゆったりとした履き心地の設計になっていて、

足の甲も部分も調整できるように

マジックテープになっています。


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●  あゆみシューズ

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ただね。

この、あゆみシューズを履けば

痛風発作で腫れあがっている足が、

歩いても痛くない「わけじゃない」ということ。


あゆみシューズであろうが、何シューズであろうが、

痛風発作なんですから、歩けば痛いです。

メチャ痛いです。


それでも、仕事に行かなきゃならない。

痛風であろうが、腫れあがって

足のカタチが変わっていようが、

どうしても靴を履かなきゃならない。


そんな人のためというか、

痛風発作で足が痛いのに

スニーカーを片足だけ履くくらいならば、

あゆみシューズの方がお勧めです、という話。


あゆみシューズを履いても

痛風発作の激痛はマシになったりしません。

っていうか、痛みを押して歩くわけですから、

痛風の痛みは強くなる可能性が高いです。


けど、痛い足にスニーカーを履いて、というか、

無理やり靴に足をはめ込んで

キツイ靴中に圧迫されて苦しむくらいなら、

介護メーカーが設計した

あゆみシューズの方が、少しは苦痛もラクでしょう。


と思うのですが。


(やっぱり、痛いです?)