2025年5月1日木曜日

痛風発作は夜に酷くなる

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● 痛風 症状

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痛いときは、朝でも昼でも、そりゃあ、痛いですよ。

痛風発作ですもの。


痛風発作が発症してしまったら、

安静にしておくのが一番、とか言いますけど、

だからといって、仕事を休める人は少ないのじゃないか、

と思ったりもします。


痛風発作は日中(朝や昼)の方が痛みの程度は、夜よりマシです。


だからといって、なんとかなるだろう、と

無理して仕事に出かけると・・

夕方くらいから、じんじんと痛みがヒドくなってきて、

夜には、さらに腫れあがることになります。


腫れている患部をソッと触ってみると、

熱を帯びて熱くなっていたりね。

ああ、仕事を休んでりゃ良かった、って、

それが出来ていたら苦労はしません。


痛風発作の痛みは、

『血流と大いに関係がある』

のです。


日中(朝や昼)は、人間の体は交感神経優位といって、

体が緊張状態にあり、体内の血管が収縮します。


夜間は、副交感神経優位といって、

体が弛緩(リラックス)状態にあるので、

体内の血管が広がります。


血管が広がるということは血流も良くなり、

血流が良いということは白血球も活発化する、

ということ。


痛風発作が起こっている最中に、

白血球が活発化されてしまうと、

体内で関節に沈着している尿酸結晶が剥がれかけているのを

積極的に白血球が攻撃してしまう、と。


白血球は、もともと、体内のバイキンとか、

良くないものを攻撃するのですが、

白血球には善悪の区別がつかない、というか、

尿酸結晶も“敵”だと思って攻撃してしまうわけです。


まあ、痛風にとっては、

尿酸結晶は敵であることには違いないのですが。


あと、仕事に出かけて歩いたりしていると、

1日が終わる夕方には足が疲れてきて、

じわじわと痛みが強くなってきます。


朝や昼にそれほど痛くない痛風発作でも

夜には、もっと酷くなる、もっと痛くなると

考えておいたほうがいいです。


そんなこと言っても、なかなか、

仕事は休めないですしねえ?


職種にもよりますが、

営業職なら歩かなきゃならないでしょうし、

運送関係みたいな仕事でしたら、

痛みがある程度引くまでは、ちょっと無理でしょう。


痛風のおかげて、仕事を辞めた、

辞めざるをえなくなった、という話もときどき聞きますが、

決して他人事じゃありません。


自分が痛いのは仕方が無いとして、

周囲に大なり小なり迷惑をかけてしまうのも、つらいです。


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★ 足が痛い

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それから、デスクワークの人なら、

この際、人の目なんか気にせずに、

机に、ばあ~~ん、

と (痛い方の) 足を乗り上げるといいです。


ほら、夜、寝るときも

心臓よりも痛い足を高い位置に置くと良い、

っていうでしょう?


心臓より高い位置に置くと、血流が悪くなるからなんです。

血流が良いと、患部に白血球も届きやすくなって、

白血球が活躍してしまいますからね。


会社の机では、

心臓よりも高い位置に足は乗り上げられませんが、

それでも痛みはマシです。


少しだけですが、本当に痛いときには、

その少しの「痛みの緩和」がありがたいです。


ただ、会社のデスクで、

ばあ~ん、と足を乗り上げて座っていると、

上司の人から、


「オマエは、いつから、

  そんなに偉くなったんだ? 

  あん?」


・・・とか、言われてしまいそう。


痛風の人の痛みや苦しみは、

他人さんには理解してもらえませんからね。


「今日からエラくなったんだよ、あはは」

と言い返してやりましょう。


(クビになっても知りませんが)