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● 痛風 症状
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痛いときは、朝でも昼でも、そりゃあ、痛いですよ。
痛風発作ですもの。
痛風発作が発症してしまったら、
安静にしておくのが一番、とか言いますけど、
だからといって、仕事を休める人は少ないのじゃないか、
と思ったりもします。
痛風発作は日中(朝や昼)の方が痛みの程度は、夜よりマシです。
だからといって、なんとかなるだろう、と
無理して仕事に出かけると・・
夕方くらいから、じんじんと痛みがヒドくなってきて、
夜には、さらに腫れあがることになります。
腫れている患部をソッと触ってみると、
熱を帯びて熱くなっていたりね。
ああ、仕事を休んでりゃ良かった、って、
それが出来ていたら苦労はしません。
痛風発作の痛みは、
『血流と大いに関係がある』
のです。
日中(朝や昼)は、人間の体は交感神経優位といって、
体が緊張状態にあり、体内の血管が収縮します。
夜間は、副交感神経優位といって、
体が弛緩(リラックス)状態にあるので、
体内の血管が広がります。
血管が広がるということは血流も良くなり、
血流が良いということは白血球も活発化する、
ということ。
痛風発作が起こっている最中に、
白血球が活発化されてしまうと、
体内で関節に沈着している尿酸結晶が剥がれかけているのを
積極的に白血球が攻撃してしまう、と。
白血球は、もともと、体内のバイキンとか、
良くないものを攻撃するのですが、
白血球には善悪の区別がつかない、というか、
尿酸結晶も“敵”だと思って攻撃してしまうわけです。
まあ、痛風にとっては、
尿酸結晶は敵であることには違いないのですが。
あと、仕事に出かけて歩いたりしていると、
1日が終わる夕方には足が疲れてきて、
じわじわと痛みが強くなってきます。
朝や昼にそれほど痛くない痛風発作でも
夜には、もっと酷くなる、もっと痛くなると
考えておいたほうがいいです。
そんなこと言っても、なかなか、
仕事は休めないですしねえ?
職種にもよりますが、
営業職なら歩かなきゃならないでしょうし、
運送関係みたいな仕事でしたら、
痛みがある程度引くまでは、ちょっと無理でしょう。
痛風のおかげて、仕事を辞めた、
辞めざるをえなくなった、という話もときどき聞きますが、
決して他人事じゃありません。
自分が痛いのは仕方が無いとして、
周囲に大なり小なり迷惑をかけてしまうのも、つらいです。
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★ 足が痛い
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それから、デスクワークの人なら、
この際、人の目なんか気にせずに、
机に、ばあ~~ん、
と (痛い方の) 足を乗り上げるといいです。
ほら、夜、寝るときも
心臓よりも痛い足を高い位置に置くと良い、
っていうでしょう?
心臓より高い位置に置くと、血流が悪くなるからなんです。
血流が良いと、患部に白血球も届きやすくなって、
白血球が活躍してしまいますからね。
会社の机では、
心臓よりも高い位置に足は乗り上げられませんが、
それでも痛みはマシです。
少しだけですが、本当に痛いときには、
その少しの「痛みの緩和」がありがたいです。
ただ、会社のデスクで、
ばあ~ん、と足を乗り上げて座っていると、
上司の人から、
「オマエは、いつから、
そんなに偉くなったんだ?
あん?」
・・・とか、言われてしまいそう。
痛風の人の痛みや苦しみは、
他人さんには理解してもらえませんからね。
「今日からエラくなったんだよ、あはは」
と言い返してやりましょう。
(クビになっても知りませんが)