痛風体質の人は、一般的に
短命だと考えられています。
でも、これは間違い。
そして、ある意味、正解でもあります。
どういうことでしょうか。
痛風とは切っても切れない関係のある尿酸は、
血管の老化を防ぐ働きがあり、
尿酸が豊富な痛風体質の人は、
年齢に対して若々しい血管でいられます。
そして、尿酸そのものが抗酸化作用があり、
有名なところで癌予防ですが、
老化を防ぐ働きがあります。
私の身近にも、現実に
80歳を過ぎても元気に仕事をしている
痛風の人がいます。
とても元気に過ごしています。
ちょっと羨ましかったりします。
ところが。
肥満(内臓脂肪の増加)、ストレス増加、運度不足、
過食(カロリー過多)などで尿酸値が跳ね上がり、
そういう状態が長期に続き過ぎると、
今度は痛風以外の病気、すなわち、
合併症の心配が出てきます。
糖尿病とか。
高血圧、脳梗塞、心筋梗塞・・・いろいろ。
こうなると、病気が病気を呼んで、
悪いスパイラルのようになってしまいます。
長生きしたいですが、どうなることやら。
尿酸値が高過ぎたら、薬物療法も大切かもしれませんが、
まず、肥満の解消です。
肥満はメタボの大敵、痛風の大敵です。
なんで肥満と痛風が関係あるのか、というと、
内臓脂肪が増加すると、内臓脂肪から
良くないホルモンが分泌して、
尿酸値が上がってしまうからなのです。
逆に、内臓脂肪が減らすことができるなら、
尿酸値を下げることができます。
また、内臓脂肪は尿酸値ばかりでなく、
血管にも関係してきます。
ですが、内臓脂肪は比較的燃焼しやすいので、
(ウエストの)ベルトの穴を一つ縮める、できれば
二つ縮めることができれば、
血管内の異常も解消されつつある、と言われています。
同時に尿酸値も下がってきます。
運動だけでウエストを絞るのは、かなり困難です。
年をとるにつれて、代謝も悪くなりますしね。
ここは、やはり食事で。
とにかく、過食を防ぐことが肝要です。
三食合計のカロリーで考えないと、
朝だけ、あるいは昼だけ軽くすませても、
夜にドカ食いしていたら、やはり
一日の合計カロリーは高くなります。
三食トータルで、
食事量を(少しでも)減らしていくように
もっていきたいですね。