2024年2月2日金曜日

痛風 冬の痛風改善のための運動効果

冬場における、痛風改善のための運動には、

どんな効果があるのでしょうか。


最大の効果は、これです。

『水が飲める』。


???


さて、そもそも、痛風対策として、どうして

運動が必要なのでしょうか。


痛風体質の人に、理想的とされるのは、

体への負担の少ない(軽めの)有酸素運動です。

有酸素運動というのは、ウォーキングとか、

軽いランニング、軽い水泳、軽いサイクリング。

とにかく、はぁはぁと息を切らして、その場に

へたり込むようなキツイものではなく、

会話しながらでも続けられる程度の運動です。


これらの運動効果としては、まず、

肥満の解消(内臓脂肪を減らす)、

ストレスの発散、筋肉量の増大、

血流・血行の改善・・など

さまざまなメリットがあります。


食事療法だけでは中々、改善できないメタボも

運動療法を組み合わせて行うことが

推奨されているくらいですしね。


で。

冒頭の『水が飲める』というのは、何なのか。


痛風とは、カンタンにいえば、尿酸値が高い病気なので、

できるだけ尿酸を体外に排泄したいのです。

尿酸の大半は、尿と一緒に体外に排泄されます。

で、ある程度の尿酸を排泄するためには、

一日に2リットルの尿を排泄することが推奨されています。


ですが、ひとくちに「2リットルの尿」といわれても、

ピンときません。

今の自分は、そんなに排泄 できているでしょうか。


「2リットルの尿」を出すためには、少なくとも

「2リットル以上の水」を飲んでいないと、

出るものも出ません。


春夏の季節なら、苦もなく水も飲めるでしょう。

暑いし、汗もかきますし、喉も渇きやすいですからね。


でも、秋・・とくに冬場はどうでしょう。

のど、渇きますか?

バンバン、水を飲めますか?


冬場は、真夏ほど痛風発作は発症しませんが、

それでもやはり、尿酸は

できるだけ体外に排泄しておきたいですし、

尿を多く排泄することで、尿路結石の予防にもなります。


一日のうちに、こまめに、

お茶や水を飲んで、水分補給・・と

いきたいところですが、喉も渇いていないのに、

飲み続けるのは、どうも気乗りがしません。

っていうか、飲めないです。


そこで、運動なのです。

ホンの5分でもいいですから、(できれば)毎日、運動を

生活に取り入れたいところです。

で、運動の前後に水(もしくは、お茶など)を飲みます。

一日分の水分確保の一旦を担ってもらうのです。


あと、風呂ですね。

入浴。

これも、入浴前に水かお茶を飲んで、

半身浴でもいいですから、浴槽につかって温まる。

全身の血行・血流も良くなりますし、

体も温まります。

それから、入浴後にも水やお茶を飲みます。

水分も摂取できて、やがて、それは

尿の排泄につながります。


夏場は、なにも考えなくても、暑いので

自然と水分はたっぷり摂りますが、

冬場は自分で意識しないと、なかなか、

「2リットル以上の水」は飲めないです。


軽めの運動、短い時間でもいいですから、

生活の一部に組み込むと、水分補給も

スムーズにいくみたいです。


でも、自分が一日に飲んでいる水の量が

「2リットル以上」になっているかどうかは、

定かではありませんけどね。