先日、本を読んでいたら、痛風に関してなのですが、
こんなコラムが・・
『最近では、なんと・・
30代でも痛風になる人が増えているのです!』
そんなこと言うなら、20代で痛風になってしまった私は、
どうなるんですかね?
近年は、痛風になる年代の若年化が進んでいる、
とのことですが・・
確かに、私が痛風になってしまった頃は、痛風といえば
中高年、つまり40歳代後半~60歳くらいの年代の人が
なる病気と、考えられていたようです。
ですので、足が痛くて、足を引きずるように歩いている、
当時、まだ20代だった私を見て、
その理由を聞いて、みんなビックリしていました。
そんな年で、痛風になるのか、と。
いや、そんなに絶句されても、ねえ・・
今でこそ、20歳代、30歳代で痛風、といっても
少しも珍しくなくなりましたが、
これは結局、食生活の欧米化というか、
要は食生活が豊かになったせいでしょう。
昭和の時代は、洟(はな)を垂らした子供を
よく見かけましたが、今、そんな子供は
全くといっていいほど、見かけないでしょう?
それは栄養状態によるものだそうです。
つまり、昭和の時代はまだまだ栄養不足だった、ということ。
まあ、昭和といっても、ピンからキリまでありますが、
昭和30~50年くらいでしょうか。
今は、生活がみんな豊かになって、
贅沢さえしなければ、
そんなに食べるのに困ることもないですからね。
低所得者とかいっても、
餓死したりすることも滅多にないです。
稀に餓死者が出ると、新聞に載るくらいですから。
痛風は持って生まれた体質、遺伝による影響も大きいため、
逆に、この飽食の時代がマイナスに作用します。
知らないうちに食べ過ぎてしまったりね。
それに、痛風体質の人というのは、
とにかく消化吸収能力が高いのです。
ひらたくいえば、胃腸が丈夫ってこと。
少しの食べ物でも、全部吸収してしまって、
エネルギーに変えることができます。
胃腸の弱い人が、吸収力が弱くて、
あまり食べられないうえに、
エネルギー量に変換する量も少ないのとは対照的です。
ほら、いつも痩せている人って、
ときどきいるでしょう?
そういう体質なんです。
痛風体質の人は、その正反対ですね。
むしろ、栄養失調気味くらいなほうが、
痛風体質の人には、良い感じな気もしますが・・
どうなんでしょう?
時代の変化は、個人の力ではどうにもならないことですが、
できることは、自分で意識して「食べ過ぎ」を防ぐ、
気をつける、ということくらいかもしれませんね。