え~と。
「カニみそ」は、痛風に良くないのか?
蟹味噌を食べた途端、痛風発作が出るのか、
という意味ならば、大丈夫ですよ。
そんなカンタンに痛風発作は出やしません。
でも、プリン体の含有量が多いか少ないかというと、
カニ味噌は、そこそこ多めです。
むしろ、カニの身 (脚の方) は
プリン体が少ない目ですので、
そちらの方を食べる方がお勧めです。
でも、蟹の身も悪くないけど、
蟹みそが旨いんですよ、ねえ?
それに、まあ、いっしょに
飲むビールがうまいのなんの・・・
ああ・・・たまりません!
話は変わりますが、ダイエットにおける、
常套文句というものがあるでしょう。
ダイエットする、とか宣言していたはずの同僚が、
ふと隣をみると、バカスカと
牛丼を食べていたりします。
「あれ、おまえ。ダイエットする、
とか言ってなかったっけ?」
すると、その同僚は
丼から顔を上げて、こう言うのです。
「するよ! ダイエット。でも、明日から」
そうです。
これなのです。
蟹みそは、たしかにプリン体含有量という面では、
あまり痛風の人にとって、芳しくないかもしれません。
でもね。
一年のうちで、蟹ミソを何回食べるというのでしょう。
何回、機会があるというのでしよう。
痛風だからというだけの理由で、あれも我慢。
これも我慢。
そりゃあ、体に気をつけることは大切ですし、
節制も必要です。
意志が弱い、とか言うヤツは、
ほっておけばいいんですよ。
・・・・・・・・・・・・。
今から、30年くらい前は、痛風療法といえば、
食事療法の一点張りでした。
それも、プリン体の多い食品の徹底排除。
とにかく、これはプリン体が多いから食うな、
これも食うな。
そればっかり。
それもプリン体の多い食品って、
おいしいものばかりなんですよ。
そのうち、だんだん、
食べる種類、食べるものがなくなってくるのです。
こんなの続くと思いますか?
数か月、いえ、一年くらいなら頑張れても、
何十年も継続できますか?
そんなとき。
ある人から、こんな「やり方」を教えてもらいました。
食事について、です。
一週間(7日間)のうち、6日間は、
ひたすら食べたいものを我慢して、ひたすら節制する。
そのかわり、一日だけ。
たった一日だけですが、その日は、好きなものを
好きなだけ食べても良い日、にします。
なんで、こんなことをするのか?
続かないんですよ、そうでもしないと。
たしかに、その、好きなものを好きなだけ食べられる、
その一日は、体にとって、痛風にとって良いわけないです。
でも、その一日があるからこそ、残りの6日間が
節制できるのです。
頑張れるのです。
ただ・・ドカ食いしすぎて、残りの6日間の成果を
台無しにしない程度にしておかないと、ね。
で。
「するよ! ダイエット。でも、明日から」
じゃないですけど、
「蟹みそ食べるの、やめるよ。でも、明日から」
それくらいの手綱の締め具合で、
ちょうどいいんじゃないですか?
痛風になる人は、
真面目で責任感の強い人が多いらしいですから。
(ホントかよ?)