2023年1月23日月曜日

痛風 有酸素運動と無酸素運動の境目

痛風には運動療法が効果的、つまり、

運動すると尿酸値改善の効果がある、と考えられてます。


ですが、運動ならナンでも良いわけではなく、

良い、とされているのが「有酸素運動」。

望ましくない、とされているのが「無酸素運動」。


で、その「有酸素運動」って何?


酸素、つまり、呼吸を充分に、

ゆっくりとしながら継続できる運動のこと。

要するに強度の軽い運動ですね。

具体的には

「散歩、軽いジョギング、ゆっくりとしたサイクリング」など。


では、「無酸素運動」は?


酸素を体内にほとんど取り込まず、息を止めて

激しく体を動かす運動。

終わった後、ハアハアぜいぜい・・と

地面にへたり込んでしまうような

キツイ運動のことです。

具体的には

「短距離全力疾走、ウエイトトレーニング(ボディビル)」など。


じゃあ・・・どこまでが有酸素運動で、

どこからが無酸素運動なのか?

有酸素運動と無酸素運動の境目は、どうなの?


たとえば、水泳?

サッカーは?


これは体力の個人差がありますので、一概には言えません。

あと、年齢とか。

20歳代の人と50歳代の人では、体力が全然違います。


有酸素運動、無酸素運動にこだわらず、ラクに呼吸しながら、

具体的には、会話を続けながらでも継続できる運動が

痛風(尿酸値改善)に良い、とされています。


ですので、まあ、サッカーは激しいスポーツなので、

あれですが、水泳なんかでしたら、

100メートル泳ぐのなんか、

20代の人なら、へっちゃらかもしれません。


ですが、同じ100メートル泳ぐにしても、

50代の人なら、ヘロヘロになってしまうかも。


要するに、自分にとって、楽な運動が良い、

ということです。

瞬発力系の激しい運動よりも、楽しみながら、

ゆっくりできる運動が理想的、ということです。


でも、50代でも若い頃からトライアスロンをやっている、

というような人は、100メートル泳ぐのなんか、

ウォーミングアップにすら、ならないかもしれません。


だから、個人差があるのです。

年齢とかも、あまり関係ないかもしれません。


で、なんで激しい運動が駄目なのか?


体内に酸素が取り込まれないと、

体の中が一時的に無酸素状態になってしまい、

体内の細胞が壊れやすくなります。

そのとき、プリン体ができて、

肝臓へ送られたときに尿酸が作り出されてしまいます。


つまり、無酸素状態を長く続ければ、

それだけ尿酸が作られやすい、ということです。


逆に、有酸素運動では酸素を取り込みながらの運動ですから、

尿酸がそんなに作られない、という感じです。


あと、運動には熱量を使うことによって、

肥満解消の効果も見込めます。

もともと太っている人ならば、お腹まわりの内臓脂肪を

減らすことができれば、尿酸値を下げる効果を期待できます。


それから、運動により、全身の血流が良くなることよって、

体温を上昇させて、血液中の尿酸を溶けやすくすることも

可能です。


尿酸は大半が尿に溶けて排泄されますので、

尿に溶けにくくなっていると、体外は

ハイセツされる尿酸も減るということ。

すなわち、尿酸値があがってしまうので。


この体温上昇ですが、一度や二度ではダメで、

継続しないと意味はないですが、

体温37度以下になると、

尿酸は血液中に溶けにくくなるそうです。

年をとってくると、年々、低体温になりガチですが、

運動効果によって、体温を上げていきたいですね。


それから、運動にはストレスを発散させる効果もあります。

ストレスで受けた、体内にできる嫌な物質が筋肉に移動して、

そして運動することによって、

それらが発散される仕組みらしいのです。


スポーツマンは、性格が明るく、

活発で天真爛漫だとか、いうでしょう?

(そうなの?)


それらは、スポーツが、体を動かすということが

なんらかの効果を心身に与えている、

ということを意味しています。


運動、スポーツが好きな人も、

体を動かすのも嫌いな人もいるかとは思いますが、

時候も良く、秋涼爽快の頃となってきましたので、

ここは一念発起して、続けられる程度の何かしら、

運動を始めてみるというのは いかがでしょうか。

(おまえも、な)