痛風、症状として痛風発作が起こり、
激痛が足の指先の所などに現れる病気です。
痛風は、生活習慣が乱れがちの男性であれば、十分
起こりうる病気だと認識した方がいいです。
痛風とは、尿酸という物質が体内に過剰に
溜まってしまうことで発症する病気をさします。
血液の中に含まれる尿酸値が高くなる、いわゆる
高尿酸血症にかかるのが痛風の前兆段階です。
この段階で治療すれば発症しない可能性もありますが、
放置してしまうと、血中の尿酸が結晶化してしまいます。
そうするとこの結晶が体を刺激して、炎症を起こします。
通常は足の指の付け根で炎症を起こすので、
激しい痛みを感じるわけです。
痛風とは、なりやすいタイプの人がいくつかあります。
痛風になりやすいタイプを見てみると、
3つのタイプに分類されます。
今は大丈夫な人でも、以下で紹介する
いずれかのタイプに該当するのであれば、
注意を払うべきです。
まずもっとも発症しやすいのは、
中年男性といわれています。
働き盛りとよく表現される30~50代の男性で、
発症する人は多いです。
最近では発症する層は幅が広がっていて、
20代の若い男性や女性でも
発症するケースが報告されています。
2つ目のタイプは、肥満体型の方です。
肥満の人は、食生活が偏っている可能性が高いです。
このため、体内に尿酸がたまりやすくなる傾向があります。
そして最後のタイプは、頻繁にお酒をたしなむ人たちです。
特にお酒の中でもビールをよく飲むという人は注意が必要です。
尿酸はプリン体という物質を肝臓で分解したときに
発生するもので、ビールの中には
このプリン体がたくさん含まれています。
しかしビール以外でも、お酒を飲みすぎる人は
痛風を発症しやすいので注意する必要があります。
痛風というと、今でも贅沢病の一種と考えている人もいて、
足の指の付け根に発症する病気なので
痛みは辛いけれどもそれほど深刻に考える人は多くありません。
命にかかわる重大な症状まで行くことはないだろうと、
思う人も多いかもしれません。
しかし痛風をそのまま放置していると、時として
深刻な病気の引き金になってしまうこともあるので
注意しないといけません。
尿酸は過剰に溜まると腎臓に集まってくることがあります。
そうすると腎臓にかかる負担が大きくなってしまって、
腎臓障害を引き起こす危険性があるのです。
その他にも合併症を起こすリスクも高まります。
具体的には高血圧や糖尿病、高脂血症
といった病気も引き起こす患者は多いです。
いずれもさらなる深刻な病気の要因となりうる症状で、
場合によっては命の危機に立たされるような
深刻な病気を発症する可能性もあります。
痛風といわれると、軽く考えてしまう人は多いです。
しかし深刻な病気の予兆にもなりうるという自覚を持って、
しっかりと治療に専念すべきです。
痛風は足が痛くなるだけではなく、
本当に怖いのは、将来の合併症なのですね。
特に、腎機能障害は
透析をしなければならなくなったりするので、
気をつけましょう。