2022年5月9日月曜日

痛風と食事 

痛風は中高年の男性の方が

発症しやすいと言われていますが、

根本的な原因は食事や生活習慣の乱れにある

と考えられていたりします。


中高年の男性の方は年齢的に体の機能も衰えてくる時期で、

そこに不規則な生活習慣や偏った食事をしている事で、

痛風の可能性が高まりやすくなります。

まずは食事に気を付けていく事が、中高年の方だけでなく、

多くの方がまず行うべき痛風の予防、対策方法となります。


まず気を付けたいのはアルコールです。

特にビールが痛風には良くないとされています。

その理由は、ビールに多く含まれる

プリン体という物質です。

プリン体は尿酸という物質でもあり、体の中では

老廃物とされる物質です。

この尿酸が体内に過剰に蓄積されてしまう事が

痛風の原因となっており、

ビールはこの尿酸を直接増やしてしまう事に

繋がる飲み物であると言えます。

そのため、ビールが好きな方は、

控える事をお勧めします。


目安としては、1日に2杯から3杯を

毎日飲む方は痛風のリスクが高まります。

その日1日では適度な量と思っていても、

毎日蓄積されていくと

かなりの量になっていきます。

そのため、毎日飲んでいる方は飲んだ日があれば

そこから少し間を空けたり、

飲む量を減らす事から始めていきましょう。

また、上記の量はあくまで目安となり、

個人差がやはりあります。

上記の量よりも少ない量で発症してしまう方もいるため、

自分の体を良く把握して、お酒とは

上手く付き合っていきましょう。


また、清涼飲料水もあまり良くない事が分かっています。

清涼飲料水にはハイフルクトースコーンシロップ

という物質が含まれていますが、

これが痛風に関連があるという事が分かってきています。

ハイフルクトースコーンシロップは甘味成分で、

清涼飲料水の甘さを出すためには必要な物質です。

特に暑い夏場などはつい沢山飲みたくなる

という方も多いですが、なるべく我慢して、

お茶や水などを増やすようにしましょう。


また、摂ると良いものとしては水です。

水は他の多くの病気も予防してくれますが、

痛風も予防に繋がります。

痛風は前述のようにプリン体が体内で

蓄積される事で症状が起こりますが、

水分を多く摂るようにしていると

その水分で体の中の老廃物を排出しやすくなります。

尿や汗として老廃物が出ていく事で、

体内をきれいに保つ事ができます。

また、体内の水分が足りなくなる事により、

血液が濁りやすくなる事も防げます。

なるべく水分はこまめに摂るようにしていきましょう。


また、お酒については、ビールは良くなくても、

ワインやウイスキーなら大丈夫という方はいます。

ですが、基本的にアルコールを摂ると

水分が体内から失われやすくなるため、

なるべく控えるようにする方が、

より健康的に過ごせる可能性は高いです。

痛風はビールや清涼飲料水など、

比較的身近な飲み物が原因となっている可能性が高いため、

毎日の生活の中でつい飲み過ぎている事が多いです。

気を付けていくようにしましょう。