2022年5月31日火曜日

痛風と食事 レシピ 

痛風は尿酸値が高くなると発症する病気で、

尿酸はプリン体という物質を

体内で分解した時に生成されます。

つまり重要なのはプリン体を多く含んだ料理を

食べないようにすることです。

レバーやサンマの干物、マイワシ、カツオなどは

プリン体が多く含まれているので

なるべく摂取しないようにすることです。


そして尿酸が結晶しやすくなるのは、

尿が酸性に傾いたときです。

そこで逆のアルカリ性に戻すような食材を

摂取するように心がけてください。

そのためには緑黄色野菜やゴボウや芋などの

根菜類、海藻類などがおすすめです。

このようなポイントを意識した上で、

料理を考えていってください。

料理はうまくなくても、簡単にできる

痛風対策料理のレシピをいくつか提案します。


まずはひじきの卵焼きです。

乾燥ひじきを水で戻して、

良いところで水気をきります。

そして砂糖と減塩しょうゆ、

みりん小さじ1杯ずつを混ぜて

電子レンジを使って45秒程度温めます。

これに卵を入れて溶きほぐして、後は

卵焼きを作る要領で仕上げればいいわけです。

卵焼きをたたむのが難しいというのであれば、

フライパンに広げた状態で焼き上げて

そのまま皿に出しても構いません。

電子レンジを使うことで時間短縮ができるので、

忙しい人でも手軽に作れます。

ひじきはアルカリ性の食べ物なので、

尿を中和する意味でも効果があります。


ヘルシーうどんというレシピがあるのですが、

上の卵焼きと比較すると、少し手間がかかります。

しかし休日などを利用して調理してみると、結構楽しいですよ。

気分転換もできますし、決して難しいレシピでもありません。

まずわかめを使用するのですが、乾燥ものであれば戻して、

一口サイズにカットしてください。

油揚げを短冊切りにして、鍋に水を張り、その中に入れます。

だし昆布の粉を入れてひと煮たちさせます。

そこに黒酢としょうゆ、先ほどのわかめを入れて

味を調整しながら30秒程度加熱します。

ここで重要なのは、沸騰させないことです。


一方でもう一つ鍋を準備して、水を張り

その中にうどんともやしを入れて煮立たせます。

時間はうどんの規定時間を参考にしてください。

最初に煮立たせた具とつゆの入っている鍋を

器にまず移します。

そしてうどんの湯を切った上で、うどんと

もやしを加えます。

好みでかまぼこをカットして入れて、

飾りつけをしてみるのもいいです。

海藻類やもやしには、体を

アルカリ性に持っていく効果があります。

また昆布だしを使うことでプリン体の高い鰹節を

スルーできるのも、痛風対策の食事としておすすめです。

このように手軽に調理できるような痛風対策のレシピは

いくつかありますので、

興味のある人はチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?

肉料理や魚料理はプリン体が高いので、

痛風のリスクを高めてしまいます。

そこで肉や魚なしのレシピを考えてみることが大事です。


痛風で、アレが食べられない、これも食べられない、

じゃなくて、どうやればおいしく食べられるのか、

少し工夫すると食卓も

全然違ったものになるかもしれませんね。