2022年5月31日火曜日

痛風とコーヒー 

コーヒーをしばしば飲むという人も多いでしょうが、

痛風対策に効果があるとして注目を集めているみたいです。


たとえばアメリカの研究の中には、

コーヒーと痛風の関係性についてのデータが

記述されているものがあります。


その中で、コーヒーを全く飲まない、

もしくは1日当たり3杯以下飲む人には

尿酸値には目立った変化がありませんでした。


ところが4~5杯飲む男性の尿酸値は

低下が確認されたというのです。

その研究データの情報によると、

1日4杯以上コーヒーを飲む人は、

痛風発作のリスクが40%も減少するといいます。


しかも1日6杯以上になると、

60%も発作のリスクを低減できるとしています。

この研究データを見る限りでは、

コーヒーと痛風には密接な関係性のあることは

わかります。


なぜコーヒーが痛風に対して効果があるかというと、

2つの事柄が関係しているのではないかと

その研究の結論では紹介されています。


まずコーヒーを飲むとトイレが

近くなるような感覚はありませんか?

なぜトイレが近くなるかというと、

コーヒーには利尿効果があるからです。


痛風は体内に尿酸が異常に溜まることで発症する病気。

尿酸を排出するには、尿によって出す以外に方法は

基本的にはありません。

汗などでも出ることは出ますが、

尿と比較すると量はかなり少ないです。

利尿作用によってどんどん排尿すると、

尿酸もどんどん出ていくので

痛風のリスクが低くなります。


もう一つの可能性として、コーヒーには

クロロゲン酸という成分が含まれていることにも

着目しています。

クロロゲン酸とはポリフェノールの一種で、

抗酸化作用があります。

この抗酸化作用によって、痛風のリスクを

下げられるのではないかと指摘しています。


痛風の再発リスクが気になっている私としては、

コーヒーが痛風に効果があるといわれると

とても安心します。

しかし1日6杯以上飲むというのは、少し考え物ですね。

確かに痛風のリスクは下げられるかもしれませんが、

カフェインの過剰摂取が起きてしまって、今度は

カフェイン中毒の可能性が出てきてしまいます。

ですから がぶ飲みをするのではなく、

一般的な常識の範囲内で摂取すべきです。


他にも痛風対策の方法は食事の栄養バランスをとる

などの方法もあります。

コーヒーだけで何とかするのではなく、ほかの方法と

併用していくことが大事です。

またコーヒーを飲むときに砂糖を入れる人は多いです。

でも、砂糖を入れればその分カロリーが

高くなることも意識しておくべきです。

適度にカフェインを摂取して、痛風対策をしていってください。


1日6杯以上のコーヒーは、なかなか飲めませんよね。

尿酸値は下げたいけど、6杯のコーヒーは大変です。