痛風は実際に発症した人に体験談を聞いてみると
わかるはずですが、耐えられない痛みだといいます。
中にはその場でうずくまってしまって、一切
身動きをとることができなくなってしまったという人も
いるくらいです。
大の大人がそのような状況になるわけですから、
いかに強い痛みが襲ってくるか推測できるでしょう。
痛風はただし、日ごろからきちんと注意していれば、
いくらでも予防できます。
痛風の予防や対策方法はいろいろと紹介されています。
その中でも、チェリージュースという方法は
インターネットでしばしば取り上げられています。
チェリーはアメリカやカナダの方では、
痛風をはじめとする関節炎の特効薬として
広く認知されています。
まず痛風をなぜ発症してしまうかというと、
尿酸値が高くなるところにあります。
通常私たちの体内では、老廃物の尿酸が一定量算出され、
尿や便として排出されます。
このため、尿酸の血中レベルは一定量に保たれています。
ところが暴飲暴食やストレスのたまった状態が続くと、
尿酸の産生が通常よりも増加してしまい、
排出のペースが追い付かなくなってしまいます。
その結果、血中に尿酸が過剰に溜まってしまいます。
血液検査を受けたことのある人は、その項目の中に
尿酸値という項目のあるのをご存知のはずです。
この尿酸値が7.0㎎/dl以上の人は高尿酸血症とされ、
尿酸値が高い状態と診断されます。
高尿酸血症は痛風予備軍であり、
いつ発作が起きてもおかしくないといえるのです。
血中に尿酸が異常に溜まると、結晶になります。
この結晶は関節に沈着してしまいます。
この尿酸を私たちの体は異物とみなして、
撃退する働きのある白血球が攻撃を仕掛けます。
この時に炎症を引き起こすため、
痛風の激痛が襲ってくるわけです。
つまり痛風対策をするためには、関節の炎症を抑えること、
尿酸値を低くすることが大切なのです。
チェリーには、
この両方の働きの期待できる成分が含まれています。
アントシアニンには、尿酸を分解する働きがあるので
尿酸値を下げるのに貢献してくれます。
またフラボノイド混合物という物質も
チェリーの中に含有されています。
フラボノイド混合物の中には、
プロスタグランジンという成分があります。
このプロスタグランジンには、
関節の痛みの原因となるホルモンの働きを阻害することで、
痛風の激痛を和らげる効果が期待できます。
その他にも尿酸値を下げる働きもあるといわれています。
このため、痛風にはチェリージュースがいい
とされているわけです。
通常このような健康食品やサプリメントの場合、
即効性がないので
根気強く継続して摂取しないといけません。
ところがチェリージュースを見てみると、
即効性にも期待の持てることがわかります。
ネットで紹介されていた話ですが、
痛風の痛みを和らげるため
大量にチェリージュースを飲んだところ、
5~6時間後には効き目が出てきたといいます。
痛風の発作が起きて痛みがひどいのであれば、
大きめのグラスに
チェリージュースを1杯注いでください。
そうすれば、血液中の尿酸が少なくなって
痛みが和らぐといいます。
もし血液検査の結果尿酸値が高いので注意するようにと
医者から指導を受けてチェリージュースを飲むのであれば、
グラス半分くらいの量を毎日飲めば大丈夫といいます。
毎日チェリージュースを飲み続けると
さすがに味に飽きてしまうというのであれば、
チェリーのドライフルーツが販売されているので、こちらを
たまに食べてアクセントをつけてみるのはいかがですか?
チェリーの中には、ブラックアメリカンチェリーのような
少し甘めの品種から
タルトチェリーのような酸味のきつい種類もあります。
痛風の効果という部分では、
品種によってあまり大きな違いはありません。